サポート > 本番機(サーバ)の設定

Wagbyで構築したアプリケーションはオンプレミスでもクラウドでも運用することができます。

自社サーバへの Wagby のインストールは、次の手順で行います。

  1. 開発機で「フルビルド」を行います。
  2. Wagbyをインストールしたフォルダに用意されるwagbyappをzip形式ファイルで圧縮します。
  3. 自社サーバ(本番機)に wagbyapp.zip をコピーし、展開します。
図1 自社サーバへの設定

展開された wagbyapp フォルダには、Tomcat という Web アプリケーションサーバが含まれています。以下のいずれかの方法を選択します。

Tomcat 単体で運用する。[標準]
最も簡単な方法です。
Linux または Windows OS 上で、Apache Web Server と連携して運用する。
複数のアプリケーションを統合して運用する場合に有効です。 一つの Apache Web Server に複数の Tomcat を連携させることで、利用者からみた URL を統合することができます。
Windows OS 上で、Microsoft IIS と連携して運用する。
上記 Apache Web Server と同じ効果があります。

具体的な手順

サーバの設定は専門的な知識が必要です。Wagby販売パートナーによるサポートサービスをご利用ください。

Wagby販売パートナーによるクラウドサービスをご利用ください。

Tomcat を Windows のサービスの登録する方法を説明します。本説明に関するお問い合わせは標準サポートには含まれません。上記「サービスメニュー」に記載のパートナーへご相談ください。

1. ファイルコピー

サービス登録の前に、それぞれのOSにあったファイルを次の手順でコピーします。

$(DEVHOME)\misc フォルダ内に用意されている apache-tomcat-8.5.XX-x64.zip を展開します。(XXはバージョン番号です。適切に読みかえてください。)

"-x64" は 64ビットWindows用です。64ビットOSでの利用を推奨します。

このファイルの中に apache-tomcat-8.5.XX\bin フォルダに3つのファイルがあるので、これを$(DEVHOME)\wagbyapp\binフォルダにコピーします。

ビルド時に自動的にファイルのコピーを行いたい場合、$(DEVHOME)\customize\tomact\binフォルダにコピーします。開発サーバと運用サーバのOSの種類が同じであれば、この方法でも問題はありません。
このファイルはWagbyのバージョンによって変わる可能性があるので、customize\tomcat\binフォルダに置いたファイルは、Wagbyのバージョンアップの際には適切に置き換えてください。

2.サービスの登録

サービスの登録・削除は、「コマンドプロンプト(管理者)」を開き、コマンドプロンプトから install_service.bat、remove_service.bat を実行します。

3.自動起動

OS起動時に、Tomcat を自動的に起動するには、サービスのプロパティを開き、スタートアップの種類を「手動」から「自動」変更します。

SSLサーバ証明書の登録は、Wagbyが利用しているTomcatの操作となります。 Tomcat付属のマニュアルを参考にしてください。

本説明に関するお問い合わせは標準サポートには含まれません。上記「サービスメニュー」に記載のパートナーへご相談ください。

Wagbyが対応しているJavaのバージョン

Javaバージョン Wagby R7系 Wagby R8系
Java 8 すべての R7 すべての R8
Java 9 (*1) R7.12.1からR7.12.4 R8.0.0からR8.0.2
Java 9/10 R7.12.5 R8.0.3
Java 11 R7.12.8 R8.1.1

その他:正規ライセンス購入時に必要な「申請ID」の作成を Java 9/10/11 環境で行えるのは R7.12.7/R8.0.5 以降です。それ以前の Wagby は Java 8 でのみ、申請IDの作成を行うことができます。

Javaのバージョンの指定

WagbyDesignerをJava9/10/11で実行した場合、Javaのバージョンに1.8以前のバージョンを指定することはできません。 (起動時にエラーになります。)ビルドしたアプリケーションを Java 9/10/11 で動作させる場合、必ず Java9/10/11 でビルドしたものを利用してください。

「環境 > サーバ > ビルド > Javaのバージョン」に "9"または"10"または"11" を指定します。1.9という表記ではないのでご注意ください。

警告メッセージについて

Tomcatのコンソールや、コマンドラインツール(import_db.batなど)を実行した際に、次の警告メッセージが表示されることがあります。

WARNING: An illegal reflective access operation has occurred
WARNING: Illegal reflective access by org.springframework.cglib.core.ReflectUtils$1 (file:/C:/Wagby-7.12.1/wagbyapp/webapps/wagby/WEB-INF/lib/spring-core.jar) to method java.lang.ClassLoader.defineClass(java.lang.String,byte[],int,int,java.security.ProtectionDomain)
WARNING: Please consider reporting this to the maintainers of org.springframework.cglib.core.ReflectUtils$1
WARNING: Use --illegal-access=warn to enable warnings of further illegal reflective access operations
WARNING: All illegal access operations will be denied in a future release

これはWagbyがJava9/10/11で非推奨としている機能を使用しているための警告を示すメッセージです。動作に支障はありませんので、無視してください。

InitLoader.jar の実行

インポート・エクスポートを行うコマンドラインツール InitLoader.jar を実行する場合、java コマンドのオプションに --add-modules ...を指定する必要があります。

(*1) 手動での設定変更が必要な Wagby バージョン

R7.12.1 から R7.12.4 および R8.0.0 から R8.0.2 までの Wagby を使って Java 9/10 で開発・運用する場合、開発者は以下に示す修正を手動で行う必要があります。(R7.12.5/R8.0.3 以降の Wagby では、ここに記載している設定や制約は不要です。)

setenv.batの変更 (Windows OS 利用時)

wagbydesigner/bin/setenv.batに下記を追記してください。

set CATALINA_OPTS=%CATALINA_OPTS% "--add-modules" "java.xml.bind,java.activation,java.xml.ws.annotation"

setenv.shの変更 (Linux/Mac OS 利用時)

wagbydesigner/bin/setenv.shに下記を追記してください。

CATALINA_OPTS=$CATALINA_OPTS\ --add-modules\ java.xml.bind,java.activation,java.xml.ws.annotation
1. この設定を行わないと、WagbyDesigner起動時に"java.lang.NoClassDefFoundError: javax/activation/DataSource"エラーが生じます。
2. この設定は Java 7/8 では不要です。Java を 7/8 に戻す場合は、この設定も削除してください。

Javaの種類

サーバ(本番機)にも JDK をインストールしてください。JRE でのご利用は、サポート対象外です。

起動時のカレントディレクトリ

起動時は、スクリプトのあるディレクトリまでカレントを移動してから実行します。インストールディレクトリを wagby7 としたときの Linux OS での操作例を示します。

cd /home/wagby7/wagbyapp/bin; ./startup.sh

WagbyDesignerも同様です。

cd /home/wagby7/wagbydesigner/bin; ./startup.sh

終了処理 (shutdownスクリプト) も同じようにカレントを移動してから実行してください。