R6.4.4
[2009.5.27] R6.4.4 を公開しました。次の内容が含まれます。
入力支援
- 入力した値を自動で別項目にコピーする機能について、1つの項目を、同時に複数の項目にコピーすることができるようになりました。
- 入力した値を自動で別項目にコピーする機能について、繰り返しコンテナ内の項目同士であればコピーすることができるようになりました。コピー先側の指定では「(コピー元の)繰り返しコンテナ名/項目名」と記述します。
- 他項目の値による入力不可制御, 他項目の値による入力可制御の設定で、更新時に既存データを維持できるオプションを用意しました。
モデル連携
- 外部キーモデルに対するcount/sum演算子を指定した場合、モデルの循環参照関係があると実行時にスタックオーバーフローエラーになることがありました。これを回避するようにしました。
- ストアモデル参照関係において「登録時に値をデータベースに保存する」を指定し、自モデル保存とすることができる機能がありましたが、これを外部キー連携項目にも適用できるようにしました。
- 参照連動として指定したテキストエリア型の項目は従来、詳細表示時はテキストエリアになっていましたが、登録・更新画面ではテキストフィールドで表示されていました。これを改善し、登録・更新画面でも(参照連動先と同じ)テキストエリアとして表示されるようにしました。
- モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能について、絞り込み先にマスタモデルを指定できるようになりました。
自動計算
- 条件付き count, sum 演算子について、条件部にマスタモデル参照項目、ストアモデル参照項目を利用できるようになりました。
メール受信
CSVアップロード更新
- アップロード更新時、「固定値(更新したユーザのID)」「固定値(更新した日付と時刻)」を更新しないオプションを用意しました。
- エラー処理結果を記した CSV ファイルに行番号を記載するようにしました。
- アップロード画面に、アップロードしたファイル名を記載するようにしました。
ワークフロー
- ワークフロー申請時にメール送信を行う場合、申請を行うアカウントは「システム管理者」「一般ユーザ」「ワークフロー管理者」のいずれかのプリンシパルが設定されている必要がありました。この制約を緩和し、メール送信に必要な権限を共通処理プリンシパルに追加しました。
管理処理
- 管理処理メニューに「モデル定義」情報が表示されるようになりました。アプリケーション内で定義されたすべてのモデル名および種別、作成区分、格納データ数を確認できます。
- 本番機へのライセンスキー登録を管理処理メニューから行えるようになりました。
- サイドバー部に期間限定メッセージを表示できる「お知らせ」モデルを標準で添付しました。
- 「このアプリケーションについて」の画面で、ライセンスキーの情報を確認できるようになりました。
不具合修正
- 外部データベースを利用した場合、ワークフローを実行するとSQLエラーが発生する件を修正しました。
- 「メニューへの表示 - ダウンロード画面」で指定した色の情報が無視されるという件を修正しました。本件は R6.4.3 でのみ発生する不具合です。
- Wadget の設定において、すべての Wadget の利用を無効とすると自動生成時にエラーが発生するという件を修正しました。本件は R6.4.3 でのみ発生する不具合です。
- 繰り返しコンテナデータ及び外部キー連携時の子データ一覧表示について、偶数行のチェックボックスの値の色が背景色と合っていないという件を修正しました。本件は R6.4.1 以降の Wagby で発生する不具合です。
その他
- Wagby の favicon を用意しました。ブラウザのアドレスバーに Wagby アイコンが表示されます。(表示されない場合、ブラウザのキャッシュ、履歴情報をいったん消去してからお試しください。)
- 全文検索利用時において、適用条件を満たさないモデルをビルドした場合でもビルドエラーとならないようにしました。これらの項目は無視されます。(動作はしません)
R6.4.3
[2009.4.24] R6.4.3 を公開しました。次の内容が含まれます。
検索処理
- 文字型の項目について、複数の語を指定した AND 検索、OR 検索が行えるようになりました。
CSVアップロード更新
