R6.8 Update 5
[2013.2.22] R6.8 Update 5 を公開しました。次の内容が含まれます。
同梱するライブラリのバージョンアップ
- Java のバージョンを 1.6.0_41 にバージョンアップしました。
- Tomcat のバージョンを 6.0.36 にバージョンアップしました。
不具合修正
- 入力欄へのスタイル指定が効かないという件を修正しました。これはR6.8 Update 4でのエンバグです。
- 更新ログを取得する機能を利用したとき、一覧更新画面でエラーが発生するという件を修正しました。これはR6.8 Update 4でのエンバグです。
- モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能で、繰り返しコンテナ内の項目を絞り込み項目に指定するとビルドエラーになる件を修正しました。
- 新規登録の確認画面を用意したとき、自動採番でない主キー項目も表示されないという件を修正しました。(自動採番の主キー項目は、確認画面を表示した時点では値が設定されていないため非表示という仕様です。)ただし、複合主キーで一方のキーが自動採番という場合でも、主キー項目はやはり非表示となります。
- 繰り返しコンテナ多段レイアウト利用で、最後の段に含まれる項目をすべて隠し項目とすると実行時に画面描画エラーになるという件を修正しました。
- 「検索制御>ラベル部分表示内容」の設定が、範囲検索項目(数値、日付)で反映されないという件を修正しました。
R6.8 Update 4
[2013.2.15] R6.8 Update 4 を公開しました。次の内容が含まれます。
画面遷移
- 検索結果が0件の場合、新規登録画面に遷移する機能が提供されました。
- 外部キー関係において、親モデルの詳細画面下部に表示される子モデルに「更新」ボタンを用意する機能が提供されました。
モデル参照
- R6.8 Update 3 で対応した参照連動項目への数値フォーマット適用を自動計算項目ならびに読み取り専用項目にも対応しました。
- R6.7 Update 3 で対応した登録・更新画面で画面再読み込みを行わずに参照連動を解決できる機能について、コンボボックスで表現された日付・時間型も対応しました。
レイアウト
- タブレイアウトでタブの中に繰り返しコンテナを配置する場合、タブの中に、非・繰り返しコンテナ項目と繰り返しコンテナ項目を混在できるようになりました。
- タブの中に繰り返しコンテナを配置するレイアウトで、デフォルトタブの指定を行えるようになりました。
- 繰り返しコンテナを一つのタブにまとめるレイアウトで、デフォルトタブの指定方法が変更されました。
- R6.8 Update 3 で追加された「シングルペイン」を指定し、かつタブレイアウトを用いた時、繰り返しコンテナの追加、削除時に画面リロード後、直接、ボタン押下位置に画面が切り替わるようになりました。
絞り込み
- 「モデル連携 > 他項目の値で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む > 絞込みに利用する項目が空の場合」の指定を、「他のストアモデルの参照の絞込条件 > 検索画面でも絞込みを行う」と併用することができるようになりました。
- 「モデル連携 > 他項目の値で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む」の指定を、「他のストアモデルの参照(参照連動)」型項目で利用できるようになりました。(検索画面のみ。登録・更新画面には未対応。)
画面遷移
- R6.8より画面遷移を見直し、削除処理後は、その直前の詳細画面へ戻すようになりました。ただし外部キー関係の親モデルについては、常に親モデルの検索画面に遷移するように変更しました。(これは「直前の詳細表示画面」が子モデルだった場合、カスケード削除によって子モデル側も削除されているようなケースを考慮するためです。)
ワークフロー
- グループに多くのユーザが含まれるフロー参加者を作成した場合にワークフローモデルの詳細表示画面の表示に時間がかかるという件を改善しました。
- 処理保留者がフロー参加者グループとなっている場合、ユーザ ID ではなく、グループ名を表示するようになりました。グループに参加するユーザ数が多い場合の画面表示が見やすくなります。
インポート・エクスポート
- 大量データのエクスポート処理のパフォーマンスが向上しました。具体的にはメモリ使用方法を改善し、GC の発生率を抑えるようにしました。
Wagby定義ファイルのチェック強化
- 「URLの詳細 - リンク表示に利用する項目名」で、存在しない項目名を指定したときにエラーチェックを行うようにしました。
同梱する郵便番号データ
- 平成25年1月31日更新分の郵便番号データを含みます。
システムログ
- logsフォルダのmanager.YYYY-MM-DD.logやhost-manager.YYYY-MM-DD.logを出力しないようにしました。(これまではサイズゼロのファイルが出力されていました。)
リポジトリビューア
