R6.5 Update 15
[2010.12.1] R6.5 Update 15 を公開しました。
基本機能
- 選択肢をクリアするアイコンにマウスを重ねると、説明文がポップアップ表示されるようになりました。
- 定義内容によって、選択肢をクリアするアイコンを自動的に非表示とするようにしました。
- 外部データベースに Oracle と DB2 を利用した場合、自動採番で欠番が発生することがあるという件を改善しました。
- 「このアプリケーションについて」画面に、ディスク容量とネットワーク情報(ホスト名とアドレス)が表示されるようになりました。
- JavaScript によるエラーメッセージ表示の一部が国際化に未対応という件を対応しました。
不具合修正
- ラベル部分のヘルプメッセージ表示機能で、必須項目の場合にヘルプメッセージの文字色が赤くなっていた件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 13 より発生していました。
- 複数の暗黙条件を指定したとき、二番目以降の設定が無視されるという件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 13 より発生していました。
- 運用中にブラウザの言語設定を変えてもメニューの表示言語が変わらないという件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 14 より発生していました。
- R6.5 Update 14 に追加されたファイル型の参照連動機能において、外部キー関連モデルの親子同時更新画面で、子モデル側の参照連動に表示されないという件を修正しました。
- R6.5 Update 14 に追加された「登録・更新時の確認画面」機能で、更新画面に確認画面を用意する場合、同時に登録画面にも確認画面を設定する必要があるという制約を取り除きました。また、コピー登録画面でも利用できるようになりました。
- 3階層以上の外部キー連携で計算式を記述するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 集計ビューのメジャー項目のスタイルに自動計算式が含まれているとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 国際化のためのメッセージ作成ツールで、env/template/jfcapp.txtに空文字が値として設定された場合にリソースファイルの出力に失敗するという件を修正しました。
R6.5 Update 14
[2010.11.1] R6.5 Update 14 を公開しました。
基本機能
- ファイル型項目の参照連動が行えるようになりました。
- 登録・更新画面で、データベース更新前に確認画面を用意することができるようになりました。
- 主キーに枝番を付与できるようになりました。
- 一覧表示・一覧更新画面の簡易集計機能に、個数(カウント)を指定できるようになりました。これにより、合計・平均・最大・最小・個数の 5 パターンを表示できるようになります。
- 暗黙条件設定時、データ変更に伴うエラーメッセージの出力を抑制するようになりました。
- 検索画面で、参照連動項目に自動的に値を設定できるようになりました。
- 他項目の値で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能が、検索・CSV ダウンロード・CSV アップロード・帳票画面でも動作するようになりました。
- 登録/更新画面では文字サイズ変更ボタンを無効化するようにしました。誤操作により入力データが破棄されることを防止します。
- メニューのキャッシュ処理を標準で有効としました。メニュー数や権限設定が多いアプリケーションで、ログオン処理時間が短縮されます。
見た目のカスタマイズ
- 入力制御時のスタイル指定を行えるようになりました。この版では、コンボボックスのサイズや背景色の指定を行うことができます。
- 検索一覧表示画面内のボタン名、表示条件を指定できるようになりました。
- ファイル型や URL 型で、リンク(アンカー)を作成しないオプションを指定できるようになりました。
- 親モデルの画面に子モデルのデータ一覧を表示しない設定で、表示条件に式を記述できるようになりました。
入力制御
- ユーザ定義チェックで全角スペースや半角スペースを判別する式を記述できるようになりました。
- 日付オートフォーマット機能で、yyyyMMdd 形式の日付も認識できるようになりました。
メール送信
- メール送信時に成功時、失敗時のアクションを指定できるようになりました。
- メールヘッダ情報 Message-ID と In-Reply-To を指定できるようになりました。
全文検索
- 全文検索キーワードに日本語と半角英数字を組み合わせたとき、これまではキーワードが分割して検索していました。この分割を行わずに一つの語として検索できるよう改良しました。
- 全文検索で用いたキーワードが、通常検索の入力欄にも反映されていましたが、これを独立して扱えるようにしました。
インポート
- XML ルールにそぐわない文字(例:制御文字)が含まれたデータをインポートする場合、それらの文字を事前に消去するという処理が加わりました。外部システムからのデータ移行の成功率が向上します。
デフォルトログオン(インターネット接続オプション)
- デフォルトログオン機能利用時に、ログオンユーザのセッションが無効となったタイミングで自動的にデフォルトログオンユーザに切り替わるという動きを抑制しました。
キャッシュクリア処理の改善
- 再ビルド処理によってJavaScriptやCSSの内容が変わったときにブラウザのキャッシュを明示的にクリアせずとも変更が自動的に適用されるようになりました。(これまでは都度、利用者のブラウザのキャッシュクリア処理が必要でした。)
同梱するライブラリ
- Java のバージョンを 1.6.0_22 にバージョンアップしました。
- Hibernate のバージョンを 3.6.0.Final にバージョンアップしました。
- JavaScript ライブラリ Dojo のバージョンを 1.5.0 にバージョンアップしました。
不具合修正
- 一覧表示の集計欄に、数値項目以外の最大値、最小値が表示されないという件を修正しました。この不具合は Update 13 で発生します。
- 一覧更新画面にラジオボタンやチェックボックスが表示されないという件を修正しました。この不具合は Update 13 で発生します。
- 一覧表示画面で「一括メール送信ボタン」を用意するとビルドエラーになるという件を修正しました。この不具合は Update 13 で発生します。
- 親子モデルの同時更新にて、子モデルの参照連動項目の保存が正しくされないという件を修正しました。この不具合は Update 13 で発生します。
- 親子モデル同時更新にて子モデルに自動計算項目を設定した場合に、自動計算対象項目を修正しても画面リロードされないという件を修正しました。この不具合は Update 12 以降で発生します。
- セッションタイムアウト/強制ログオフ時に「接続の有効時間が切れました(もしくは管理者によって接続が解除されました)。再ログオンしてください。」のメッセージが表示されないという件を修正しました。この不具合は Update 11 以降で発生します。
- ウィザード機能を適用したモデルにワークフローを用いると実行時エラーになるという件を修正しました。
- ウィザードと親子モデル同時更新を併用したモデルにて、更新画面で値を入力しても保存されないことがあるという件を修正しました。
