E2Eテスト

最終更新日: 2021年3月1日
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E2Eテストとは

E2E (End to End) テストとは、システム全体が正しく動作することを確認するものです。具体的には「利用者による画面操作(Web ブラウザの操作)により、想定通りの動作となっていることを確認する」ことを指します。

E2E テストは「総合テスト」フェーズで実施されます。(*1)

多くの開発現場で E2E テストはテスト仕様書を元に、人手でテストを行っています。そのためテスト工数の削減は大きな課題となっていました。さらにプログラム(Wagbyではモデル定義)の修正や、環境のバージョンアップ時にも都度、行う必要があるため、手間がかかっていました。

Wagby Testing Framework (WTF) は、この E2E テストのための「テストプログラム」を開発する枠組みを提供するものです。これによって回帰テストとしても利用することができ、保守コストを削減できます。

開発者はここで説明する日本語マクロ書式を学ぶことで、テストプログラムを自動生成することができます。

ワンポイント

Wagby では「単体テスト」は必要ありませんが、仕様どおりに動作するかをチェックするための「総合テスト」は必要です。(*2)
本ドキュメントでは、これを E2E テストと呼びます。

1. 「統合テスト」や「システムテスト」と呼ぶこともあります。
2. カスタマイズコード部分の単体テストは必要です。

テストシナリオ

(1) 準備と実行
テストシナリオを作成し、動作させる一連の手順を説明します。
(2) テストシナリオマクロ
テストシナリオマクロ (tsm) ファイルの詳細を説明します。

Javaを使う

Wagby Testing Framework を Java プログラムから利用することができます。"Wagby Developer Network > Wagby Testing Framework とは"をお読みください。