- Wagby定義ファイル R6.8 Update 4 までに追加された情報を閲覧できるようになりました。(バージョン 1.0.4)
カスタマイズコードの移行
- カスタマイズコードを R6.8 Update 4 へバージョンアップするための移行ガイドを用意しました。
同梱するライブラリのバージョンアップ
- Java のバージョンを 1.6.0_39 にバージョンアップしました。
不具合修正
- R6.8 Update 2 で加わった「検索条件テンプレート機能」について、検索条件内のコンボのいずれかに "未選択" を選んで検索すると、他のコンボの選択状態がクリアされてしまう場合があるという件を修正しました。
- タブの中に繰り返しコンテナを配置できるレイアウト指定で、縦並びレイアウトおよび多段レイアウトと併用すると表示不整合が生じる件を修正しました。
- 主キーがストア参照検索で、参照先が複合キーの場合にビルドエラーになる場合がありました。こちらを修正しました。
- 暗黙条件またはグループ権限管理機能を利用しているモデルで(一覧表示画面に提供される)一括更新機能を利用できないという件を修正しました。
- ワークフローで、新規登録時のメールが送信されないという件を修正しました。
- ワークフローで、3つ目以降のノードで差戻しを実行した場合、2つ目のノードに設定したメールテンプレートのメールが送信されるという件を修正しました。
- ボタン表示制御に関数 HASMODELPERMISSION を含めた式を定義すると、式自体が無視されてしまうという件を修正しました。
- juser モデルのサブモデルを定義するとコンパイルエラーになる場合があるという件を修正しました。
- リポジトリビューアにおいてマスタモデルの情報をdescribeコマンドで表示させたとき、ID部が1,2,3,...と固定表示されていました。これをWagby定義ファイルの値を正しく表示するように修正しました。
R6.8 Update 3
[2013.1.23] R6.8 Update 3 を公開しました。次の内容が含まれます。
レイアウト
- 新しい画面レイアウト「シングルペイン」を用意しました。「シングルペイン」を設定するとヘッダ、フッタ、ボディをフレーム分割せず1つのページで出力します。それによってヘッダ、フッタが画面内に固定されないためノートPC等の縦幅の短いディスプレイでもボディ部を効率良く閲覧することができます。これはプレファレンスでユーザー毎に切り替えることができます。
- さらに「シングルペイン」を指定すると、繰り返しコンテナの追加、削除時に画面リロード後、直接、ボタン押下位置に画面が切り替わります。(スクロール動作はありません。直接、その位置に画面が切り替わります)
- 検索条件、一覧表示を行う項目に「○」の代わりに数字を指定できるようになりました。これによって検索画面、一覧表示画面それぞれで項目の並びを変えることができます。(数字と「○」を混在させた場合、数字->「○」の並びになります。)
モデル参照
- 参照連動項目にも「参照モデルの絞り込み項目」を設定できるようになりました。
- 参照連動項目のクリアボタン制御を定義できるようになりました。これまでは参照先の設定を用いていましたが、個別に指定できるようになりました。
- これまで、他のストモデルの参照(検索画面)で表示される検索画面でリンク表示される列が複数あるときリンクをクリックしても親ウインドウに値がセットされないパターンがありました。これを改善し、行クリックで紐付けが行えるようにしました。任意の項目をクリックすることでよくなったため、操作性が向上します。
- 数値フォーマットを指定した数値項目を参照連動している場合、Ajax による画面書き換えで一時的に数値フォーマットが無効になっていました。これを改善し、常にフォーマットされた数値が表示されるようになりました。(これは入力フィールドではなく、出力フィールドに適用されます。)
入力チェック
- 日付の範囲チェックで now 表記を利用できるようになりました。例:now表記を使って7日前から1日前までの日付は入力可能とする場合は (now-7)-(now-1) と記述できます。
一覧表示画面
- 一覧表示の折り返し設定を、簡易集計欄にも反映させるようにしました。
メール送信
- メール送信のSMTP認証でアカウントを切り替えることができるようになりました。これによって、送信先別にメールテンプレートマスタを複数用意し、同テンプレートの認証用アカウントも個別に設定するような場合、利用するテンプレートの切り替えによって毎回、SMTP認証が適切に行われるようになりました。
メール受信
- juser,jgroup,jholidayといった標準で組み込まれているモデルに対するメール受信機能が定義できるようになりました。
全文検索・サジェスト
- 参照連動自モデル保存の項目が、全文検索の対象になりました。
- 全文検索を指定し、かつ枝番の定義を行った項目のインポート処理が遅くなるという件を改善しました。
- サジェスト機能のパフォーマンスを大きく改善しました。
パスワードリマインダ
