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住所正規化コンバータ(別売)と連携することで、データの登録・更新のタイミングで住所の正規化処理を行うことができます。ゆれのない、検索性の高い住所を維持できます。 R7.3.1

住所正規化コンバータは、住所の "ゆれ" を補正する製品です。

Wagbyは、住所正規化コンバータAPIを利用する機能を提供しています。画面からの住所入力時にゆれを補正することで、高品質で検索性の高い住所情報を維持することができます。

さらに ANORMPART 関数と組み合わせることで、住所の構成要素(都道府県、市区町村、町域名、小字・丁目...)を取得することができます。

実行例 (1) 住所から郵便番号を求める

住所を入力後に「住所の同期」ボタンをクリックすると、郵便番号が補完されます。

図1 住所から郵便番号を補完する (1)
図2 住所から郵便番号を補完する (2)

実行例 (2) 住所の正規化

住所文字列の表記ゆれを正規化(漢数字表記や異体字など、さまざまな表記の住所を、統一表記に自動的に変換)します。

正規化を行うには、住所入力欄にある「住所正規化を行う」というチェックボックスを有効にします。標準では有効になっています。

図3 住所の正規化を行う (1)
図4 住所の正規化を行う (2)

「環境 > アプリケーション > 住所正規化コンバータ」を設定します。

「バージョン」は "R5(JSON)" または "R6(JSON)" とします。住所正規化コンバータR5/R6に対応しています。

URLには、住所正規化コンバータのサービスを提供するWebサーバを記載します。ここでは同一マシン(localhost)を使うものとして、次のように設定しています。

http://localhost:8080/anorm/v1/anorm
図5 住所正規化コンバータを使う設定

次節より、住所正規化コンバータサーバの設定方法を説明します。

住所正規化コンバータサーバモジュールは、Wagby販売パートナーからお求めください。

ここでは住所正規化コンバータR6を例に説明します。

Apache Tomcat の設定

Apache Tomcat のサイトから、Tomcat を入手します。ここでは Tomcat 7 を用いるものとします。

ダウンロードして展開した apache-tomcat フォルダを "AnormR6Tomcat" に改名しました。

webappsフォルダの設定

標準で添付されている webapps フォルダ以下のファイルを削除します。

図6 webapps フォルダ以下の標準ファイルを削除する
図7 空になった webapps フォルダ

入手した住所正規化コンバータサーバモジュールを webapps フォルダに展開します。

図8 webappsフォルダにanormが展開された

展開後のwebappsフォルダを示します。

図9 展開後のwebappsフォルダ

web.xmlの編集

図9にある、anorm/WEB-INF/web.xml を編集します。(Windows OS 付属のメモ帳は使えません。TeraPadなど別のテキストエディタを使ってください。)

"jmasterDirPath" を適切に編集します。住所正規化コンバータが提供する住所マスタである jmaster のパスを指定してください。(Windows OS では、フォルダの区切り文字は円マークを二つ入力します。)

図10 jmasterのパスを指定する

catalina.batの編集

binフォルダに含まれているcatalina.batファイルを編集します。

図11 catalina.batファイル

コメントが終わった部分に、メモリサイズを指定します。

set JAVA_OPTS=-Xmx1024m -Xms1024m

住所正規化コンバータR6は、標準で1Gバイトのヒープメモリが必要のため、これを指定しています。

図12 メモリサイズの設定

server.xmlの編集

住所正規化コンバータサーバとWagbyの開発機が「別である」場合は、この手順をスキップすることができます。

ここでは同一マシンで住所正規化コンバータのサーバとWagbyDesignerを動作させている場合を想定し、住所正規化コンバータサーバのTomcatのポート番号を変更する方法を説明します。

ポート番号が重複していると、サーバの起動に失敗します。
図13 server.xmlを開く

ポート番号 "8005" の部分を、"18005" に変更した例です。

図14 8005番ポートの変更

ポート番号 "8443" の部分を、"18443" に変更した例です。

図15 8443番ポートの変更

ポート番号 "8009" の部分を、"18009" に変更した例です。

図16 8009番ポートの変更

住所正規化コンバータサーバ(Tomcat)の起動

binフォルダのstartup.batを実行します。

図17 startup.batファイル

起動後、住所マスタの読み込みが開始されます。コンソールにはマスタの読み込みに関する表示があります。"Server startup in XXX ms" という表示が出たところで、起動に成功しています。

図18 起動に成功した
住所マスタの読み込みメッセージがないまま起動した場合、住所正規化コンバータは正しく動作しません。web.xmlの設定(住所マスタフォルダの位置)を見直してください。

動作テスト

Webブラウザから住所正規化コンバータサーバを開きます。

http://localhost:8080/anorm/
図19 テスト用画面を開く

住所文字列を入力し、「正規化処理を開始」ボタンを押下します。正規化が行われているかどうか確認してください。

図20 動作テスト(1)
図21 動作テスト(2)

続いてREST APIのテストを行います。アドレスバーに直接、次のように入力します。(入力パラメータは郵便番号です。)

http://localhost:8080/anorm/v1/anorm?zipcode=1030027

図22のように、結果がJSON表記で返されれば動作テストは終了です。

図22 REST APIのテスト
Wagbyから住所正規化コンバータを利用する場合、この REST API 機能を使います。