R5.8.5.8
[2009.3.31] R5.8.5.8 を公開しました。。次の内容が含まれます。
不具合修正
- CSVアップロード更新機能において、データの新規登録のみを行った場合、メモリリークが発生する場合があるという不具合を修正しました。
R5.8.5.7
[2009.2.13] R5.8.5.7 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- 名前の長いファイルをメール送信時に添付すると、異なったファイル名で添付されてしまうという不具合を修正しました。
- カレンダビューの利用において、翌年のイベントが誤って今年に表示されてしまうことがあるという不具合を修正しました。
R5.8.5.6
[2008.12.19] R5.8.5.6 を公開しました。次の内容が含まれます。
仕様の改善
- Wagby Pro Unlimited では検索条件がログに記載されましたが、Pro では記載されませんでした。この動作の違いを統一し、Pro でも検索条件がログに記載されるようになりました。
R5.8.5.5
[2008.11.11] R5.8.5.5 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- アップロード更新画面とトランザクション制御を同時に指定した場合、アップロード更新処理時に実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- 「グループデータ管理として使用する項目の種類」(非推奨設定)に「ユーザID」のみを指定した場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
R5.8.5.4
[2008.10.24] R5.8.5.4 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- チェックボックス型の項目に「他のストアモデルの参照の絞込条件>自モデル項目が未入力の動作>選択肢を作らない」を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で NullPointerException 例外が発生する可能性があるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナのソート機能において、ソート対象項目に NULL が含まれていると正しくソートされないという件を修正しました。
- 集計ビューで参照連動で指定している項目をディメンジョンとした場合に、集計ビューのディメンジョン部分に値が表示されないという件を修正しました。
- 一貫性チェックにおいて、「等しくない」と指定した場合に正しくチェックされないことがあるという件を修正しました。
R5.8.5.3
[2008.9.12] R5.8.5.3 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- 日付を主キーとしたモデルで、コピー登録画面でキャンセルボタンを押下すると実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で、繰り返しコンテナが一つもない場合に、後続の列がずれてしまうという件を修正しました。この不具合は R5.8.3 以降の版で発生したものです。
- R5 系ファイルの移行時に、項目の型が「他のストアモデルの参照連動」の「時間補助入力機能」の設定が移行されないという件を修正しました。
R5.8.5.2
[2008.9.1] R5.8.5.2 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- コンテナ内で他のストアモデルの参照の絞込条件を指定したコンボボックスを定義すると定義ファイル変換エラーになるという件を修正しました。
- 集計ビューにおいて二つのディメンジョンを指定した場合、一つ目のディメンジョンにおける小計欄が表示されない場合があるという件を修正しました。
- トランザクションの指定において、トランザクション設定を行った項目より後ろに参照系項目があるとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 整数型の必須項目で入力した値を消去し、その後 画面を再描画すると消去したはずの値が元に戻ってしまうという件を修正しました。
その他の改善
- データ削除時、添付されていたファイルも同時に削除されるようになりました。(ただしコピー機能を使った登録の場合は、削除の対象となりません。複数のデータが一つの添付ファイルを参照している可能性があるためです。)
R5.8.5.1
[2008.6.20] R5.8.5.1 を公開しました。次の内容が含まれます。
不具合修正
- 詳細表示権限の無いユーザが一括帳票を出力できてしまうという件を修正しました。
- 一括帳票出力ボタンが表示されないという件を修正しました。これは R5.8.3 以降の Wagby で発生していました。