- 「他のストアモデルの参照連動」の項目をカレンダー項目に設定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 一覧更新画面にて参照連動と表示文字が上下にずれているという件を修正しました。
- 新規追加したパーミションに○をつけたプリンシパルを定義しなかったときに、「システム管理者」プリンシパルにそのパーミションが含まれないという件を修正しました。
- Wagby 定義ファイルの編集で複数の定義ファイルを同時に開き、Excelの「×」ボタン押下時のダイアログで「全て変更」で保存すると「リポジトリシートが存在しません」というエラーが発生するという件を修正しました。
- Wagby 定義ファイルの編集でモデル名やモデル項目名の大文字・小文字を変更後、差分ビルドを行っても変更が反映されないことがあるという件を修正しました。
R6.5 Update 13
[2010.10.1] R6.5 Update 13 を公開しました。次の内容が含まれます。
パフォーマンス
- 一覧表示画面で、検索結果数が多い場合の「次へ」「前へ」ならびにページインデックス操作の処理速度が向上しました。
基本動作
- 「Enter キーをタブキー扱いする」機能を改良しました。ボタンにフォーカスを移動させないようにしました。また、日付コンボ入力欄でもEnterキー移動が行えるようになりました。
- 一覧表示/更新画面において各行(の左側)に用意される画面遷移ボタンの幅を最小化しました。
- 一覧更新画面にてテキストエリアと表示文字が上下にずれる場合があるという件を改善しました。
- 詳細表示画面で「コピー登録」ボタンが標準で作成されるようになりました。
- 「コンボボックスとテキストの連動」機能のオートコンプリート動作を無効としました。
- フレームワークが出力するログメッセージに(管理用の)コードを付与しました。
- 利用者がどの Wadget を表示したかという情報を記憶し、ログオン時に再現するようにしました。
初期値・自動計算
- 現在の画面名を取得する関数 SCREENID を提供しました。
- 現在の画面種別を取得する関数 SCREENTYPE を提供しました。
- ウィザードの画面番号を取得する関数 WIZARDPAGE を提要しました。
- 暗黙条件にいくつかの関数を記述できるようになりました。
- 初期値の設定で、カスタマイズしたWebフォームの値を直接、登録できる拡張書式を提供しました。
一覧更新
- 一覧表示画面の「集計欄に平均、合計値を出力する」機能が、一覧更新でも利用できるようになりました。
- 一覧更新の入力チェックで、ユーザ定義チェックが利用できるようになりました。
ボタン制御
ヘルプメッセージ
全文検索・サジェスト
- 閲覧権限を設定された項目は、権限をもつ利用者からは検索可能となり、そうでない利用者からは検索されないという仕様に改良されました。
ワークフロー
- ワークフロー管理者にアカウントとグループの閲覧権限を設定しました。
アカウント管理
インポート・エクスポート
- Web 画面からインポート・エクスポート処理を行なった場合、システムが管理する jfcmodel, jfcmodel4dm, jfclicenseholder モデルを除外するようにしました。
管理メニュー
- ライセンス管理を行うメニュー項目が整理されました。
同梱するライブラリ
- Tomcat 6.0.29 にバージョンアップしました。
Javaカスタマイズ
- コピー登録画面のフックメソッドで、「コピー後の」モデルを引数とするようにしました。
不具合修正
- 主キーに自動計算式を記述しても値が計算されないという件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 12 で発生します。
- 検索条件に合致しない修正を行った後に、「更新して前へ、次へ」ボタンを押して移動しようとすると、移動前のデータの更新画面が表示されるという件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 12 で発生します。
- 「コンボボックスとテキストの連動」機能において、データの変更時にコンボボックスの表示が反映されないことがあるという件を修正しました。
- 一覧更新画面で画面リロードが発生すると、リロード後1ページ目が表示されるという件を修正しました。
- 親子同時更新のときの一覧更新による子モデルの編集にて、項目の値を入力してすぐにコピーボタンを押したときに、入力した値がコピーされないという件を修正しました。
- 親子モデル関係で、親モデルが存在しない状態で子を作成するといった運用を行ったとき、内部のロックが解放されないという現象が発生しました。こちらを改善しました。(なお、通常の運用ではこのような現象は発生しません。)
- 繰り返しコンテナ内に外部キー項目を定義するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- インデックスが存在しない状態でTomcatを起動すると、コネクションが一つ解放されないという件を修正しました。
- データメンテナンス機能を実行すると、コネクションが一つ解放されないという件を修正しました。
- juserモデルの主キーを自身の主キーとする(または juser を複合キーに含める)と、データ操作時に実行時エラーとなる件を修正しました。
- ワークフローのフロー状態表示項目がデータベースに保存する設定になっているとフロー状態が表示されないという件を修正しました。
- 画面カスタマイズ時に「一覧表示画面」と「一覧表示画面(行毎)」を同時に定義すると行毎のカスタマイズボタンが表示されないという件を修正しました。
- 一覧表示画面にカスタマイズボタンを用意し、MyShowListXXXActionのdo_originalメソッドを実装しても実行されないという件を修正しました。
- 外部データベースに DB2 を利用した場合、主キーに日付型項目を定義すると詳細表示画面遷移時にエラーになるという件を修正しました。
- juserをストアモデル参照した項目を集計ビューのディメンジョンに指定すると、空白で表示されるという件を修正しました。
- 自動計算項目に必須入力チェックを定義するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 自動計算項目で、join 演算子の区切り文字に空文字を指定した場合、実行時エラーになるという件を修正しました。
- 却下されたワークフローデータを申請者が削除できないという件を修正しました。
- メール受信ジョブで登録データが何らかの例外でデータベースに登録されなかったときにメールが削除されてしまうという件を修正しました。
- メール受信ジョブで登録データが入力チェックなどのエラーになったときに添付ファイルの一時ファイルが残ってしまうという件を修正しました。
- 「画面を再描画する」設定が検索画面(およびサブウィンドウ検索)で有効にならないという件を修正しました。
R6.5 Update 12
[2010.8.17] R6.5 Update 12 を公開しました。次の内容が含まれます。
使い勝手の向上
- Enter キーをタブキー扱いする指定を行うことで、入力フィールドを順に移動できるようになりました。
(クリアボタンや項目ヘルプボタン等をスキップして入力項目を移動できるようになりました。)これによって、大量入力時も Enter キーのみで入力欄を移動(前進)できます。
- Google Chrome でも「Enter キーをタブ扱いする」機能が有効になりました。
グループモデルの定義変更
- システム内に標準で用意されている「グループ」モデル (common-jgroup.xls) について、一覧更新画面を有効としました。また、IME 制御を有効としました。
不具合修正
