Wagbyでは扱うデータの単位を「モデル」と呼びます。本チュートリアルでは、顧客モデルの作成を通して Wagby の使い方を学んでいきます。

このチュートリアルでは「顧客管理アプリケーション」の開発を通して、Wagby による具体的な開発方法を学習します。

はじめに、プロジェクト名の変更を行います。

WagbyDesignerの「環境」を選択します。プロジェクト名を「Wagbyアプリケーション」から「顧客管理」に変更します。

図1 プロジェクト名を変更する
プロジェクト識別子、Javaソースコードパッケージ名はそのままとします。

Wagbyでは扱うデータの単位を「モデル」と呼びます。ここでは、はじめに「顧客」モデルを用意してみましょう。

WagbyDesignerの「モデル」定義画面に移動します。ここでギアアイコン内に用意された「新規モデル」を選択すると、図3に示すモデル定義画面が開きます。

図2 新規モデルを定義する
図3 新規モデルの定義画面が開く

モデル名を「顧客」とします。また、モデルIDを「customer」とします。Wagbyでは、モデル名は日本語で、モデルIDは英語を使います。

図4 モデル名とモデルIDの設定

顧客モデルの項目名と型を次のように設定します。

項目名(日本語) 項目名(英語) 項目の型 主キー 検索条件 一覧表示
顧客ID customerid 整数 - -
顧客名称 customername 文字列 -
顧客カナ customerkana 文字列 -
会社名称 companyname 文字列 -
電話番号 tel 文字列 -
図5 項目の定義
「項目名」と「項目ID」の欄は、カーソルキーで移動できます。エンターキーで次の行に移ります。SHIFT+エンターキーで前の行に移ります。お試しください。

ここで一行、余分なのでカットします。削除対象行にチェックを入れ、ギアアイコンから「削除」を選択します。

図6 項目を削除する

これで図7に示すように行が削除されます。

図7 項目が削除された

項目「顧客ID」を主キーに設定します。顧客IDを定義した行の右側に用意された「詳細」ボタンを押下します。

図8 顧客ID項目の詳細定義を行う

「主キーとして利用する」にチェックが入っている場合、この項目は主キーになります。 さらに「主キーの詳細」欄で、「順序を利用する」にチェックが入っている場合、開始番号からユニークな番号が自動的に割り当てられるようになります。

図9 主キーの設定

このウィンドウの下部に用意されている「OK」ボタンを押下して(ウィンドウを)閉じます。

一通り定義が終わったので、アプリケーションの動作を確認してみます。 WagbyDesignerのメニューから「ビルド」を選択します。ここで「ビルド実行」ボタンを押下します。

図10 ビルドを実行する

ビルドが正常に終了すると、図11のようなダイアログが表示されます。

図11 ビルド完了

生成したアプリケーションを起動します。同じくビルド画面から「アプリケーション起動」ボタンを押下します。

図12 アプリケーションを起動する

起動後、「ログオン画面を開く」ボタンを押します。別のタブが開き、次のURLがアドレスバーに自動設定されます。

図13 ログオン画面を開く
http://localhost:8921/wagby/

図14にログオン画面を示します。アプリケーションのタイトルは「顧客管理」に変わっていることがわかります。

図14 顧客管理アプリケーションのログオン画面

標準で用意されている管理者アカウント admin でログオンします。パスワードはアカウントと同一です。

図15 顧客管理アプリケーションにログオンする

メニューの「サービス」に、今回作成した「顧客」モデルに関する基本操作(データの登録、更新、削除、検索、一覧表示、詳細表示)が含まれています。はじめに検索画面を開きます。ここではデータは1件もありません。

図16 顧客の検索画面

図16から「登録画面へ」ボタンを押下して、顧客の新規登録画面を開きます。ここで1件、登録してみます。

図17 顧客データを1件登録する

「保存」ボタンを押下すると、データベースに1件のデータが格納されます。

図18 データが1件格納された

図187で「一覧表示へ」ボタンを押下すると、データの一覧表示画面を確認できます。

図19 顧客データの一覧表示画面

検索画面に戻ります。検索条件を入力すると絞込が行えることもわかります。

図20 検索による絞り込み

最後にアプリケーションからログオフします。次のチュートリアルへ進みます。

図21 ログオフ
データベースの設定を行っていないが、動作しているのはなぜ?
このチュートリアルでは、内蔵データベースを使っています。正規購入版では、OracleやMySQLといった外部データベースとの接続が行えます。
定義したモデルは、すべて「サービス」というメニューの中に組み込まれる?
いえ、メニュー構成や色など、細かく設定することができます。詳細はマニュアル「リポジトリ>メニュー」をお読み下さい。
画面レイアウトがシンプルですね
最初のチュートリアルですので、画面レイアウトは自動設定させています。これも細かく設定することができます。詳細はマニュアル「リポジトリ>レイアウト」をお読み下さい。
画面から画面を遷移する設定を何も行っていないが、基本動作ができていますね
標準的な画面の操作体系が組み込まれています。これも細かく設定することができます。詳細はマニュアル「リポジトリ>画面機能」をお読み下さい。

この段階では、Wagbyの全能力の1%も使っていません。これから少しずつ、リポジトリ(設計情報)の設定方法を説明していきます。

「よくある質問と回答 > チュートリアル」をお読み下さい。