本番運用サーバ転送用のzipファイルの作成

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

createWagbyappZipコマンド

ビルドしたアプリケーション「wagbyapp」フォルダを zip 形式で圧縮します。wagbyapp/binフォルダに含まれるいくつかの実行ファイル(拡張子 .bat または .sh)の実行権限が保持されるという特徴があります。

注意

Windows OS に標準で付属する zip ツールで wagbyapp フォルダを圧縮すると、実行権限が消えるという問題があります。本ツールはこれを解消するために用意されました。

使い方

準備

フルビルドを行い、wagbyapp フォルダを作成しておいてください。以下の手順は本番運用のための wagbyapp フォルダが作成されていることが前提です。

実行

ここでは Windows OS での利用方法を説明します。Linux/Mac OS Xで操作される場合はコンソールをお使いください。

「スタートメニュー>プログラムとファイルの検索」欄に、"cmd" と入力して実行します。(図1,図2)

図1 スタートメニュー
図2 cmdを実行する

図3に示すような、コマンドプロンプトが表示されます。

図3 コマンドプロンプト

ワンポイント

スタートメニューを経由せず、直接「コマンドプロンプト」を実行することもできます。

コマンドプロンプトが起動したら、cd コマンドでカレントフォルダを移動します。移動先は Wagbyインストールフォルダ\misc です。(インストール先フォルダは適切に読み替えてください。)

図4 カレントフォルダを変える

同フォルダに含まれる createWagbyappZip.bat を実行します。

createWagbyappZip.bat
図5 createWagbyappZip.batを実行する

Wagbyインストールフォルダに wagbyapp.zip が用意されます。このファイルを本番運用サーバへコピーし、展開してください。

図6 wagbyapp.zipが作成される

仕様

  • このコマンドは内部で misc/lib フォルダに含まれている Apache Ant のライブラリを使っています。そのため開発者の方で別途、Ant を用意する必要はありません。
  • クラスファイルが65,536を超える場合は、R8.3.2 以降に同梱されている misc/build.xml をご利用ください。