R8リポジトリからR9への移行
最終更新日: 2023年3月13日
Designerの運用タブから、zip 形式のリポジトリとして「バックアップ」してください。このファイルをR9に読み込ませることで、自動的に移行処理が行われます。
初期リポジトリの状態に戻しておきます。
申請IDが埋め込まれた「初期リポジトリ」を repository/branches フォルダに上書きしてください。(Wagby販売パートナーより、お客様向けの初期リポジトリをお受け取りください。)
運用メニューの「アップロード」欄から「ファイル選択」ボタンを開きます。ファイルダイアログが表示されるので、読み込むリポジトリファイル(通常は "wrb_" で始まる、zip 形式ファイル)を指定します。移行元のR9 Designerでバックアップしたファイルを指定します。
ファイル選択後、「アップロード」ボタンを押下します。このとき、旧 R8 のリポジトリを、新しい R9 のリポジトリに移行される処理が自動的に適用されます。
「システム」タブに含まれているモデルは、旧版からの移行ではなく、新版に含まれているものを使います。すなわち、移行ツールの対象外になります。
ただし以下のモデルは除きます。すなわち開発者が変更した定義が(移行後も)引き継がれます。
上記以外のシステム系モデルを修正していた場合(例:メニュー体系を変更した)、手動で同じ修正を適用してください。
R9より、初期リポジトリに含まれる juser モデルに「メールアドレス」「電子印影」項目が追加されました。また、jgroup モデルに「グループメールアドレス」項目を追加されました。R8からの移行時、これらは含まれていなくても動作しますが、R9の初期イメージと同じ状態とする場合は手動でこれらの項目を追加してください。(R9インストール直後のjuser,jgroupモデルの定義を参考にしてください。)
移行ツールでは、カスタマイズしたコード(Java,JSP,JavaScriptなど)は扱いません。
これらのファイルは開発者が手動で最新のR9向けコードに修正してください。詳細は「カスタマイズコードの対応」をお読みください。
移行後のフルビルドで次のエラーが生じる場合があります。
移行処理で「電子印影」「アバター画像」項目を挿入する処理があるのですが、一部のjuserモデルでその挿入処理が失敗することがあります。この場合、Designerで項目の位置を移動させてください。
次の例は「電子印影」項目が繰り返しコンテナの間に挿入されています。この位置を変更し、繰り返しコンテナの設定がまとまるようにします。
準備
移行元(旧版のR8)
移行先(新版のR9)
Unlimited ライセンスご利用の場合
移行
移行後に手動で行うこと
移行がスキップされるモデル
juser,jgroupモデルへの項目追加
カスタマイズコード
R9で変更された仕様一覧
トラブルシューティング
juserモデル
[ERROR] モデル 'juser' の項目 'rule/rid' は、繰り返しコンテナ外に定義されたコンテナ項目です。
[ERROR] モデル 'juser' の項目 'rule/ipaddress' は、繰り返しコンテナ外に定義されたコンテナ項目です。