- マスタモデル、ストアモデル項目はこれまで「内容部」で更新していましたが、これを「ID部」でも更新できるオプションを用意しました。具体的にはアップロード更新時に主キー項目の列(#id列)を使用してストアモデル参照の値を変更することができます。参照先の項目内容の列と主キー項目の列を両方同時に指定した場合は、参照先の項目内容の列を優先します。
- データ件数が多い場合の更新時間を短縮しました。
- ログファイル(system.log)に 1 分毎に処理件数を記録するようにしました。処理が 1 分以上かかる場合は、ログから状況を把握できるようになります。
- CSVアップロード更新機能で、ストアモデル参照(検索画面)の選択肢に対応する値が複数ある場合には、これをエラーとして扱うように改良しました。
外部キー連携
- 外部キー連携時、子モデルの新規登録ボタンを親モデルの詳細表示画面に表示させないという設定を行えるようになりました。
集計ビュー
- 集計結果を指定時間だけキャッシュする仕組みを提供しました。
- 集計ビューの合計欄表示を制御する仕組みを提供しました。
自動計算式の関数
- 日付時刻について、指定した数値だけ加算(減算)される MOVESECOND, MOVEMINUTE, MOVEHOUR 関数を追加しました。
一括処理
- 一括削除、一括メール送信などの機能で、対象データを選択するためのルールを二つの方式から選択できるようにしました。
メール受信
- 「差出人の登録先」「宛先人の登録先」「CCの登録先」にメールアドレス型を指定できるようになりました。
プレファレンス
- R6.4.2 より追加されたプレファレンスの初期値設定機能で、「ユーザによる切り替え」をすべて「不可」とした場合、プレファレンス設定画面では「変更」ボタンを表示しないようにしました。
ジョブ管理
- すべてのジョブで、実行の前にメンテナンスモードに入る指定を行えるようになりました。
入力チェック
- 繰り返し項目への正規表現入力チェック指定において、入力欄が空白の場合はチェック処理をスキップさせるようにしました。
インポート・エクスポート
- 「インポート・エクスポート」画面に表示されるモデル名を日本語モデル名の辞書順で並べるようにしました。また、開発者が作成したモデルと、システムが提供するモデルを切り分けるようにしました。
- エクスポートされるファイル名について、これまでは「item_0.xml」のように番号を 0 から開始していましたが、これを 1 から開始されるように変更しました。つまり「item_1.xml」というファイルから作成されるようになります。
Wadget のカスタマイズ
- Wadget の利用選択、メッセージ文言の変更などを Wagby 定義ファイルで指定できるようになりました。(従来は JSP ファイルを直接、カスタマイズすることで対応していました。)
Java カスタマイズ
- 検索表示やダウンロード処理を行うプロセスビーンのコードで、検索条件オブジェクトから検索値を paramMap へ格納するコードをメソッドとして独立させました。
- 集計処理を行う Processor オブジェクトを applicationContext から取得できるようになりました。
エラーチェックの改善
- メインモデル・サブモデル指定を行ったとき、メインモデルに存在しない項目をサブモデルで追加するとエラーになりますが、そのエラーメッセージがわかりにくいという件を改善しました。
不具合修正
- R6.4.1.1以前の定義ファイルから移行を行うと、画面動作定義シートの「主キー列の存在をチェックする」が未指定となってしまう件を修正しました。
- R6.4.2 で追加されたカレンダアイコンについて、検索画面の日付項目で、範囲検索なし・単一検索に設定するとカレンダアイコンが使われないという件を修正しました。
- R6.4.2 で追加されたフォントサイズ変更アイコンについて、一覧表示画面でアイコンをクリックした場合、検索画面に遷移してしまうという件を修正しました。
- R6.4.2 で追加されたフォントサイズ変更機能について、IE 6/7 ではフォントサイズを「大」としたとき、カレンダ補助入力のためのサブウィンドウが間延びしてしまうという件を修正しました。
- 外部キー連携時に、子モデル側の参照連動項目が親モデルの詳細表示画面の一覧表示部で表示されない場合があるという件を修正しました。