- パスワードリマインダ機能の利用制御を指定できるようになりました。
対応するWebブラウザ
- Internet Explorer 10 (on Windows 8) に対応しました。
同梱する郵便番号データ
- 平成24年12月28日更新分の郵便番号データを含みます。
同梱するライブラリのバージョンアップ
- Java のバージョンを 1.6.0_38 にバージョンアップしました。
システムログ
- サジェスト利用時、system.logに入力文字が一文字ずつ記録されていましたが、これは冗長な内容となっていました。これらを出力しないように修正しました。
データのインポート
- コマンドラインで実行するimportコマンドについて、システムが管理する jfcmodel, jfcmodel4dm, jfclicenseholder, jprincipal モデルはインポート処理後に初期データを再セットするようにしました。(これまで jprincipal のみ同様の処理を行っていました。この版から対象モデルを増やしています。)これによって過去版からアプリケーションを移行した後、ワークフロー設定を行おうとするとモデル名が選択できない、といった運用トラブルを回避できるようになります。
カスタマイズコードの移行
- カスタマイズコードを R6.8 Update 3 へバージョンアップするための移行ガイドを用意しました。
不具合修正
- 更新画面にて読み込み専用項目に数値フォーマットが設定されない件を修正しました。これは R6.8 Update 2 のデグレードです。
- モデル項目に閲覧のみの権限を設定し、かつ読み込み専用指定した場合に画面に値がセットされないという件を修正しました。これは R6.8 Update 2 のデグレードです。
- 権限設定をした項目で、権限があるにもかかわらず参照元トレース(リンクのイメージボタン)が表示されないという件を修正しました。これは R6.8 のデグレードです。
- データ権限と全文検索を設定したモデルで権限のないデータも全文検索でヒットしてしまうことがあるという件を修正しました。これはR6.8のデグレードです。
- 繰り返しコンテナ内の項目を縦並びでグループ化する定義をしているが反映されない場合があったため、修正しました。これはR6.6 Update 4 のデグレードです。
- 画面リロード後、コンボボックスに"未選択"とは別に"存在しないデータ0(-)"という選択肢が加わってしまうケースがありました。これを修正しました。
- システムログ閲覧画面で「1件目から0件目を表示する」といった不正な状態になることがある件を修正しました。
- 外部キー子モデルを伴ったモデルでメール送信ジョブを行うとjava.util.ConcurrentModificationExceptionが発生することがある件を修正しました。
- 検索条件入力フォームに既にコード・名称が設定されていた場合、コードを削除してロストフォーカスせずに検索ボタンを押下すると名称が残ったままでクリアされないことがあるという件を修正しました。
- 一覧更新画面を有効とした状態で「ユーザ定義チェック」に#content指定を含む式を記述するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- サブモデルのデータを更新画面で更新してもメインモデルのキャッシュが消えない場合があるという件を修正しました。
- 住所の同期化処理で郵便番号に7桁未満を入力した場合の候補が実際より少なく表示されることがあるという件を修正しました。
- 自動計算を組み合わせた画面で、住所の同期化処理で郵便番号に7桁未満を入力した場合の候補表示が行われないことがあるという件を修正しました。
- プロジェクト環境定義(project_env.xls)の「カレンダ表示制御」を「フォーカス」にした時、フォーカスOFF時にカレンダーが表示されたまま残ってしまうという件を修正しました。
- 読み取り専用権限を指定したチェックボックス項目で、div要素のid属性が重複して出力されているという件を修正しました。
- 権限によるラベル部の表示制御で、ラベル幅の指定が効かない場合があるという件を修正しました。
- 登録・更新の確認画面を用意したとき、データベースに保存しない項目の値が正しく表示されないという件を修正しました。
- 登録・更新画面において、他のストアモデルの参照連動(DB保存、サジェスト入力)項目では値が解決されないという件を修正しました。
- 参照連動参照先保存の項目で登録/更新画面のみ「参照モデルの無効判定を行なわせる項目」の設定が効かないという件を修正しました。
R6.8 Update 2
[2012.12.5] R6.8 Update 2 を公開しました。
検索機能
- 検索条件のテンプレート機能を提供します。いくつかの検索条件を事前に用意しておき、コンボボックス選択により複数の検索パラメータを自動セットすることができます。
レイアウト