- マスタ参照項目(ラジオ)をサブウィンドウ検索項目に含めたとき、不正なJSPファイルが生成されるという件を修正しました。
- 1000件を超えるシステムログが表示されないという件を修正しました。
- 定義ファイルの移行時に、メール設定シートの「宛先人」「CC」「BCC」が正しく移行されないという件を修正しました。
R5.8.5
[2008.5.30] R5.8.5 を公開しました。次の内容が含まれます。
R6 へ移行できる Wagby 定義ファイルの同梱
- R5.8.5 に含まれる Wagby 定義ファイルから、R6.0.0 へ移行できるようになります。お手持ちの Wagby 定義ファイルを R5.8.5 形式へ移行したのち、R6 へ再移行するという手順になります。
インストーラの改善
- 管理者権限をもたないアカウントで Windows OS にログオンし、Wagby をインストールしようとするとインストールエラーになるという件を改善しました。
不具合修正
- 「チェックボックスで「チェックされた画像」を非表示にする」機能において、マスタモデルの場合に選択しなかった項目も同時に表示されるため、見にくいという件を対応しました。
- カレンダビュー機能で「今日」のボタンを押下したとき、表示データの一部が見えなくなるという件を修正しました。
R5.8.4
[2008.5.14] R5.8.4 を公開しました。次の内容が含まれます。
パフォーマンス改善
- R6.0 に導入されたビルド時間高速化手法の一部を R5.8.4 に含めました。ビルド時間が 10 〜 20 % ほど高速化されます。
自動計算
- 繰り返しコンテナ、繰り返し項目に対する SUM/COUNT/AVG/MAX/MIN/FIRST/LAST 関数の処理で、計算対象項目と、その結果を受け取る項目の型が異なる場合にコンパイルエラーが発生する場合があるという件を修正しました。
R5.8.3
[2008.4.25] R5.8.3 を公開しました。次の内容が含まれます。
仕様の変更
- 同じ Excel ファイル(またはモデル名が重複した Excel ファイル)をドラッグ&ドロップ開発に適用すると、これまでは "Failed Batch" というエラーメッセージが表示され、処理が中断されました。今回から、その Excel ファイルが優先されるようになります。そのためドラッグ&ドロップ開発は成功しますが、重複したモデルについて Wagby で追加・変更を行っていたデータはすべて(Excel ファイル側のデータに)上書きされます。
- 検索画面と一覧表示画面を別にする指定を行った場合、検索画面の下部に「ページにおける表示数の変更」を表示させないようにしました。
- 項目数が多い定義ファイルの変換処理や移行処理、ソースコード自動生成処理でメモリ不足エラーが発生することがあるという件への対応として、初期メモリサイズの見直しを図りました。これまでのメモリサイズは 256 Mbyte を指定していましたが、これを 512Mbyte としました。
- 日付の範囲チェック指定時、範囲を超えた場合のエラー(警告)メッセージに含まれる日付表記フォーマットを yyyy-MM-dd 形式に統一しました。
一覧更新
- 一覧更新画面にて、「他のストアモデルの参照(検索画面)のときコード値を直接入力できるようにする」の設定が有効とならないという件を修正しました。
- 一覧更新画面に更新ボタンを用意し、かつ詳細画面を作成しないという設定の場合に更新画面を開こうとしてロックエラーが起こると、無限ループが発生するという件を修正しました。
- 外部キー関係があり、子モデルの中にマスタ参照(コンボ、ラジオ)が含まれているモデルを一覧更新画面に指定した場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
一覧集計
- 一覧集計機能の対象とした項目のうち Wagby定義ファイルで最も下に定義した項目が集計機能に対応していない場合に、集計値の計算に失敗するという件を修正しました。
一覧表示
- 繰り返し項目について、項目名にアンダースコアが含まれる場合、一覧表示で個数表示させようとするとレイアウトが崩れるという件を修正しました。
権限管理
- 詳細表示権限を持たないユーザに対して一括帳票ボタンを用意してしまうという件を修正しました。
- 更新権限を設定した項目に必須チェックなどの入力チェック処理を指定した場合において、当該権限をもたないアカウントで更新処理を行なうとこの入力チェックをスキップさせるようにしました。
- 繰り返し項目に読み取り設定権限を指定すると、表示レイアウトが崩れるという件を修正しました。
- モデル内のすべての項目が読み込み専用と指定された場合の新規登録画面で、保存処理を行なうと実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- 繰り返し項目および繰り返しコンテナ全体に更新権限を設定した場合、自動生成される JSP ファイルに文法エラーが含まれるという件を修正しました。
CSVアップロード更新・ダウンロード
- CSVアップロード更新機能で、他のストアモデル参照項目に絞り込みの指定を行っている場合にビルドエラーや実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