- 自動計算項目で、入力項目の種類に隠し項目を指定した場合に IE 7 では JavaScript エラーが発生するという件を修正しました。
- 日付入力時に、和暦の指定にアルファベットの小文字(mtsh)を指定できないという件を修正しました。
- 詳細表示画面からカレンダビュー/集計ビューに遷移するためのボタンが表示されないことがあるという件を修正しました。
- ウィザード機能で自動計算を設定した際に、詳細画面におけるページ切り替えに時間がかかることがありましたが、これを改善しました。
- 一覧更新機能で、「コピー」ボタンを用いたとき、外部キーで紐づいている子モデルが登録されないという件を修正しました。
- カレンダビュー機能で、開始時間・分(および終了時間・分)が未設定の場合「0:0」と表示されるという件を修正しました。
- カレンダビュー機能で、検索対象項目が隠し項目指定となっていた場合でもカレンダビュー側の検索欄には表示されるという件を修正しました。
- 集計ビュー機能で、特定の項目名を用いたときに集計結果画面が表示されないという件を修正しました。
- 集計ビュー機能で、ディメンジョン2の値が null の場合、集計ビューの表示がずれるという件を修正しました。
- 集計ビュー機能で、ある項目を一方ではディメンジョンで、もう一方ではメジャーとして指定すると正しく処理されないという件を修正しました。
- CSVアップロード更新機能で、同じユーザが同じファイル名でアップロード更新を実行すると不正な処理が行われるという件を修正しました。
- CSVアップロード更新機能で、ファイルを指定せずにアップロードを行うとエラーになるが、その後、アップロード更新画面が処理中になってしまうという件を修正しました。
- ワークフロー適用モデルの主キー項目がストアモデル参照の場合、自動生成されるJSPファイルが実行時エラーになるという件を修正しました。
- ワークフロー機能で、Web アプリケーションを再起動すると承認待ちなど未完了のワークフローを再開できないことがあるという件を修正しました。
- ワークフロー利用時、Web アプリケーション起動直後に管理者以外のアカウントでログオンすると実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
- ワークフロー設定の詳細画面および更新画面で、日本語項目名「ID」の表示がおかしいという件を修正しました。
- 参照連動の項目で「コンボボックスまたはラジオボタンに未選択項目を作成する」に「○」とすると、「未入力値を検索する」に「○」をつけた場合と同じ解釈をされてしまうという件を修正しました。
R6.4.2
[2009.3.31] R6.4.2 を公開しました。次の内容が含まれます。
アクセシビリティの改善
- 表示フォントサイズ(大・中・小)を利用者が切り替えられるようにしました。
- 検索・入力画面でカレンダウィンドウを表示するためのボタンをアイコン化しました。
- ヘルプボタンをアイコン化しました。
- クリアボタンをアイコン化しました。
- プレファレンスの初期を Wagby 定義ファイルで設定できるようになりました。「CSSテーマ」「表示文字の大きさ」「ヘルプアイコンの表示制御」「サブメニューの表示制御」「パンくずの表示制御」「Wadgetの表示制御」「ログオンユーザ部の表示制御」をそれぞれ指定できます。
- 検索画面において「検索実行」ボタンを上部にも配置できるようにしました。
ジョブ機能の拡張
- 外部のコマンドを実行するジョブを追加しました。
- エクスポート機能を実行するジョブを追加しました。
- ファイル圧縮を実行するジョブを追加しました。システムログを定期的に圧縮する機能を実現できます。
- ファイル削除を実行するジョブを追加しました。アップロードフォルダを定期的にクリーンアップする機能を実現できます。
- ジョブ終了時のメッセージを、指定したメールアドレスへ送信できるようになりました。
- ジョブスケジュール管理画面のレイアウトを変更しました。
自動計算
- 条件付き count 演算子が利用できるようになりました。
- R6.4.1で拡張された「外部キー連携において、子モデル側の件数や合計値を親モデルの更新画面に表示する」機能について、計算結果をデータベースに正しく保存できないという件を修正しました。
