任意のノードに決裁ボタンを用意する

最終更新日: 2021年7月7日
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例(1)

「物品購入伺い」モデルにワークフローを適用した例です。
図の通り、順次・順次・順次・順次(asai → ichikawa → kato → sasaki) の 4ノードを設定しています。
ただし、金額が30万円未満の場合は2ノード目で決裁できるようにしました。

ワークフロー参加者設定

  1. アカウント「asai」でログオンし、物品購入伺いのデータを登録します。
    金額を「250,000」と設定しました。

    物品購入伺いを新規登録する
  2. 次に、同アカウントでワークフローを申請します。
    ワークフローを申請(開始)する
  3. 金額が30万円未満のため、2ノード目の承認者である「ichikawa」の承認フローで「決裁」ボタンが表示されます。
    2ノード目で決裁ボタンが表示されている
  4. 決裁ボタンを押下すると、フローが終了します。
    3ノード目以降はスキップされます。
    ワークフローが決裁された

例(2)

次に、金額が30万円以上50万円未満の申請を行います。
この場合、3ノード目で決裁できるように設定しています。

  1. アカウント「asai」でワークフローを申請します。金額は40万円とします。
    購入伺いフローを開始する
  2. 2ノード目(ichikawa)では決裁ボタンは表示されません。
    承認ボタンが表示
  3. 3ノード目(kato)では金額の条件を満たすため、決裁ボタンが表示されます。
    3ノード目で決裁ボタンが表示される
  4. ユーザー3で決裁を行うと、フローは終了します。
    フロー終了

定義方法

モデルの定義

物品購入伺いモデルの定義ならびにワークフローのフロー参加者設定は「ワークフロー > 条件によって申請フローを絞込む」と同じものを使います。

ルール

「決裁ボタン表示条件」ルールを次のように設定します。

ノード番号決裁ボタン表示の条件
2return kian.price < 300000
3return kian.price < 500000

ワークフロー設定

"営業一部物品購入伺いフロー3" に、上の「決裁ボタン表示条件」を設定した例です。

ワークフロー設定更新

条件の書き方

有効条件はスクリプトで記述します。詳細は"条件によって申請フローを絞込む"をお読みください。

最終ノードのボタンの変更

通常、最終ノード(決裁)の実行ボタンの文言は「承認」となっています。

決裁ノードでもボタンの文言は「承認」

これを「決裁」に変更することができます。

決裁ノードで「決裁」ボタンが表示

定義方法

「ワークフロー設定」で「決裁ボタン表示条件」を追加します。
最終ノード(ここでは4つ目)に対して、以下の式を設定します。

return true;
最終ノードに条件式を設定