- CSVアップロード更新機能で、コンボとテキストの連動を使っている項目に参照連動している項目があり、かつダウンロード対象である場合にビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- CSVアップロード更新機能で、ストアモデル参照(チェックボックス)の項目で無効な選択肢が選択されているデータをアップロードしたときにエラーとなってしまう件を修正しました。
- CSVアップロード更新機能で、項目の型がストアモデル参照(チェックボックス)となっている項目を参照連動している項目があるモデルでは実行時エラー(NullPointerException)が発生するという件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で、繰り返しコンテナ全体に対して参照権限を設定した場合、データを取得できてしまうという件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で、ストアモデル参照(チェックボックス)の項目で無効な選択肢が選択されているデータをダウンロードしたときに、値が1とならないという件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で、参照先の項目の型がチェックボックスの参照連動項目に未対応という件を修正しました。
- CSVダウンロード機能で、対象に参照連動先項目が含まれているとビルドエラーが発生するという件を修正しました。
自動計算
- 自動計算において、計算結果の順番がずれることがあるという件を修正しました。ずれていた場合、更新処理を二回実行しないと、正しい値が表示されないという動作になっていました。
- 自動計算の集計関数において、日付型項目の値に数値を設定するような式を記述した場合、ビルドエラーが発生します。このような設定は誤りであるとしてエラーチェックを行うようにしました。
- 自動計算の first/last 関数において、対象が繰り返し項目の場合にビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- 自動計算において代入される側(左辺値)の型が文字列の場合にビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内のマスタ/ストア参照(ラジオボタン)を自動計算に使用するとビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- 初期値の設定において、タイプに「合計」と指定した場合は、あわせて項目名を指定する必要がありますが、この指定が正しくなかった場合、ビルドエラーとなっていました。このチェックを強化するようにしました。
モデル参照
- 外部キーの子モデル側に繰り返しコンテナを含み、かつその中にストアモデル参照(コンボ)またはサブウィンドウ検索項目のいずれかが含まれていた場合、表示レイアウトが崩れるという件を修正しました。
- ストアモデル参照(チェックボックス)で「選択されなかった値も表示する」を設定し、かつ参照先モデルの主キーが文字列型であった場合、値を選択しても詳細表示画面では"未選択"の状態で表示されるという件を修正しました。
- ストア参照(検索画面)のサブウィンドウで参照先がストア参照(ラジオボタン)の場合、値が選択できないという件を修正しました。
- ストア参照の参照先モデルの主キーが「日付」「日付と時間」「時間」型の場合、その項目と連動する参照連動項目を定義するとアプリケーション動作時に実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- ストアモデル参照時、参照先モデルの主キーがマスタ参照のモデルの場合、ビルドエラーが発生するという件を修正しました。
ヘルプ表示
- 範囲検索の項目でラベル部分へのヘルプ表示設定が反映されないという件を修正しました。
ウィザード
- ウィザード画面を使った場合、一覧表示画面に用意した「更新」「コピー登録」の遷移先が正しく出力されないという件を修正しました。
- ウィザード画面を使った場合、「更新して前へ」「更新して次へ」の処理が正しく行われないことがあるという件を修正しました。
国際化
- 文字列型の繰り返し項目における初期値の設定が国際化に未対応でしたので、これを修正しました。
一括更新
- 詳細表示画面を作成しなかった場合、更新処理のためにカスタマイズしたメソッドが呼び出されないという件を修正しました。
Google Maps オプション
- Google Maps API の GLatLng.lng() が文字列を返す可能性がある点を考慮するように修正しました。
クラスタリングオプション
- CSVアップロード一括更新を行うと、実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
外部データベース
