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Wagby R7 のリポジトリを最新版へバージョンアップする方法を説明します。なお、R7.5.0より、旧バージョンでアーカイブした zip 形式のリポジトリは「リストア」によって直接、読み込むことができるようになりました。内部で自動的に移行ツールを適用しますので、以下のツールを使う必要はありません。

移行元(旧版のR7)

Designerを起動したときに表示されるモデル定義情報が移行対象になります。ビルド処理を行う必要はありません。

移行先(新版のR7)

初期リポジトリの状態に戻しておきます。

インストールした Wagby R7 の misc フォルダ内に含まれている移行ツール「RepositoryMigration-X.X.X.jar」をダブルクリックして実行します。(X.X.Xの部分にはバージョン番号が入ります。Wagbyのバージョンによって同梱されるツールのバージョンも異なります。)

図1 移行ツールを実行する
移行ツールは Java アプリケーションです。拡張子が ".jar" のファイルは Java がインストールされているコンピュータであれば、ダブルクリックで実行することができます。
移行ツール(GUI版)は Java 8 以上が必要です。Java 7 では動作しません。

変換方法に「R7からR7」を選択します。変換元Wagbyは、旧版のR7をインストールしたフォルダを指定します。変換先Wagbyは変更する必要はありません。

設定後、「移行開始」ボタンを押下します。

図2 変換方法と変換元の指定

移行が終了すると、図3のようなダイアログが表示されます。 「OK」ボタンを押下してダイアログを閉じたあと、ファイルメニューから「終了」を選択するか、またはウィンドウの閉じるボタンで本ツールを終了します。

図3 移行完了メッセージ

トラブルシューティング : 実行できない

RepositoryMigration-X.X.X.jar をダブルクリックしても実行できない場合、次の方法をお試しください。

  1. Windows OS のコマンドプロンプトを開きます。
  2. Wagbyをインストールしたフォルダのmiscに移動します。
    cd misc
  3. 次のように手動で起動します。
    %JAVA_HOME%\bin\java -jar RepositoryMigration-X.X.X.jar

これでも実行できない場合、Java の再インストールをお試しください。Java 8 以上が必要です。(Java 7 では動作しません。)

コンソールから移行ツールを稼働させる方法を説明します。Windows OS のコマンドプロンプトや、Linux OS で利用できます。

  1. Wagbyをインストールしたフォルダのmiscに移動します。
    図4 miscフォルダへ移動
  2. 次のコマンドを実行します。
    java -jar RepositoryMigrationCUI.jar 7to7 ..\..\Wagby-7.2.1
    図5 RepositoryMigrationCUI.jar の実行
    コマンドの第一引数は "7to7" とします。第二引数は、移行元となる Wagby のフォルダを指定します。上の例では R7.2.1 を指定していますが、適切に読み替えてください。

R7.5.0 以降の Wagby は、バックアップファイル (wrbではじまる、zip圧縮されたリポジトリ)はリストア処理のタイミングで移行処理を自動的に適用します。そのため、ここで説明する移行ツールを適用する必要はありません。

図6 リストア処理

移行ツールは次のルールに従って変換します。

  • R7.0.xのアカウントモデル(juser)の主キー項目idは廃止されます。代わってuserid項目が主キーとなります。
  • R7.1.1より、移行ツールによってバージョン情報が付与されます。リポジトリキーはsystem/@versionです。
  • R7.1.1より、モデル項目の並び順を振り直すようになりました。過去の版で飛び番となっていたリポジトリも正常化されます。
  • R7.1.2より、メールテンプレートで任意の「メールヘッダ」を指定できるようになりました。従来の "Message-ID" と "In-Reply-To" も統合されます。そのため旧版のメールテンプレート定義は移行されず、R7.1.2 に同梱されているメールテンプレート定義が「正」となります。
  • R7.2.1より、R6.6 Update 9 以前の版で使われていた旧方式の計算式を、現在の方式に変換するようにします。(四則演算式ならびに初期値の式を対象とします。)
  • R7.3.2 から、システムタブ内のモデルは移行対象ではなく、この版に同梱されているものを使うようになりました。ただし juser, jgroup, jnews を除きます。この3つのモデルは開発者が変更した定義が移行されます。

移行がスキップされるモデル

「システム」タブに含まれているモデルは、旧版からの移行ではなく、新版に含まれているものを使います。すなわち、移行ツールの対象外になります。

ただし以下のモデルは除きます。すなわち開発者が変更した定義が(移行後も)引き継がれます。

  • juser
  • jgroup
  • jnews

上記以外のシステム系モデルを修正していた場合(例:メニュー体系を変更した)、手動で同じ修正を適用してください。

カスタマイズコード

移行ツールでは、カスタマイズしたコード(Java,JSP,JavaScriptなど)は扱いません。 これらのファイルは開発者が手動で最新のR7向けコードに修正してください。

コードの修正方法の詳細は、Wagby販売代理店へお問い合わせください。