- 自動計算結果が格納される項目を必須項目とするとエラーになるという件を修正しました。
検索処理
- 範囲検索対象項目(数値型、日付型)を隠し項目として指定できるようにしました。
- 検索画面ではモデル参照における無効判定処理をスキップする指定を行えるようにしました。
一覧更新
- 一覧更新のテキストエリア項目の縦横サイズはこれまで4行8列の固定でしたが、この大きさを指定できるようにしました。
Excel 帳票/メール送信
- プレースホルダで、自モデルに紐づいている他のモデルの項目値を参照できる記述式を用意しました。
- メール一括送信機能で、メールテンプレートを利用できるようになりました。
メール受信
- メール受信機能でファイル添付を有効にしない(マルチパートを使わない)と実行時エラーが発生するという件を修正しました。
Excel 帳票
- 一覧帳票出力で、テンプレートファイル側に(Excelが提供する) row() 関数を使って行番号を自動採番できるようにしました。
- 一覧帳票出力で、複数項目のグルーピング処理の強化を行いました。
- 一覧帳票出力の処理時間が 2 倍から 10 倍程度、改善されました。
マップビュー
- 「座標取得」ボタンの位置を入力欄の下側に移動しました。
- 「緯度」「経度」項目は必須ですが、画面上でこれを非表示(隠し項目)とすることができるようになりました。
- 緯度・経度の値を直接変更し、フォーカスを移動するとマーカーの位置は更新されましたが、「座標取得」により緯度・経度の更新を行った場合はマーカーの位置が更新されませんでした。これを対応しました。
- マップビューのアイコンに表示される項目を指定できるようにしました。
- マップビューの説明文が表示されないという件を対応しました。
- 電子国土ポータル利用時に、範囲検索時の矩形の色が、地図の背景の色と似ているため区別しづらいという件を対応しました。
- 地図の配置を「下」としたとき、画面の印刷表示形式において地図部分が表示されないという件を対応しました。
- R6.4.0 で追加した「参照先の型がURL型の時も重ね画像に指定できる」機能について、対象項目が参照連動の場合には処理されないという件を対応しました。
集計ビュー
- R6.4.0 で追加した「ディメンジョンにマスタモデルまたはストアモデル参照を指定したとき、表示優先度の値によって並び替えが行われる」機能について、ディメンジョンが2つの場合に動作しないパターンが見つかりました。これを対応しました。
- ディメンジョンに「コンボテキスト連動」項目を指定したとき、集計ビューの表示がずれてしまうという件を修正しました。
CSVアップロード更新
- 新規登録のみを行った場合、メモリリークが発生する場合があるという不具合を修正しました。
マスタモデル、ストアモデル項目はこれまで「内容部」で更新していましたが、これを「ID部」でも更新できるオプションを用意しました。 (本件は R6.4.3 に持ち越しとなりました。)
レイアウト指定
- 日付型項目の詳細表示画面に「ラベル部分の幅」を指定すると検索条件部分のラベル幅にも影響が出てしまうという件を修正しました。
- CSS スタイル指定時に関数式を適用する記述において、繰り返しコンテナ項目も対応できるようにしました。
メニュー
- R6.4.0 で追加した「メニューに外部リンクを用意した際、別ウィンドウを開くような指定を行う」機能について、これをサブメニューから開くと別ウィンドウ化されないという件を対応しました。
インポート・エクスポート
- インポートエクスポート画面において、インポート処理中はインポートボタンの押下を行えないようにしました。
マスタモデル編集画面
- 用語の統一を図りました。項目名「コード」を「ID」としました。
ログ管理
その他
- R6.4.0 より、モデルの有効期間設定項目に日付型も利用できるようになりましたが、R6.4.2 でその解釈ルールを変更しました。
不具合修正
- ストアモデル参照(検索)で、参照モデルの内容をDBに保存する(非推奨設定)を有効にすると自動生成時にエラーが発生する件を修正しました。
- 初期値の設定で、チェックボックス項目に対してコンマ区切りで複数値を設定すると無視されてしまうという件を修正しました。
- 「コンボとテキストの連動」項目を更新してもキャッシュがクリアされず、古い情報が表示されるという件を修正しました。これは R6.4.0 から発生した不具合です。