- 外部データベースで一意制約チェックの定義を行った場合に、エラーメッセージが正しく出力されないという件を修正しました。
その他
- 郵便番号を参照連動かつ検索条件とし、対応する住所も参照連動という形式で住所正規化コンバータを使おうとしたときビルドエラーになるという件を修正しました。このような指定には対応していないので、自動生成処理時にこれを無視するようにしました。
- 日付と時間型項目だけ繰り返し項目を追加できないという件を修正しました。
- 「文字列(コンボとテキストエリアの連動)」を繰り返し項目として指定した場合、自動生成される JSP ファイルに文法エラーが含まれるという件を修正しました。
- 「文字列(コンボとテキストエリアの連動)」および「文字列(テキストエリア)」を指定した場合、最大表示文字数の制限が無効になっているという件を修正しました。
- 「文字列(コンボとテキストエリアの連動)」および「ストアモデル参照」で一貫性チェックを指定した場合、ビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- Linux 環境で日本語カラム名を持つモデルをビルドすると create table に失敗するという件を修正しました。
R5.8.2
[2008.3.21] R5.8.2 を公開しました。次の内容が含まれます。
新機能
- 次に示す Excel 互換の関数を追加提供しました。合計 74 個の関数が利用できます。
- 数値演算系
-
SIGN, FIXED, CEILING, FLOOR, MROUND, QUOTIENT, INT, TRUNC, EVEN, ODD, DEGREES, RADIANS, SIN, CON, TAN, FACT, RAND, RANDBETWEEN
- 日付処理系
-
TIMEVALUE, DATETIMEVALUE, TIME, TODATE(※独自), TOTIME(※独自), BETWEENTIME(※独自)
- 文字列処理系
-
VALUE, TEXT
- 自動計算式にマスタモデル参照、ストアモデル参照型項目を指定できるようになりました。主キー部を指定する場合は ${item#id}と、内容部を指定する場合は ${item#content} と記載します。
- カレンダビューで、これまで軸となる日付項目は検索条件欄に表示されないという仕様でしたが、これを表示できるようにするオプションを追加しました。
仕様の変更
- これまでデータ権限を設定したモデルでコピー登録を行うと「データ所有者」の情報までコピーされていました。今回から「データ所有者」はコピーせず、コピー登録を行ったユーザを「データ所有者」と設定するようにします。
- ヘルプメッセージを表示するフローティングウィンドウはこれまで透過する方式でしたが、これを透過しない方式に変更します。これはフローティングウィンドウがコンボボックスの下に潜ることがあるという不具合を回避するための措置です。
- カレンダビューの月、日表示部分はこれまで「03月」「01日」となっていましたが、これを「3月」「1日」形式に変更します。
- カレンダビュー画面における検索条件部にカーソルを移動し Enter キーを押下すると、これまでは前月(前週/前日)のカレンダーに移動していましたが、これを行わないように変更します。
不具合修正
- ヘルプメッセージを表示するフローティングウィンドウがコンボボックスの下に潜ることがあるという件を修正しました。
- カレンダビューで表示される更新アイコンに権限管理が適用されていないという件を修正しました。
- カレンダビューの六曜表示でJavaScriptがワーニングを出すという件を修正しました。
- カレンダビューにおける年月移動処理で、過去版との互換性を考慮したステップ移動指定が有効になっていなかったという件を修正しました。
- カレンダビューで表示対象月をコンボボックス指定により変更し、その後に新規登録処理を行うと常に当月の最初の日が登録日となってしまうという件を修正しました。
- 初期値設定において、繰り返し項目の日付/時間/日付時間型項目で、内容に時間を意味する文字列 "00:00" を指定するとビルドエラーとなる件を修正しました。
- 繰り返し項目の「時間コンボ」「日付と時間」型で初期値を設定、追加ボタンを押下時、追加された入力フィールドに初期値がセットされないという件を修正しました。
ライブラリ
- 同梱されるJavaのバージョンを1.5.0_15にバージョンアップしました。
R5.8.1
[2008.2.26] R5.8.1 を公開しました。次の内容が含まれます。
新機能
- 次に示す Excel 互換の関数を提供します。
- 数値演算系
-
ROUND, ROUNDDOWN, ROUNDUP, ABS, SIGN,
POWER, EXP, SQRT, LN, LOG, LOG10, PI, MOD
- 日付処理系
-
DATE, YEAR, MONTH, DAY, HOUR, MINUTE, SECOND,
DATEDIF, DATEVALUE, DATESTRING,
WEEKDAY, WEEKNUM, EOMONTH, BOMONTH(※独自),
EDATE, TODAY, NOW
