R6.9

最終更新日: 2021年12月27日

Log4jの脆弱性について [2021.12.27]

Wagby R6/7/8 に同梱されているログライブラリ Log4j は 1.x を利用しています。そのため Wagby を標準でご利用いただいている場合は問題ありません。ただし Log4j の設定を手動で変更され、JMSApender を使って JNDI アクセスを有効にしている場合、CVE-2021-4104 の脆弱性の影響を受ける可能性があります。

念のため、開発者は製品に同梱された Log4j の設定ファイル (log4j.properties) を変更したかどうかをご確認ください。もしこのファイルを変更しJMSApender を使っている場合は同機能を無効にしてください。

なお Log4j 1系はすでに製造元によるサポートが終了となっています。これを踏まえ、Wagby ご利用のお客様には R9 へのバージョンアップを推奨します。

R6.9 Update 17

[2015.2.5] R6.9 Update 17 を公開しました。

重要

R6.9 Update 16/17 に同梱する Wagby 定義ファイルには、項目詳細定義の表示に不具合があり、いくつかの項目が不可視となっています。この版をご利用になる場合、Wagby 定義ファイルは R6.9 Update 15 以前のものをそのままお使いいただくか、または R6.10 以降の定義ファイルに差し替えてください。

同梱する郵便番号データ

  • 平成27年1月30日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • R6.9 Update 16 で、親子孫モデルで計算結果の不整合が生じる件を修正したが、この影響で親子モデルの計算が正しく行われない場合が生じた。
  • 参照連動項目の参照先がモデル参照で、連動する項目を未入力としたとき、一覧表示画面に「存在しないデータ -1 (-)」と表示される。

R6.9 Update 16

[2015.2.2] R6.9 Update 16 を公開しました。

重要

R6.9 Update 16/17 に同梱する Wagby 定義ファイルには、項目詳細定義の表示に不具合があり、いくつかの項目が不可視となっています。この版をご利用になる場合、Wagby 定義ファイルは R6.9 Update 15 以前のものをそのままお使いいただくか、または R6.10 以降の定義ファイルに差し替えてください。

ワークフロー

  • ワークフローの申請フロー表示に絞込ルールを設定できるようになりました。
  • 任意のノードに「決裁」ボタンを表示できるようになりました。
  • ワークフローの保留フロー状態画面に、一括承認に加えて一括差し戻し、一括却下ボタンを用意しました。
  • グループによる代理申請・代理承認を行えるようになりました。

関数

  • 演算誤差を発生させない加減乗除を行う関数ADD,SUB,MUL,DIV を用意しました。
  • 関数VALUEに第二引数を追加しました。解析失敗時のデフォルト値を指定できます。
  • 項目の値が格納されているかどうかを返す関数 ISEMPTY を用意しました。参照連動型項目にも適用できます。

制約の改善

  • サブメニューで階層化できるのは二段までという制約が解除されました。
  • 参照先リンクトレース機能を有効にした参照元のモデルで、帳票を設定し、かつ一覧表示画面で一括帳票を設定することができるようになりました。

仕様変更

  • 検索条件の「リセット」を行ったタイミングで、ページに表示する件数も初期値に戻すようになりました。
  • 郵便番号から住所を補完する機能で、郵便番号を途中まで入力して住所の候補を出力する機能では入力チェックをスキップさせるようにしました。これにより、郵便番号型の入力チェックの正規表現を3桁と4桁(それぞれ固定長)に戻しました。

運用

  • ジョブスケジュール機能について、起動時間を指定せず「今すぐ実行」が行えるようになります。

セキュリティ

  • 同梱しているライブラリ Dojotoolkit を 1.6.3 へバージョンアップしました。クロスサイトスクリプティング脆弱性に対応するものです。

同梱する郵便番号データ

  • 平成26年12月26日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • 繰り返しコンテナの条件付き権限設定が動作しない。R6.9 Update 15 でのデグレード。(JFCControlUtilImplクラスに含まれるメソッドをフレームワークに移動した際の対応漏れ。)
  • 一覧更新の際に、テキストエリアに改行のあるデータが変更が無くても入力チェックで編集有になってしまう。
  • 絞り込みに指定した項目が必須項目のとき、絞り込み動作処理時に実行時エラーが生じることがある。
  • 予約語を項目名(コンテナ名)に用いたとき、誤ったgetterコードが生成される。
  • 隠しレイアウトへの入れ子レイアウトに、さらに隠しレイアウトを設定すると画面が崩れる。
  • JavaVM 不具合対応。Tomcat単体で本番運用したとき、通信路を圧縮する機能の影響で JavaVM が強制終了しててしまうことがある。このため出荷時には本圧縮機能を無効とする。具体的には server.xml の Connector/@compression 指定を off とする。(これまでは on として出荷していた。)なお Apache-Tomcat 連携時は本不具合は発現しない。
  • 検索条件に自己参照を含む項目があると、型の解釈を誤ってビルドエラーになることがある。
  • 主キーが文字列型かつ空白を含む値をもつとき、暗黙条件を設定すると詳細表示画面でデータが表示されなくなる。
  • 参照連動型(日付時刻)を検索条件としたとき、検索すると入力値がクリアされる。
  • 親子孫モデルにて、それぞれの子モデルの自動計算式が指定されている場合(例:合計を求める)子モデルにて正しく計算されない。
  • 親子孫モデルにて、孫の一覧更新画面を作成しない場合、計算結果に不整合が生じる。
  • 初期値にREQUEST関数を指定したとき、種類が空白のときと四則演算のときで動作が異なる。外部からのパラメータがない状態でREQUEST関数が呼び出されたとき、種類が空白のときは、元々、格納されていた値が維持される。種類が式のときはnullに上書きされる。これを統一し、いずれの場合でも、元の値が維持されるようにする。
  • 2ユーザかつ異なるセッションで、同時に集計ビューの画面にアクセスすると、誤った集計件数が表示される。
  • カスタマイズボタン作成時、パラメータとなるモデル参照項目の参照先が参照連動の数珠つなぎで最後がリストボックスというパターンで実行時エラー。
  • モデル名を "XXX_1" とし、外部キー子モデルを利用するとビルドエラーになることがある。
  • 外部キー項目に値が入っているかどうかを判定するコードで、外部キー先が主キーでなく、かつ必須項目の場合にcheckメソッドを生成してしまう。
  • パスワード変更画面では再計算は行わないという仕様とする。(juserモデルを拡張し、計算式を含んだ場合に影響がある。)
  • ワークフロー適用モデルに詳細な更新履歴を繰り返しコンテナに持たせる設定を行うと、ワークフロー処理のたびに内容がブランクの変更履歴が書き込まれる。
  • ワークフローで、代理者を設定した際に保留フロー一覧の「処理保留者」が委任者のままで表示されるようになっていた。
  • ワークフローデータ移行ツールのパフォーマンス改善。実行時に、計算処理を呼び出さないようにする。
  • ロック情報を管理する jfclockobject モデルの「ユーザ名」項目は不要である。
  • 印刷範囲を指定せず、一覧画面にて「複数データの帳票を一度に出力する」機能を使用すると実行時にNPEが発生する。
  • メール送信機能で、メールヘッダのパラメータが空の場合、実行時にNPEが発生する。
  • インポート時に "SystemId は不明" と表示されることがある。

R6.9 Update 15

[2014.11.14] R6.9 Update 15 を公開しました。

標準機能の強化

  • メインウィンドウの値をサブウィンドウに渡す設定で、検索画面かつ参照元項目が範囲検索の場合、参照元の範囲検索開始を参照先の範囲検索開始にセットするようにしました。

同梱する郵便番号データ

  • 日本郵政の住所マスタにおける、括弧表記を除外する。例: 郵便番号が「600-8016」の場合、これまでは"京都府京都市下京区材木町(木屋町通松原下る、松原通木屋町東入、松原通高瀬川筋" となっていましたが、この版より括弧部分を除去し、"京都府京都市下京区材木町" となります。
  • 平成26年10月31日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