- Update 11 より、データベースに保存する指定を行った自動計算項目について、一覧更新および CSV アップロード更新では計算対象としないようになっていましたが、この仕様を変更しました。Update 10 以前の版と同じように計算対象となります。(ただし、親子モデル関係など、式内部で別モデルを参照している場合は、必要に応じて「データメンテナンス」機能を用いて、値をリフレッシュするようにしてください。
- Update 11 で用意した「データメンテナンス」機能が一般利用者でも操作できるという件を修正しました。
- Update 11 で用意した「データメンテナンス」機能が、必須項目を指定したモデルで動作しないという件を修正しました。
- Update 11 より一覧表示画面内の繰り返しコンテナ項目に隠し指定を行えるようになりましたが、このとき画面表示がおかしくなる場合があるという件を修正しました。
- 条件付き sum, count 演算子において、条件部に複数のマスタモデルを参照する式を記載するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 同一コンテナを集計する sum 演算子を複数回定義すると、計算の順序が正しく行われない場合があるという件を修正しました。
- 自動計算の対象項目に参照モデルの絞り込み項目が設定されているとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 自モデル保存項目をコピー登録対象としなかった場合、参照連動の解決が行われないという件を修正しました。
- 参照連動項目で自モデル保存の場合に、「コピー登録時に値をコピーする」を未指定にすると、参照先の値が表示されてしまうという件を修正しました。
- 一括帳票出力用のチェックボックスが外部キー親モデルの詳細画面に表示されるという件を修正しました。
- 子モデルに「エラー行を無視して保存する」の設定を空欄にし、親子モデルの同時更新時にユニーク制約に該当するデータを保存すると実行時エラーになるという件を修正しました。
- (一覧更新画面で)ストア参照コンボボックスを未選択以外から未選択に変更すると参照連動項目の値がクリアされないという件を修正しました。
- (一覧更新画面で)制約付きラジオボタン、チェックボックスで連動元のコンボを未選択にすると無意味な選択肢が表示されるという件を修正しました。
- (一覧更新画面で)制約付きコンボ(ラジオ・チェックボックス)を使用すると、親コンボの変更時に実行時エラーになるという件を修正しました。
- 「日付、日付と時間項目の入力制御-入力フィールド長の設定」が検索画面で反映されないという件を修正しました。
- メニューのディスクキャッシュを有効にし、ログオン中のユーザの権限を変更すると、当該ユーザが再ログオンしてもメニューが古いままの状態で表示されるという制約を改善しました。
- メニューのタブ内の文字を中央寄せとしました。(これまでは、少し右寄りで表示されていました。)
- 半角空白を末尾に付与したアカウントでのログオン処理を失敗させるようにしました。
自動生成されるコードの変更
- カスタマイズできる範囲を広げるため、ProcessBean 系のコードに含まれる private メソッドを protected メソッドに変更しました。同コードをすでにカスタマイズされている場合、バージョンアップのタイミングでカスタマイズコードの変更が発生する可能性があります。
R6.5 Update 11
[2010.8.2] R6.5 Update 11 を公開しました。次の内容が含まれます。
製品ラインナップの変更
- これまでの体験版に代わり、無償版の提供を開始しました。同時認証接続ライセンス 2 込みで、利用可能期限および登録データ数の上限が撤廃されました。
- これまでの「開発機」という区分がなくなりました。無償版が、従来の開発ライセンスに相当します。従って開発機へのライセンスキーは不要となりました。
- 「全文検索オプション」「地図連携オプション」「ワークフローオプション」を個別に購入することができるようになりました。
パッケージ名の変更
パフォーマンスの強化
- JavaScript の読み込み時間のさらなる短縮化ならびに、サブメニューを実現する JavaScript を刷新しました。これらの効果により、表示性能が 20 パーセント程度、向上しました。
- 多くの繰り返しコンテナを含むモデル定義において、一覧表示の処理速度を改善しました。
基本機能
- 登録・更新処理のあとに詳細表示画面に遷移する処理について、従来のフォワード方式からリダイレクト方式へ変更しました。これによって、新規登録直後に画面リロードボタンを押下とき、再登録処理が行われてしまうというトラブルを回避できるようになります。
- ファイル/メール/URL/テキストエリア/郵便番号/パスワードを隠し項目に指定できるようになりました。
- 日付入力にコンボボックス方式を用いたとき、現在の年を示す now 表記を指定できるようになりました。
自動計算
- 外部キーによる親子モデル定義時、親モデルに定義した子モデルを自動計算する項目を別のモデルから参照したときに値が解決できるようになりました。
- 上記の対応とあわせて、自動計算項目だが "データベース保存する" とした項目について、過去データを一括更新するデータメンテナンス機能を提供しました。
- 関数 CID を初期値設定だけでなく、自動計算式でも利用できるようにしました。
- 関数 HASMODELPERMISSION をボタン表示制御だけでなく、自動計算式でも利用できるようにしました。
- 初期値の四則演算で計算式の項の解決順が考慮されるようになりました。
- 初期値指定において、"詳細表示画面表示時" の設定が画面リロード時には反映されないようにしました。
- 演算子 first, last に条件を指定できるようになりました。
一覧更新
- 一覧更新画面で、権限指定(条件付きを含む)が有効になりました。
外部キー
- 子モデル側に「新規登録」ボタンが提供されるようになりました。紐づく親モデルの値を転記した登録処理を実現します。
- 子モデルが登録、更新、削除されたタイミングで自身の親モデルを再保存する機能を提供しました。親モデル側で、子モデルの値を使った計算処理などを行っている場合、常に最新の状態が反映されるようになります。
- 子モデル側に含めた親モデルの主キー項目に「順序の使用」が指定されていた場合でも、これを無視するようにしました。(誤動作防止のため)
- 子モデルを親モデルの詳細画面内に含めて表示するとき、子モデルの外部キー項目(および外部キーの参照連動項目)の読み込み専用設定を行えるようにしました。
- 子モデルを親モデルの詳細画面内に含めて表示するとき、子モデルの外部キー項目(および外部キーの参照連動項目)の非表示設定を行えるようにしました。
全文検索・サジェスト
- AND 検索で、複数の検索キーワードが指定されたときのマッチングアルゴリズムを改善しました。
- サジェスト機能のマッチングアルゴリズムに前方一致だけでなく部分一致も指定できるようになりました。
- サジェスト機能の候補出力数を指定できるようになりました。
- ファイルの内容を検索するための文字抽出ライブラリとして、新しく Apache Tika を指定できるようになりました。これによって圧縮ファイルの検索に対応できます。
- ファイル型項目を全文検索の対象とした場合、データ1件あたりの検索文字数の上限を指定できるようにしました。この値を適切に設定することで、巨大なファイルをアップロード時にメモリ不足になるという問題を回避できるようになります。
- メインモデル・サブモデル定義時、検索用インデックスをメインモデルで統一して扱えるようにしました。
- 閲覧権限および隠し指定を設定された項目は、全文検索の対象から除外するようにしました。
