Eclipseの設定

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

文字コードの設定

Wagbyが出力するファイルの文字コードはUTF-8となっています。はじめにEclipseにおけるテキストファイルのエンコードを設定します。

メニューから「ウィンドウ」を選択し、「設定」を開きます。

図1 ウィンドウ>設定

「一般>ワークスペース」内に用意されている、テキストファイルのエンコードを "UTF-8" とします。

図2 エンコードの設定

Tomcatの設定

Wagbyが標準で同梱しているTomcatを、Eclipseから「サーバ」として認識できるようにします。

メニューから「ファイル」を選択し、「新規>その他...」を開きます。

図3 ファイル>新規>その他...

新規のウィザード画面で「サーバー」を選び、「次へ」ボタンを押下します。

図4 サーバーを設定する

サーバーとして Apache Tomcat を選択します。Wagbyに同梱されている Tomcat にあわせて指定してください。 [同梱されているソフトウェア一覧をみる...]

サーバ名を次のようにします。(Wagbyのバージョン番号はお使いの版に合わせてください。)

Wagby-7.0.4_tomcat

図5 新規サーバーの定義

Tomcatのインストールディレクトリとして、Wagbyが提供する wagbyapp フォルダを指定します。

この例では、Wagby-7.0.4フォルダ内のwagbyappを指定しています。

図6 インストールディレクトリの指定

図6のウィンドウで「完了」ボタンを押下すると、Eclipse画面内のプロジェクト・エクスプローラにサーバアイコンが用意されます。(図7)

図7 Serversアイコンの追加

メニューから再び「ウィンドウ」を選択し、「設定」を開きます。「サーバー>ランタイム環境」に図8のように設定されていることを確認します。(ここでは確認のみを行ってください。)

図8 サーバーランタイム環境の確認

プロジェクトのインポート

Wagbyでビルドされたアプリケーション (wagbyapp) を Eclipse に登録します。

メニュー「ファイル」から「インポート...」を選択します。

図9 ファイルのインポート

インポートウィザード画面から、「一般>既存プロジェクトをワークスペースへ」を選択します。

図10 既存プロジェクトをワークスペースへ

ルートディレクトリは、Wagbyをインストールしたフォルダ(例 Wagby-7.0.4)を指定します。

指定後、プロジェクトの欄に自動的にインポートできるプロジェクト名が表示されますので、対象をチェックし、完了ボタンを押下します。

図11 プロジェクトのインポート

プロジェクトエクスプローラに、Wagbyのアイコンが用意されます。

図12 プロジェクトエクスプローラに追加されたWagby

環境設定

Wagbyの起動として必要な環境設定を行います。

はじめに、Wagbyをインストールしたフォルダ内に用意された「.settings」フォルダを開きます。 この中に含まれている「launchConfiguration.txt」を TeraPad などのテキストエディタで開きます。(Windows付属のメモ帳は使わないようにしてください。)

このファイルには二つのエントリ "VM arguments" と "Working Directory" の設定値が含まれています。この値を Eclipse の設定欄にコピーしていきます。

図13 launchConfiguration.txt

Eclipseに戻ります。画面下部の「サーバー」タブに用意されたWagby用Tomcatアイコンをダブルクリックします。すると設定画面が開きます。(図14)

ここで「起動構成を開く」リンクをクリックします。

図14 Wagby用Tomcatの設定画面

起動構成プロパティウィンドウが開きます。「引数」タブを選択します。初期状態は図15のようになっています。

図15 起動構成プロパティウィンドウ

この "VM引数" 欄に、図13の "VM arguments" の値をコピーします。(図16)

図16 起動構成プロパティウィンドウのVM引数に値を追加する

同じく起動構成プロパティの「作業ディレクトリー」の欄に、図13の "Working Directory" の値をコピーします。

図17 起動構成プロパティウィンドウの作業ディレクトリーの設定

起動構成プロパティのウィンドウで「OK」ボタンを押して終了します。 次に設定画面の「モジュール」タブを選択します。

「Webモジュールの追加...」ボタンを押下し、"/wagby" パスを追加します。

追加後、メニュー部の保存アイコンを押して、本設定を保存します。(保存を忘れないようにしてください。)

図18 Webモジュールの追加

サーバ起動時のタイムアウトを長めに設定します。ここでは180秒としました。(インストール直後は45秒になっていますが、タイムアウトしてしまいます。)

図19 タイムアウトの設定

起動

ここまでで設定は終了です。サーバータブ内にあるTomcat (実体はWagbyに同梱されているTomcat)をEclipseから起動してみます。起動アイコン(図20における赤枠部)を押下します。

図20 Tomcat起動アイコン

Windows セキュリティの警告が出力された場合は「アクセスを許可する」とします。

図21 Windowsセキュリティの警告

コンソールログから、Tomcatの起動が正常に行われたかどうかを確認できます。

"Starting Servlet Engine: Apache Tomcat/7.0.xx" で、Tomcatのバージョンを確認します。 "Server startup in xxx ms" というメッセージが表示されれば、Tomcatは起動しています。 このあと、WebブラウザからWagbyアプリケーションを操作することができます。

図22 Tomcat起動の確認