画面遷移 (2) 検索画面へ遷移する最終更新日: 2020年3月14日
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詳細画面から検索画面への遷移

見積書モデルの詳細画面から、顧客モデルの検索画面へ遷移するボタンを用意した例を図1に示します。 ここでは「会社名」の値を検索条件として再利用しています。

図1 顧客モデルの検索画面へ遷移するボタンを用意した例

このボタンを押すと、検索条件に会社名が渡された状態で、顧客モデルの検索処理が行われます。 図2では、検索と一覧を同一画面にまとめています。

図2 顧客モデルの検索&一覧表示画面

定義方法

図1で示した「見積書モデル」で、「画面>その他>Javaソースコードの設定」を開きます。
ここで追加ボタンを次のように定義します。

項目 説明 入力例
画面名 どの画面にボタンを追加するかを指定します。ここでは"詳細表示画面"とします。 詳細表示画面
表示する 有効にします。 (チェック)
表示条件 常にボタンを表示する場合、本欄は空白とします。条件については"ボタン表示条件"をお読みください。
ボタン名 任意の名前を指定します。式で表現することもできます。 この会社で検索
イベント名 遷移した画面に対するイベントを指定します。[後述] Reset
アクション名 遷移する画面を指定します。[後述] showListCustomer
追加パラメータ 遷移する画面へパラメータを指定することができます。[後述] companyname=${companyname}
図3 追加ボタンの設定

イベント名

画面毎に、受け取ることのできるイベントが用意されています。検索画面で受理できるイベントは次のとおりです。

イベント名 説明
Reset 現在の検索条件をリセットし、外部パラメータを用いた検索処理を行います。今回のように外部からパラメータを渡す場合に有効です。
Search 最初にセットされた検索条件を使います。このため二回目以降の外部パラメータはセットされません。これは検索画面と一覧表示画面を行き来するような画面遷移で、検索条件を保持するためのイベントです。
Search_Condition Searchと同様ですが、パラメータがない場合は空の検索条件が指定されたものとして扱います。
イベント名は大文字小文字を区別します。正確に入力してください。

アクション名

モデルと画面の組み合わせから構成される文字列です。アドレスバー(URL)の一部になります。

検索と一覧表示画面は次のようになります。

"showList" + モデル名(キャメル記法)

このルールにより、モデル "customer" の検索一覧表示画面に対応するアクション名は "showListCustomer" になります。 拡張子は不要です。

モデルIDに適用するキャメル記法 : 先頭の1文字を大文字とします。モデル名に含まれるアンダースコアは取り除き、その次の文字を大文字にします。[詳細...]

追加パラメータ

検索画面に対して、直接、検索条件を渡すことができます。

書式は「キー=値」となっています。キー部分は(遷移先モデルの)項目IDになります。
値部分にプレースホルダ (${ ... }) を用いて、遷移元の項目の値を渡すことができます。

複数のパラメータを渡す場合は&で区切ります。

図2の動作を実現するための追加パラメータは次のようになります。イコールの左側は顧客モデルの項目で、今回は検索条件になります。イコールの右側は見積書モデルの項目です。

companyname=${companyname}

受ける側(検索条件)の初期値設定

受側のモデル(この例では顧客モデル)の当該項目について、「初期値 > 検索画面表示時」に REQUEST 関数を設定します。

図4 検索条件の初期値

制約

追加パラメータに記載する項目名に以下を指定することはできません。

  • 繰り返し項目
  • 繰り返しコンテナ項目
  • このモデルに紐づく外部キー子モデル

モデル参照項目の扱い

図1,2の例は、顧客モデル内の「会社名」は文字列型でした。 続いて「会社モデル」と「顧客モデル」を分割した例を示します。顧客モデルの「会社名」は、会社モデルの主キーを保持する構造に変わります。(図5,図6)

図5 会社モデルの定義
図6 修正された顧客モデル

実行

見積書における「会社名」は(文字列型から)モデル参照 - 参照連動 - となっています。このとき「この会社で検索」ボタンを押下すると、会社名コード (ID部) を渡しています。

図7 修正された見積書モデルの詳細画面

モデル参照についても、パラメータが渡っていることが確認できます。(図8)

図8 ボタン押下後の顧客検索画面

設定

見積書モデル

見積書モデルにおける「会社名」は参照連動です。参照連動の場合は標準で「内容部」を渡すようになりますが、今回は引数に「ID部」を渡すことが求められています。(顧客モデルの「会社名」がモデル参照となっているためです。)

そこで図3の見積書モデルの「追加パラメータ」を次のように修正します。"#id" を付与するとIDを渡すことができます。

#id表記の詳細は"計算式>モデル参照"をお読みください。

companyname=${companyname#id}
図9 追加パラメータの修正

顧客モデル

検索条件の初期値にコード(ID部)を設定するため、TOINT関数を適用します。

TOINT(REQUEST())
図10 初期値の式の変更(TOINT関数の適用)

検索画面から検索画面への遷移

model2 の検索画面から model1 の検索画面へ遷移する例を説明します。ここで item1 は文字列型、item2 は数値型で範囲検索を有効としています。

model2の定義

model2 に用意したボタンの「追加パラメータ」は次のとおりです。

図11 model2に用意したボタンの定義
item1=${cond.item1}&item21jshparam=${cond.item21jshparam}&item22jshparam=${cond.item22jshparam}
  • ${ と } で囲んだ(model2の)項目名について、検索条件を示すcond.を付与します。詳細...
  • 範囲検索の場合、さらに項目名に "1jshparam" と "2jshparam" を付与します。それぞれ開始と終了を意味します。

model1の定義

item1の初期値

文字列型の項目 item1 の式を示します。上図の11で、同じ名前item1を使っているため、REQUEST関数の引数を省略しています。

図12 受け側となるmodel1のitem1項目(文字列型)
タイミング 式の種類
検索画面表示時 自動計算式 REQUEST()

item2の初期値

数値型かつ範囲検索を有効としている項目 item2 の式を示します。数値型のため TOINT で囲んでいます。開始部分は item21jshparam となります。終了部分は item22jshparam となります。

図13 受け側となるmodel1のitem2項目(数値型)
タイミング 式の種類
検索画面表示時 自動計算式 TOINT(REQUEST("item21jshparam"))
検索画面表示時
(範囲検索の上限項目)
自動計算式 TOINT(REQUEST("item22jshparam"))

運用時の注意点

本設定を利用する場合、必ず model2 の検索処理を行なうようにしてください。(一度も検索処理を行わない場合、パラメータを渡すことはできません。)

仕様・制約

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