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Azure 環境でファイルアップロードやデータエクスポートフォルダのための共有ディレクトリを用意する方法を説明します。

WagbyのWeb App Serviceに共有ディレクトリを用意し、Wagbyアプリケーション内でアップロードしたファイルや、エクスポートしたバックアップデータのファイルを書き出せるようにします。

upload_dir
ファイルアップロード時のディレクトリ
export
データのエクスポート時のディレクトリ

今回、Wagbyapp の Docker イメージを作成する設定ファイルである docker-compose.yml に次の設定があります。

...
       volumes:
            - wagbyapp-upload_dir:/usr/local/upload_dir
            - wagbyapp-export:/usr/local/export
volumes:
  wagbyapp-upload_dir:
  wagbyapp-export:

このパスをAzureのファイル/ディレクトリ共有の機能である File Share を用いて、次のパスとしてWeb Appにマウントします。

  • /usr/local/upload_dir
  • /usr/local/export

ストレージアカウント

試用版をご利用の場合、Portalの「ストレージアカウント」内に "Storage" が用意されているので、これを使います。

存在しない場合は新規にストレージアカウントを作成してください。
図1 ストレージアカウント

ここでは、リソースグループ "FreeTrialWestJapan", 名前 "freetrialwestjapandiag" となっています。

ストレージアカウントを開くと次の画面が表示されます。

図2 freetrialwestjapandiagの設定

画面のメインパネルの "サービス" 内にある "ファイル" を押下し、新規にファイル共有(のためのディレクトリ)を作成します。

ディレクトリ名説明
wagbyapp-export-dir "/usr/local/export" としてマウントするためのファイル共有
wagbyapp-upload-dir "/usr/local/upload_dir" としてマウントするためのファイル共有

画面上部のメニューにある "+ ファイル共有" ボタンを押下してそれぞれを作成します。

図3 ディレクトリ名の設定

作成ボタンを押します。結果が一覧で表示されます。

図4 二つのディレクトリを作成した

次にFile Shareで作成した「ファイル共有」のディレクトリをWagbyのWeb App Service側にマウントします。

2019年2月時点では、Web Appに対するファイル共有のマウント機能は Public preview 版という扱いです。

Azure Portalから "Wagbywebapp > アプリケーション設定" を開きます。

図5 ストレージのマウント設定(1)

設定画面の下部に「ストレージのマウント」項目があります。ここで作成したファイル共有を次のように設定し、マウントします。

upload_dir設定

設定項目説明
名前upload_dir
構成オプションBasic
ストレージアカウントfreetrialwestjapandiag
ストレージ種類ファイル
ファイル共有wagbyapp-upload-dir
マウントパス/usr/local/upload_dir
図6 upload_dirの設定

export設定

設定項目説明
名前export_dir
構成オプションBasic
ストレージアカウントfreetrialwestjapandiag
ストレージ種類ファイル
ファイル共有wagbyapp-export-dir
マウントパス/usr/local/export
図7 export_dirの設定

設定の確認

次のように表示されることを確認します。

図8 設定の確認

最後に「保存」ボタンを押下してください。これを忘れると反映されません。

保存後にwagbywebappを再起動します。Wagbyアプリケーションが表示されるまで待ちます。

Wagbyアプリケーション内で新規にデータを作成し,ファイルを登録します。このファイルがFile Share側で参照できるかを確認します。

WagbyアプリケーションのURLが次のとおりとします。
https://wagbywebapp.azurewebsites.net/wagby/

ここでは顧客モデルを用意し、画像をアップロードした、とします。

図9 画像をアップロードした例

Azure File Storage内のupload_dirフォルダ内を確認

Azure Portalの "メニュー > ストレージアカウント > (利用しているストレージを選択) "を開きます。 さらに上部メニューから "Fileサービス > ファイル > wagbyapp-upload-dir"を開きます。

図10 保存ファイルの確認 (1)

ここにWagbyからアップロードしたファイル(画像や文書ファイル)が格納されていれば共有設定は成功しています。

図11 保存ファイルの確認 (2)

Wagbyアプリケーションの管理画面からエクスポートを行い、バックアップデータがFile Share側で参照できるかを確認します。

WagbyアプリケーションのURLが次のとおりとします。
https://wagbywebapp.azurewebsites.net/wagby/

システム管理者でログオンします。"管理処理 > インポートとエクスポート"からデータのエクスポートを行います。

図12 エクスポート処理

Azure File Storage内のexportフォルダ内を確認

Azure Portalの "メニュー > ストレージアカウント > (利用しているストレージを選択) "を開きます。 さらに上部メニューから "Fileサービス > ファイル > wagbyapp-export-dir"を開きます。

図13 エクスポートファイルの確認 (1)

data_xxx.zipファイルが用意されていることを確認します。

図14 エクスポートファイルの確認 (2)