- メール受信機能またはメール送信機能を有効にしたモデルで全文検索を利用できるようになりました。
CSVダウンロード
- 「参照連動型の項目で、参照先の項目の型がチェックボックスの場合は動作しない」という制約が撤廃されました。この対応をもって、CSVダウンロード機能はすべての項目で利用可能となりました。
レイアウト
- スタイル指定時に計算式を含める場合、自動計算式と同じ関数が利用できるようになりました。
Excel 帳票
- 一括帳票出力機能で1つのブックに複数の詳細帳票を出力できるようになりました。
国際化
- 利用者の Web ブラウザの Accept-Language 値を取得する関数 LOCALE を用意しました。条件付き権限管理と組み合わせることで、Web ブラザの言語情報によって表示される項目を変えるといった設定を行うことができるようになります。
- Wadget のタイトル部も国際化に対応しました。
メニュー
- メニュー表示文字列に改行文字を含めることができるようになりました。(Wagby 定義ファイルでは "ALT+改行" でセル内の文字を改行できます。)
- メニュー大項目名に全角記号や括弧を使用できるようになりました。
チェック処理の強化
- 帳票出力設定の表示画面が選択されていて、テンプレートファイル名の指定がない場合には警告を出すようにしました。
- 自動計算式において、データベースに保存しない自動計算項目を他のモデルからストア参照(参照連動)し、検索条件に指定することはできないため、このチェック処理を行なうようにしました。
- 郵便番号と住所の連携設定時、郵便番号項目を検索条件に指定し、住所項目を検索条件に設定しないという設定時は警告を出すようにしました。
- 外部キーを指定した項目で「順序の使用」を有効にしたとき、エラーメッセージを表示するようにしました。(この設定は無効です。)
ライセンスキーの更新
同梱ソフトウェア
- JavaScript ライブラリ Dojo を 1.4.2 にバージョンアップしました。
- Tomcat を 6.0.26 にバージョンアップしました。
- 内蔵データベース HSQLDB を 2.0.0 にバージョンアップしました。
- Excel 帳票を生成するライブラリ Apache POI を 3.6 にバージョンアップしました。
- Java 6 のバージョンを Update 21 にバージョンアップしました。
自動生成されるコードの変更
- 自動生成されるヘルパクラスの構造が変わっています。Java コードのカスタマイズを行われている場合は最新版の仕様に合わせるよう、修正を行ってください。
不具合修正
- 管理者が「モデル定義」情報を閲覧したとき、各モデルの件数が表示されないという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 10 で発生します。
- 自動計算式において、join 等の演算子に参照連動項目の値を指定するとエラーになる場合があるという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 10 で発生します。
- Web ブラウザの戻るボタンを表示しない方法が IE7 で動作しないという件を修正しました。
- common-juser.xls をカスタマイズしたとき、juser のインポート処理に失敗することがあるという件を修正しました。
- システムログ閲覧画面の検索条件「ログ日付」のカレンダー補助入力画面がChromeでのみ表示されないという件を修正しました。
- 条件付き権限設定で読み取り専用を指定した際、一覧表示の見出し色がグレー表示にならないという件を修正しました。
- 「検索制御 - ワークフローのフロー状態で検索を行う」を設定したときに詳細表示画面に項目が表示されてしまうという件を修正しました。
- 検索画面において、範囲検索を用いた項目のヘルプメッセージがが表示されないという件を修正しました。
- コンテナの集計関数(SUM)と和算を組み合わせると、計算順序がずれることがあるという件を修正しました。
- 「選択されなかった項目名の表示」を設定したときにストア参照チェックボックス型以外、一覧表示画面に表示されないという件を修正しました。
- 制約付きラジオボタンに「選択されなかった項目名の表示」を設定したときに、詳細表示画面で制約が付かずに全ての選択肢が表示されるという件を修正しました。
- 一覧表画面の値部分の表示を折り返さない設定をしたが親子同時表示画面でこの設定が効かないという件を修正しました。
- 親子モデルの子モデルの詳細表示画面でコピー登録を行ってもデータがコピーされないという件を修正しました。
- 参照連動項目を隠し項目にすると画面表示エラーとなるという件を修正しました。
- 親モデルのコピー登録で、紐づく子モデルの繰り返しコンテナがコピーされないという件を修正しました。
- コピー登録画面に(新規登録画面で設定した)ページタイトルが反映されないという件を修正しました。
- マスタモデル参照項目にユーザ定義チェックを定義するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内でユーザ定義チェックを使用するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 一覧表画面の設定のいくつか(値部分の表示を折り返さない設定など)が親子同時表示時の子モデル側でも有効となるように修正しました。
- プレファレンス画面で「サブメニューの表示設定」を変更するとシステムエラーが発生することがあるという件を修正しました。
- 認証方式が未設定でも、LDAP のパラメータを設定するとシングルサインオンが有効扱いとなる件を修正しました。
- 「共通処理」や「パスワード変更」権限等を保持しないユーザでのログオン時に権限エラーが発生しログオンできない場合がある件を修正しました。
- 参照連動項目を他モデル保存に設定した項目を複数定義するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 外部キーによる親子モデル定義時、子モデルのcount演算を行う自動計算項目を必須項目とするとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 外部キーによる親子モデル定義時、印刷形式で表示する設定を行うと親モデルの詳細表示画面に子モデルが2つ表示されることがあるという件を修正しました。
- 外部キーを設定した項目の英語名を参照先の主キーと違う名称にしたとき、参照モデルの絞り込みを設定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 外部キー設定時に親モデルのある項目を外部キーで子モデルに定義し、その項目を子モデル側の自動計算式の項に含めるとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 外部キー項目と参照連動する項目に他モデル保存する設定を行うと参照先モデルが更新されないという件を修正しました。
- Wagby 定義ファイルにて、モデル定義シートの項目一覧の全ての行にモデル項目を定義し、ある項目で「他のストアモデルの参照の絞り込条件」を使用するとチェック処理でエラーになってしまうという件を修正しました。
- サジェスト機能において、検索画面のサジェスト機能で選択した項目で絞り込まれないことがあるという件を修正しました。
- 自動計算式の記述において、ストアモデル参照#id指定を行った項目に対するcount/sum/avg/max/min演算子が利用できないという件を修正しました。
- 自動計算式の記述において、count演算子の条件部にマスタモデルの#content指定を行ったとき、正しく動作していないという件を修正しました。
