JasperReportsを利用したPDF出力 (3) ファイルの結合

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

動作

請求書の出力業務で、最初の数ページは約款でそのあとに実際の請求書が含まれるようなケースを想定します。

JasperReportでは1テンプレートファイルで1パターンを作成することが基本になります。 そこで下記のように複数のテンプレートファイルを用意することになります。

約款の1ページ目の帳票テンプレートファイル.jrxml
約款の2ページ目の帳票テンプレートファイル.jrxml
...
請求書の帳票テンプレートファイル.jrxml

これらをまとめて、1つのPDFとして出力するようにします。

定義方法

帳票テンプレートに指定します。

図1 結合用テンプレートファイルの設定(JapserReport用)

次のルールが適用されます。

  • 二つ目以降のテンプレートファイルは「結合用テンプレートファイル」(繰り返しコンテナ)に登録する。登録順に結合される。
  • ただし通常の項目(「テンプレートファイル」)にもJaspterReportのテンプレートファイルが指定された場合は、それを1ページ目とする。
  • 帳票テンプレートモデルで出力ファイル名が未指定のときは、通常項目のテンプレートファイル名を用いる。ただし通常項目にテンプレートファイル名が指定されていないときは、繰り返しコンテナの1番目のテンプレートファイル名を用いる。