R8.2.3

最終更新日: 2020年7月13日

機能

No 分類 内容 変更箇所
ENH1091201 改善 新元号「令和」への対応。既存システムへの手動変更方法はこちら。 [FW] TranslateJpEra.properties.UTF8
common.js
ENH1091301 改善 Java 12 に対応する。Designerの環境設定でJavaバージョンに"12"と記述することができる。 [FW] JavaVersion
ENH1091401 改善 祝日情報を2020年に合わせて更新する。Mozillaの公式サイトが未対応のため、ひとまず暫定版としてジャスミンソフトが情報を追記している。(公式が更新され次第、こちらに差し替える予定) [G] JapanHoliday.ics
ENH1089001 改善 Wagbyの非同期処理機能で利用できるメッセージングミドルウェア製品に、Apache ActiveMQ Artemis および AmazonMQ を対応させる。Apache ActiveMQ Artemis 選択時は、インメモリで動作するモードを選択することで、別途メッセージングミドルウェアをインストールすることなく非同期処理機能を動作させることもできるようになる。 [FW] 非同期処理関連クラス
ENH1089301 改善 Redisに格納されるキーにネームスペースを指定できるようにする。複数のWagbyアプリケーションが1つのRedisサーバに接続する構成が行えるようになる。(これまでは1つのWagbyアプリケーションに1つのRedisサーバがペアで必要となっていた。) [FW] RedisFlushallInitializer
[G] application.properties
ENH1089501 改善 ワークフローの申請・承認等のボタン押下後にパンくずのリンクで画面遷移できないようにする。ワークフロー処理中に不用意な画面遷移が行われないな配慮となる。 [FW] WorkFlowManager
ENH1089601 改善 ClientAbortException発生時のログ出力をINFOレベルとし、スタックトレースは出力しないようにする。これによってポートレットが表示される前に別のページに遷移するなどした場合のエラーログ出力を抑制できる。 [G] JAXBJsonSerializer
error.jsp
REG1087705 デグレード 「印刷形式で表示」画面で表示内容の前半部分の項目が一部、欠落する。R8.2.2で対応したFIX1087701「HTML簡易印刷機能の修正」の対応漏れ。 [G] printScreenXX_body.jsp
REG1091001 デグレード アップロード更新時のヘルパのスクリプト「詳細画面表示(アップロード更新)」が呼び出されない。R8.2.3で対応したSPC10849 スクリプト呼び出しタイミングの変更の影響。 [FW] EntityHelper
FIX1089101 不具合 スマートフォン用画面でラジオボタン・チェックボックスの折り返し数の設定が反映されない。この修正対応により、R8.2.3 以降の版でビルドすると折り返し数の設定をしていたモデルでは見た目が変わる。(折り返しされるようになる) [G] JSP
FIX1089201 不具合 主キー項目の型が他モデル参照の場合に一覧表示グリッドから詳細画面が表示されない。 [FW] Grid.js
FIX1089401 不具合 繰り返しコンテナに更新権限を設定したとき、コンテナの削除機能で0件にすることができない。 [G] ヘルパクラスs2pメソッド
FIX1089801 不具合 サジェストに値を設定しクリアボタンで値クリア後にサジェスト入力欄からフォーカスを外すと参照連動項目の値が再表示される。 [G] JSP
FIX1089901 不具合 他モデル参照チェックボックスの選択方法が検索画面の項目に入力制御のモデル参照(絞込)、検索画面で隠し項目の設定を行なうと検索画面表示時に JavaScript エラーが発生する。 [G] JavaScript
FIX1090001 不具合 複合キーモデルにおいて全文検索インデックス(含・サジェスト)の更新が正常に行われない。 [FW] Indexer 他
FIX1090101 不具合 無効判定項目が設定された選択肢の表記が消える場合がある。 [FW] PresentationPHelperPart[3-6]