- 未選択項目を作成しない場合のマスタ参照コンボの初期値設定が ID 順の先頭値になっていました。設定されたソートキーで並べ替えられるように修正しました。
- 全文検索処理、カレンダビュー、一覧表示処理で予約語の検出処理に不備がありました。こちらを修正しました。
- 参照連動項目を表示のみの検索条件に指定した場合に、連動元の値を変更しても参照連動項目の値が変わらないという件を修正しました。
- 複数の集計ビューを定義したとき、サブメニューおよびパンくずでは同じ名前で表示されるという件を修正しました。
- juserを参照する参照連動項目を他モデル保存する設定を行うと実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
- 自動計算に使われる項目にプラス記号("+")が含まれているとAjaxの画面書き換えで半角空白(" ")として処理されてしまうという件を修正しました。
- 登録・更新画面でナビゲーションリンクをクリックすると更新を中断するか確認するダイアログが出るが、「OK」「キャンセル」どちらを押してもリンク先に遷移してしまうという件を修正しました。
- ユーザ定義の日付フォーマットを設定している場合、画面リロード時に日付のコンボボックスがクリアされてしまうという件を修正しました。
- 全文検索項目にソートキーが設定されていて、かつその項目にデータが入力されているレコードが1件もないとき、全文検索すると「不適切なパラメータが指定されました。」と表示される件を修正しました。
- 検索画面の日付入力フィールドに日付フォーマット指定が反映されないという件を修正しました。
- 未サポートの和暦形式で入力したとき、年齢の自動計算が動作しないという件を修正しました。
- 「アクションボタンの表示位置」を「下」に設定したが、外部キー関係にあるデータ上にボタンが配置されるという件を修正しました。
- ボタンを下に表示し、かつアクション領域の前にHTMLを挿入すると入力欄とボタンの間ではなく、入力欄の上に表示されるという件を修正しました。
R6.5 Update 10
[2010.5.17] R6.5 Update 10 を公開しました。次の内容が含まれます。
基本機能
- 「項目の値が変更されたら画面を再描画する」指定のある項目については、クリアボタンで画面リロードを行わせるようにしました。
- 自動計算が適用されたモデルでは、全クリアボタン押下時に画面の再描画を行うようになりました。
- 条件付き権限管理が適用されたモデルでは、クリアボタン(全クリアボタン)押下時に画面再描画を行うようになりました。
- 「他項目による入力制御」機能で、更新不可時に各クリアボタン(および全クリアボタン)を無効とするようにしました。
- 一覧表示画面におけるチェックボックス表示について、選択された画像の非表示化および表示数制御を行えるようにしました。
- 「ログオンユーザ部」の表示内容を定義ファイルで変更できるようになりました。
自動計算
- 外部キーモデルに対する演算子の適用(count, sum など)が改善されました。#id や #content 指定を利用できます。また、これまでは(詳細表示画面に)表示されているデータだけを演算対象としていましたが、この版からは外部キーで紐づくすべてのデータが演算対象となります。また、参照連動項目に対する演算も行えるようになります。
- 外部キーモデルに対する補助演算子 check を追加しました。
- 関数 COUNT, JOIN, MATCHRE, SLICE を提供しました。
- ログオンユーザの情報を取得できる関数 USERINFO を提供しました。
- 管理者権限でログオン時、HASPRINCIPAL 関数は常に true を返すように仕様を変更しました。
- 関数 MID の仕様を拡張しました。
- 関数 RAND, RANDSTR の読み取り一貫性を向上させました。
- 隠し項目とストアモデル参照連動、自動計算を組み合わせた時、Ajaxによる再計算が適用されるようになりました。
- マスタ/ストアモデル参照時のコンボボックス・ラジオボタンにおいて "未選択項目を作成しない" 場合、新規作成画面表示時に画面上に選択された値を自動計算式中に使えるようになりました。(これまで表示はされていましたが、内部での初期値は未設定であったため、自動計算式から参照することはできませんでした。)
外部キー
- 外部キー連携時、親モデルの詳細表示画面に表示するデータ一覧の名前を変更できるようになりました。
- 外部キー連携が数珠つなぎとなった時(例:親-子-孫モデルの関係)、親を削除したときにそれに紐付くすべての子孫を削除するようにしました。(これまでは親-子までを削除していました。)
CSVアップロード更新
- 繰り返しコンテナの追加および削除が行えるようになりました。この対応により、すべてのデータを CSV アップロード更新機能で登録・修正することができるようになります。
- 処理された列の情報を確認できるようになりました。
権限
- 更新権限を設定した項目を一覧表示画面に含めた場合、項目名のラベル部分が(詳細表示画面と同じ)グレー色となります。
- 条件付き権限を用いたモデルで、条件が成立した場合に、復元処理(項目の値をセットする)が行われるようになりました。
メール送受信
- メールテンプレートを用いたメール送信機能で、差出人の欄に必須チェックを設定しました。
- メール受信機能で、ジョブパラメータに APOP, analyzeBody, dataStartChar, dataEndChar を指定できるようになりました。
- メール受信における本文の自動解析機能で、解析対象となる項目を個別に指定できるようになりました。
ジョブ
- ファイルのコピー、移動を行うジョブを追加しました。
ワークフロー
- 任意のフローパターンを新規設計した場合、これまでは設定ファイルの手動登録が必要でしたが、これを自動化しました。
LDAP
- 認証方式に「外部認証(LDAP)」を選択時、「CASの設定 - CASサーバのURL接頭辞」と「CASの設定 - 認証を適用するサービスのURL」をそれぞれ設定できるようになりました。
juser モデル
- アカウントモデル juser について、ユーザID項目をサジェストで検索できる指定を行えるようになりました。
- アカウントを管理する juser モデルを CSV アップロード機能を用いて更新する処理で、"パスワード強制変更フラグ" を設定できるようになりました。
データベース
- 「テーブルを作成する」を未指定にした場合でも、DDLファイルは作成されるようになりました。
インポート
- コマンドラインツールである init_db.bat, drop_db.bat に、対象モデル名を引数で指定できるようになりました。
同梱するライブラリの更新
- 同梱される Java のバージョンを Java SE 6 Update 20 へ変更しました。
- Excel 帳票出力ライブラリに JExcelAPI を指定できるようになりました。
不具合修正
- 標準で用意されたメッセージを修正する際に、メッセージ内容の前後に含まれる空白が除去されるという件を修正しました。
- 一般ユーザに「次回ログオン時にパスワードを強制変更させる」を適用すると、パスワード変更画面でグループ情報が表示されなくなるという件を修正しました。
- 日付補助入力機能に「コンボボックスの利用」を設定した日付項目に自動計算式を指定した場合、Ajaxによる値の設定が行われないという件を修正しました。
- コンテナ外のストア参照コンボをコンテナ内から参照する参照連動項目を定義するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- MySQL 利用時に「テキストエリア(リッチ)」を選択したとき、「テキストエリア」と異なるデータベース型となっていました。これを統一させ、いずれの場合も "text" 型となるように修正しました。
