サポート > 運用ガイド(R6) > すでにTomcatが用意されている環境下での運用方法

Wagby は標準で Tomcat が同梱されています。よって運用時に別途、Tomcat を用意する必要はありません。しかし何らかの理由で、既存の Tomcat 環境下で動作させたいということがあります。ここではその方法を説明します。

本設定は公式サポートの対象外となります。予めご了承ください。

準備

お使いの Wagby のバージョンにあわせて Tomcat をご用意ください。 なお Wagby が採用している Tomcat の詳細については、「Wagby に同梱されているソフトウェアリスト」を確認してください。

組み合わせが異なる場合、弊社ではサポートできないことがございます。予めご了承ください。

本ページの設定ではTomcatの作業フォルダがTomcat/binになります。Tomcat/bin以外の作業フォルダを想定して開発されたWebアプリケーションと共存させることはできませんのでご注意ください。

R6.5 以降の版

R6.5 以降の版では、Spring の AOP 機能を使うなど、JVM へのオプションが追加されています。具体的には wagbyapp/bin/setenv.bat (setenv.sh) に指定されているオプションを有効にする必要があります。

既存の Tomcat を起動するタイミングで、これらのオプションをすべて有効にできることを確認してください。 ファイルの配置方法は「R6.0〜R6.4.4」と同じになります。

R6.0〜R6.4.4

Tomcat に対して、次の対応を行います。 なお以下の説明ではTomcatのフォルダを 「Tomcat」 と表記します。 またWagby によって生成されたアプリケーションのフォルダを 「wagbyapp」と表記します。

  1. wagbyapp/webapps/$(APPNAME) 以下のフォルダを Tomcat/webapps へコピーします。
  2. wagbyapp/bin にある次のファイルを Tomcat/bin へコピーします。
    • startup.bat, startup.sh
    • shutdown.bat, shutdown.sh
    • catalina.bat, catalina.sh
    • setclasspath.bat, setclasspath.sh
    • drop_db.bat, drop_db.sh
    • init_db.bat, init_db.sh
    • check_db.bat, check_db.sh
    • setenv.bat, setenv.sh (Wagby R6以降より)
    • InitLoader.jar
    • install_service.bat
    • remove_service.bat
    • service.bat
    • export_db.bat, export_db.sh (Wagby R5.7.1 以降より)
    • import_db.bat, import_db.sh (Wagby R5.7.1 以降より)
    • jprincipal.xml (Wagby R5.7.1 以降より)
  3. ファイル wagbyapp/conf/app_jaas.configを Tomcat/conf へコピーします。
  4. wagbyapp/conf にある次のファイルについて、Tomcat/confにあるファイルとの差分をチェックして、 その差分をTomcat/conf側に反映させます。
    • web.xml (init-param 要素に javaEncoding 情報が追加されています。)
    • server.xml (ポート番号の変更、データソース情報の追加があります。)
  5. wagbyapp/lib にある次のファイルを Tomcat/lib へコピーします。
    • hsqldb.jar, またはお使いの JDBC ドライバファイル
    • j_conint.jar (Wagby 内部で利用します。)
  6. wagbyapp フォルダと同じ階層に、次の二つのフォルダを用意します。
    • export

      インポート・エクスポート機能でエクスポートしたデータが格納されます。なお、このフォルダ内にある data_init フォルダは必須です。

    • upload_dir

      ファイルアップロード機能でアップロードされたファイルが格納されます。

R5 系

既存の Tomcat に対して、次の対応を行います。 なお、以下の説明では既存の Tomcat を "Tomcat" と表記します。Wagby によって生成されたアプリケーションは "wagbyapp" フォルダと表記します。

  1. wagbyapp/webapps/$(APPNAME) 以下のフォルダを Tomcat の webapps へコピーします。
  2. wagbyapp/bin 以下の次のファイルを Tomcat の bin へコピーします。
    • startup.bat, startup.sh
    • shutdown.bat, shutdown.sh
    • catalina.bat, catalina.sh
    • setclasspath.bat, setclasspath.sh
    • drop_db.bat, drop_db.sh
    • init_db.bat, init_db.sh
    • check_db.bat, check_db.sh
    • InitLoader.jar
    • install_service.bat
    • remove_service.bat
    • service.bat
    • export_db.bat, export_db.sh (Wagby R5.7.1 以降より)
    • import_db.bat, import_db.sh (Wagby R5.7.1 以降より)
    • jprincipal.xml (Wagby R5.7.1 以降より)
  3. wagbyapp/conf に以下の次のファイルを Tomcat の conf へコピーします。
    • app_jaas.config
    • mime.types
    • subjectpolicy.xml
    • tomcat-users.xml
    • Catalina/localhost/wagby.xml (コンテクストとデータソースの情報が含まれています。フォルダ構成を維持したままコピーしてください。)
  4. wagbyapp/conf 以下の次のファイルについて、オリジナルのファイルとの差分をとり、反映させます。
    • web.xml (init-param 要素に javaEncoding 情報が追加されています。)
    • server.xml (ポート番号の変更、データソース情報の追加、Realm 情報の追加があります。)
  5. wagbyapp/common/lib 以下に含まれている JDBC ドライバのファイルをオリジナルへコピーします。
    • hsqldb.jar, またはお使いの JDBC ドライバファイル
    • j_conint.jar (Wagby 内部で利用します。)
  6. wagbyapp フォルダと同じ階層に、次の二つのフォルダを用意します。
    • export
    • upload_dir

    export フォルダには、インポート・エクスポート機能でエクスポートしたデータが格納されます。なお、このフォルダ内にある data_init フォルダは必須です。 upload_dir フォルダには、ファイルアップロード機能でアップロードされたファイルが格納されます。

注意点(R6、R5共通)

  • ヒープメモリサイズを含む、Tomcat そのものの調整については、システム管理者と相談してください。
  • Wagby におけるデータベースの接続は JNDI を経由しており、その名称は "jdbc/jfc" 固定となっています。
  • すべての JSP ファイルはプリコンパイルされないため、各ページへの初回のアクセスには時間がかかります。二回目以降のアクセスは高速になります。