- 文字列処理系
-
UPPER, LOWER, PROPER, LEFT, RIGHT, MID, LEN,
FIND, EXACT, ISBLANK, TRIM, SUBSTITUTE, REPLACE,
REPT
- 条件判定系
-
IF, AND, OR, N
- その他
-
CHOOSE
- 項目別のヘルプメッセージについて、新規登録/更新/表示/検索それぞれの画面で異なる文言を指定できるようになりました。
- 数値項目にもEnterキーの取り扱い(タブキー扱い)を設定できるようになりました。
- チェックボックスの表示画面で、「チェックされた画像」を非表示にする設定方法を提供しました。
- Wadget 部を最初から非表示とする設定方法を提供しました。
仕様の変更
- 月別カレンダビューで、カレンダに含まれる対象月の「前後」のデータも表示させるようにしました。(これまでは対象月のみのデータが表示されていました。)
- 一覧更新画面において、一覧表示の「表示順」を引き継ぐようになりました。(これまでは、一覧表示画面での表示並びを無視し、常に標準のソートキー指定が使われていました。)
- CSVダウンロード機能において、一覧表示画面の「ソート順」で整列させるようにしました。(これまでは整列処理を行っていませんでした。)
- 項目毎の「最大文字数」指定について、従来は詳細表示画面のみで使えるものでしたが、これを詳細表示/一覧表示画面それぞれで指定できるようにしました。これに伴い、従来は同指定が一覧表示の帳票に反映されてしまっていたのですが、今回の変更でそのような影響を及ぼさないようにします。(すなわち最大文字数指定は、あくまでも画面表示のみとなります。)
- Wagby ビルダのビルド処理時にて表示されるメッセージ内容と、ビルドされた Web データベースのログオン部に表示されるメッセージ内容の統一化を行いました。これによる動作の影響はありません。
- 自動生成されるプロセスビーンのコード内に含まれていた、いくつかの private メソッドを protected メソッドに変更しました。これによる動作の影響はありません。
不具合修正
- 一覧更新画面下部の「ページにおける表示数の変更」の文字にスタイルシートが反映されていないという件を修正しました。
- 「他のストアモデルの参照連動」項目に「登録時に値をデータベースに保存する」を設定し、かつ「参照モデルの格納先」に「自モデル」を指定した場合、コピー登録で値がコピーされないという件を修正しました。
- 和暦表示の日付項目があるモデルの更新できないという件を修正しました。
- 日付項目の和暦入力で、通常は「平成21年1月1日」などと入力しますが、これを「平成」という文字のみ入力した場合に NullPointerException が発生するという件を修正しました。
- 一覧更新画面にて絞りこみ項目に指定された項目を変更しても、画面がリロードされないことがあるという件を修正しました。
- 「参照連動項目を表示のみの検索条件に指定する」の設定を行った場合、参照連動の値の解決が行われないという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内の項目に郵便番号項目を参照する参照連動項目を定義すると、ソースコードの自動生成時にエラーメッセージが表示されるという件を修正します。
- 入力制御のオプション表示機能(日付)を指定した参照連動項目において、Internet Explorer を用いたときに日付が表示されないという件を修正しました。
- 縦並びレイアウトで「グループを四角で囲む」とし、かつグループ内の項目が1つしかない、という定義で表示画面が崩れるという件を修正しました。
- 参照先が日付項目の参照連動項目を検索条件とし、検索制御の日付補助入力機能にコンボボックスの利用を指定し、範囲検索が○でない場合に、この項目の検索条件に指定した値が無視されてしまうという件を修正しました。
- 縦並びの繰り返しコンテナで、フィールドセットの名前が空白になることがあるという件を修正しました。
- ストアモデル参照項目において、参照先の主キーが整数型にも関わらず、「初期値設定」の型を「文字型」とした場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- 初期値設定において、繰り返し項目の日付/時間/日付時間型項目で、内容を空白とした定義を行うとビルドエラーとなるという件を修正しました。
- 国際化対応において、メニューが日本語のままになるという件、およびコンボボックスで常に日本語の「すべて」「未選択」という文字が表示されるという件を修正しました。
- ブラウザの「言語情報」を設定していない場合、メッセージ表示が適切に行われないという件を修正しました。
- 「毎回のリクエストでユーザ情報を取得する」が未指定となっている場合、アカウント一覧表示画面を開くと「不適切なパラメータが指定されました」というエラーメッセージが表示される件を修正しました。これは R5.8.0 で加わった新機能「これまでは画面描画のたびに内部でログオンアカウントの存在チェックを行うようにしていましたが、これを回避するオプションを用意しました。」による影響です。