自動生成されるソースコードの変更

  • JFCControlUtilImplクラスに含まれるメソッドをフレームワークに移動しました。生成コードは大幅に削減されます。

インポート・エクスポート

  • ロックオブジェクトを管理する jfclockobject モデルをインポート・エクスポート処理の対象外としました。

不具合修正

  • ワークフロー移行ツールで実行時エラーになることがある。
  • テキストエリアをラベル化し、改行を維持する設定で、登録・更新系画面で、このテキストエリア項目が読み込み専用であれば、本設定も自動的に反映されるという動作で機能しない場合がある。
  • 外部キー親子モデル関係において、親と子の項目を相互に参照する関係を定義したとき、一覧表示画面で34件目以降の参照連動が解決されない場合がある。
  • モデル参照(ラジオボタン)項目において「選択されなかった項目名の表示」+ 「読込専用」を組み合わせると登録・更新画面で選択されているものしか表示されない。
  • 外部キー親子モデル関係において、子モデル同時更新時に暗黙条件を設定したモデルを子モデルとした場合に実行時エラーになる。
  • 「選択されなかった項目名の表示」を有効にしたモデル参照(ラジオボタン)の項目において、詳細画面で表示優先度が効かない。
  • テキストエリア項目に「読み込み専用指定 + ラベル表示指定」を行っても登録更新画面でテキストエリアが表示されない。
  • 一覧更新画面にて、更新権限+数値フォーマット指定した項目で、権限がないため読み込み専用となった場合に、編集有となってしまう。
  • 一覧更新画面にて、ユーザ定義チェックにて隠し項目を用いた式を指定している場合に、正しくチェックされない。
  • 一覧更新画面にて、日付の入力チェックを設定した際に、未入力の状態から入力したときに入力チェックエラーとなってしまう。
  • 一覧表示画面と条件付き権限指定項目を組み合わせたとき、新規は可能だが、既存データは項目別権限設定により閲覧のみになっているという指定が動作しない。
  • 参照連動自モデル保存かつ必須項目で参照先が基本型の場合、値をクリアする処理部でnullではなく-1をセットするようにする。
  • 繰り返しコンテナ縦並びレイアウトをタブに格納すると余分な閉じdivタグの影響でレイアウトが崩れる。
  • 出力制御数値フォーマットが、検索条件(範囲検索の下限、上限項目)に反映されない。
  • 条件付き権限を設定した参照連動項目で、連動先がモデル参照(リストボックス)の場合、権限を有しているときは参照先がなくともラベルと空の値部が表示されるべきだが、表示されない。
  • 初期検索の抑制(検索画面遷移直後の検索処理を止める)を指定しても、検索結果が1件の時詳細表示画面に遷移する条件を設定すると初期検索が実行されてしまう。
  • 一括帳票出力で、1データ1Excelシートを選択するとテンプレートに指定した印刷範囲の設定が消えてしまう。
  • 別画面へ帳票出力後、登録や帳票出力等のナビゲーションリンクボタンが動作しなくなる。
  • ワークフローの階層が10を超えると、1の次の階層IDが10になる。
  • 統計情報を確認後、システムログを閲覧すると画面にログが表示されなくなる。
  • 郵便番号と住所の同期設定で、郵便番号を必須項目としたとき、郵便番号未入力で「住所の同期」を行うと住所がセットされない。
  • 「環境 > カスタマイズ > 毎回のリクエストでユーザ情報を取得する」機能を無効にすると、初期パスワード(または期限切れパスワード)変更後もメニューが制限されたままとなる。
  • 初期パスワード変更後、暗黙条件に利用している USERINFO 関数の値が正しく取得できない。
  • アカウント登録・更新画面で「パスワード強制変更」を有効にして保存処理を実行すると詳細画面ではなくメニュー画面に遷移し、「データの登録(更新)処理は正常に行われました」メッセージが表示されず、正しく処理が終了したかがわからない。
  • (R6.9 Update 13 で対応した)参照連動した値を自動計算で使い、さらにその値をトリガとして参照連動した値を自動計算に適用するというパターンがDB非保存項目で動作しない。
  • (R6.9 Update 8 で対応した)繰り返しコンテナ縦並びレイアウトをタブに格納すると余分な閉じdivタグの影響でレイアウトが崩れることがあるという対応に漏れがあった。

R6.9 Update 14

[2014.9.30] R6.9 Update 14 を公開しました。次の内容が含まれます。

標準機能の強化

  • 他項目比較チェックで、比較先が参照連動項目というパターンに対応しました。
  • CSV・Excelダウンロード機能で、ファイル名にプレースホルダを記載できるようになりました。

関数

  • 関数A1FORMATを提供しました。

セキュリティ

  • 帳票テンプレートとメールテンプレートの定義で、一般ユーザ(common)の閲覧権限を除去しました。これはセキュリティ強化のためです。移行ツールではこの処理は行なわないため、旧バージョンを利用している方で、一般ユーザがこのデータを直接、閲覧できるのが好ましくないという場合は、このバージョンに含まれるcommon-jfcmailtemplate.xls,common-jfcreporttemplate.xlsをご利用ください。

同梱する郵便番号データ

  • 平成26年8月29日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • 外部キー親子モデル同時更新を設定した場合、親モデル側に設定した入力可・不可制御が動作しない。この不具合はR6.9 Update 12,13で発生する。
  • 外部キー親子関係で、親側に子の要素を用いた計算式があり、かつ子が親を参照連動するような定義で、計算結果がゼロになる場合がある。
  • 親子孫の外部キーで子と親、子と孫でそれぞれを相互に参照するような計算式を設定すると、生成されたコード内の変数が重複することがある。
  • 繰り返しコンテナ多段レイアウト利用時にセル結合(列)を設定すると項目名に結合のための内部情報 "[@colspan=XX]" が表示されてしまう。
  • ボタン表示制御の式に**PERMISSION関数を含むとプレースホルダが機能しなくなりコンパイルエラーになる。
  • 全データを一括処理の対象とする場合に ヘッダー部分のチェックボックスによる再描画で検索条件がクリアされる。
  • 詳細画面の初期値設定に式を書いても、対応するコードが生成されない。
  • R6.9 Update 6 で対応した参照先が複合キーであるモデル参照項目を一覧表示に加え、かつスタイル指定を行うとビルドエラーになるという件の修正に異なるエラーパターンが見つかった。
  • パスワード変更画面で複数回現在のパスワードを間違え、アカウントロックされる際に、不正なエラーメッセージが表示される。
  • JasperReport(JDBC)で帳票テンプレート内に結合テンプレートを指定すると、結合部のデータ取得が行われない。
  • 一覧更新画面内のモデル参照(検索)項目に更新権限を付与しても効かない。
  • 一覧表示画面から詳細画面への遷移で、詳細ボタン非表示とし、行クリック遷移のみ有効にするとカーソルの形状が変わっても実際には押下できない仕様である。そこでこの定義を行った場合、カーソル形状が変わらないように修正する。
  • 他項目の値で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能で、参照先が自分自身(自己参照)の場合、子モデルの再計算処理を省略させるようにする。これにより自己参照によるスタックオーバーフローエラーを回避する。
  • コード直接入力によるストアモデル参照」機能と「サジェスト」機能は併用できませんが、両方の設定を有効にした場合、入力欄が二つ表示されてしまっていました。この場合はサジェストのみが有効になるようにする。
  • Wagby定義ファイルでトランザクション制御を設定する際、繰り返しコンテナ内の項目は参照連動のみしか指定できない。
  • トランザクション制御でコピー登録処理には新規登録のスクリプト呼び出しを行うようにする。(これまではコピー登録時のスクリプト呼び出しは未対応だった。)
  • ファイル型項目のアップロードファイルサイズ指定で、最小と最大の片方だけを指定するとチェック処理コードが生成されない。
  • 検索条件に含めるモデル参照項目の参照先が複合キーで、かつ絞込設定がない場合に動作不良。

R6.9 Update 13

[2014.8.12] R6.9 Update 13 を公開しました。次の内容が含まれます。

基本機能

  • システム管理者は暗黙条件が適用されないようになりました。
  • 参照連動した値を自動計算で使い、さらにその値をトリガとして参照連動した値を自動計算に適用するというパターンに対応しました。
  • 選択されなかった項目を表示する機能を、参照連動項目(参照先がラジオ、チェックボックス)にも対応させました。
  • これまで文字列を数値に変換する関数としてVALUEを用意していましたが、戻り値は浮動小数点型でした。これに加えて、新しい関数TOBYTE,TOSHORT,TOINT,TOLONG,TOFLOAT,TODOUBLEを用意しました。それぞれ文字列型を適切な基本型に変換しました。
  • 任意の画面に遷移する機能で、パラメータに含む項目がモデル参照の場合、#idと#contentを指定できるようにしました。
  • 日付、時刻型項目の参照連動自モデル保存について、許容できる日付、時刻入力パターンに参照先項目の入力パターンを使うようにしました。(これまでは自モデル内の出力フォーマットパターンを使っていました。)これによって許容される入力パターンが増えます。
  • メールテンプレートに任意のメールヘッダを指定できるようになりました。(従来は Message-ID と In-Reply-To のみ指定欄がありました。この版から「メールヘッダ」という繰り返しコンテナを用意したため、いくつでも指定することができます。)

