R5.4

最終更新日: 2020年3月14日

R5.4.0

[2007.3.30] R5.4.0 を公開しました。Google Maps 対応や一覧表示画面での簡易集計機能、CSV アップロード一括更新の強化が図られています。

Google Maps 対応 [オプション]

  • 一覧表示/詳細表示/新規登録/更新画面で、グーグルマップを表示する機能が加わりました。 ポイントの移動、円(バッファ)の描画、画像ファイルの地図上への添付、範囲検索といったさまざまな機能を実現しています。

一覧表示画面での簡易集計機能

  • 一覧表示画面内に、項目の合計値(または最大値、最小値、平均値)を出力することができるようになりました。 これによって、例えば売上合計や出荷数合計などを一目で把握することができます。

カレンダビューに六曜を表示

  • カレンダビューに六曜(「大安」など)を表示させることができます。冠婚葬祭系の Web データベース等でお使い頂けます。

時間型項目のコンボボックス入力

  • 時間型項目について、コンボボックスで入力できるようになりました。選択肢も「9時から18時まで」や「分は10分刻み」など、細かく制御することができます。

選択データの一括更新/一括帳票/一括メール送信機能

R5.3 では「一括削除」機能が提供されましたが、R5.4 ではこれに加えて「一括更新」「一括帳票」「一括メール送信」が行えるようになりました。
(一括更新については Java プログラムによる開発が必要となります。)

CSVアップロード一括更新の強化

参照先のモデルを含む CSV アップロード一括更新処理を行うことができます。これにより、ダウンロード機能により 入手した CSV ファイルを、ほぼそのままアップロードして一括更新することができます。 また、アップロード更新でのエラーメッセージをアップロードしたユーザのみに表示されるようにしました。
本機能は当初、オプションの計画でしたが、標準機能として提供することとなりました。

将来の元号変更への配慮

和暦の元号・元号の開始日・元号の終了日の期限を設定ファイルから読み込むような仕組みを用意しました。 これによって元号の将来的な変更にも対応できます。

JasperReport 対応の強化

埋め込みSQLによる帳票出力処理を強化し、Java 開発者にとってより一層扱いやすくしました。

内部統制強化 [オプション : α版]

R5.4 では一覧表示処理における検索条件を詳細にログに残すことができるようになりました。

パフォーマンス、使い勝手の向上

  • 一覧表示画面の処理方法を変更し、数百万件の検索結果を処理できるようにしました。
  • ブラウザの種別毎に CSS を調整できるようにしました。
  • 画像の幅と高さを固定して指定できるようにしました。
  • カレンダビューで複数項目をタイトルに連結するときに「(」や「)」で項目を区切ることができるようにしました。
  • 「共通処理」メニューを表示させないことができるようになりました。
  • 参照連動で取得した項目をテキストボックスに設定し、変更可能とできるようにしました。
  • メールの宛先、差出人に日本語を使えるようになりました。
    「Wagby応援隊 <supporter@wagby.com>」といった指定ができるようになります。
  • 繰り返しコンテナで定義した項目を一覧画面に表示する際の区切り文字にコンマ(,)以外の文字を指定できるようになりました。
  • オプション表示機能(日付)を読み込み専用項目や参照連動項目で使用することができるようになりました。
  • プロセスビーンの実行時間をsystem.logに残すようになりました。データベースアクセスにかかる時間を定量的に把握できます。

セキュリティ強化

  • 同梱している Apache Tomcat を 5.5.23 にバージョンアップしました。これより前に発見された Tomcat のセキュリティ脆弱性に対応しています。[ 詳細... ]

Wagby 定義ファイルによるチェック機能の強化

  • 参照連動で指定した連動先項目の型がストアモデル参照であるかをチェックするようにしました。
  • ウィザード機能使用時、定義ファイルで画面指定していない項目をチェックするようにしました。
  • カレンダビューの設定で見出し、場所、担当者、備考を複数指定した場合のチェックを行わない(許可する)ようにしました。
  • 「ファイル名」型をウィザードで使用できるよう、定義ファイルのチェックを行わない(許可する)ようにしました。

不具合修正

  • 主キーの型が「日付」「時間」「日付と時間」のモデルをストア参照するとコンパイルエラーになるという件を修正しました。
  • 同一モデル内のコンボボックスを変更した際、無関係のストアモデル参照連動の項目の値が消えるという件を修正しました。
  • 日付型項目を主キーとしたとき、コンボボックスでの入力選択を行えないという件を修正しました。
  • アカウント閲覧者の権限がアカウント新規登録/更新画面に表示されないという件を修正しました。
  • カレンダビューの表示範囲移動時にシステムエラーが発生することがあるという件を修正しました。
  • 「一覧著票に出力する」に○をつけた場合、外部キーで関連付けたモデルの詳細表示画面の一覧表示に当該項目が表示されてしまうという件を修正しました。
  • 他のストアモデルの参照連動項目を「登録時に値をデータベースに保存する」、「保存先:参照先のモデル」すると、参照先のデータがないと登録/更新ができないという件を修正しました。
  • 自動計算の式に再帰的な指定を行うと、自動生成時にStackOverflowが発生するため、これをチェックするようにしました。
  • コンテナ(横並び)内に隠し項目を定義した場合に詳細表示/新規登録/更新画面に$block文が表示されてしまうという件を修正しました。
  • 日付と時間型項目を主キーに持つモデルで一括削除機能を設定すると、ビルドエラーになってしまうという件を修正しました。
  • 一括削除の処理で、ストアモデルのロック処理とキャッシュ処理が行われていないという件を修正しました。
  • アップロード更新画面にて大量のエラーが発生したときに、画面を開くことができなくなるという件を修正しました。
  • JIS補助漢字の扱いを強化しました。データのインポートエクスポートを行っても文字化けがおきないようになりました。

同梱されている Java クラスライブラリの変更

オプションライセンスの扱い

  • すべてのオプション機能は無償版 Wagby で利用できます。こちらは「体験版」という位置づけです。
  • Wagby mini/Pro 購入時に、各種オプションライセンスを追加することができます。
  • Wagby Pro Unlimited には、オプションが付与されています。(一部の別パッケージは除きます。)