- Web ブラウザに Google Chrome, Safari を使ったとき、カレンダボタンが動作しないという件を修正しました。
R6.4.1.1
[2009.3.5] R6.4.1.1 を公開しました。次の内容が含まれます。
R6.4.1 で発生した不具合の修正
- 「検索条件に未選択を用意する」機能が正常に動作していないという不具合を修正しました。
- 外部キー連携において、子モデル側の件数や合計値を親モデルの更新画面、一覧表示画面に表示できるようにするという機能について、外部キー連携先のモデルを同時更新する設定を行わないとビルドエラーになるという不具合を修正しました。
R6.4.1
[2009.3.3] R6.4.1 を公開しました。次の内容が含まれます。
検索
- 検索結果が1件のみの場合は、一覧表示画面をスキップして詳細表示画面を表示するという指定を行えるようにしました。
- 検索画面において「Enter」キー押下の動作を指定できるようにしました。Enter キーによる検索実行が行えるようになります。
権限管理
- 同一項目に「閲覧権限」と「更新権限」を同時に設定できるようになりました。
自動計算
- 外部キー連携において、子モデル側の件数や合計値を親モデルの更新画面、一覧表示画面に表示できるようになりました。
- 銀行口座名義の検索・名寄せ向け正規化処理を行なう ACCOUNTKANANORM 関数を用意しました。
- 隠し項目指定となっている自動計算項目については、値が変更されても画面の再描画を行わないようにしました。
Excel 帳票/メール送信
プレースホルダで、自モデルに紐づいている他のモデルの項目値を参照できる記述式を用意しました。(本件は実装が間に合わなかったため R6.4.2 に含めます。)
メール送信
- 送信メールの本文を Web 上で直接編集できる「メールテンプレート」を用意しました。
ワークフロー
- ワークフローで状態が変わるタイミングで、メール送信が行えるようになりました。
- 承認待ちの場合、削除ボタンを表示しないようになりました。
レイアウト
- 詳細画面における「新規登録」「印刷形式で表示」ボタンの位置を、他ボタンと同じ配置にしました。
- R6.4.0 で加わった「一覧表示画面でのみ非表示とする指定」について、入力項目の種類を「隠し項目」にしていた場合は、詳細画面および一覧表示画面も自動的に隠し項目が適用されるようになっていました。これを分離し、入力時は隠し項目だが表示時は隠し項目としない、といった設定を行えるようにしました。
- Web ブラウザに IE を利用した場合、チェックボックスの表示でフォントが異なるという件を対応しました。
Wagby定義ファイル
- システム内部で利用する定義ファイル(利用者での変更は不可)を $(DEVHOME)/env/xls-common フォルダに移動しました。この中にあるファイルは移行の対象となりません。常に Wagby に同梱されている最新の定義ファイルをご利用いただくものとなります。
R6.4.0 で発生した不具合の修正
- ストアモデルの関係性を用いた絞り込み参照を設定した時、検索条件では絞り込みを行わないようにするとビルドエラーになるという件を修正しました。
- メール受信設定を用いるとビルドエラーになるという件を修正しました。
- CSVアップロード更新画面を有効にし、繰り返しコンテナ内のストアモデル参照項目に絞込みを設定している場合、ビルドエラーになるという件を修正しました。
- ウィザードを設定したモデルを参照するナビゲーションのリンクが無効になっているという件を修正しました。
- 計算式中に二重引用符で囲まれた文字列があった場合、文字列中の空白が除去されてしまうという件を修正しました。
- 絞り込み関係をもたせたストアモデル参照項目を自動計算式で参照させるとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 一覧表示画面のラベル幅指定について、外部キー関係をもった親子モデル表示時の子モデル表示部分では設定が反映されていないという件を修正しました。
- 外部キー関係を用いた時、子モデルの一覧表示「出力制御(一覧表示)」の「隠し項目にする」設定が反映されないという件を修正しました。
R6.4.0
[2009.2.13] R6.4.0 を公開しました。次の内容が含まれます。
基本機能