パフォーマンス

  • ワークフロー、メールテンプレート、帳票テンプレート利用時に、全モデルの個数を取得するSQL処理が行われていましたが、これを抑制するようにしました。

システム内部の扱い変更

  • ワークフロー関連テーブル「フロー参加者設定」の物理テーブル名を "jfcprtcpnt_sttng" としました。同じく、同モデルの繰り返しコンテナ「フロー参加者コンテナ」の物理テーブル名を "jfcprtcpnt_sttng$participants" としました。これはORACLEなど物理テーブル名の長さに制約がある場合、これまで手動で変更する必要があったものをWagby本体で吸収することにしたものです。旧バージョンからバージョンアップする場合、Wagbyが標準で提供するインポートエクスポート機能を使ってデータを移行することで本変更も自動的に吸収されます。

同梱するライブラリ

  • Tomcatのバージョンが6.0.36から6.0.41になりました。

不具合修正

  • 繰り返しコンテナに含まれるチェックボックス型項目を参照連動した項目をさらに参照連動すると値が取得できない。
  • 繰り返しコンテナ内にファイル型項目を用意し、横並びレイアウトとすると更新時にファイルが消える。
  • 閲覧と更新の両方の権限を設定すると入力チェックが機能しない。
  • タブレイアウト利用時、非表示中のタブ内の参照連動項目の解決の際にJavaScriptエラーが発生する。
  • タブレイアウト利用時、タブ内にリッチテキストエリアを用意し、別タブで画面再描画を行うと、入力した値が消える。
  • 登録・更新の確認画面から更新系画面へ戻ったとき、条件付きスタイル指定やコンテナボタン表示制御が機能しない。
  • 主キーに「&」「$」「"」「'」を含むデータの一括削除ができない。
  • テキストエリアを参照連動項目した場合、表示画面でテキストエリアをラベルとして表示する設定が効いていない。
  • モデル同士の関係性で選択肢を絞り込む設定で、チェックボックス-チェックボックスを指定するとビルドエラーになる。本エラーはR6.7 Update 3以降のWagbyで発生すす。
  • 新しい和暦を追加すると(追加した和暦の)入力時に入力チェックエラーになる。
  • 郵便番号型の項目に「この値を変更すると画面を再描画する」を設定すると、住所の同期化ボタンが機能しなくなる。
  • 複数の日付型項目を主キーにもつモデルを用意し、これを参照連動で用いるとローカル変数fmtの重複が発生してビルドエラーになる。
  • 繰り返しコンテナ内の項目名をsizeとすると、ローカル変数と重複してビルドエラーになる。
  • 項目名にkeyまたはcontentを含むモデルにダウンロード機能を設定すると、ローカル変数と重複してビルドエラーになる。
  • モデル参照(検索)の入力欄にスタイル指定が効かない。
  • 参照先のトレースを設定すると一覧表示画面の内容がnullで初期化されることがある。
  • メールアドレス型の項目に対する入力チェックで、name-addr形式 (山田 太郎 <taro@com>) が入力エラーとなる。
  • 子モデルに含まれる親モデルの主キーを使って、親モデルへ遷移するボタンの表示制御に未対応。
  • 親モデルの一覧更新画面で、子モデルの入力エラーが発生する状況で保存したときに、例外が発生する。
  • 複合キーモデルで、参照先モデルがさらに複合キーで、かつ項目IDの名前が同じ場合にビルドエラーになる。
  • 同梱している soria.css の CSS 指定で、display_field_prewrap クラスに "," が抜けている箇所がある。
  • チェックボックスの画像を表示しない設定が、子モデルの一覧表示に反映されない。
  • 自己参照の絞り込みを用いたとき、子モデルの値を親モデルが参照する計算式が動作しない。

R6.9 Update 12

[2014.6.18] R6.9 Update 12 を公開しました。次の内容が含まれます。

パフォーマンス向上

  • プロジェクト定義ファイルのカスタマイズ設定「毎回のリクエストでユーザ情報を取得する」の標準を "しない" に変更しました。この影響で、パスワードの有効期限が切れたときにパスワードを再設定後、いったんログオフするという運用に変わります。
  • これまでUSERINFO 関数のために、画面描画の都度 juser の最新情報をデータベースから取得する (SQLを発行する) ようにしていましたが、これをログオン時に一回だけ行うように修正しました。これによってパフォーマンスが向上します。ただしjuserの更新後に USERINFO 関数を使うと古い情報を読み込む場合があります。この変更の影響が大きい場合、旧版の動作に元に戻すこともできます。

休日の取り込み

  • iCalendar 形式で記述された日本の公休日情報を取り込む機能が追加されました。

関数

  • 配列操作のための関数ADD, INDEXOF, LASTINDEXOF, ISEQUALS, ISSAMELENGTH, REMOVE, REMOVEELEMENT, REMOVEELEMENTALLを追加しました。

メッセージの変更

  • アップロード更新で値の重複時に表示されるエラーメッセージを修正しました。これまでは「選択肢に重複して指定されています。」でしたが、この版からは「項目 XXX に指定された値 YYY で問題が発生しました。同じコードに複数の値が定義されています。そのためどのコードを更新するか特定できません。」になります。

ワークフロー

  • WF_CURRENT_USERID, WF_NEXT_USERID, WF_USERID, WF_CURRENT_GROUPID, WF_NEXT_GROUPID, WF_GROUPID 関数の値が書き変わるタイミングを変更しました。これまではメール送信後に書き変わっていましたが、この版からはメール送信前に書き変わります。この変更により「次の処理者」を関数を使って取得し、メール送信できるようになります。

同梱する郵便番号データ

  • 平成26年5月30日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

運用

  • ビルド後のアプリケーションで、エクスポートフォルダの変更を行えるようになりました。(再ビルドは不要です。)

不具合修正

  • カレンダビューの検索部分でチェックボックスのクリアボタンが効かない。これはR6.9Update10,11のWagbyで発生する。
  • R6.9 Update 8 でサーバサイドJavaScriptに渡すオブジェクトの内部管理方式を変更したが、その影響でトランザクション処理内で Hibernate の session オブジェクトが利用できないという問題が発生した。
  • R6.9 Update 3, Update 6 でチェックボックス型項目に初期値および計算式を記述できるようにしたが、対応漏れのケースがあった。
  • R6.8 Update 2 で一覧更新画面を入力可・不可制御に対応しましたが、外部キー子モデルを親モデルの更新画面で編集する画面ではこの対応に漏れがあった。
  • 項目権限制御機能を利用した場合に前回のデータのキャッシュが適用され、意図しない値で保存されることがある。
  • ダウンロード画面でチェックボックスのクリアボタンが動作しない。
  • 絞り込みを設定している項目で、古い値を表示する場合がある。絞り込み設定項目には、内部キャッシュを使わないようにする。
  • 入力欄の前・後に表示する文字列の指定がテキストエリアでは無視される。
  • アップロード更新機能で、モデル参照項目にヘッダ名「項目名#id」とすることでIDを使ったアップロードが可能ですが、主キー項目には未対応。
  • ユーザ定義チェックの5番目の式設定が反映されない。
  • 参照連動項目を検索に利用し、かつコンボボックスと指定するとビルドエラーになる。
  • 親モデルが存在しない子モデルを削除すると実行時エラーが発生する。
  • 子モデルの外部キー連携の詳細ボタンの表示条件の設定が正しく動作しない。
  • タブ表示条件で読み込み専用項目を制御元とした場合にタブの表示切替が正しく動作しない。
  • SLICE関数の第二引数に項目名を指定するとビルドエラーになる場合がある。
  • 読み込み専用項目の場合にチェックボックスの一行に表示する数の指定がAjax書き換えに未対応。
  • 関数 ACCOUNTKANAANORM 処理時に実行時エラーが発生する場合がありました。こちらを修正しました。
  • 子モデルの外部キー項目が親モデルの該当項目と異なっている場合に親モデル詳細表示時に実行時エラーが生じることがある。
  • モデル参照で、連動元のモデルを選択する項目をDB保存なしにするとビルドエラーになる。
  • ファイル型項目に "オリジナルファイル名をそのまま使う" と指定したモデルでファイル型項目をアップロード更新しても自動的に"_1", "_2", "_3",...という接尾語が付与されない。
  • 外部キー子モデルのサブモデルで外部キー項目を指定せずに保存すると実行時エラーになる。
  • カレンダビューで、隠し設定した項目が検索条件に表示される。
  • カレンダビューから登録した際、登録後に遷移する画面がカレンダビューではなく詳細画面に遷移される。
  • "選択されなかった項目名の表示"が未指定の場合に、チェックボックスの参照連動でAjax処理後にすべての選択肢が表示される。
  • 「Javaソースコードの設定>ユーザ定義処理」にて、画面名に一覧表示画面(行毎)を設定したユーザ定義処理を設定した場合に、一覧表示画面だけでなく、ストアモデル参照(検索画面)の別画面にもボタンが表示される。
  • 集計ビューにて、マスタモデルの参照(コンボボックス)項目をメジャーに指定したときに、グラフに正しくラベルが表示されない。
  • 集計ビューにて、比率のフォーマットに小数点以下の桁数を指定すると書式が崩れる。
  • 外部キー子モデルをもったモデルで、かつ子モデルを使った計算式を定義した場合に一覧表示画面で(その項目を表示しないにもかかわらず)無条件に子モデルの参照連動解決処理が実行される。

