ラベルの表示内容を式で制御する

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

実行例

登録画面の "テストラベル" という表示は、項目ラベルのように見えますが、実際は値部分になっています。(元々のラベル部は非表示としています。)

図1 値部分をラベルのように表示させている

詳細画面も同じような設定を行なっています。

図2 詳細画面

定義方法

サンプルのモデル定義を示します。ここで item1 は自身のラベルを非表示とし、内容部を (item2の) のラベルのように振舞わせます。item2 もラベルを非表示とします。

図3 ラベルの代用となるitem1と、値が格納されるitem2を定義する

モデル項目詳細定義ダイアログを開きます。"詳細 > 自動計算" でラベル文字を返すようにします。ここでは単なる文字列を返していますが、ここで式を適切に指定することで、条件によって文字列の内容を変更することができます。

また、この項目はラベルの代用となるため、データベースに保存する必要はありません。

図4 計算式でラベル文字を設定する

item1 項目(ラベルの代用) は "出力制御 > 詳細画面 > スタイル" で、元々のラベルを表示しないとします。また CSS クラス名に "display_label" と指定します。これは Wagby の標準でラベル部に適用される CSS です。

図5 出力制御のスタイル設定

同じく入力制御のスタイルも設定します。ラベル部分の文字を太字とするため、CSS で "font-weight:bold" を指定します。

図6 入力制御のスタイル設定

item1 をラベルとして使うため、item2 項目のラベルを非表示とします。

図7 item2のラベルを非表示とする

レイアウトを設定します。item1とitem2をグループに格納します。最初に「追加」ボタンを押下してグループを作成し、ドラッグ&ドロップ走査で、項目をグループに含めます。両者を横並びとし、標準的な表示比率である "25%,75%" を指定します。

図8 レイアウトの設定