- リッチテキストエリア指定を用意しました。ワープロ感覚で文書の作成を行うことができます。
- パスワード入力指定を用意しました。
- URL型項目利用時に指定先が画像の場合は、URL文字列だけでなくリンク先の画像も表示されるようになりました。一覧表示画面にも適用できます。
- ファイル型/URL型項目において、ファイル名/URL名を非表示とする指定を行えるようになりました。一覧表示画面にも適用できます。
- 一覧表示画面でのみ非表示とする指定を行えるようになりました。
- 詳細表示画面に用意される「削除」ボタンを非表示にする設定が行えるようになりました。
繰り返しコンテナ
- 繰り返しコンテナの各行で、データの挿入処理が行えるようになりました。
- 繰り返しコンテナにおける「固定ソート」の設定で、追加/削除ボタンを押すことなくソートが行われるようになりました。また、過去データもインポート処理を行なうことで自動的にソートされるようになりました。
- 「繰り返しコンテナ内でソートする」設定が5番目以降にコンテナに追加されたデータに対して有効にならないという件を修正しました。
コンボとテキストの連動
- ユーザーインタフェースが変更されました。
- 表示文字列は常に辞書順で並ぶようになりました。
- 外部キー項目を「コンボとテキストの連動」に指定すると、データ登録時にエラーになるという件を対応しました。
- 更新権限の設定された項目が「コンボとテキストの連動」の場合、更新画面に値が表示されないという件を修正しました。
モデル連携
- 参照連動型項目もナビゲーションリンク機能に対応しました。
- モデル参照時に有効期限を設定する機能で、指定先の項目の型に文字列以外の型(日付型など)を受け付けるようになりました。
- 参照先モデルの並び順を細かく指定できるようにしました。
- 外部キー利用時に、子モデル側の詳細表示画面を用意しない設定にした場合でも、親モデル側の詳細表示画面で子モデルへの「詳細」ボタンが表示されてしまうという件を修正しました。
- 閲覧権限を設定したストアモデル参照(コンボ)において「未選択」で保存してもナビゲーションリンクが表示されてしまうという件を対応しました。
- 他のストアモデルの参照(検索画面)で参照先がテキストエリアのとき、データに改行文字が含まれていると動作しないという件を修正しました。
- 参照モデルの主キーがストアモデル参照経由で文字型の時、暗黙条件を設定すると実行時にエラーになるという件を修正しました。
自動計算
- 条件付き sum 演算子が利用できるようになりました。(Excel の SUMIF 関数に近い動作を行います。)
- 関数にFISCALYEAR,CONCAT,PADDINGが利用できるようになりました。またTEXT関数に和暦指定が利用できるようになりました。
- 自動計算式の記述において、他の項目を一切用いずに計算式を記述した場合、計算結果が反映されないという件を修正しました。
カレンダビュー
- 連結主キーを定義したモデルもカレンダビューが利用できるようになりました。
- Wagby定義ファイルで「見出し」となっていた部分を「タイトル」に統一しました。
- ビルドされるアプリケーションの方で「日時」となっていた部分を「日付」に統一しました。
- 初期値を指定した日付型項目をカレンダビューの日付に使用すると、どの日付の鉛筆アイコンをクリックしても同じ日付の新規登録画面に遷移するという問題を修正しました。
集計ビュー
- ディメンジョンにマスタモデルまたはストアモデル参照を指定したとき、「表示優先度」の値によって並び替えが行われるようになりました。
- 参照連動項目をディメンジョンに指定することができるようになりました。
マップビュー
- Google Maps に加えて、国土地理院が提供する電子国土ポータルにも対応しました。
- Google Maps キーファイルの設定方法を簡素化-->しました。
- 地図を左側に、データを右側に表示するレイアウト指定が追加されました。
- HTML帳票(印刷)で、マップビューを表示できるようになりました。
- 一覧表示画面において、住所と緯度経度項目を非表示と指定できるようになりました。
- 参照先の型がURL型の時も「重ね画像」に指定できるようになりました。
CSVダウンロード機能・アップロード更新機能
- 検索・一覧表示画面から直接、CSV ダウンロードを行うことができるようになりました。