R6.9 Update 11

[2014.4.30] R6.9 Update 11 を公開しました。次の内容が含まれます。

セキュリティ : CVE-2014-0094対応

Wagby R6.9 Update 10 で公開したStrutsフレームワークに対する脆弱性対応には、マルチパートフォームを使った攻撃に未対応でした。この対応を行いました。

Wagby R6.9 Update 10 をダウンロードした方は、Update 11 へバージョンアップしていただきますよう、お願いします。

重要

本脆弱性に対応したパッチを用意しました。最新版へバージョンアップできない場合、以下のページに記載された手順に従って、既存アプリケーションへパッチを適用してください。
Wagby R6 への CVE-2014-0094 対策パッチの適用について [2014.04.30 更新]

R6.9 Update 10

[2014.4.28] R6.9 Update 10 を公開しました。次の内容が含まれます。

セキュリティ : CVE-2014-0094対応

Wagbyが用いているStrutsフレームワークに対する緊急の脆弱性がアナウンスされました。この対応を行いました。

定義ファイル

  • Wagby定義ファイルがMS-Office 2013 (32bit) に対応しました。

不具合修正

  • R6.9 Update 9 で対応したリバースプロキシ利用時のIPアドレス記録方式の改善によって、ホスト名解決に時間がかかる場合がある。
  • 一覧更新画面で、コピー登録時の式が適用されない。
  • R6.8 Update 3 で対応した「参照連動項目もモデルの絞り込みに対応する」機能で、参照連動項目がデータベース非保存の場合にコンパイルエラーが発生する。
  • 「値が変更されたら画面を再描画する」設定で、再描画が行なわれると入力不可項目の値が保持されない。
  • 一覧表示画面に列固定を指定したとき、対応するサブウィンドウ検索画面が列固定の左側部分しか表示されない。
  • テーブルの作成を行わないモデルに繰り返し項目、繰り返しコンテナ、チェックボックスが設定されている場合、不正なテーブル名が設定される。
  • Oracle利用時、データベース設定で「識別子の区切り文字を使用しない」とした場合、jfcmodel4dm モデルのsize項目がOracleの予約語になっていてテーブルの作成が行えない。
  • 隠し項目としたファイル型で、登録と更新を繰り返すと過去に入力したファイル名が表示される。
  • 画面を作成しないモデルに対する独自ボタン定義で、表示条件式の解釈時にセキュリティ例外が発生する。

R6.9 Update 9

[2014.4.15] R6.9 Update 9 を公開しました。次の内容が含まれます。

ワークフロー

  • 処理保留者(またはグループID)を返すWF_USERID(),WF_GROUPID()を用意しました。当該データについての処理保留者(またはグループID)を返します。
    ※ この関数は当初、WF_NEXT_USERID(), WF_NEXT_GROUPID() として R6.9 Update 8 に含まれていましたが、動作しないパターンが発見されました。R6.9 Update 8 でこの関数を利用した方は、R6.9 Update 9 以降、関数名を変更してご利用ください。

同梱する郵便番号データ

  • 平成26年3月28日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

運用

  • Wagbyで開発したシステムのフロントエンドにリバースプロキシを設置した場合、system.logに記録されるアクセス元がリモートIPではなくリバースプロキシのIPになってしまうという点を改善しました。
  • 「共通処理」の権限がない場合でも文字の大きさを変更できるようになりました。

不具合修正

  • 一覧更新画面に日付型項目(コンボボックス入力)が含まれていた場合、修正していないデータが更新されることがある。
  • 繰り返しコンテナのボタン表示制御を行うとビルドエラーになるパターンがある。

R6.9 Update 8

[2014.3.25] R6.9 Update 8 を公開しました。次の内容が含まれます。

セキュリティ

  • オープンソースのライブラリ Apache Commons FileUpload を更新しました。脆弱性に対応した 1.3.1 を同梱しています。
    [SECURITY] CVE-2014-0050 Apache Commons FileUpload and Apache Tomcat DoS
    http://mail-archives.us.apache.org/mod_mbox/www-announce/201402.mbox/%3C52F373FC.9030907@apache.org%3E

機能

  • 更新のタイミングで別の繰り返しコンテナの同期増減を行う機能が追加されました。
  • 初期値の種類に「所属グループ」を指定すると、利用者が所属するグループをチェック状態とする方法を説明します。
  • 複数データの一括更新ルールにサーバサイドJavaScriptを利用できるようになりました。
  • 繰り返しコンテナの並びを入れ替える機能で、式を指定できるようになりました。
  • 他項目の値による入力制御で、読み込み専用項目の扱いが変わりました。
  • 参照先モデルが複合キーの場合、そのID値を式中で取得することができるようになりました。#id1, #id2 と記述します。

ワークフロー

  • 開始フロー状態一覧画面に、項目を追加することができるようになりました。
  • 保留フロー状態一覧画面に、項目を追加することができるようになりました。
  • ワークフロー利用時、一覧表示画面の更新ボタン表示制御を行うための関数 WF_IS_ADMITUSER を用意しました。

関数

  • 自身が所属するグループIDの配列を返す関数 JGROUPID を提供します。
  • 配列が空かどうかを返す関数 ISEMPTY を提供します。
  • 配列の任意の要素を返す関数 CHOOSE を数値型でも利用できるようにしました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成26年2月28日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • 郵便番号から住所を補完する機能で、郵便番号を途中まで入力して住所の候補を出力する機能が動作しない。これはR6.9 Update 4および6で対応した郵便番号型の入力チェックの正規表現が3桁と4桁固定となっていたため。本版より正規表現式を修正し、3桁以内または4桁以内の数値であれば正しい入力であると判断させるようにした。(この修正は手動で行うこともできます。詳細は「[入力制御] 郵便番号と住所の連動」をお読みください。)
  • R6.9 Update 7 で用意した「ワークフローデータ移行ツール」を実行したときのログ出力を抑制する。
  • R6.9 Update 7 で、ストア参照(検索画面)型を主キーに指定すると一覧更新画面または親子同時更新を有効にした親の更新画面でその項目を編集できてしまうが、その影響で他のストアモデルの参照(検索画面)の項目が一覧更新画面で変更不可になっている。
  • R6.9 Update 6で、親子モデル関係の親または参照先トレースリンクを表示する設定にしたモデルについてExcel/PDF帳票を指定するとビルドエラーになる件を修正したが、このデータが出力時にエラーになるケースがあった。
  • R6.9 Update 6 で親子関係ではない画面(モデル)間で、パラメータを渡しながら相互の画面を呼び出す機能が追加されましたが、パラメータにダブルクォートが含まれていると動作しない。
  • 更新権限付きテキストエリアにラベル設定をすると登録更新画面でテキストエリアではなくテキストフィールドとして表示される。この不具合はR6.9 Update 3 以降の Wagby で発生する。
  • 一つのリクエスト処理内で、異なる主キーのモデルを複数回読み出すような場合、異なるオブジェクトを読み込んでしまうことがある。これはR6.9以降のWagbyで発生する。サーバサイドJavaScript対応で、データベースから読み込んだオブジェクトをメモリに保持するための内部利用キーが重複する場合があったため、このキー名を変更した。
  • フロー参加者設定で承認者にユーザーではなくグループを指定した場合、保留フロー一覧での一括承認が動作しない。この不具合はR6.8 Update 4 以降の Wagby で発生する。
  • リッチテキスト項目に更新処理を行なうと入力データの先頭に余分な改行が付加される。
  • ワークフローを設定したモデルでコピー登録すると、コピー先データに申請ボタンが表示されない。
  • 詳細表示(PDF[JasperReports])の帳票設定をするとビルドエラーが発生するパターンがあった。
  • 絞り込み項目が非表示のタブの中にある場合にJavaScriptエラーが発生する。
  • 入力エリアのカーソル位置を右寄せにすると IME 制御が効かなくなる。
  • 参照モデルの絞り込みを設定したストアモデル参照コンボボックス項目を検索制御でチェックボックスにするとビルドエラーが発生する。
  • 繰り返しコンテナ縦並びレイアウトをタブに格納すると余分な閉じdivタグの影響でレイアウトが崩れることがある。
  • 繰り返しコンテナの初期表示数を0にすると繰り返しコンテナ縦並びが非表示にならない。
  • チェックボックス項目を対象としたJOIN関数で実行時エラーになるパターンがあった。
  • 「項目の値が変更されたら画面を再描画する」を設定すると全チェックや全クリアのボタンが正しく効かない。
  • IE11でアクセスしたときにシステムログにブラウザタイプが"Unknown"と出力される。