- 登録・更新画面における読み込み専用指定の表示方法を変更します。これまでは入力は行えない状態の入力欄が表示されていましたが、このバージョンからは入力欄そのものが表示されないようになります。これによって利用者からの「入力が行えるように見える(が、実際には入力できない)」という誤解を解消します。
- サジェスト入力利用時に、クリアボタンと入力フィールドの間に余分な隙間が生じるという件を解消しました。
日付型項目
- 利用できる日付フォーマットに「H○○.MM.dd」「H○○.MM」を加えました。
一覧更新
- 一覧更新画面で入力可・不可制御を指定できるようになりました。
帳票画面
- 「出力する帳票」の初期値を設定できるようになりました。
同梱する郵便番号データ
- 平成24年11月30日更新分の郵便番号データを含みます。
不具合修正
- R6.8 Update 1で「休日」モデル(jholiday)をカスタマイズできるよう定義ファイル化しましたが、権限情報の設定がこれまでの(R6.8Update1より前の)版と異なっていました。これを修正し、インストール直後の状態は旧版との互換性をとるようにしました。なお、この権限情報は開発者によって変更可能です。
- タブと入力可・不可制御の制御元が同じ項目の場合、タブ内の項目が入力可とならない修正をR6.8 Update1で行いましたが、その対応に不備が見つかりました。本件を改めて修正しました。
- 一覧更新画面でチェックボックス項目の選択を一つだけした時に、保存するとすべて選択されてしまうという件を修正しました。本件はR6.8 Update 1で発生します。
- 一覧更新画面で「ヘッダ行・列を固定」を設定するとページ切替ボタンが動作しなくなるという件を修正しました。本件はヘッダ列固定機能が加わったR6.8以降のWagbyで発生します。
- 更新確認画面のパンクズで保存をキャンセルされた後、再び同じデータを更新しようとするとロック取得に失敗するという件を修正しました。これによって運用上、データが二重更新されたり消えるという問題は生じません。本件はロックマネージャの拡張を行ったR6.7 Update 3以降のWagbyで発生します。
- データメンテナンス画面で再計算を行うと画面にエラーメッセージが表示されるという件を修正しました。(処理は正常に終了しています。)本件はR6.6 Update 8以降のWagbyで発生します。
- 権限判定によって読み込み専用項目となった場合、ラベル部の文字色が灰色になりますが、読み込み専用を固定で指定した場合、ラベル部の文字色が変わらないという件を修正しました。
- ログオン時に認証接続ライセンス数を超えて強制的にログオフされた場合に、同時ログオン数のカウントが減らないという件を修正しました。
- 一つの項目に複数の表示文字列パターン(詳細、検索時など)を定義した場合、リソースキーのずれが発生することがあるという件を修正しました。
- 住所の同期化処理で、一部の郵便番号データの検索に失敗するという件を修正しました。
- 集計ビューを用いたモデルで「項目ヘルプ-入力フィールド」のスタイル指定を行うと自動生成時にエラーが発生するという件を修正しました。
- 他のストアモデルの参照連動でjuserを指定すると自動生成時にエラーが発生する場合があるという件を修正しました。
- 参照連動項目でテキストフィールドの前後に文字を表示した際に、編集画面で正しく表示されないという件を修正しました。
R6.8 Update 1
[2012.11.22] R6.8 Update 1 を公開しました。
基本機能
- 検索条件のテキストフィールドに空白で二語以上を指定し「または」「かつ」で検索する機能について、空白を単語の一部として扱う設定を追加しました。
レイアウト
- タブの中に繰り返しコンテナを配置できるようになりました。
- 入力項目へのツールチップ指定を行えるようになりました。
- 入力項目へのプレースホルダ指定を行えるようになりました。
- 入力制御「値部分の表示位置」を定義できるようになりました。
- 入力制御「スタイルの指定」に、適用する箇所を細かく指定できるようになりました。
- 一覧表示画面の列固定機能で、左右のテーブルのサイズを指定できるようになりました。
- サブウィンドウ検索を用いたストアモデル参照で、参照連動項目へのボタン名変更が行えるようになりました。
- 一覧表示画面の下部にある表示項目数の「変更」ボタンが非表示となりました。
画面遷移
- 登録・更新画面でのキャンセル処理や詳細画面での削除処理時は「パンくず情報」を利用して、その直前の詳細画面へ戻すという動作になりました。
自動計算
- ある日付から、指定された日数だけ前後した日付を返す関数WORKDAYを提供しました。
- 指定された2つの日付の期間に含まれる稼働日の日数を返す関数NETWORKDAYSを提供しました。
ワークフロー
- 現在および次の処理保留者のログオンID、グループIDを返す関数を提供しました。
- 「申請状況」の見た目を変更しました。
- フローを開始するときに、申請フローを別画面検索で選択できるオプションを提供しました。(これまではコンボボックスのみを提供していました。)
マップビュー
- https 環境から Google Maps を http で利用するというパターンでも地図が表示されるようになりました。