- CSVダウンロード機能で、閲覧権限のないデータであってもダウンロードできるようにするオプションを用意しました。
- CSVダウンロード機能で、チェックボックス項目の値を一つの列にまとめるオプションを用意しました。
- CSVダウンロード機能で、ストアモデル参照項目を利用時に項目の値だけでなく、同モデルの主キーも含めるオプションを用意しました。
- CSVアップロード更新機能で、絞り込み設定を行っている項目についてもアップロードできるようになりました。
- CSVアップロード更新機能で、ストアモデル参照(検索画面)項目についてもアップロードできるようになりました。
- CSVダウンロード・アップロード更新機能で、ファイルの列名に「項目名(日本語)」の代わりに「項目名(英語)」を利用できるようになりました。
ヘルプ表示
- Tooltip ヘルプ機能において、これまでは改行が無視されていましたが、正しく改行されるようになりました。
メール送信・受信
- ジョブによるメール送信機能で、参照連動及び自動計算項目が解決されないという件を対応しました。ジョブ実行時のアカウントとパスワードを指定することで権限管理機能を利用できるようになります。
- ジョブによるメール送信処理で、起動条件に何も書かなかった場合にメールが送信されないという件を修正しました。
- メール送信機能を使ったときに、添付ファイルのファイル名からスペースが消えてしまうという件を修正しました。
- ジョブによるメール受信登録機能で、添付ファイルの取り込みを指定していないにも関わらず upload_dir に添付ファイルが生成されるという件を修正しました。
主キー表現拡張
- 自動計算式で記述できる関数が使えるようになりました。さまざまな主キー表現を実現することができます。
ウィザード
- 詳細画面でも画面が分割表示されるようになりました。
メニュー
- プレファレンスに「soria」を選択している状態で、メニューのタブが折返されて二段表示になった場合に上段のタブ選択に併せて下段のタブが移動するという動作を修正しました。
- メニューに外部リンクを用意した際、別ウィンドウを開くような指定を行えるようになりました。
メッセージ
- 一貫性チェックのエラーメッセージ文言について、「より前」「より後」を「以前」「以後」という表記へ変更しました。
- 同一項目値チェックのエラーメッセージ文言について、どの項目と同じでないといけないかを明示する表記へ変更しました。
Wagby定義ファイル
- 「参照権限」という表記を「閲覧権限」に変更しました。
- 繰り返しコンテナ内の項目は連続して定義するものですが、これを離して定義した場合に、これまでは不正なコードが生成されていました。これをWagby定義ファイルでチェックするようにしました。
セキュリティ強化
- Session fixation 問題に対応しました。ログオンの前後で、同じセッションIDが使われないようになります。
外部データベース
- SQL Server 2008 に対応しました。
- プロジェクト環境定義ファイル project_env.xls におけるデータベース表記を「SQL Anywhere 9」に変更しました。
パフォーマンス
- キャッシュの制御方法を改善しました。これによって全体的なパフォーマンスが 10 % 〜 20 % ほど向上しています。
- 「プレファレンス」でヘルプアイコン、サブメニュー、パンくず、サイドバー、ボトムエリアの表示切替を指定できるようになりました。メニューが多いアプリケーションではサブメニューを非表示と指定することで、全体的なパフォーマンスを大きく改善できます。
システム管理
- 「メンテナンスモード」を用意しました。メンテナンスモード中は一切のデータアクセスが禁止されます。データのエクスポート処理を行う前にメンテナンスモードに切り替えるような運用を想定しています。
同梱される製品のバージョンアップ
- Wagby に同梱される JRE が Java 6 (1.6.0.11) になりました。
- ユーザーインタフェース部分を司る Dojo ライブラリを 1.1 から 1.2.3 へバージョンアップしました。各ブラウザでの安定度が向上しています。
カスタマイズ処理の扱い
- customize フォルダ下の log4j.properties ファイルが WEB-INF/classes へコピーされないという件を修正しました。