R6.9 Update 7

[2014.1.28] R6.9 Update 7 を公開しました。次の内容が含まれます。

重要

重要 : ワークフローをご利用の方は、R6.9 Update 7 へバージョンアップされる際に専用の「ワークフローデータ移行ツール」を適用してください。詳細は以下に示す「ワークフロー」の説明をお読み下さい。

基本機能

  • 親子関係ではない画面(モデル)間で、パラメータを渡しながら相互の画面を呼び出すことができる機能が複合キーに対応しました。

ワークフロー

  • ワークフローのテーブル構造を変更しました。これによってパフォーマンスが向上しました。[重要] 旧バージョンから移行する場合は、専用の移行ツールを適用してください。
  • 保留フロー一覧表示画面から、承認処理を行なうモデルの詳細表示画面へ遷移するパフォーマンスが向上しました。
  • ワークフローを定義したモデルはCSVアップロード更新と併用できないという制約をなくしました。これまでワークフロー適用モデルは新規登録時に申請フローを選択することが必須でした。この版から、CSVアップロード更新で新規登録を行うと、詳細画面で申請フローを選択できるようになります。

ダウンロード

  • CSV・TSVファイルのダウンロード時、カラムの前後にダブルクォーテーションが付与されます。これを「付与しない」オプション設定を用意しました。

アップロード更新

  • アップロードするファイルで、いくつかの項目を除去した場合、null値を維持するように仕様を変更しました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年12月27日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • R6.9 Update 6 で対応したストアモデル参照項目を多く含むモデルでのパフォーマンス改善について、項目の一部が表示されなくなる。
  • R6.9 Update 6 で対応した親子関係ではない画面(モデル)間で、パラメータを渡しながら相互の画面を呼び出すことができる機能で、パラメータ名のみがあって値が空の場合、不適当な挙動になる。
  • 参照元モデルに参照先トレースリンクを表示する設定を行ったとき、参照先トレース一覧表示に詳細ボタンが表示されない。本不具合は R6.8 Update 4 以降の版で発生する。
  • 参照元モデルに参照先トレースリンクを表示する設定で、参照先モデルが複合キーの場合に自動生成処理がエラーになる。
  • 繰り返しコンテナ内でソートする機能で、項目がストアモデル参照かつ参照先モデルが複合キーの場合に実行時エラーが発生する。
  • 親モデルの詳細画面下部に表示される子モデルのボタン制御で、更新画面へ遷移させるオリジナルボタンの表示制御が無視される。
  • コンテナ名がクラス名と前方部分一致かつスタイル指定されているモデルでコンパイルエラーになる。
  • 親モデル詳細表示画面に紐づく子モデル一覧表示で、更新ボタンの表示制御が効いていない。
  • 検索条件(範囲検索)の日付型項目で、検索を実行したあとの入力日付は指定した書式が反映されない。
  • 一括XX処理と、行毎の更新・詳細表示ボタンを両立させることができない。
  • ストア参照(検索画面)型を主キーに指定すると一覧更新画面または親子同時更新を有効にした親の更新画面でその項目を編集できてしまう。
  • 文字列型主キーで順序を利用した場合、エクスポートジョブまたはコマンドラインの-tオプション指定で出力されたエクスポートデータの中にシーケンス情報が含まれない。
  • ストアモデル参照検索で、検索結果を一度リセットし、再検索するとNPEが発生する。

R6.9 Update 6

[2013.12.20] R6.9 Update 6 を公開しました。次の内容が含まれます。

パフォーマンス

  • ストアモデル参照項目を多く含むモデルの詳細表示画面、集計ビュー画面の処理パフォーマンスが向上しました。
  • 条件付き権限管理、スタイル、ボタン表示制御を定義したモデルの一覧表示画面で、このモデルに参照連動が含まれている場合の表示パフォーマンスが向上しました。

基本機能

  • 親子関係ではない画面(モデル)間で、パラメータを渡しながら相互の画面を呼び出すことができるようになりました。
  • 更新画面遷移時にデータが存在しない場合、新規登録画面に遷移する設定を用意しました。
  • 初期値として指定できる特別表記 REQUEST, SESSION が関数として利用できるようになりました。(四則演算の式で利用できます。)
  • R6.9 Update 3 で、チェックボックス型項目の初期値(四則演算式)設定で、単一の値を返すことができるようになりましたが、この仕様を変更し、複数の値(配列)を返す動作を標準としました。ARRAY_INT 関数などを使って複数の値を用意することができます。なお、この仕様変更により、単一の値を返す場合であっても ARRAY_INT 関数などで括る必要があります。

集計ビュー

  • これまでの合計ならびに個数の集計に加え、平均・最大・最小・積・中央・最頻・標準偏差・分散を指定できるようになりました。
  • 「ラベル部分の表示内容」を個別に指定できるようになりました。
  • 表示内容にスタイルを指定できるようになりました。

カスタマイズ

  • 外部プログラムからWagbyの画面ロック情報を知るための方法を用意しました。
  • ログオンアカウントの入力文字を強制的に大文字に変更することを含む、拡張機能を用意しました。

郵便番号型

  • R6.9 Update 4 で、入力チェックのための正規表現式を「3桁数字 + ハイフン + 4桁数字」と桁数チェックを行うように修正しましたが、ハイフンは必須となっていました。これを修正し、ハイフンはあってもなくてもよい、というようにチェックルールを変更しました。(なお、このルールを手動で変更することもできます。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年11月30日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • 初期検索処理の抑制指定が、サブウィンドウ検索で反映されない。これはR6.7 Update 5以降のWagbyで発生する。
  • 自分自身の項目で絞り込みを行っているモデルの一覧表示画面描画のパフォーマンスが劣化している。これはR6.9 Update 5のWagbyで発生する。
  • 外部キー子モデル画面の検索一覧画面に独自ボタンが表示されない。
  • トランザクション指定の対象先モデルが複合キーの場合、ビルドエラー。
  • 複合キーモデルをストアモデル参照(検索)するとビルドエラーになる。
  • 複合キーモデルの一覧表示画面で「スタイルの指定」の設定を使うとビルドエラー。
  • 参照先が複合キーであるモデル参照項目を一覧表示に加え、かつスタイル指定を行うとビルドエラー。 R6.9 Update 14 で再対応。
  • 参照連動項目に「参照モデルの絞り込み項目」の設定を行うとビルドエラー。
  • 親子モデル関係の親または参照先トレースリンクを表示する設定にしたモデルについてExcel/PDF帳票を指定するとビルドエラー。
  • 親子モデルで子が親の値を計算に使う場合、更新時にヘルパのbeforeUpdateが二回呼び出される。
  • 新規登録画面のキャンセル処理で、直前の画面に戻らないことがある。
  • 外部キーを用いた親-子-孫という階層関係において、子モデルを削除したとき親モデルの詳細表示画面へ戻らない。
  • 繰り返しコンテナ項目にユーザ定義入力チェック「警告」を設定したとき、複数行の入力で警告処理が正しく行われない。
  • タブレイアウト利用時、タブ内のテキストエリア、ファイル型項目の入力可・不可制御が行なわれない。
  • 一つのモデルに複数の集計ビューを定義したとき、集計対象項目が正しく表示されないことがある。
  • 集計ビュー利用時、ディメンジョンに指定した項目がストア参照かつDB保存なしの場合、集計ビューの画面レイアウトが崩れる。
  • ワークフロー利用時、フローパターンのコピー登録時にワークフローの設定ファイルが生成されない。
  • ワークフロー利用時、繰り返しコンテナの追加・削除で画面リロードが発生すると選択していた申請フローが初期状態に戻る。
  • ワークフロー利用時、保留フローの一括承認で選択したチェックボックスが承認後の画面でも選択された状態となっている。
  • タブの中に繰り返しコンテナを配置し、さらにタブのネスト定義をするとタブが表示されない。
  • 帳票テンプレートの詳細表示で複数の繰り返しコンテナを用意したとき、繰り返しコンテナの可変長のプレースホルダを指定したが帳票に値が出力されない。

R6.9 Update 5

[2013.10.28] R6.9 Update 5 を公開しました。

整数型項目に関する仕様変更

  • データベースに保存する・しないといった設定に関わりなく、数字型で必須チェックが指定されている場合は常にラッパークラスではなくプリミティブ型としてストアモデルを生成するようにしました。(これまでは必須チェックを指定していた場合でもデータベース非保存の場合は、プリミティブ型ではなくラッパークラスとして値を保存していました。) 新規登録画面を開いたときの初期表示値は次のようになります。
    R6.9 Update 4 までR6.9 Update 5 以降
    整数型 必須チェックありDB非保存項目-10
    整数型 必須チェックありDB保存項目00