システム管理
- 管理処理メニューの並びと色を変更しました。
- ログオンユーザ管理画面について、最後にアクセスした時間の降順でソートして表示するようにしました。
- プレファレンスの「ヘルプアイコン」の初期設定を利用不可としました。
ログ
- システムログにログオンユーザ名が付与されないケースがあったため、これを改善しました。
ジョブ管理
- ジョブマスタ情報の表示方法を変更しました。
- Amazon S3 アップロードジョブを製品機能から削除しました。本機能はWagbyCloudサービス内にて運用します。
Wagby定義ファイル
- 休日(jholiday)の定義ファイルを用意しました。
- 帳票出力定義欄をこれまでの10通りから30通りへ拡充しました。
同梱する郵便番号データ
- 平成24年10月31日更新分の郵便番号データを含みます。
リポジトリビューア
- 定義ファイル群の一つをビルドするために、どのファイルが必要かを調べる extract コマンドを提供しました。
- 参照関係を表示する revlink コマンドを改善しました。
- メニュー内容を表示する menu コマンドを改善しました。
カスタマイズ
- カスタマイズ用の空のJavaScriptを自動生成するようにしました。高度なカスタマイズ設定(onChange、onForcusの内容を記述する項目)を行うことができるようになります。
- CSV・Excelダウンロード処理コードのメソッドを分割しました。カスタマイズ性が高まります。
- Javaカスタマイズコード生成を有効にした場合、すでにcustomizeフォルダにファイルが存在していた場合は、自動生成を抑制するようにしました。
その他
- ログオン画面でユーザー名入力後、エンターキー押下でパスワード入力欄へフォーカスを移動できるようになりました。
不具合修正
- Wagby定義ファイルの画面動作定義シート内にある帳票出力でテンプレートファイル名を指定するセルの右側にあるボタンが動作しないという件を修正しました。本件はR6.8で発生します。
- 住所同期化と自動計算の連携で、自動計算項目がDB保存指定の場合、計算されないという件を修正しました。本件はR6.8で発生します。
- 一覧更新画面にて、ヘッダー行を固定と項目の幅を設定した時に、以前のバージョンと異なる表示となるという件を修正しました。本件はR6.8で発生します。
- 空白を含むデータの完全一致検索ができなくなっているという件を修正しました。本件はR6.8で発生します。
- 参照連動の参照先更新処理を設定すると自動生成時にエラーが発生するという件を修正しました。本件はR6.7 Update 5以降のバージョンで発生します。
- 複数の繰り返しコンテナをタブに格納するレイアウト設定が更新画面で動作しないという件を修正しました。本件はR6.7 Update 3以降のバージョンで発生します。
- 繰り返し項目についての制御:「追加」処理を行った際に値をコピーする、でストアモデル(コンボ)"未選択"という値が正しくコピーされないという件を修正しました。
- 子モデルの計算を行うモデルの詳細表示画面を作成しないと、自動計算式の解析でエラーになるという件を修正しました。
- 一覧表示画面「全データを一括処理の対象とする」を選択すると選択用チェックボックス押下時に一覧データが消えるという件を修正しました。
- 一括帳票出力ボタンを下に表示させると帳票ボタン押下しても動作しないという件を修正しました。
- 自動生成されるJSPファイルで、input要素のtype属性がhiddenの項目で、name 属性が同じものが重複して出力されることがある、という件を修正しました。
- コンボボックスで"未選択"を選んだとき、"未選択"を選択したという行為が無視され、以前の状態に戻ることがあるという件を修正しました。
- 複合主キーが設定されたモデルの大文字で始まる項目名をストアモデル参照すると検索時にエラーが発生するという件を修正しました。
- 外部キー項目に必須チェックを定義してもCSVアップロード更新時は無視されるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナに設定した条件付き更新権限が動作しないという件を修正しました。
- ユーザ定義チェックがadmin権限では動作するが一般ユーザ権限を持ったユーザでは動作しない場合があるという件を修正しました。
- DB保存している自動計算項目を参照連動するとビルドエラーになるケースを修正しました。
- テキストエリアをラベル化して表示する設定で、width指定が無視されるという件を修正しました。
- 多段レイアウトの繰り返しコンテナ内の隠し項目がhidden項目として出力されないという件を修正しました。
- 主キーかつ外部キーという基本型の項目定義で、参照先モデルでは主キーではないという場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- 入力チェックの式中にストアモデル参照(チェックボックス)項目を含めるとビルドエラーになるという件を修正しました。