- 不正な自動計算式を指定すると、ビルド途中に Wagby ビルダが異常終了するという件を修正しました。
- 更新権限のないストアモデル参照チェックボックスの表示で、ラベルのないチェックボックスが1個だけ表示されてしまうという件を修正しました。
- ファイル名項目に条件付き権限を指定した時に、不正なファイルがアップロードされてしまう場合があるという件を修正しました。
- 更新画面で全クリアボタンを押しても、ファイル項目がクリアされないという件を修正しました。
- 更新画面でファイルをアップロードし、保存していない状態で、セッションタイムアウトやTomcatのシャットダウンが発生した場合に、アップロードしたファイルが削除されないという件を修正しました。
- ワークフローで「決裁時のメール送信」機能が動作しないという件を修正しました。この不具合は R6.5 Update 5 以降の Wagby に含まれます。
- ワークフローを適用したモデルで画面の再描画をすると申請フローのコンボボックス設定が解除されるという件を修正しました。
- wagbyapp\bin\setenv.sh 内のスペースがエスケープされていないという件を修正しました。
- ストア参照(検索画面)項目の「参照モデルの内容」に指定した項目が、自動的にサブウィンドウ検索内で検索条件に含まれてしまうという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナを帳票定義に含めた場合、これまではの30件目以上の型は文字列として扱われていましたが、これを上限なしで正しい型判別が行えるように修正しました。
- アンダースコアを含んだ帳票テンプレートファイル名を設定すると一括帳票出力が行なえないという件を修正しました。
- 検索・一覧表示画面と新規登録画面のページタイトルに設定した名称がパンクズに反映されないという件を修正しました。
- ストアモデル参照(チェックボックス)の項目値を使って、コンボ-コンボの参照連動を行うとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 参照連動項目の自モデル更新に失敗することがあるという件を修正しました。
- 項目名にアンダースコアが含まれている場合、繰り返しコンテナのソート機能が動作しないという件を修正しました。
- 出力制御のラベルを表示しないを設定した時に、レイアウトが崩れるという件を修正しました。
- JasperReport を使ったPDF帳票利用時に、"一括帳票出力ボタンを表示する"を適用するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 初期値の検索画面表示時・検索時(検索範囲の上限項目)に繰り返しコンテナの自動計算式を記述すると実行時エラーが発生する件を修正しました。
- 隠し指定されたチェックボックスの値を使ったサブウィンドウ検索絞り込み設定が効かないという件を修正しました。
- 日付型項目の初期値に種類「四則演算」を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- レイアウト名と同じ、別の項目を用意すると登録/更新画面の表示が崩れるという件を修正しました。
- IE8 を利用時に、カレンダビューの検索画面に表示されたクリアボタンの周囲に枠が表示されているという件を修正しました。
- 「日付」コンボ「時間」コンボ型について、「全クリア」ボタンを押下しても前の入力値で登録が行われるという件を修正しました。
R6.5 Update 9
[2010.3.19] R6.5 Update 9 を公開しました。次の内容が含まれます。
自動計算
- LPAD, RPAD, LTRIM, RTRIM 関数を提供しました。
- ARRAY 関数を提供しました。
- MAX, MIN 関数の仕様を見直しました。
- 揮発性関数 NOW, TODAY, RAND, RANDSTR について Excel との互換性を向上させました。
- Wagby 定義ファイルから「自動計算の詳細 - 自動計算に使用される」という設定を削除しました。
- 計算結果によって、項目に null を設定する(表示時に空白とする)ことができるようになりました。
- count 演算子で、対象項目の値が空白の場合、という条件を指定できるようになりました。
仕様の変更
- CSV アップロード更新において、すべての列が空の場合、処理をスキップするようになりました。
- Wagby 定義ファイルにおける、ボタン表示制御の初期設定値が変更されました。標準では、表示されるボタンの「表示条件」が「○」となるように統一されました。これが「○」または「"true"」の場合はボタンが表示されます。何も指定しない場合は、表示されないようになります。なお、Update 8 以前の Wagby 定義ファイルを使って Update 9 でビルドする場合は、すでに定義済みのファイルを修正する必要はありません。(Update 9 の Wagby 定義ファイルを使って新規に作成する場合、新しい仕様が適用されます。)
- 条件付き権限設定で、管理者権限でログオンした場合は条件によらず閲覧・更新可能となるようにしました。
- コピー登録機能で、主キー項目もコピー対象となりました。主キー項目が人工キーでない場合、コピー元モデルの値がコピー先に適用されます。
- 標準で提供されるプロジェクト定義ファイルの初期メモリサイズを 512M に増やしました。
Wagby定義ファイル
- Wagby定義ファイルで、削除ボタンを使わずに削除された項目を検出し、ビルド時にエラーを出すようにしました。
不具合修正
- 自動計算式で、繰り返しコンテナ内の項目が同コンテナ内の別項目の値を参照するとビルドエラーになるという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 8 で発生します。
- 初期値に四則演算式を指定し、自動計算式を用意しない場合にビルドエラーになるという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 8 で発生します。
- 文字列型項目の初期値に四則演算式を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 8 で発生します。
- 表示条件を設定したメール送信ボタンが表示されないという件を修正しました。こちらは R6.5 Update 8 で発生します。
- 集計ビューのグラフ表示設定の文言と、Wagby定義ファイルの文言を統一しました。
- 外部キーモデルの子モデルに関する first, last 演算子について、対象項目が空の場合に 0 が表示されていましたが、これを Excel に合わせて空白扱いとするようにしました。
- 条件付き権限設定で、ファイル型項目では条件不成立により更新不可となった場合でも「ファイル選択」ボタンが押下可能となっているという件を修正しました。
- 条件付き更新権限を繰り返しコンテナ全体と繰り返しコンテナ内の項目両方に指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 条件付き更新権限で、繰り返しコンテナに更新権限を指定したときに「他のストア参照(検索画面)」のクリアボタンが押下できるという件を修正しました。
- 一覧表示画面に条件付き権限指定項目を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 帳票出力処理で、出力データがない場合に画面表示が崩れることがあるという件を修正しました。
