Wagby Developer Network (WDN) for Wagby EE R9
最終更新日: 2025年1月31日
R8 | R9
カスタマイズの考え方
Wagbyは生成されたソースコードがカスタマイズできるように設計されています。カスタマイズを行ったあとに設計情報を変更することもできます。
可能な限り設計情報からアプリケーションを自動生成しつつ、複雑な業務処理やバッチ処理、標準仕様を超える挙動への対応にはプログラミングによって補完します。

標準技術によるカスタマイズを実現
Wagby は独自言語を提供しません。土台となる技術要素は JavaScript, CSS, REST API, Java です。標準技術によってWagbyのカスタマイズを行うことができます。
スクリプト (サーバサイドJavaScript)
Wagbyが生成したコードを活かして、さまざまな業務ロジックを実装することができます。WagbyではサーバサイドJavaScriptを「スクリプト」と呼びます。
- スクリプト
- スクリプトの概要と作成方法について説明します。
- ヘルパとコントローラ
- スクリプトはヘルパ系とコントローラ系に大別されます。実装したい処理の用途に応じて、適切なポイントにスクリプトを記述します。
- モデルの基本 (1)
- Wagbyのモデルはどのような構成になっているかを説明します。その中でも基本となるストアモデルの操作方法を説明します。
- モデルの基本 (2)
- プレゼンテーションモデル、コンディションモデル、リストモデルを説明します。
- 生成されるスクリプトファイルの詳細
- Designerで入力したスクリプトはファイルとして生成されます。
- Wagby関数を利用する
- Wagbyが提供する関数をスクリプトでも利用することができます。
- スクリプトを用いた主キーの拡張
- スクリプトを利用して、任意の書式を設定する方法を説明します。
- スクリプトを用いた主キーの拡張 (2) コピー登録時に枝番を付与する 9.2.0
- コピー登録時に枝番を設定するスクリプトの書き方を説明します。
- サブデータベースで順序を使う
- スクリプトを利用してサブデータベースの登録時に順序を使う方法を説明します。
- スクリプトでの初期化処理
- スクリプトを使った初期値の定義方法を説明します。
- 入力チェック・整合性チェック
- 複雑な入力チェックや整合性チェックをスクリプトで実現する方法を説明します。
- 入力チェックテンプレートを利用する
- 実行時にスクリプトを評価する方法です。コードの断片をテンプレートとして再利用することができます。
- 入力フィルタ
- Webフォームから入力された値を変換する「フィルタ」処理をスクリプトで記述できます。
- 一括更新
- 一覧表示画面で用意した「一括更新」処理の本体をスクリプトで記述します。
- 一覧帳票出力後の更新
- 帳票出力を実行後、呼び出されるスクリプトを紹介します。
- モデル間の計算(トランザクション)
- モデル間の計算は「トラザクション」となります。ここではトランザクションスクリプトの作成方法を説明します。
- Service/Dao、ヘルパ、SQLの利用
- スクリプトから(Wagbyが自動生成した)Service/Daoクラスを利用できます。またSQLを利用することもできます。
- 環境タブで設定できる共通スクリプト
- 環境タブに用意されたスクリプト「共通関数」「ファイル項目ダウンロード」「ファイル項目アップロード」を説明します。
- メールを送信する
- スクリプトからメール送信を行う方法を説明します。
- ログ出力
- スクリプトからログ出力を行う方法を説明します。
- サンプルコード
- 業務で使えるサンプルコードを紹介します。
- スクリプト再読込み処理の制御
- スクリプトが変更されたかどうかの検出処理を行わないようにすることができます。実行時のパフォーマンスが向上します。
- 一覧表示画面での一括処理
- 一覧表示画面で複数データを選択し、独自の一括処理をスクリプトで記述します。
- データベースの詳細 - SQL式
- SQL式を指定すると、データベースに保存しない項目を検索できるようにすることができます。
- 選択肢の絞り込み
- スクリプトを使って、複雑な絞り込みを行う例を紹介します。
- 親キー以外の値を用いて子モデル一覧表示を行う
- 親モデル画面に表示される子モデルは、通常、親キーによって絞り込まれます。この条件を個別に指定することで、親キーが未設定であっても子モデル一覧表示を行えるようにします。
- データの既読状態を管理する
- ユーザの閲覧記録を保持する例を紹介します。未読・既読状態で検索を行うことができます。
- システム関連のスクリプト9.2.0
- Wagbyアプリケーション起動時やログオン・ログオフ、ジョブ実行といったタイミングでスクリプトを実行することができます。
- メニューの内容を編集する9.2.0
