Wagbyの「モデル」の定義方法を説明します。

モデル

Wagby が扱うデータの単位を指します。本チュートリアルでは「顧客モデル」を扱います。

「モデル」は、リレーショナルデータベースにおける「テーブル」に相当します。

モデル項目

モデルに含まれる項目を指します。例えば「氏名」「住所」「電話番号」などがあります。

「モデル項目」は、リレーショナルデータベースにおける「列」に相当します。

モデル参照

モデルとモデルの「関係性」を指します。例えば「顧客」モデルと「商品」モデルの間には、「(1人の)顧客が(複数の)商品を購入する」という関係性が想定されます。このとき、顧客モデルは商品モデルを参照します。

「モデル参照」は、リレーショナルデータベースにおける「関連(リレーション)」に相当します。

選択肢モデル

モデル項目として「主キー」「内容」「表示優先度」「有効期限」という項目が予め(雛形;テンプレートとして)定義済みのモデルです。

「選択肢モデル」は、Wagby R6 でマスタモデルと呼んでいたものです。

先にビルドした Web アプリケーション(顧客管理システム)に、「選択肢モデル」を用意してみます。ここでは「業種」という項目を想定します。

項目名(日本語) 項目名(英語) 項目の型 参照モデル
業種 job モデル参照
(リストボックス)
jobtype_m
図1 選択肢モデルを作成する
テンプレート機能は、あらかじめ用意されたモデルの雛形を使います。他のテンプレートの説明はマニュアルで記載していますので、ここでは割愛します。

選択肢モデルは標準で4つの項目「主キー」「内容」「表示優先度」「有効期限」が予め定義済みとなっています。
(これらの項目の名前およびID、型は変更できません。)

図2 選択肢モデルの標準形

ここではモデル名を"業種"とし、モデルIDを"jobtype_m"と設定します。
("_m"は、このモデルが選択肢であるという意味を含めましたが、必ずしもこのような名前にすることはありません。)

図3 モデル名とモデルIDの設定

選択肢モデルは特別に、初期値を設定することができます。「初期データ」タブを押下すると図4の入力画面が開きます。

図4 選択肢の初期値を設定する

「追加」ボタンを押下することで、複数個の初期値を設定できます。内容欄をダブルクリックすると入力可となります。

図5 「内容」項目の初期値を設定する

業種(選択肢モデル)の設定が終わりました。メニューから「モデル」を押下し、モデル一覧表示画面に戻ります。

図6 モデル一覧表示に戻る

続いて、先に用意した顧客モデルの編集画面を開きます。

図7 顧客モデルの編集画面へ

モデル項目を一つ追加します。ギアアイコンのサブメニューから「新規」を選びます。

図8 モデル項目を追加する

項目名を"業種"とします。項目IDを"job"とします。型は"他モデルの項目参照"を指定します。

図9 業種モデル項目の情報を設定

型に「他モデルの項目参照」を選択すると、図10「モデル項目の型詳細設定」ダイアログが表示されます。

図10 モデル項目の型詳細設定

参照先モデルとして、図1で用意した「業種」モデルを選択します。

図11 参照先モデルの指定

入力タイプを「リストボックス」と指定します。また参照先モデル項目は、「内容」を指定します。

図12 入力タイプと参照先モデル項目の指定

オプションを確認します。表示優先度項目には選択肢モデル側に用意された「表示優先度」を、無効判定項目には「有効期限」が、それぞれ紐付いています。(選択肢モデルの場合、自動的にこの設定が行われます。)
これで、モデル連携の設定が完了です。

図13 表示優先度項目と無効判定項目の指定

業種項目は検索対象とし、また一覧表示の対象とします。

図14 検索と一覧表示を設定する

ビルドします。メニューからビルド画面へ移り、ビルドボタンを押下します。

図15 ビルドを行う

ビルドが終了しました。

図16 ビルド完了

サービスのメニューから顧客の検索画面を開き、そこから新規登録ボタンを押下して新規登録画面に遷移します。図18のように、「業種」項目が追加され、初期データが読み込まれていることがわかります。

図17 「業種」項目が追加された

データ登録後の詳細表示画面を図18に示します。

図18 詳細画面

次のステップに進む前に、現時点のデータを保存しておきます。 管理処理メニューから「インポートとエクスポート」を選択します。

図19 管理処理メニュー

「すべてを選択する」ボタンを押下して、全モデルにチェックフラグをセットします。この状態で「エクスポート」ボタンを押下します。

図20 全モデルをエクスポートする

現時点のデータが保存されました。保存先フォルダ名は実施時の年月日が付与されます。

図21 エクスポートが成功した

最後にアプリケーションからログオフします。次のチュートリアルへ進みます。

図22 ログオフ

選択肢を運用中に追加することができます。また表示順を変更したり、一時的に無効化することもできます。

詳細は「リポジトリ>他モデルの参照>選択肢モデル」をお読み下さい。

「よくある質問と回答 > チュートリアル」をお読み下さい。