- 外部キーの親子モデル同時更新機能と「前後のデータにアクセスするボタンを有効にする」を組み合わせたときに、前後のデータにアクセスするボタンを押下すると実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
R6.5 Update 8
[2010.2.24] R6.5 Update 8 を公開しました。次の内容が含まれます。
juser モデル
- Wagby が標準で提供する juser モデルに対する項目の追加が行えるようになりました。
- juser モデルに対する CSV アップロード更新が行えるようになりました。
ボタン制御
- 外部キー連携で、親モデルの詳細表示画面に子モデルの一覧画面へ遷移するボタンおよび子モデルの新規登録を行うボタンの表示制御を行えるようになりました。
- 外部キー連携で、子モデルの詳細表示画面に親モデル画面へ遷移するボタンの表示制御を行えるようになりました。
ファイル型項目
- オリジナルファイル名(または拡張子部分)を維持したままサーバ上のフォルダに保存できるようになりました。
自動計算
- 初期値の設定時に「四則演算」を選択することで、sum や count といった演算子を利用できるようになりました。
- 繰り返しコンテナの初期値設定時に、各コンテナ(行)に対して個別に値を設定する方法を提供しました。
- avg, max, min といった各種演算子の Excel 互換性を向上させました。空白データは対象としないようになります。
- IF 関数の Excel 互換性を向上させました。従来は条件部の成立に関わらず IF 内部のすべての式を評価していましたが、これを条件が成立した場合のみ評価されるように内部動作を修正しました。
- 参照連動先が自動計算式というケースでも、参照連動処理が行われるようになりました。
- 条件付 count 演算子で、条件に合致するデータが存在しなかった場合には "0" と表示されるようになりました。(これまでは外部キー子モデルに対する計算では 0 と表示されていましたが、繰り返しコンテナに対する計算では空白表示と、仕様の不整合がありました。これを解消しました。)
権限管理
- 条件によって権限可否を決定する機能が、繰り返しコンテナおよび繰り返し項目で動作するようになりました。
- 条件によって権限可否を決定する機能について、更新権限の条件式の挙動ルールが変更されました。Update 6/7 では閲覧権限と更新権限の動作が異なっていましたが、Update 8 以降では統一されました。そのため、Update 6/7 で同設定を行っていた場合、定義ファイルの条件を反転させてください。
集計ビュー、グラフ
- 集計ビューならびにグラフに「比率」を表示できるオプションが用意されました。
- グラフの種類、幅、高さ、色の初期設定を行えるようになりました。
ワークフロー
- ワークフロー未定義のモデルに対して新しくワークフローを有効にして再ビルドを行った場合、旧定義ファイルのデータをインポート後、フロー情報が含まれていないデータも表示されるようになりました。(このとき、フロー状態、申請状況などのフローに関する情報は何も表示されません。)
同梱するライブラリの更新
- 同梱される Java のバージョンを Java SE 6 Update 18 へ変更しました。
不具合修正
- 全文検索を導入したモデルで通常検索を行なうと、異なる結果が表示されることがあるという件を修正しました。これは R6.5 Update 6/Update 7 の Wagby で発生します。
- 他項目の値でストアモデル参照値を絞込む設定で、参照先モデルに全文検索を適用すると動作しないという件を修正しました。これは R6.5 Update 6/Update 7 の Wagby で発生します。
- ストアモデル参照項目を持つモデルにカレンダビューを設定するとビルドエラーになる件を修正しました。これは R6.5 Update 6/Update 7 の Wagby で発生します。
- サジェスト機能で、サジェスト対象となるデータの文字列が他のデータの先頭部分と重なった場合、表示処理が正しく行われないという件を修正しました。
- 条件によって権限可否を決定する機能を用いたとき、承認済みのデータ(更新不可)から未承認(更新可)に戻した場合ラジオボタンを使用した項目が空になるという件を修正しました。
- 他のストアモデルの参照の絞込み条件と全文検索機能を併用すると実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- 自動計算式で用いることができる MAX 関数で、すべての引数が整数の場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- 自動計算式に記述できる sum, count などの演算子について、外部キー連携で利用する場合と、繰り返しコンテナで利用する場合とで結果が異なる場合があるという件を修正しました。
- Excel互換関数式による入力チェックルール指定で、エラーとなった入力欄の背景色が設定されていないという件を修正しました。
- マスタ/ストア参照(チェックボックス)で、選択肢が一つのみの場合、スタイルの指定が反映されないという件を修正しました。
- レイアウトの指定において、ウィザード利用時に詳細画面で縦方向のグループ化が行われていないという件を修正しました。
- ワークフローモデルのコピー登録時に申請フローコンボが空になる件を修正しました。
- ワークフローの差し戻し時にメールが送信されない件を修正しました。
- 一覧更新画面で入力チェックボタンを押したときに最初の画面に戻ることがある件を修正しました。
- チェックボックス項目で、選択されなかった項目名の表示が指定されている場合、一覧更新画面で新規登録時にすべてチェックされてしまうという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ全体を「隠し項目」と指定し、外部キー連携と組み合わせると表示レイアウトが崩れる件を修正しました。
- 範囲検索の必須チェックが定義通りになっていないという件を修正しました。
- 集計ビューにて他のストアモデル参照(チェックボックス)型をメジャーに指定したときに動作しない件を修正しました。
- 集計ビューにてメジャーがマスタモデル参照の場合に、円グラフが表示されないという件を修正しました。
- アップロード更新画面を有効にし、サジェスト機能を使用している場合に、実行時エラーが発生する件を修正しました。
- メール受信登録ジョブの本文自動解析機能で不正な解析が行われる場合がある件を修正しました。
- メール受信登録ジョブで受信許可アドレス制限、入力エラー等でスキップされるメールが50件を超えた時点で無限ループするという件を修正しました。
- チェックボックス項目を一覧更新の編集対象とした時に、一覧更新画面で修正していないデータが更新されることがある件を修正しました。
- マスタ参照(チェック) 項目を カレンダビューの「タイトル」「場所」「担当者」「備考」に指定すると選択されていない選択肢もビュー上に表示されてしまう件を修正しました。
- マスタ参照(チェック) 項目を カレンダビューの「タイトル」「場所」「担当者」「備考」に指定するとビルドエラーになる件を修正しました。
- 「パスワード強制変更」にチェックして保存後、更新画面を開くとチェックが外れるという件を修正しました。
- サジェスト機能を使ったストアモデル参照(検索画面)項目で、この項目を参照元に指定した参照連動項目が更新されないことがあるという件を修正しました。
- 複合キーを使ったモデルのストアモデル参照した場合、コピー登録でコピーされないという件を修正しました。
- ある条件を満たした絞込み指定を行うか、または複合キーを用いた場合に自動生成時に実行時例外が発生することがあるという件を修正しました。
