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Wagby で開発した Web アプリケーションを自社サーバ(本番機)へインストールし、手動で起動および停止を行う方法を説明します。

準備

本番運用サーバへのインストールを開始する前に、念のため開発環境で「フルビルド」を行ってください。

必要なハードウェア、ソフトウェア

開発用PCと本番運用サーバ

開発用PC と本番運用サーバはそれぞれ別の機器として用意してください。

同一機で開発/運用を兼ねることも可能ですが、運用開始後は安易に機器を停止することはできなくなります。そのため、一般には別機器としておきます。

機器および準備するソフトウェアの仕様については、「動作環境」をお読みください。

Web サーバの扱い

Wagby には標準で、"Tomcat" というオープンソースの Web サーバが同梱されています。従って、別途 Web サーバ製品をご用意いただく必要はありません。

ただし、別の Web サーバとして著名な「Apache Web Server」や「Microsoft IIS」と、Wagby を連携させることができます。連携によって負荷分散が図られるため、システムの安定性向上や、パフォーマンス向上が期待できます。

データベースサーバの扱い

外部データベースを稼働させる「データベースサーバ」は、「Web サーバ」と同一のマシンでも、別マシンでもかまいません。

データベースサーバと Web サーバを分離すると、負荷分散につながります。運用中に負荷が高まってきたと感じられる場合は、サーバの分割を検討してください。

インストール

Wagby で開発した Web アプリケーションには、"Tomcat" という Web サーバ製品が同梱されています。 システム一式を本番運用サーバで動作させるためには、次の方法があります。

開発機でビルドした Web アプリケーションを本番運用サーバにコピーする。
もっともよく用いられている方法です。本章ではこの手順について説明します。
  1. 本番運用サーバへ Java2 (JDK 6.0) を別途、インストールします。 環境変数 JAVA_HOME も手動で設定してください。
    このとき、インストールする Java のバージョンは、開発機でビルドしたJava のバージョンと同じか、それ以上のバージョンをインストールしてください。 ビルドしたバージョンより古いバージョンを使用すると、正常に動作しませんのでご注意下さい。
  2. 本番環境用の設定(データベースの種類、データベース接続 URL 等)でビルドし、生成された 開発機上の wagbyapp フォルダ一式を、本番運用サーバの適当なフォルダにコピーします。(例:C:¥ドライブ直下。) なお、空白を含むパス、日本語を含むフォルダ名はお使いいただけません
    "wagbyapp" というフォルダ名を変更することもできます。この場合は、以降のドキュメントにおいて "wagbyapp" の部分を適切に読み替えてください。
  3. wagbyapp フォルダと同じ階層に「export」および「upload_dir」フォルダをコピーします。 export フォルダには、インポート・エクスポート機能でエクスポートしたデータが格納されます。なお、このフォルダ内にある data_init フォルダは必須です。 upload_dir フォルダには、アップロードされたファイルが格納されます。
    エクスポートデータの格納先、ファイルのアップロード先は開発時に変更することができます。 詳細は「環境設定」-「カスタマイズの設定」-「エクスポート」及び「ファイルアップロード先の変更」」をお読みください。
  4. 本番運用サーバ用のライセンスキーを設定します。
本番運用サーバにも Wagby をインストールし、本番運用サーバ上でビルドを行う。
この方法は開発機と本番運用サーバを同じ環境とするため、わかりやすいという利点があります。ただし、後述する「Windows サービスへの登録」作業などを行う場合、本番運用サーバへも Java を別途インストールする必要があります。そのため、最終的には上記の「コピー方式」と同じような形となることから、本章では説明を割愛します。
本番運用サーバに予め用意されている Tomcat を利用する。
すでに社内で Web サーバが固定されているか、もしくはレンタルサーバを使う場合などが相当します。 この手順の詳細は、「すでにTomcatが用意されている環境下での運用方法」をお読みください。

起動と停止

起動

wagbyapp フォルダ内の bin フォルダに含まれる startup.bat ファイルを実行します。(Linux/Mac OS X 環境の場合は startup.sh ファイルです。)

Linux/Mac OS X 環境の場合、.sh で終わるファイルすべてに実行権が付与されているかどうかを確認してください。実行権が付与されていない場合、このファイルを実行することはできません。実行権の付与については、お使いの OS に含まれる chmod コマンドをお使いください。

停止

wagbyapp フォルダ内の bin フォルダに含まれる shutdown.bat ファイルを実行します。(Linux/Mac OS X 環境の場合は shutdown.sh ファイルです。)

Linux/Mac OS X 環境の場合、.sh で終わるファイルすべてに実行権が付与されているかどうかを確認してください。実行権が付与されていない場合、このファイルを実行することはできません。実行権の付与については、お使いの OS に含まれる chmod コマンドをお使いください。

外部データベースとの接続

外部データベース利用時は、テーブルの初期化(基本的なマスタデータおよびユーザデータの登録)を手動で行う必要があります。詳細は「データベース活用ガイド - データベース接続手順」をお読みください。