一覧帳票を非同期で出力する

最終更新日: 2021年3月1日
R8 | R9

出力処理

一覧表示画面の「帳票(全件)」を非同期処理と設定した例です。

図1 一覧表示画面の「帳票(全件)」ボタン

帳票ボタン押下後、"一覧帳票出力ジョブを登録しました。" というメッセージが表示されます。このとき、実際の帳票出力処理は別の処理として行われます。

図2 一覧帳票出力ジョブが登録される

出力結果を取得する

帳票画面を開きます。状態が "終了" となっていれば、その帳票出力はダウンロード可能です。

図3 帳票画面

ダウンロードしたいデータをクリックすると、ダウンロードを確認するダイアログが開きます。"OK" を押下することでダウンロードすることができます。

図4 データをダウンロードする

定義方法

一覧帳票を非同期処理とする場合の設定方法は次の通りです。

メッセージキューの設定

"ActiveMQ" を有効にします。Wagbyにはインメモリで動作するActiveMQモジュールが同梱されているため、ActiveMQを別途インストールする必要はありません。

ActiveMQをサーバとして別途用意するか、あるいはすでに用意されているActiveMQサービスを利用することもできます。ここでは説明を割愛します。
図5 メッセージキューの設定

モデルごとの帳票出力の設定

図6 帳票出力の設定

帳票画面

"画面を作成する" を有効にします。非同期処理の場合は「帳票画面」から帳票ファイルを取得します。

一覧帳票出力ジョブ

設定項目 説明 入力例
一覧帳票出力ジョブを作成する (後述する)ジョブクラスを自動生成します。 (チェック)
帳票画面でメッセージジョブ機能を使用する 帳票画面で帳票出力をおこなったとき、メッセージジョブを登録する動作に変わります。 (チェック)
一覧表示画面の一覧帳票出力でメッセージジョブ機能を使用する 一覧表示画面の帳票ボタン押下時にメッセージジョブを登録する動作に変わります。 (チェック)
送信先キュー名 通常は空白でかまいません。空白の場合は "wagbyJobQueue" になります。 wagbyPrintJobQueue

帳票出力

同一のテンプレートファイル名で、表示画面 "一覧表示" と "帳票画面" の二つを用意します。

"一覧表示" の設定により、一覧表示画面に「帳票(全件)」ボタンが用意されます。

"帳票画面" の設定により、帳票画面でデータをダウンロードできるようになります

一覧帳票出力ジョブの確認

"一覧帳票出力ジョブを作成する" を有効にすると、内部で "ReportList<モデルID>Job" というジョブが生成されます。これは管理処理メニュー内のジョブ状態で確認することができます。

図7 ジョブ状態の確認

仕様・制約