[G] ヘルパクラスs2pメソッド
FIX1091501 不具合 サジェスト利用時、対象項目の参照先データが同一の値をもっていた場合に更新画面表示時に空となっていた。(サジェストでは対象データがすべて重複文字列はない、と仮定していたため。重複があっても適切に表示されるように修正した。) [FW] FilteringSelectEx
FIX1091701 不具合 アップロード更新画面のエラーメッセージで、サニタイジング処理が重複して行われることがあった。例えばエラーメッセージに "&" が含まれていた場合、出力時に "&" となっていた。 [FW] AbstractDbUploadUpdateRunnableMonitor2
[G] JSP
FIX1092101 不具合 一覧表示グリッド利用時、検索条件を変更するとダウンロードボタンが押下不可のままとなる。 [FW] Grid.js
FIX1092301 不具合 サブウィンドウ検索画面のページネーションが常にボタン形式で表示される。リンク形式でよい場合の判定を加える。この修正により、R7.12.12/R8.2.2 で対応したページネーションは常にボタン表示、という方針は変更となり、リンク形式が復活する。 [FW] page_index.tag
FIX1091801 不具合 選択肢モデルの初期データに入力フィルタが適用されていない。

[詳細] 選択肢モデルの初期データに、例えば全角文字の"&"が含まれていたとき、本来はWagbyの入力フィルタによって半角文字の"&"に変換されるべきだが、この対応が漏れていた。選択肢モデルでは、ビルド後の編集画面を使って編集するタイミングで入力フィルタを通るが、Designerの設定だけで編集を行わなければ入力フィルタを通るタイミングがなかったため、全角のままとなってしまう。また選択肢モデル(初期データ固定)は編集画面が用意されないので、Designerで指定した値がそのまま使われていた。この影響として、アップロード更新画面でIDではなく内容部で一致判定する場合、アップロード更新処理では入力フィルタを通るため、選択肢モデルの値部分と一致せず、アップロード更新がスキップされることが生じる。この対応として、Designerで設定した選択肢モデルの初期データからデータベースに格納する形式に変換する際に、入力フィルタを通すようにする。すなわち内部的にはWagbyの通常の仕組みと同様、入力フィルタが適用されることで、アップロード更新での不一致問題が解消される。

[注意点] 選択肢モデルの内容部に含まれていた全角記号や半角カナ文字は、入力フィルタが適用されることにより、半角記号および全角カナになる。リストボックスやラジオボタンの表示で全角が半角になる、といった影響が生じるが、選択肢モデルは通常、ID値で判定されるため運用に支障はない。
[G] initフォルダに配置される
初期データ(拡張子xmlのファイル)
FIX1091901 不具合 ヘッダ行固定で、ラベルの幅をパーセントで設定することができない。

[詳細] ヘッダ行固定の場合、ヘッダ部とボディ部でテーブルが分割されるため、画面表示時に JavaScript で二つのテーブルの列幅を揃えるようにしている。これまでは列幅をパーセントで設定した場合は無視していたが、ヘッダ部のthタグならびにボディ部のtdタグのwidth属性がパーセントで設定されていた場合には、これを使って列幅の設定を行なうように修正する。このような動作のため、ヘッダ行固定で列幅の設定をパーセントで行なう場合は「ラベルの幅」と「値の幅」に同じ値を設定すること。(片方のみがパーセント指定の場合、ヘッダ部とボディ部で異なる列幅となり、どちらか大きい方の値が列幅として設定される。結果として列幅の指定が反映されないことが生じる。)
[FW] common.js
FW : フレームワーク、G : 自動生成されるコード

Wagby Designer

No 分類 内容
ENH1091601 新機能 設計書出力機能で ER 図の出力に対応する。(ベータ版) R8.3.0で正式版となった。
FIX1089701 不具合 項目名の選択肢表示時、選択肢一覧にレイアウト名が付加されて表示されることがある。選択肢ではレイアウト名は除くようにする。
FIX1092001 不具合 ドラッグ&ドロップ開発で、入力するExcelによってNPEが発生する場合がある。

同梱するライブラリ

No 内容
LIB1090201 ワークフローの承認経路を図示する JavaScript ライブラリ joint.js とそれに関連する jquery をバージョンアップする。joint.min.jsは2.2.1へ、jquery.min.jsは3.3.1へ、lodash.min.jsは4.17.11へ、backbone-min.jsは1.4.0となる。
LIB1090601 Tomcat を 8.5.34 から 8.5.39 へバージョンアップする。脆弱性 CVE-2019-0199 への対応。Wagby は標準で HTTP/2 を使っていないため直接の影響はないが、server.xml を修正して HTTP/2 を有効にする場合を考慮した。
LIB0786233 平成31年3月29日更新分の郵便番号データ(アイビス版)を含める。