マルチセッション

最終更新日: 2021年12月24日

動作

マルチセッションとは、1つのブラウザでタブを開いたとき、それぞれのタブで Wagby アプリケーションにログオンする仕組みをいいます。ログオン認証は、タブごとに独立して管理されます。

動作例

アカウント user1 でログオンしている状態で、ギアアイコンから「新規ログオン」を選びます。

新規ログオンを行う

新しいタブが開きます。同じアカウント user1 で自動ログオンされ、同じ画面が開きます。

新しいタブが開く。

マルチセッションの仕組み

図2のアドレスバーに注目します。URLの一部に5桁のランダムな数字が含まれています。これがマルチセッションを実現するための識別子となっています。(新規ログオンを行うたびに、新しい数字が生成されます。)

マルチセッションを利用すると、ユーザごとに内部で割り当てられる「セッション (*)」が、この識別子で管理されるようになります。このため、複数のタブであっても異なるセッションとして区別できるようになっています。

(*) ユーザがログオンし、ログアウトするまでの間、サーバと通信するための通信路をいいます。

仕様

  • マルチセッションは本番運用環境でご利用いただけます。(開発環境ではマルチセッションはご利用いただけません。)
  • 「新規ログオン」を行ったときの画面が登録画面または更新画面だった場合、新しいタブの画面はメニュー画面が表示されます。
  • 複数のタブを開いたとき、それぞれのタブで同時認証接続数を消費します。マルチセッションで新しく開いたタブは不要になったとき、手動で「ログオフ処理」を行うことですぐにセッションを解放するため、同時認証接続数を有効に再利用できます。ブラウザのタブを閉じる処理ではセッションが残り続けます。(これはセッションタイムアウトによって解放されます。)