コピー登録時に枝番を増加させる

最終更新日: 2022年8月18日

実行例

新規登録時に「見積No」項目を手動で入力する、とします。(このコード体系は利用者ごとに異なるものです。例では "M" + 0詰め3桁としています。)

なお「(隠し・元見積No)」「(隠し・枝番)」は実際は隠し項目とします。ここでは説明のため、読み込み専用として表示させています。

見積書の新規作成 (1)

登録時に、手入力した「見積No」を「(隠し・元見積No)」にコピーしています。また「(隠し・枝番)」に初期値 "1" をセットしています。

見積書の新規作成 (2)

コピー登録ボタンをクリックします。

コピー登録ボタン

「見積No」にハイフンと3桁の数値を枝番として付与しています。

見積Noに枝番が付与された (1)
見積Noに枝番が付与された (2)

再度コピー登録を行うと、枝番が2となっていることがわかります。

枝番値の増加を確認する

設定方法

本サンプルで用意した「見積書」モデルは次のとおりです。

見積書モデル

登録時のスクリプト

このスクリプトは新規登録とコピー登録の両方で呼び出されます。新規登録のみの処理は SCREENTYPE 関数insert かどうかで判定します。

新規登録時に呼び出されるスクリプト

コピー時のスクリプト

コピー登録ボタンクリック時、コピー元から値が転記されたあとに呼び出されます。コピーされた値を加工することができます。

  1. 自身の「見積No」と同じ値をもつ見積書モデルを検索します。1つ以上見つかる可能性があるため、リストで受け取ります。
  2. 枝番の降順でソートさせているため、リストの先頭が直近のデータとなっています。
  3. 登録時に入力された「元見積No」に、0詰め3桁の枝番(の現在値)を付与したあと、枝番項目の値を1つ増やします。
コピー登録時に呼び出されるスクリプト

演習

この例で示したモデルを実際に作成してみましょう。

上の説明で省略している設定は次のとおりです。これらをヒントに完成させてみましょう。

  • 主キーである「ID」項目は順序値で自動採番していますが、利用者は「見積No」を意識するため、「ID」項目は入力時、出力時いずれも隠し項目としています。
  • 「日付」項目は登録画面表示時に本日の日付を自動でセットしています。(TODAY関数を使います。)
  • 「作成者」項目はログオンアカウントの名前を自動でセットしています。(USERINFO関数を使います。)

インストール

コピー登録時に枝番が増加するサンプル「アドオンギャラリー > 見積書」をお試しください。

アドオンギャラリー > 見積書