- Wagbyが管理するメニューの構造を知ることで、一部のメニューを不可視にするといった「メニュー内容の編集」を行うことができます。
- 日付、数値フォーマットを動的に設定する9.3.0
- ログオン時にそのユーザごとの日付、数値フォーマットを指定する方法を説明します。
CSV・Excel入出力
入力制御
検索制御
画面遷移
画面のカスタマイズ
Wagbyが生成した画面をカスタマイズする場合は CSS または JavaScript を使います。
ポータル
- ポータル機能を使う
- ポータル機能を有効にする方法を説明します。(Wagbyインストール直後は、ポータル機能は使わない設定になっています。ここに記載した手順で有効にする必要があります。)
- お知らせポートレット
- お知らせポートレットを使うと、ポータル画面に任意のメッセージを表示させることができます。
- カレンダポートレット(クラシック)
- クラシックカレンダビューに対応したモデルを、ポータル画面のカレンダにモデルの情報を表示する方法を説明します。
- カレンダポートレット(モダン)
- モダンカレンダビューに対応したモデルを、ポータル画面のカレンダにモデルの情報を表示する方法を説明します。
- ログオンユーザ一覧ポートレット
- 現在、システムにログオンしているユーザ(アカウント)を表示することができます。
- グラフポートレット
- グラフポートレットを使うと、任意のグラフをポータル画面に表示させることができます。
- ワークフローポートレット
- ワークフローポートレットを使うと、自分が起こして承認待ちのワークフローならびに、自分が承認すべきワークフロー一覧をポータル画面に表示させることができます。
- 外部リンクポートレット
- 外部ページへのリンク情報を集めたポートレットを用意することができます。
- ブログパーツを利用する
- インターネット上に公開されているさまざまなブログパーツを利用することができます。
- 任意のモデルの値を表示する
- ポートレットタイプ「一覧」を再利用し、Wagbyで定義したモデルの情報を取得するサンプルコードを説明します。
- 任意のモデルの値を表示する (2)
- 新規でポートレットを定義し、REST API 経由で取得した JSON オブジェクトを表示するサンプルコードを説明します。
- ゲージ部品を利用する
- ゲージ部品を利用する方法を説明します。
帳票
Excel帳票
JasperReportsによるPDF出力
オープンソースの帳票出力ライブラリ「JasperReports」を使った帳票の出力について説明します。
集計・グラフ
ワークフロー
認証・認可
認証
認可
複合キー
R9.2.2以降
R9.0.0〜R9.2.1
環境
REST APIを利用する
Wagby を REST API のサーバとして用いることができます。
これにより .NET や PHP,Perl,Ruby または iOS, Android といった要素技術を駆使したフロントエンド(画面)を独自に用意し、REST API 経由で Wagby と通信するアプリケーションを開発できます。

Javaを用いたカスタマイズ
複雑な業務処理やデータベースの更新、バッチ処理や外部システム連携などはJavaを用います。 Wagby が生成したソースコードを Eclipse のプロジェクトとして管理し、開発を進めることができます。
メッセージによる非同期処理
メッセージサーバを用いた非同期処理の実現方法を説明します。メッセージサーバは Apache ActiveMQ Artemis, Amazon MQ, RabbitMQ に対応しています。
運用時の注意点
- メンテナンス作業などでメッセージサーバを停止させる場合は、メッセージサーバにキューが残っていないことを確認してください。キューは "ジョブ状態検索" 画面から確認することができます。
- また、作業中にWagbyからキューへの追加が発生しないよう、Wagbyもメンテナンスモードにすることを推奨します。
バッチ処理
E2Eテスト
ビルドしたアプリケーションのテストシナリオを作成することができます。
Javaによるコーディングを行う場合
サーバの運用
Tomcatの設定
- 手動でTomcatへのデプロイを行う
- ビルドせずにデータベースの接続先を変更する
- ビルドせずに Tomcat のポート番号を変更する
- 運用時に再設定する可能性があるパラメータ一覧
- TomcatにSSLサーバ証明書を登録する
Dockerを利用する
Wagby でビルドしたアプリケーションを Docker イメージとすることで、Docker をサポートする各種環境で運用することができます。
オートスケール
- オートスケール
- オートスケールの設定方法 (マニュアルへのリンク)
その他
AWSを利用する9.2.7/9.3.0
Wagbyマイクロサービス
その他の情報
設定ファイル
組織内でアドオンギャラリーを運用する
挙動の詳細
標準の動作を変える
セキュリティ
マルチテナント
- マルチテナント型アプリケーションの構築9.3.0