サポート > インストールガイド > Wagby 定義ファイルのアップグレード (R5 系)

ここでは、Wagby R5 系での定義ファイル移行手順を説明します。例えば Wagby R5.5 の定義ファイルを R5.8.5 に移行するといった場合に、本手順を行ってください。

移行の準備

次に示す Wagby 定義ファイルが移行の対象となります。

  • $(DEVHOME)\xls-project\project.xls
  • $(DEVHOME)\xls-project\project_env.xls
  • $(DEVHOME)\xls-model 以下のモデル定義ファイル

帳票レイアウトを実現するファイル (xls-report 以下のファイル)および外部リンク定義シート($(DEVHOME)\xls-project\project_outerlink.xls)は、バージョンアップ後もそのままご利用頂けます。新しいバージョンの Wagby にそのままコピーしてお使いください。

Wagby 定義ファイル移行のイメージ

Wagby 定義ファイル移行のイメージを図1に示します。

移行作業の流れ
図1 ファイルの変換
(クリックすると画像を拡大表示します。)

  1. 旧 Wagby で設定した xls-project フォルダ以下の project.xls ならびに project_env.xls ファイルを、新 Wagby の $(DEVHOME)\old-xls\xls-project にコピーします。
  2. 旧 Wagby で設定した xls-model フォルダ以下のモデル定義ファイルを、新 Wagby の $(DEVHOME)\old-xls\xls-model にコピーします。
  3. 旧 Wagby で設定した xls-report フォルダ以下の帳票定義ファイルを、新 Wagby の $(DEVHOME)\xls-report にコピーします。
  4. [移行ツールの適用 (1)] 旧 Wagby 定義ファイルから、トランジションファイルを作成します。
  5. [移行ツールの適用 (2)] 新 Wagby 定義ファイルへ変換します。

トランジションファイルの作成

概要

Wagby 定義ファイルの移行は、二段階に分けて行います。 最初の処理では、旧 Wagby 定義ファイルから、「トランジションファイル」と呼ばれる中間ファイルを作成します。 (これは Wagby 定義ファイルの内容を XML 形式で表現したものとなっています。)
ここでは、その方法を説明します。

トランジションファイル作成ツール

トランジションファイルの作成ツールは、新 Wagby の $(DEVHOME)\old-xls\modeldata_createtool.bat ファイルとして提供されています。 ファイルのコピーが終了したら、ファイルエクスプローラ上で同ファイルをマウスでダブルクリックし、実行してください。

modeldata_createtool.bat
図2 トランジションファイル作成ツール(modeldata_createtool.bat)

ファイル作成作業中は、図3 のような画面が表示されます。

コマンドプロンプト
図3 トランジションファイル作成ツールの実行

トランジションファイルの作成完了

同処理が終了すると、新 Wagby 側にトランジションファイルが作成されます。次の処理に進みます。

新しい Wagby 定義ファイルの作成

概要

最後に、トランジションファイルから新しい Wagby 定義ファイルを作成します。 ここでは、その方法を説明します。

Wagby 定義ファイル作成ツール

トランジションファイルから Wagby 定義ファイルを作成するツールは、新 Wagby の $(DEVHOME)\old-xls\_modeldata_copytool.xls ファイルとして提供されています。 トランジションファイルの作成が終了したら、ファイルエクスプローラ上で同ファイルをマウスでダブルクリックし、実行してください。

_modeldata_copytool.xls
図5 Wagby 定義ファイル作成ツール(_modeldata_copytool.xls)

このシート中に用意されている「一括移行」ボタンをマウスでクリックすることで、トランジションファイルから Wagby 定義ファイルの作成が開始されます。

開始シート
図6 「一括移行」ボタン

なお作業開始にあたって、図6のような確認ダイアログが表示されます。「はい」ボタンをマウスでクリックすることで処理を続行します。 作業中は進捗バーが表示され、進捗状況を確認することができます。

一括処理確認ダイアログ
図6 一括処理の確認ダイアログ

すでに 新 Wagby の $(DEVHOME)\xls-model フォルダに Wagby 定義ファイルを新規作成している場合は、念のためこれらのファイルのバックアップを取得しておいてください。移行作業では、同名のモデルがあれば、これを上書きします。

移行作業には相応の時間がかかります。移行作業中は PC の操作を避けていただくよう、お願い致します。

新しい Wagby 定義ファイルの作成完了

処理が終了すると、図7 に示すダイアログが表示されます。「OK」ボタンをマウスでクリックすることで作業は完了となります。

終了
図7 作業終了ダイアログ

新 Wagby 側の $(DEVHOME)\xls-model フォルダには、移行された Wagby 定義ファイルが用意されていることを確認してください。

移行後のWagby定義ファイル
図8 移行された Wagby 定義ファイルを確認する

最後に移行された Wagby 定義ファイルを開き、チェックボタンをクリックして、定義を確定させます。

Wagby定義ファイルでチェックを行う
図9 チェックボタンをクリックする

移行作業時の注意

  • 新 Wagby の $(DEVHOME)\xls-model に含まれている base.xls ファイルを削除しないようにしてください。
  • 新 Wagby の $(DEVHOME)\xls-model に含まれている base.xls ファイルを、旧 Wagby の同ファイルに置き換えないようにしてください。
  • 移行後は、定義ファイルでチェックボタンをクリックしてください。

移行作業を行わない場合

ここで紹介した移行作業を行わず、旧 Wagby の定義ファイルをそのまま新 Wagby の xls-project, xls-model フォルダにコピーすることもできます。この場合、ビルドは行えますが、新しいバージョンの Wagby で提供される新機能をお使い頂くことはできません。

トラブルシューティング

既知のトラブルと解決方法について説明します。

移行されたファイルの内容が空になっている

1つのセルに1000文字を超える情報が含まれたモデルの情報は、移行に失敗します。失敗すると、その定義ファイル全体が空の状態で保存されてしまいます。

旧定義ファイルの内容をチェックし、このような設定が行われていないかどうかを確認してください。

見つかった場合、当該項目の値をいったん削除し、移行処理を行なってください。 その後、新ファイルの当該項目に、先ほど削除した値を手動で再入力してください。