Wagby Cloud は、Wagby Designer からビルドしたアプリケーションを本番機へ転送し、起動することができるサービスです。

Wagby Cloud とは、Wagby Designer でビルドしたアプリケーションを本番環境で運用するための仕組みです。 Wagby Cloud は次の要素から構成されます。

図1 Wagby Cloud の構成要素
Wagby Designer
「クラウド」タブから、ビルドしたアプリケーションを本番機に転送し、起動・停止を行うといった一連の管理操作を行うことができます。R7.5 以降の Wagby で利用できます。
Wagby Cloud API
Wagby Cloud に準拠した本番機が提供する管理用 API です。Wagby Designer はこの管理用 API を使って本番機を制御します。
本番機 (Wagby Cloud サーバ)
Wagby Cloud API がインストールされた本番機です。OS は Linux (Cent OS 6) です。
図2 WagbyDesingerのクラウド設定

「Wagby Cloud API」を備えた「本番機 (Wagby Cloud サーバ)」をサービスとして提供するのが「Wagby Cloud プロバイダ」です。

図3 Wagby Cloud プロバイダの位置づけ

Wagby Cloud プロバイダは、大手のクラウドインフラを活用します。その上に Wagby Cloud API を備えた Linux OS をセットアップし、利用者に供与します。プロバイダによってはSSL通信暗号化、バックアップサービスや監視サービス、VPNサービスなど、さまざまなオプションを提供します。

メリット

すぐにはじめられる。サーバ設定作業が不要。

利用者はプロバイダと契約することですぐに、自身が開発したWagbyアプリケーションをクラウド環境で運用することができます。一切のサーバの設定作業は不要です。

複数のプロバイダから選択できる

Wagby Cloud プロバイダは(Wagbyを開発しているジャスミンソフトではなく)サーバ管理に精通した会社によるサービスです。次のプロバイダからお選びいただけます。

「Wagby Cloud API」を備えた「本番機 (Wagby Cloud サーバ)」を自らでセットアップすることもできます。

図3 Wagby Cloud 環境を自らセットアップする

メリット

自らでクラウドインフラを選定できる

この方法は、自らでクラウドインフラを選定できるメリットがあります。細かい設定を行いたいという場合に有効です。

社内サーバでも利用できる

社内で Linux OS 機を用意して運用することもできます。必ずしも外部のパブリッククラウドに縛られることはありません。

運用時の注意点

Linux OSの操作に精通したネットワーク管理技術者が必要です。OSのアップデートやセキュリティパッチの適用からバックアップや死活監視まで、さまざまな運用を行うための体制を整えられることが前提となります。

自分で本番機をセットアップする方向けに「Wagby Cloud 簡単セットアップキット」を用意しています。 本キットには、次の内容が含まれます。

  • 「Wagby Cloud 設定ガイド」(PDF)
  • 本番機のソフトウェア設定を自動的に行うスクリプト。「さくらのVPS」で動作確認済み。
  • Wagby Cloud API。
  • Amazon S3 へバックアップを行うスクリプト。
  • セットアップに関する30日間の電子メールサポート。

本キットは Cent OS 6 で動作するスクリプトです。Linux コマンドを学んだ技術者による操作を想定しています。(動作させるために別途、Cent OS 6 がインストールされた Linux マシンが必要です。)

本キットに含まれるスクリプトはコピーフリーです。複数のサーバでご利用いただけます。

本キットに含まれるサポートサービスは、セットアップに関するものです。日々の運用に関しての問い合わせ(例 Linux OS のコマンド操作や、トラブル発生時の対応)は含まれません。

Q. Wagby Cloud の価格体系を教えてください。

Wagby Cloud プロバイダによって異なります。詳細は Wagby Cloud プロバイダへ直接、お問い合わせください。[準備中]

Q. すでに Wagby ライセンスを保持しています。運用のみを別の Wagby Cloud プロバイダと契約することはできますか。

可能です。

Q. 対象となる Wagby のバージョンを教えてください。

R7.5.0 以降の Wagby となります。それ以前の Wagby では運用できません。

Q. Wagby Cloud プロバイダの信頼性はどのように担保されますか。

各プロバイダの説明をお聞きください。通常、Wagby Cloud プロバイダはクラウドのインフラとして、別のクラウド事業者のサービスを使います。これらは専用データセンターで運営されているため、セキュリティや耐障害性では、自社運用よりも安心と考えられています。

Q. ある Wagby Cloud プロバイダから、別のプロバイダへと引っ越すことはできますか。

技術的には可能です。クラウド上のデータをエクスポートし、別のプロバイダが運営するクラウド環境へアップロードすることで引っ越しできます。契約面についてはそれぞれの Wagby Cloud プロバイダへ直接、ご確認ください。

Q. 当社が Wagby Cloud プロバイダとしてビジネスを行うことはできますか。

「Wagby Cloud 簡単セットアップキット」をご購入の上、Wagby販売代理店契約の締結を行います。詳細はお問い合わせください。