- 外部キーの子モデルを親モデルの登録/更新画面で追加登録する際、子モデルの参照連動の絞り込みのリロードで子モデルの入力項目が表示されなくなり、子モデルのデータを追加ができなくなるという件を修正しました。
- 「郵便番号と住所の連動」項目に対してクリア処理を連続して行うと NullPointerException 例外が発生することがあるという件を修正しました。
- 「数字型」で「繰り返し」の項目に対してクリア処理を連続して行うと ArrayIndexOutOfBoundsException 例外が発生することがあるという件を修正しました。
- 繰り返し項目の4バイト浮動小数点型に初期値を設定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 範囲検索が定義されている検索項目に参照権限を設定しても、ビルドされた Web データベースの検索画面に反映されないという件を修正しました。
- xls-model/.mailmessageフォルダに隠し属性が付いていると定義ファイルチェック処理でVBAエラーになるという件を修正しました。
R5.8.0
[2008.1.18] R5.8.0 を公開しました。次の内容が含まれます。
パフォーマンスチューニング
- 自動生成されるソースコードの一部軽量化(モデル部分)を図りました。これにより実行時の使用メモリ量を平均して十数パーセント削減できました。
- これまでは Web データベース起動時にすべてのクラスファイルを読み込ませていましたが、これを必要に応じて読み込ませる方法(動的クラスローディング)へと変更しました。これによって起動時間の短縮を図ります。
- Ajax 通信の高速化を図りました。不要な通信を削減させることにより、項目数の多い画面を開くときのパフォーマンスが向上します。
- 複雑なレイアウトを定義するとIE6では表示が遅くなるという件に対応しました。自動生成されるHTMLの構造を見直すことで表示速度の改善を図ります。(なお Firefox 2 など他の Web ブラウザをお使いの場合は問題はありません。)
- これまでは画面描画のたびに内部でログオンアカウントの存在チェックを行うようにしていましたが、これを回避するオプションを用意しました。これによってユーザ情報の変更が現在ログオン中のアカウントにはすぐに反映されなくなりますが、パフォーマンスは向上します。
- 権限情報を多く設定しているアカウントでは、ログオン処理に時間がかかるという件を改善しました。これまではログオン処理のたびに、権限情報と照らし合わせてメニューを作成していました。ここで、一度作成したメニューを(ディスクに)キャッシュするという機能を提供します。
新機能
- 住所正規化コンバータ R5に対応した住所の正規化処理を行うことができるようになりました。
- 同一ユーザのログオン処理で、許容されたログオン回数を超えたログオンを試みた時に、過去の最終時刻のセッションを解放し、そのユーザをログイン可能とするようにしました。
- 参照連動項目に、項目レベルの参照権限を設定することができるようになりました。
- Wadget 部を非表示にしてログオフすると、再ログオンした際に非表示のままになりました。
- 「メニューに外部サイトへのリンクを用意する」機能で、URL 部に「${username}」と記述するとログオンIDに置換されるようになりました。
- モデル名や項目名の重複チェック処理は従来、一つ見つかるとエラーメッセージを出力し、処理を停止させていました。今回これを変更し、複数のエラーをまとめて出力するようになりました。
- 外部データベース利用時にも連続したドラッグ&ドロップ開発を行えるようになりました。
- 検索画面やCSVダウンロード画面でも別画面検索ウインドウに親画面の検索条件を引き継がせることができるようになりました。
仕様の変更
- これまでは検索処理の成功/失敗に関わらず、入力された検索条件を記憶し、復帰させるという処理を行なっていました。しかし例えば数値型の項目欄に不正な文字を(検索条件として)入力した場合、これが "0" として復帰してしまうという弊害がありました。そこで R5.8.0 より「検索に成功した検索条件のみを記憶させ、検索条件の復帰に用いる」というルールを設けました。
不具合修正
- 日付項目において、4桁を超える年が日付を指定したときに、不正な日付が入力されてしまうことがあるという件を修正しました。
- コピー登録後の詳細表示画面で(詳細画面への)パンくずを押下すると「対象データは既に削除されているか、対象データを閲覧する権限がありません。」というエラーが発生するという件を修正しました。
- コンテナ内の数値型の項目に初期値を設定すると、コンテナ追加ボタンを押下するたびに全てのコンテナ内の当該項目の値が初期化されてしまうという件を修正しました。
- 一覧表示画面を作成しないと指定しているにも関わらず、集計ビュー画面のナビゲーションバーに必ず一覧画面へのリンクが表示されてしまうという件を修正しました。