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年9月30日更新分の郵便番号データ(zipcloud版)を含みます。

不具合修正

  • ウィザードを利用しない場合に、更新画面で「データ権限」の項目が非表示になっている。この不具合はR6.8以降のWagbyで発生する。
  • 検索画面に用意されたチェックボックス項目のクリアボタンが効かない。
  • 一覧表示画面に含まれる隠し項目名にアンダースコアが含まれると実行時エラーが発生する。
  • 新規登録画面内の子モデル一覧更新画面で、親モデルへの参照連動を含む項目があった場合、親モデル側では主キーが未定のため全件検索が行われてしまい、データ量が多い場合にはパフォーマンスが劣化する。
  • 自動計算式の循環ループ参照チェックで、繰り返しコンテナ内項目のチェックに漏れがある。
  • ジョブ名を重複して定義していた場合に、自動生成時にこれをチェックする。
  • JasperReportで作った複数パターンの帳票を1つのPDFファイルとして出力する際、ファイルの拡張子を明示するとアスタリスクの指定が正しく解釈されない。
  • 絞り込み設定において、トリガー(ソース)となる項目が自動計算によって求められる場合、絞り込み処理が機能しない。R6.8 Update 1で「参照連動のトリガーとなる項目が自動計算によって求められる場合、参照連動が解決されない」という件を修正したが、この別パターン。
  • 検索画面遷移直後の検索処理を止める設定を行ったとき、ログオン処理をスキップさせ検索画面にアクセスしても検索条件が入力されない。
  • 一覧更新画面で新規ボタン、コピーボタン、削除チェックボックスを非表示とし、かつ多段レイアウトとしたとき、合計欄の表示位置がずれる。
  • 一覧表示に繰り返しコンテナ内の項目を含み、かつその項目に条件付き権限設定を行うとビルドエラー。

R6.9 Update 4

[2013.9.30] R6.9 Update 4 を公開しました。

郵便番号型

  • 入力チェックのための正規表現式の変更。これまでは数字とハイフンで構成されているかどうかをチェックしていましたが、さらに「3桁数字 + ハイフン + 4桁数字」かどうかをチェックするようにしました。
  • 郵便番号型項目に、独自の正規表現式を記述できるようにしました。(これまではWagbyが独自に設定した正規表現式に上書きしていたため、独自に式を設定することができませんでした。)

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年8月31日更新分の郵便番号データを含みます。
  • R6.9 Update 4 より、郵便番号データのソースを日本郵政から、株式会社アイビス様が提供する「zipcloud」に変更しました。
日本郵政ならびに zipcloud より、最新の郵便番号データをダウンロードしてWagbyに取り込むことができます。この方法をWagbyユーザー会特典ページに記載しています。(Wagbyユーザー会会員様向け特典情報です。)

カスタマイズルール変更

  • 生成される jfcapp_XX.properties.UTF8 ファイルのルールが変わりました。これまで "__jfc_displaytext._group.数字" となっていた箇所が "__jfc_displaytext.対象モデル名._group.数字" となります。このファイルをカスタマイズして運用されていた場合、手動でのマージ作業を行ってください。

セキュリティ強化

  • Wagbyが採用しているStrutsなどのミドルウェアが予期しない例外を発生させたとき、これまではステータスコード500を返したあとにエラー画面に遷移させていました。しかしコード500のレスポンスはセキュリティ上、脆弱性と見なされる可能性があったことから、このような場合には404(Not Found)を返すように仕様を修正しました。

不具合修正

  • 絞込を指定した項目で、更新画面表示時に絞り込み結果が表示されないパターンがある。これは R6.9 Update 3 で発生する。
  • 参照連動項目において「拡張検索機能を有効にする」の設定を無効としても自動生成されるコードには反映されない。
  • 「拡張検索機能を有効にする」を無効とした場合でも、自動生成される ShowArrayXXXProcessBean クラスでは拡張検索となっている。
  • 繰り返しコンテナの参照連動と初期値指定の組み合わせ時、入力した値が初期値で上書きされる。
  • 郵便番号と住所の連動機能を用いたとき、画面再描画時に一部の計算項目が空白で表示される件。(なお空白で表示されてもデータベースへの保存は正しく行われる。)
  • 一覧更新画面にて入力チェックにかかった場合、検索結果の数に0が設定される。
  • 複数の集計ビューを用意し、かつマスタモデルの項目を一方でディメンジョンに、もう一方のビューでメジャーに指定するとビルドエラー。
  • メール送信の条件式にANDやORを組み合わせるとビルドエラー。
  • モバイル(スマートフォン)用モデルを定義していないアプリケーションでも、iPad/iPhone/Androidから操作するとモバイル向けログオン画面が表示される。
  • 画面レイアウト指定で、入れ子の内側のグループ名が重複したときにラベルの文言が表示されない。
  • 繰り返し項目内のマスタ参照コンボの初期値設定が反映されない。
  • 他のストアモデルの参照連動の項目を検索条件としたとき、参照先モデルが複合キーの場合に動作しない。

R6.9 Update 3

[2013.8.26] R6.9 Update 3 を公開しました。

基本機能の強化

  • 新規登録画面で、初期値で指定した値をトリガーに参照連動が解決された状態で画面を開くことができるようになりました。(R6.8 Update 1 で、参照連動のトリガーとなる項目が自動計算によって求められる場合、参照連動が解決されるにようになりました。今回は初期値設定でも同様に動作するようにしました。)
  • テキストエリアをラベル化し、改行を維持する」機能において、これまで登録・更新画面ではこの設定は反映されず読み込み専用の場合は常にラベル表示となっていました。これを改善し、同設定が登録・更新画面でも反映されるようになりました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年7月31日更新分の郵便番号データを含みます。

不具合修正

  • R6.9 Update 2 で、繰り返しコンテナ内項目の入力チェックと条件付き権限指定を組み合わせたときの挙動を変更したが、この対応漏れがあった。
  • R6.9 Update 2 で、自己参照を行っているモデルと自動計算を組み合わせによって生じる無限ループを回避する処理を含めたが、この影響で一覧表示画面で最初の一件しか参照連動が解決されない。
  • 自己参照項目を含み、かつ絞込定義を行ったモデルで一覧表示、詳細表示、ならびに外部キー親子関係の子モデルの値が表示されなくなることがある。この不具合は R6.9 Update 2 の Wagby で発生する。
  • サブウィンドウ検索と画面再描画を組み合わせると、画面リロード後に元の値に戻る。この不具合は R6.9 Update 2 の Wagby で発生する。
  • 数値フォーマットが適用されている参照連動項目の値が2回目のAjax通信後にゼロクリアされる。この不具合は R6.9 Update 1 以降の Wagby で発生する。
  • ファイル型のリンクを押下しても別ウィンドウで開かなくなっている。この不具合は R6.9 以降の Wagby で発生する。
  • 詳細表示画面から「検索画面へ」または「一覧表示へ」ボタンで検索・一覧画面に戻ったときに元のページに遷移しない。この不具合は R6.9 以降の Wagby で発生する。
  • 読み込み専用(参照連動)のファイル型項目で、登録・更新画面時の画面リロードでファイル(画像)が表示されない。この不具合は R6.8 Update 3 以降の Wagby で発生する。
  • プリンシパルを追加・削除して再ビルドし、zip形式で圧縮されたエクスポートデータを使ってインポートすると、プリンシパルIDがずれる。この不具合は R6.7 以降の Wagby に追加された zip 形式ファイルのインポート・エクスポート機能がプリンシパルIDの再割り当てに未対応だったために生じたもの。
  • 「管理機能>統計情報」が正しく表示されない。この不具合は R6.8 Update 3 以降の Wagby で発生する。
  • R6.8に加わった「参照連動された値を追記する」機能について、一覧更新画面で利用した場合に"null"という文字が混入する場合がある件、および無関係の項目にも追記され誤動作を引き起こす件に対応。
  • タブレイアウト利用時に、デフォルトタブの設定が有効にならない場合がある。
  • 外部キー関係で子の項目名が親の主キー名と異なる設定で、子モデルを新規登録したときに親モデルの主キーが正しくセットされない。
  • 文字列型の主キーで、値に空白文字が含まれていた場合に、外部キー親子モデル関係で親モデルの詳細表示画面に子モデル一覧が表示されない場合がある。
  • 一覧更新画面で参照連動項目(コンボ、ラジオ)の参照先保存が動作しない。
  • CSV・Excelアップロード更新機能で、半角空白を含むストア参照項目をアップロード更新したときに登録エラーになる。
  • CSV・Excelダウンロード機能で、ストアモデルとプレゼンモデルで管理する繰り返しコンテナ数が異なるとき実行時エラーが発生する。
  • 日付時刻型を主キーとしたモデルでは、詳細画面での「次へ」ボタンで次画面へ遷移しない。
  • チェックボックス型項目に初期値(四則演算式)をセットするとビルドエラー。
  • モバイル設定を有効にしたモデルで、検索一覧表示画面を表示しない設定にすると、登録キャンセル後PC画面用のメニューが表示される。
  • パスワードリマインダ機能で、Bcc に設定したアドレスが Cc に指定された状態でメールが送信される。
  • R6.6 Update 10 より追加された「ログオン後に任意の画面に遷移させる」機能追加の影響で、ログオン画面にクロスサイトスクリプティング脆弱性が含まれていた。