- コンボボックスを参照している他のストアモデルの参照連動で必須チェックを有効にするとビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- Ajaxが動作した時に、自動計算項目が正しく表示されないケースを修正しました。
- 「カスタマイズ用の雛形クラスを出力する」を有効にしたモデルのサブウィンドウ検索画面を利用したモデルで、画面リロードを行うとロックエラーが発生するケースを修正しました。
- 「自己参照による検索項目を指定する」設定の項目に値が無いデータをインポートすると検索時にエラーが発生するという件を修正しました。
- juserモデルのuserid項目をストアモデル参照(コンボ)に変更した時にビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- 日付型でyyyy-MMのフォーマットを参照している項目をアップロード更新すると実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- 他項目の値によって入力不可にする項目が連鎖して設定されている場合に空白で上書きが正しく動作しないという件を修正しました。
- 複数のコピーボタンを用意し、スタイルを指定すると重複したメソッドが出力されるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナの多段レイアウトで先頭行のcolspan指定が無視されるという件を修正しました。
- SELECTED関数が入力チェックで記述できないという件を修正しました。
- ウィザード画面では、ユーザ定義チェックに記述した式に #content を指定しても無視されるという件を修正しました。
- チェックボックス型項目で「他項目の値によって入力不可にする」場合に「値を保持」が動作しないという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ名をレイアウト名としても利用しようとした場合、x2ajでエラーチェックを行うようにしました。
- 全文検索が有効なモデルの検索画面でチェックボックスの全チェック・全クリアボタンが動作しないという件を修正しました。
- 定義ファイル移行時に廃止されたリポジトリキーがあった場合、モデル項目名を変更すると不正なリポジトリデータが作成されるという件を修正しました。
- ウィザードの画面では入力不可状態の項目のクリアボタンが押下不可とならないという件を修正しました。
- 日付補助入力機能でコンボボックスを利用した時に入力不可制御が反映されないという件を修正しました。
- 参照連動のトリガーとなる項目が自動計算によって求められる場合、参照連動が解決されないという件を修正しました。
- 帳票テンプレートファイル生成機能で、繰り返しコンテナの下に項目が定義されていると繰り返しコンテナのテンプレート部が上書きされるという件を修正しました。
- 数値項目の入力にて、前後にスペースを入力した時に値が0になるという件を修正しました。
- WIZARDPAGE関数が正しく動作しないという件を修正しました。
- ワークフロー設定でメール送信設定をしたとき却下と差し戻しのイベントのメール送信がされないという件を修正しました。
- アップロード更新画面でCSVファイルしかアップロードできないようなメッセージが表示されていたため、これを修正しました。
- Wagby定義ファイルで項目の型を「Xバイト整数」や「Xバイト浮動小数点」とした場合、許容文字種に「数字-半角全角文字」が自動設定されないという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナに条件付き閲覧権限を設定した場合、コンテナのヘッダ行が表示されず、コンテナデータのみが表示される場合があるという件を修正しました。
- SLICE関数の開始レコード番号に項目名を使用するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 項目名日本語に左・右大括弧を含めると、検索・一覧表示画面でその文字が消えるという件を修正しました。
- 自動計算項目を含むモデルで郵便番号型項目の「(住所の同期)」ボタンを押下するとモデル内のマスタ・ストア参照項目の値が不正になるという件を修正しました。
R6.8
[2012.10.5] R6.8 を公開しました。
基本機能
- 一覧表示・一覧更新画面で列固定機能を用意しました。
- コピー登録ボタンの表示制御を行えるようになりました。
- 参照連動機能を応用し、固定メッセージを選択・追加しながら文字列を入力するという操作を行えるようになりました。
- 検索条件のテキストフィールドに空白で二語以上を指定し「または」「かつ」で検索する機能を完全一致時にも対応させました。(これまでは部分一致、前方一致、後方一致で動作していました。)
- チェックボックス項目の「選択されなかった項目名の表示」設定について、その項目が読み取り専用の場合は(詳細表示画面だけでなく)登録・更新画面にも反映されるようになりました。
