インストールしたWagbyのフォルダ構成を説明します。

WagbyDesignerは、開発対象となるアプリケーションの仕様を入力するための開発ツールです。入力された設定値は、リポジトリという形で管理されます。Wagbyによる開発は、このWagbyDesignerの操作が中心となります。WagbyDesignerの本体は、インストールフォルダ内にある「wagbydesigner」フォルダに含まれています。これはWebアプリケーションとなっています。

リポジトリとはアプリケーションの設計情報をいいます。WagbyDesignerが入力した値は、インストールフォルダ内にある「repository」フォルダに保存されます。

repositoryフォルダはさらにtrunkとbranchesが用意されています。branchesはバックアップされたファイルが保管されています。trunkが「現在の」ビルド対象リポジトリになります。

「移行ツール」を使うと、現在の trunk は trunk_日付時刻 というフォルダに改名されます。その後、移行されたリポジトリが新しい trunk になります。(すなわち、移行前の trunk は常に保存されます。)

ビルドによって生成されたWebアプリケーションは、インストールフォルダ内のwagbyappフォルダになります。ビルドを行うたびに、この内容は書き変わります。

完成したWebアプリケーションを本番機で運用する場合、wagbyappフォルダをzip圧縮し、本番機へコピーしてください。

リポジトリで表現できない処理は、汎用プログラミング言語であるJavaで直接、記述することができます。ここで作成したプログラムはインストールフォルダ内にあるcustomizeフォルダ内に保存します。このフォルダはインストール直後には存在せず、一度でもビルド処理を行うと用意されます。

customizeフォルダへの保存ルールは、Wagby Developer Networkをお読み下さい。

生成されたWebアプリケーションに登録した1データを、1つのファイル(XML形式のファイル)として出力することができます。これをエクスポートといいます。エクスポートされたファイルは、exportフォルダ内に保存されます。

フォルダの詳細

フォルダの規則は次のとおりです。

data_init

ビルド直後の状態に戻します。通常はテーブルの初期化処理(データの完全消去)を行う場合に指定します。

data_build

一つ前のアプリケーションのデータを保持します。ビルド前にエクスポート処理を忘れた場合、このdata_buildを使って復元することができます。

ビルドエラーとなった場合、data_build は用意されません。
ビルドの前後でモデル定義の変更が生じない場合、data_build は用意されません。(例 フルビルド後、モデル定義を変更せず、差分ビルドを行なった、など)
data_build は常に用意されるものではありません。そのため data_buildとは別に、ビルド前に現在の値をエクスポートするようにするとよいでしょう。

data_YYYYMMDDHHmmss

手動でエクスポートした場合に用意されるフォルダです。エクスポート時点の日付と時刻がフォルダ名に含まれます。

生成されたWebアプリケーションに「ファイル型項目」が含まれている場合、ビルド後にインストールフォルダ内にupload_dirフォルダが用意されます。アップロードしたファイルは、このフォルダ内に保存されます。

Wagbyではファイル型項目でアップロードされたファイルはデータベースのBLOB型に格納しません。データベースに格納するのはファイル名のみであり、ファイル本体はOS上で管理します。データのバックアップを取得する場合、exportフォルダおよび、このupload_dirフォルダも含めるようにしてください。

ここまでのチュートリアルで、Wagby の設計情報の基本的な書き方を学びました。設計情報を記述することで(プログラミングを行うことなく)アプリケーションを開発できることも学びました。

次のチュートリアルで、Wagby によるアプリケーション設計の進め方を説明します。