R6.9 Update 2

[2013.6.28] R6.9 Update 2 を公開しました。

パフォーマンス

  • 検索条件を指定するとデータベースへのインデックスを生成する」機能はこれまで文字列型、日付時間型、数字型に対して有効でしたが、これをマスタモデル参照型、ストアモデル参照型にも拡張しました。これらの項目を指定した検索性能が向上します。
  • ワークフロー利用時のフロー状態検索処理パフォーマンスが向上しました。

参照連動

  • 繰り返しコンテナ内の参照連動型項目について「参照元に保存」機能が動作するようになりました。

仕様の変更

  • 日付型項目でコンボボックス入力にしたときの開始年のデフォルト値はこれまで、ビルドした当時の「年」で固定されていました。この仕様を変更し、実行時の「年」(NOW関数)を使うようにしました。
  • 繰り返しコンテナ内項目の入力チェックと条件付き権限指定を組み合わせたときの挙動を変更しました。これまでは繰り返しコンテナ内の各レコードで1つでも入力可となっていればコンテナ内のレコードすべてについて入力チェックを行っていました。新仕様では、入力可のレコードについてのみ、入力チェックを行うようになりました。

計算に用いる関数

  • リッチテキスト形式データのタグを除去する関数REMOVEHTMLTAGを提供しました。

アップロード更新

  • ストアモデル参照の項目について、参照先モデルのフィルタが適用されるようになりました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年5月31日更新分の郵便番号データを含みます。

Javaカスタマイズ

  • プロセスビーンの単体テストを行う方法を用意しました。

不具合修正

  • 一覧表示画面内の項目で、絞込みに関連するストアモデル参照の情報が正しく表示されない。これは R6.9 Update 1 以降のWagbyで発生する。
  • Google Chrome frame を導入した環境で、ファイル名に日本語を含んだファイルをダウンロードするとファイル名が文字化けする。これは R6.9 Update 1 以降のWagbyで発生する。
  • R6.9 Update 1 で、タブレイアウトを使用した画面では「印刷形式で表示」機能が正常に動作しないが、一部レイアウトで動作不良の状態が発見された。
  • ユーザー入力チェック定義式で、値が空白の状態での入力チェックで実行時エラー(Null Pointer Exception)が発生することがある。これはサーバサイドJavaScript対応を行った R6.9 以降のWagbyで発生する。
  • 「検索画面で参照連動項目への値の自動設定を行う」設定を行ったとき、検索を実行すると自動設定がクリアされる。これは R6.8 Update 3 以降のWagbyで発生する。
  • 検索条件の項目にパディングを設定すると、未入力でも必ずパディング処理が行われるため、指定なしの検索処理が行えない。
  • DB保存をしない項目の初期値(登録画面表示時)で自動計算式を設定しても動作しない。
  • DB保存をしない項目の日付型項目の入力チェック処理で、登録時と更新時で挙動が異なる。
  • 画面動作定義シートで「検索・一覧表示画面 - 検索ボタンの表示位置」で"上下"を選択した場合、一覧表示画面では正しく設定が反映されるが、集計ビュー画面に遷移すると検索ボタンが設定の内容に関わらず常に下に表示される。
  • 入力不可制御がサジェスト項目に適用されない。
  • サジェストが有効な検索項目で一旦サブウィンドウ検索で選択した後、検索項目のサジェストの入力フィールドにカーソルを当てると「入力した値は無効です。」と表示される。
  • 文字列型および日付型項目を主キーとしたとき、主キーに ":" (コロン) を含むと外部キー親子モデルの関係が正しく紐づかない。
  • 標準で同梱されている juser モデルを拡張し、参照連動項目を定義するとビルドエラーになるパターンを発見。
  • 更新権限と入力不可の組み合わせ定義で、コンボ・ラジオ項目の場合にはID部ではなく内容部がサーバに送出される。
  • 「別モデル参照の詳細 - 参照モデルの並び順」と「他のストアモデルの参照の絞り込み条件 - ソートキー」をそれぞれ設定し、かつ「選択肢の先頭のみを表示する」が空白設定の場合に、後者のソートキーが無視される。
  • 自己参照を行っているモデルと自動計算を組み合わせると無限ループが発生することがある。
  • 項目の初期値に四則演算もしくはjavacodeを設定し、かつ式中に不等号マークが含まれているとインポートが正しく処理されない。インポート時にフィルタとして用いられるXSLTには式を含めないようにする。(もともとJavaコードなのでXSLTでは処理されていなかった。)
  • 初期値ならびに自動計算式で、繰り返しコンテナの値に自分自身の項目を設定しようとするとビルドエラーになるパターン。
  • 一覧更新ボタンの表示条件が効かない。
  • 出力制御(一覧画面)の「値部分の幅」の設定が、親モデルとの同時表示時に有効にならない。
  • 親子モデル同時更新画面で、子が親の値を使う(計算または参照連動)指定が含まれていると更新時にJDBCエラーが発生する。(このような定義では、子のモデルの再計算処理を抑制する。)
  • 日付フォーマットに「平成○○年MM月dd日」を指定した項目をストアモデル参照すると、選択肢として表示されない。

R6.9 Update 1

[2013.5.24] R6.9 Update 1 を公開しました。

サーバサイドJavaScriptによるカスタマイズ方法の拡張

  • アクションクラスから呼び出されるサーバサイドJavaScriptを用意しました。その他、細かい動作上の修正を行っています。

レイアウト

  • 一覧表示の帳票機能で、一覧帳票出力ボタンを「帳票出力(全件)」の一つのみ利用できるようにするオプションを用意しました。
  • カレンダビュー、集計ビューへ遷移するボタンについて、選択肢が一つの場合はプルダウン型ではなくシンプルな一つのボタンとして表示するようになりました。
  • R6.8 Update 3 より一覧表示を行う項目に「○」の代わりに数字を指定できるようになりましたが、この設定が外部キー親子モデル関係における親モデル内の子モデル一覧表示に反映されていませんでした。これを反映させるようにしました。

メール送信

  • メールテンプレートによる送信設定で「宛先人に個別送信」を指定できるようになりました。

対応するデータベース

  • MySQL 6 に対応しました。
  • SQL Anywhere を対応データベースから除きました。

開発・運用支援

  • Wagbyビルダで、起動するアプリケーションの名称(プロジェクト名日本語)を明示するようにしました。
  • Tomcat起動時にメンテナンスモードを有効にするオプションを用意しました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年4月30日更新分の郵便番号データを含みます。

同梱するライブラリのバージョンアップ

  • Java のバージョンを 1.6.0_45 にバージョンアップしました。

不具合修正

  • データベースにSQL Server利用時、SQL Server の設定によってはログオンアカウントの大文字小文字の区別が行われないことがある。
  • タブレイアウト内に日付型の項目があるとIEでタブの表示・非表示の制御が行えなくなる。
  • スマートフォン・携帯電話向けに自動生成されたJSPファイルで、mobileBrowserCSS.jspのパス指定が誤っている。
  • タブレイアウトを使用した画面では「印刷形式で表示」機能が正常に動作しない。
  • ブラウザに Google Chrome を利用した時、名前に日本語の特定の文字("表"等)を含んだファイル名をファイル型項目に登録するとダウンロード時に文字化けする。
  • ストアモデル参照連動項目にて、テキストエリアの設定になっている場合にAjax処理が適用されない。
  • 必須チェックを設定しても、入力制御-他項目の値による入力可制御を設定すると、項目名が赤色で表示されない。
  • 郵便番号型の項目に「他項目の値によって入力可にする」を設定して読み取り専用にした場合に、住所の同期ボタンが読取専用にならない。
  • ラベル文字を変更すると必須チェックの赤文字表示が反映されない。
  • グループをネストしたレイアウトを設定すると、レイアウトがくずれることがある。
  • 条件付きCOUNT関数で条件部にOR関数を使うとビルドエラーになる。
  • 条件付きCOUNT関数で条件部に親モデルの項目を含めると計算結果が不正になることがある。
  • 外部キー親子モデル関係で子にメインサブモデルを用意し、かつサブモデルの子に親の外部キーを含めないとメインの子とサブの子では計算処理の動作が異なる。
  • 外部キー親子モデル関係におけるストア参照項目の型を、そのサブモデルで変更しようとするとビルドエラー。
  • 外部キー親子モデルで親側に自分自身の値を使った絞込みを行うと、親の詳細表示画面に子が表示されない。
  • 外部キー関連の親-子-孫関係において、子が親の値を参照連動し自動計算に使う式が正しく動作しない場合がある。
  • FIRST関数の「外部キー子モデル項目部」に子モデルで「他のストアモデルの参照(検索画面)」が設定されている項目を指定するとビルドエラー。
  • 出力制御(一覧画面)における、値部分の幅の設定が効かない。
  • 範囲検索を有効にした項目を参照連動のトリガに指定するとビルドエラー。
  • 子モデル一覧更新の初期表示数指定が、新規登録だけでなくコピー登録画面にも適用されてしまう。
  • 詳細表示の帳票出力で、繰り返しコンテナ内の項目に対する参照先モデルデータ値が出力されない。
  • 一覧表示画面の一括削除ボタンの表示条件を指定したとき、ボタン非表示でもチェックボックス部は表示されたままになっている。