- 集計ビューのナビゲーションバーに自ページへ遷移するためのリンクが表示されていましたが、これを抑制するようにしました。
- ストアモデル参照、マスタモデル参照のコンボ、ラジオ、検索画面で「入力時に読み込み専用とする」に「○」を設定したとき、自動生成されるHTMLにおいて、項目の値が選択されていない場合に閉じていないdivタグが出力されているという件を修正しました。
- 初期値の種類に「文字列(ランダム)」を選択すると、定義ファイルの変換エラーが発生するという件を修正しました。
- 数値の範囲検索で許容文字種のチェックが行われないという件を修正しました。
- リソースファイルのカスタマイズにおいて、ファイルにBOMが付与されていると(リソースファイルの)一行目に記載された情報が無視されてしまうという件を修正しました。
- 連続した縦並びレイアウトを指定した場合に、出力されるHTMLにおいて tr, td タグの生成が、ずれているところがあったという件を修正しました。
- 入れ子構造のレイアウトにおいて、同じラベル名を複数定義したときに、ラベル名が連続して表示されてしまうという件を修正しました。
- Webブラウザから送信されるリクエストの中に(本来、設定されていると期待できる)Accept-Languageヘッダが無かったときに、カレンダビュー画面でシステムエラーが発生してしまうという件を修正しました。
- 項目の型がマスタモデル参照またはストアモデル参照のコンボで、入力項目の種類が隠し項目の場合に、値が設定されないことがあるという件を修正しました。
- CSV アップロード更新でマスタモデル参照(チェックボックス)型の項目に必須チェック指定を行うと新規レコードで必ず入力チェックエラーになるという件を修正しました。
- 一括処理の操作で対象データのチェックを一度外し処理を実行後、再度、チェックをつけても、処理が行われないという件を修正しました。
- 外部キーを使った親子モデルで、親モデルを読み取り専用にすると子モデルの新規登録ボタンが表示されないという件を修正しました。この不具合は「親モデルの登録権限はあるが、子モデルの登録権限はない」または、その逆の「子モデルの登録権限はあるが、親モデルの登録権限はない」という場合に発生します。
- 出力制御の「日付/日付と時間/時間フォーマット」にて和暦を設定し、明治元年(1868年)以前の日付がデータとして格納された場合に日付が表示されませんでしたが、これを明治元年以前の日付の場合には西暦で表示するようにしました。また、明治5年以前については太陽暦ではないため、西暦で表示するようにしました。
- 詳細表示画面表示時において Wadget 部を表示(または非表示)に切り替えると、パンくず情報のリンクが消失するという件を修正しました。
- 「画面表示時、入力項目にフォーカスを当てる」という設定と、「他項目の値によって入力可/不可にする」という設定を同時に行ったとき、JavaScript の動作が行われなくなるという件を修正しました。
- 他のストアモデルの参照(検索画面)定義時に利用できる検索用のサブウィンドウで、入力チェックに引っかかったとしてもエラーメッセージは表示されず「検索条件を入力してください」とだけ表示されるという件を修正しました。これによって、利用者は検索条件の入力チェックに引っかかったことに気づかず、検索条件に合致したデータはなかったと誤解してしまうという件が改善されます。
- 一覧更新画面で新規、コピー登録時、数値項目にゼロがセットされてしまうという件を修正しました。
- ファイル名項目の拡張子チェックと日付項目のカレンダー入力を併用したときに、入力画面の保存ボタンを押すとアラートダイアログが表示され、拡張子のチェックが行われないという件を修正しました。
- 検索画面にて他モデル参照項目のクリアボタンを押下時、画面リロードで値が前の条件に戻ってしまうという件を修正しました。
- 項目が未入力状態(NULL) の場合にコピー登録を行うと、値が正しくコピーされないという件を修正しました。
- 一覧表示に「○」となっているコンテナ内の項目の中で、先頭の項目がマスタ/ストア参照(チェック)の場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- CSV ダウンロード画面にて、年のテキストボックスで任意の文字を指定するとダウンロードが行えてしまうという件を修正しました。
- 参照連動項目について、読み込み専用を設定しているにも関わらず検索画面に「クリア」ボタンが用意されるという件を修正しました。
- 権限定義シート内に一つも権限が定義されていない場合、自動生成処理でエラーが発生するという件を修正しました。(ただし、このようなケースは通常は発生しません。)
- 添付ファイルの拡張子指定が行なわれているモデルで、指定外のファイルを入力して2回以上保存ボタンを押下した後、クリアボタンを押下するとファイルのクリアではなく登録処理が行なわれてしまうという件を修正しました。
- 差分ビルド時にカスタマイズコードがビルド対象から漏れることがあるという件を修正しました。
ライブラリ
- 同梱されるJavaのバージョンを1.5.0_14にバージョンアップしました。