- 参照元トレースリンクの表示において、権限管理情報を反映するようになりました。権限がないモデルへのリンクは自動的に非表示となります。
画面レイアウト
- 一つの画面に複数のタブレイアウトを設定できるようになりました。
- タブレイアウト定義で、デフォルトタブの指定を簡単に行えるようになりました。
- コンボボックス、ラジオボタンの選択に対応してタブレイアウトの表示・非表示を行えるようになりました。
- 2つ以上の繰り返しコンテナを横並びで配置できるようになりました。
- 画面動作定義シートの「表示スタイル > グループの表示方法設定」をモデル単位ではなく、レイアウト単位で指定できるようになりました。
- 親子モデル関係で、子モデル側で「テキストエリアかつ、テキストエリアのラベル化指定」を行ったとき、親モデルにおける子モデルの一覧表示時にも本設定が反映されるようになりました。
- サブメニューおよびパンくず部を非表示としたとき、タイトル部が狭まるようになりました。
- フォントサイズの変更がメニューの文字にも反映されるようになりました。
画面遷移
- 画面遷移を見直し、登録・更新・削除・キャンセル後は、その直前の詳細画面へ戻すようになりました。(直前の詳細画面は、パンくず情報を用いるようにしています。)
入力可・不可制御
- 入力可・不可制御機能で、項目の型がチェックボックス型の場合でも動作するようになりました。
- チェックボックスのクリアボタン・全選択の自動セットが行われるようになりました。
自動計算
- 詳細表示の初期値設定で、DB保存しない項目も再計算の対象になりました。
- 一覧表示画面・一覧帳票出力で、DB保存なしの自動計算項目を表示できるようになりました。(これまではDB保存ありの項目のみ、値が表示されていました。)
- 同時更新機能を用いていない親子モデル関係でも、親モデルの自動計算項目に子モデルの情報が反映されるようになりました。
- SLICE 関数の開始レコード番号に、項目を指定できるようになりました。
- FINDTAIL 関数を提供しました。FIND関数に似ていますが、文字列の末尾から探して最初にみつかった区切り文字の位置を返します。
一覧更新
- 一覧更新画面に含まれるストアモデル参照項目の参照先モデルが複合キーという設定が行えるようになりました。(チェックボックスを除きます。)
カレンダビュー
- カレンダビューの日付指定で、項目の型が参照連動の場合に対応しました。
ワークフロー
- ワークフロー設定のメール送信設定をノードとタイプの組み合わせ毎に設定できるようになりました。
- ワークフローの処理者にログオンアカウントではなく(ログオンアカウントに紐づいた)氏名を表示できるようになりました。
- 現在の処理保留者のログオンID、グループIDを返す関数を提供しました。
- ワークフロー開始において、申請フローを別画面検索で選択できるようになりました。(これまではコンボボックス選択のみとなっていました。)
- フローパターンのインポート時に、フロー設定ファイルを管理フォルダに自動的に出力させるようにしました。(これまでは手動でのファイルコピー処理が必要となっていました。)
帳票
- JasperReportで作った複数パターンの帳票を1つのPDFファイルとして出力できるようになりました。
- 帳票の出力方法として「ブラウザで表示」「ダウンロード」のいずれかを指定できるようになりました。
- 詳細帳票のテンプレートモデルでプレースホルダを記述できる行の上限を500行から65,536行へと拡張しました。(これまでは500行目以降にプレースホルダを記述しても無視されていました。)
- 帳票テンプレートモデルについて、WindowsでエクスポートされたデータをLinuxでインポートすることができるようになりました。
メール受信
- メール受信機能で、本文自動解析機能の区切り文字の全角・半角を同一として扱うオプションを用意しました。
カスタマイズ対応
- R6.7 Update 3 で、ロック名やロック項目を任意に設定できるようになりました。この版ではさらに、コンテナ内の項目をロックキーとして指定できるようになりました。また、ストアモデル参照で参照先が複合主キーとなっている項目もロック名に指定できるようになりました。
- データベーストリガー利用時に SQLException を適切にハンドリングし、意図したエラーメッセージを出力できる方法を提供しました。
管理機能
- パスワード変更画面で、確認用パスワード入力後にEnterキーを押すと「保存」ボタン押下扱いとなるようにしました。これによってパスワード入力とリターンキー操作だけでパスワード変更が行えるようになりました。
プロジェクト定義
- 「参照連動や自動計算の値取得時に色を変更する」設定を標準で無効としました。
- Javaコンパイル実行時のメモリサイズ指定における上限制約を解除しました。
同梱する郵便番号データ
- 平成24年9月28日更新分の郵便番号データを含みます。
同梱するライブラリのバージョンアップ