R6.9

[2013.4.2] R6.9 を公開しました。

サーバサイドJavaScriptによるカスタマイズ方法の提供

  • Wagby定義ファイルでの記述範囲を超える業務ロジックの実装を「サーバサイドJavaScript」を用いて行う方法を提供します。これによって特定のカスタマイズについてはビルドなしでアプリケーションの挙動を変更できるようになります。
  • 複数データの一括更新ルールにサーバサイドJavaScriptを利用できるようになりました。(本機能は R6.9 Update 8 で利用できるようになりました。)
  • トランザクション制御にサーバサイドJavaScriptを利用できるようになりました。

レイアウト

  • アンカーを使ってページ内の項目に直接、移動する機能を提供しました。
  • 非・繰り返しコンテナと繰り返しコンテナを同一タブグループに格納させることができるようになりました。
  • 外部キー子モデル設定とタブレイアウトを併用した画面において、標準でタブのあとに子モデルを表示するようにしました。(これまでは子モデル表示のあとにタブが表示されており、表示内容が分断されてしまっていました。)

メール送信・受信

  • メールの送信条件式を記述できるようになりました。
  • メール送信テンプレートを指定する関数TEMPLATEで固定の文字列を指定できるようになりました。

検索

  • 未入力値の検索機能で、複合キーを利用したモデルを対象とした検索が機能するようになりました。

Excel帳票

  • 詳細帳票の帳票出力にて、繰り返しコンテナ項目でも一覧帳票と同様の可変長指定を行えるようになりました。

管理処理

  • データメンテナンス(モデルのデータを再計算)において、固定値(更新者、更新日)を変更させるかどうかを実行時に画面から指定できるようになりました。
  • メンテナンスモード切り替え時に、ログオンしているアカウントを強制ログアウトさせることができるなどのオプション指定を行えるようになりました。

インポート

  • インポート処理のパフォーマンスが向上しました。これまでは1件ずつデータベースにコミットしていましたが、これを1モデルにつき1回としました。
  • インポート時に一件でも不正なデータが含まれていた場合、モデル全体のインポート処理を失敗させるようにしました。(これまではインポート時に不正なデータがあってもそのデータのみの登録に失敗し、他のデータは登録できていました。)

ジョブ

  • ジョブ実行時にメンテナンスモードへ切り替える際に「ログオンしているアカウントを強制ログオフさせる」「一人でもログオンしていればジョブを失敗させる」という指定を行う "maintenanceOption" パラメータを追加しました。(各ジョブで利用できます。)
  • 外部コマンド実行ジョブで、モデルのロックとキャッシュを制御できるようになりました。
  • メンテナンスモードへ入るだけのジョブを用意しました。外部システムからWagbyが管理しているデータベースを更新するようなバッチ処理を行う場合に利用できます。

チーム開発支援

  • リポジトリビューアに、あるモデルをビルドするために必要最小限な定義ファイルの構成を調べるための extract コマンドが追加されました。

同梱する郵便番号データ

  • 平成25年2月28日更新分の郵便番号データを含みます。

生成されるソースコードの変更

  • アクションクラスのフックポイントを空メソッドとしてフレームワークに含めるようにしました。自動生成コードから取り除かれるため、生成されるコードが短くなります。メソッドのオーバーライド記述はこれまでどおり行うことができます。
  • 生成されるJSPにて、各項目にアンカー (<a name="項目名">) を含めるようになりました。
  • 生成されるJSPに含まれる隠し項目について、id属性の命名ルールが変わりました。これまで一部の項目でidが"content_XXX"となっているものがありましたが、接頭語 "content_" はすべて除去するルールに統一されました。("content_"が付与されるのは、spanタグの場合のみとなります。)

カスタマイズコードの移行

  • カスタマイズコードを R6.9 へバージョンアップするための移行ガイドを用意しました。

不具合修正

  • 参照連動項目(自モデル保存、読み込み専用をはずす)で、初期値の登録画面表示時の設定が有効にならない。
  • 一覧表示画面にて、ストアモデル参照(検索画面)項目を検索条件に指定した場合に、検索結果の件数が不正な表示になる場合がある。
  • 検索画面で項目ヘルプのヘルプボタン、項目ラベルの設定が反映されない。
  • 検索画面の日付項目に入力制御-IME制御(日本語入力)の設定が反映されない。
  • 入力制御-スタイルの指定(全画面)の設定が繰り返しコンテナ内の項目で反映されない。
  • 検索・一覧表示画面を同一とし、かつ全文検索を有効とした場合に、出力制御(一覧画面)-スタイルの設定が反映されない。
  • 自動計算式で、集合演算FIRSTに条件部をつけるとビルドエラー。
  • 検索条件テンプレート機能で、一部のストアモデル参照項目に "存在しないデータ (-1)" 選択肢がセットされる場合がある。
  • 検索条件テンプレート機能で、リセットボタン押下後にテンプレートを指定した場合、以前に設定した検索条件が優先される。
  • 検索条件テンプレート機能で、検索項目にストアモデル参照(検索)項目があり、かつ、その項目に対応した参照連動項目がある場合、テンプレートを選択後に値を変更して検索処理を行うと、テンプレートの値に上書きされる。
  • 複数のモデルを参照連動でつなげた複雑な絞り込み設定でビルドエラーになる場合がある
  • データ権限シートの「代理登録の範囲」が「同一グループユーザ」のとき、サブウィンドウ検索を用いた絞込みが動作しない。
  • 入力にスマートフォン・携帯を使用した場合に更新画面で読込専用項目が二重に表示される。
  • メール受信で添付ファイルを受け取る機能について、ファイル名に日本語が含まれている場合、MIMEエンコードされたファイル名内に"/"を含むとき、ファイル名の表示が不正になる。
  • ワークフロー機能で、決裁時のコメントの内容がメールテンプレートで参照できない。
  • 削除時のトランザクションを有効にするとビルドエラー。
  • ファイル型項目を含んだモデル(メインモデルにファイル型項目を含むサブモデルも該当)では入力フィルタの変更が反映されない。
  • 親子モデル同時更新処理で、親モデル側のエラーが生じた場合、子モデルの更新は失敗しているにも関わらず、子モデル側の処理が成功したというメッセージが画面に表示されてしまう。
  • リポジトリエディタREditのextractコマンドで関連するモデルを抽出しますが、親モデル・子モデル関係に未対応。

同梱するライブラリのバージョンアップ

  • Java のバージョンを 1.6.0_43 にバージョンアップしました。
重要なお知らせ

オラクル社による Java SE 6 の公式バージョンアップは終了となりました。
Wagby R6 は出荷時期にあわせて常に最新の Java 6 ランタイムライブラリを同梱してきましたが、オラクル社のポリシーに準拠します。今後出荷される Wagby R6 では、Java のバージョンはこの "1.6.0_43" に固定されます。
ただし Java 6 の商用版では、今後も継続して(セキュリティ面の修正などを含む)保守が行われます。そこでお客様におかれましては、最新の Java 環境を利用したい場合、[1] Java SE 7 を実行環境とされ、引き続き無償の Java 環境を継続利用されるか、[2] オラクル社と契約し、Java 6 商用サポートを利用されるかをご検討ください。(Wagby R6 は、Java SE 7 環境でも動作します。Java SE 7 のインストールはご自身で行ってください。)

なお次のメジャーバージョンアップ版である「Wagby R7」から、Java SE 7 が標準環境となります。

参考ページ:「Oracle Java SEサポート・ロードマップ

同梱されているソフトウェア使用許諾契約書の内容変更

  • ジャスミンソフトの住所を変更。(番地号のみ。郵便番号、電話番号の変更はありません。)
  • 所轄裁判所を那覇地裁から東京地裁へ変更。
  • その他、文言の微修正。

すべての変更内容を確認する