検索条件を必須入力にする

例

図1は氏名項目を必須とした例です。値を入力しなければ検索を行うことができません。

定義方法

1. モデル項目詳細定義の「検索制御>共通」内にある「必須チェック」を有効にします。

   

   「○」ではなく「警告」と設定することもできます。「警告」と設定した場合にも検索画面にメッセージは表示されますが、再度「検索の実行」ボタンをクリックすると、検索処理は行われます。

2. 「○」を選択すると、下記のようなメッセージが表示されます。

   項目XX に検索制御の必須チェックが指定されています。
   同時に「検索時の初期値を設定する」か、あるいは「検索画面遷移直後の検索処理を止める」と「リセットボタン押下時の検索処理を止める」を設定してください。

   Wagbyは標準で、検索画面に遷移したタイミングで、検索処理を行います。
   検索項目に必須チェックを有効にした場合、初期表示時に必ずエラーとなってしまいます。そのため、設定時にこのような警告が表示されます。

   

3. 「画面 > 検索・一覧表示」より「検索画面遷移直後の検索処理を止める」を有効にします。
   これにより、検索画面を表示した際に必須チェックが行われなくなり、エラーが出なくなります。

   

   ワンポイント

   検索画面遷移直後の検索処理を止めたくない場合は、当該項目の検索条件の初期値を設定することでエラーメッセージを回避できます。

その他の設定：上限と下限の必須チェック

数字型や日付型の項目で範囲検索を行う場合には「下限項目：警告、上限項目：必須」などのパターンで設定することもできます。
（「範囲検索を行う」が有効になっている必要があります。）

仕様・制約

• 本設定は「検索画面遷移直後の検索処理を止める」と「リセットボタン押下時の検索処理を止める」の両方の設定と併用する必要があります。
• 「モデル参照（リストボックス）」の項目に適用すると、選択肢 "すべて" が用意されません。
• 「モデル参照（ラジオボタン）」の項目に適用すると、クリアボタンが用意されません。
• 範囲検索が指定されていないにも関わらず、検索制御の必須チェックが範囲検索（上限、下限）を設定することはできません。
• 範囲検索を指定した項目では、必須チェックは「○」ではなく上限、下限といった選択肢から選択してください。検索条件入力部を一つとしても範囲検索を指定した場合も同様に、必須チェックは「○」ではありません。
• カレンダビューの日付の項目は、この指定を行うことができません。