- Java のバージョンを 1.6.0_35 にバージョンアップしました。このバージョンの Java には、極めて深刻な脆弱性の修正が含まれています。(ただしWagbyの実行に限れば、この脆弱性によるセキュリティ上の問題はありません。)
- 「米オラクル、Java 7の深刻な脆弱性を塞ぐバージョンアップを緊急リリース」(ITPro 2012.8.31)
セキュリティ
- Cookie情報の漏えい対策として、発行するCookieにHttpOnly属性を加えるようにしました。
国際化(リソースキー変更)
国際化対応でリソースファイルをカスタマイズしている場合、以下の点に注意してバージョンアップを行ってください。
- 繰り返しコンテナIDの追加ボタン、クリアボタン、挿入ボタン、削除ボタンのボタン名を変更していた場合のリソースキーが変更されています。旧版との差分を目視チェックし、対応してください。(この対応を行わないと、R6.8でビルドしたアプリケーションで、これらのボタンの名称が正しく表示されません。)
不具合修正
- 繰り返しコンテナ項目へのスタイル指定で、コンテナ内項目の値を参照する場合の判定式が正しく動作しないという件を修正しました。本件はR6.7 Update 3 以降のWagbyで発生します。
- 繰り返しコンテナを独立したファイル形式でアップロード更新する場合に、最初に出現するコンテナのID以外の繰り返しコンテナ内の項目が空文字となっている場合に、コンテナが削除されてしまうという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナに条件付き閲覧権限を設定した場合、コンテナのヘッダ行が表示されず、コンテナデータのみが表示される場合があるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナID項目をhidden指定するとボタン名の変更指定が正しく処理されないという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ多段レイアウト利用時、一覧表示画面のヘッダ行に(多段レイアウト設定用の)位置合わせ指定文字が出力されるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ多段レイアウト利用時、コンテナ内に隠し項目を含めることができないという件を修正しました。
- タブレイアウト利用時に、ラベル部分を表示しない機能が動作しないという件を修正しました。
- ネストしたタブレイアウトの初期タブ指定が反映されていないという件を修正しました。
- 複数のサジェスト項目に初期値を設定した場合に登録画面表示時に初期値がセットされないことがあるという件を修正しました。
- 帳票テンプレート利用時、帳票テンプレートデータ未登録の状態で印刷処理を行うと実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- 時間フォーマットを'HH'としたとき、更新画面で選択肢が表示されないという件を修正しました。
- 条件付き権限管理で、可の状態から不可の状態へ変更すると参照連動の解決が行われないことがあるという件を修正しました。
- Excel帳票機能時にJExcelAPIライブラリを用いたとき、異常動作する場合があるという件を修正しました。
- データ権限を設定したモデルでメール送信ジョブに「成功時のアクション」を指定すると実行時例外が発生するという件を修正しました。
- 自動計算項目を含むモデルで郵便番号型項目の「(住所の同期)」ボタンを押下するとモデル内のマスタ・ストア参照項目の値が意図しない内容に書き変わるという件を修正しました。
- 複合キー(連結主キー)を用いたモデルで一覧更新画面で更新に失敗することがあるという件を修正しました。
- 詳細表示時と登録・更新時画面で、スタイルの指定位置が異なるという件を修正しました。
- 項目名日本語に左・右大括弧を含めると、一覧表示画面でその文字が消えるという件を修正しました。
- ストアモデル参照絞り込みとウィザードと参照連動を設定した際に、新規登録時にエラーが発生するという件を修正しました。
- 非推奨設定「グループデータ管理として使用する項目の種類」にストア/マスタ参照以外の項目を指定した場合、更新/削除ボタンの制御が正しく動作しないという件を修正しました。
- SCREENIDやTODAYなど、一部の関数を入力チェックに使用した場合、一つの式に最大一つしか記述できないという制約を解除しました。
- 「カスタマイズ用の雛形クラスを出力する」を有効にしたモデルのサブウィンドウ検索画面が正常に動作しないという件を修正しました。
- メインモデルとサブモデル両方に全文検索を設定したとき、サブモデルからの全文検索で、メインモデルがヒットしないという件を修正しました。
- Wagby定義ファイルのグラフ設定で、グラフの種類に「積み上げ縦棒グラフ」が含まれていないという件を修正しました。
- JasperReportを用いたPDF出力で、出力ファイル名にプレースホルダを埋め込んだ場合に正しいファイル名とならないという件を修正しました。