- オリジナル処理ボタン作成時、一覧表示(行毎)ボタンの権限適用が適切に行われないという件を修正しました。
- Javaカスタマイズコードの雛形を生成させたとき、詳細画面からメール送信を行えないという件を修正しました。
- 他のストアモデルの参照連動項目で「コピー登録時に値をコピーする」を設定しない、「登録時に値をデータベースに保存する」を設定するとしたとき、コピー登録時参照連動が解決されないという件を修正しました。
- 繰り返し項目に初期値を指定し、初期サイズを同時に設定すると、最初の項目にのみ初期値がセットされるという件を修正しました。
- 入力チェックでエラーとなった場合、参照権限を持たない項目のラベルが表示されることがあるという件を修正しました。
- 帳票出力画面で帳票出力後、リセットボタンを押下すると別画面・タブが開いてしまうという件を修正しました。
R6.5 Update 7
[2010.1.7] R6.5 Update 7 を公開しました。
- 全文検索/サジェスト機能利用時、データベースへの接続が行えなくなることがあるという問題を修正しました。
- 定義ファイル上で削除したモデルがワークファイルに残った状態になることがあるという問題を修正しました。
- 項目の値によって、権限の適用を制御できる機能について、更新権限の条件式設定に不備が見つかったので、修正しました。
- 外部キーの親子モデル同時更新機能と「前後のデータにアクセスするボタンを有効にする」を組み合わせると、子モデルのコピー登録が自動的に行われてしまうという問題を修正しました。
- 暗黙条件を指定したモデルで一覧更新画面にて更新を行うと実行時エラーが発生するという問題を修正しました。
- R6.5.1 以前の定義ファイルから R6.5.1.1 以降の定義ファイルへ移行すると集計ビューのメニューからのリンクがなくなってしまうという問題を修正しました。
- 自動計算と画像の組み合わせを行ったとき、開発者が用意した画像に枠線が表示されるという件を修正しました。
- 外部データベースに Oracle を利用したとき、順序名が長すぎて順序の作成に失敗することがあるという件を対応しました。
R6.5 Update 6
[2009.12.24] R6.5 Update 6 を公開しました。次の内容が含まれます。
基本機能 - 画面制御、ボタン制御
- 詳細画面の登録、更新、検索ボタンの表示非表示を制御できるようになりました。
- 検索結果一覧画面上の詳細ボタンの表示非表示を制御できるようになりました。
- 検索結果一覧画面上の一覧更新ボタンの表示非表示を制御できるようになりました。
- 一覧表示画面における行選択クリックの詳細表示画面遷移機能を無効化できるようになりました。
- 一括削除機能などで「全データを一括処理の対象とする」とした場合に、全てを指定するチェックボックスが表示されるようになりました。
- 集計ビュー画面の表示/非表示を個別に指定できるようになりました。
- 一覧表示画面におけるチェックボックス表示について、選択されなかった項目名も表示されるようになりました。
基本機能 - 日付処理
- 日付入力処理で、ピリオド付の西暦 (yyyy.MM.dd) を解釈できるようになりました。
- 日付のオプション表示機能で「(曜日)」の表示が行えるようになりました。
基本機能 - 入力チェック
- Excel互換関数式を活用した、任意の入力チェックルールを記述できるようになりました。(これに合わせて、自動計算後に入力チェック処理を行なうように内部の動作フローが変更されました。)
- 新規登録画面と更新画面で入力可否を切り替える指定を行えるようになりました。
- 「他項目の値によって入力可にする」の設定が有効な場合に、更新時の既存データの扱いに「値を保持」を指定すると、新規登録画面で必須チェックが行われないという仕様を改善しました。
基本機能 - モデル参照
- マスタモデルの初期データのID値を任意に指定できるようになりました。
- ストアモデル参照(検索画面)にて値を選択するサブウィンドウを開いたまま、別の画面に遷移した時にサブウィンドウを自動的に閉じるようにしました。
- ストアモデル参照(検索画面)にて値を選択するサブウィンドウを2つ表示しないような制御を組み込みました。
基本機能 - 検索制御
- 検索画面の入力フィールドへのヘルプ表示について、範囲検索のときのメッセージ表示がこれまで片方向に寄っていましたが、これを入力フィールド欄全体を使って表示されるように改善しました。
- 必須項目は、値が入っていることが保証されるため「未入力を検索」を行うことができませんが、警告指定の場合はこれを許容するようにしました。
権限設定
- 項目の値によって、権限の適用を制御できるようになりました。
レイアウト
- 複雑なレイアウトを作成した場合でも、詳細画面でなるべく横スクロールバーが表示されないようになりました。
- グローバルリンク部にあるメニューアイコン、ログオフアイコンがメニュー部分に重ならないようになりました。
CSV アップロード更新・ダウンロード
- CSVアップロード更新画面のメニュー画面への表示を抑制できるようになりました。
- CSVアップロード更新画面内に表示されるファイル名入力のテキストボックス幅を大きくしました。長いファイル名や、階層の深いファイル名も表示されるようになります。
- Internet Explorer 利用時は、https 通信下で CSV ファイルをダウンロードできないという件を対応しました。
ウィザード
- 表示している画面上で更新ボタンを押下したとき、その画面に対応した更新画面が開くようになりました。(従来は常に先頭の画面に戻っていました。)
一覧更新
- 文字列型の主キーを持つモデルで一覧更新機能を利用できるようになりました。
- マスタ/ストア参照(チェックボックス)型の項目を更新できるようになりました。
- 保存ボタンを押したタイミングで入力チェックを行い、1件でもエラーがあった場合は保存処理そのものがキャンセルされるという設定を行えるようになりました。
- 外部キー関係のある子モデルの同時更新機能を使用したとき、子モデルの新規登録操作での入力チェックを行わないようにしました。これによって、従来は新規登録ボタン押下時に必須チェック等が行われていたため入力エラーというメッセージが表示されていましたが、これが抑制されます。データの保存時に入力チェックが行われます。
自動計算
- FIND 関数で、検索文字列に正規表現を指定できるようになりました。
- NOT 関数を提供しました。
- ISINCLUDE 関数を提供しました。
- HASPERMISSION, HASMODELPERMISSION 関数を提供しました。
- 自動計算適用時の画面再描画機能を強化しました。
- 自動計算と画像の組み合わせについての解説を掲載しました。
ワークフロー
- 保留フロー状態検索画面では「承認待ち」のフローのみが表示されるようになりました。(従来は自分の管理する未申請のフローも表示されていました。)
全文検索
- 全文検索とデータベース検索の結果が統合できるようになりました。これにより、例えば権限管理を適用したモデルに対する全文検索機能の適用が行えるようになりました。(権限管理はデータベースの SQL を使って行われます。)
- 自動計算式を含むモデルで、全文検索機能を利用できるようになりました。
複合キー対応の強化
- 自動計算、外部キーによる親子関係指定、ウィザード、絞り込み指定、集計ビュー機能で複合キーモデルを利用できるようになりました。
ユーザー認証
メール送信
- メールサーバのポート番号を指定できるようになりました。
- 接続タイムアウト、I/Oタイムアウト時間を指定できるようになりました。
- SMTP Auth 認証設定を行えるようになりました。
メール受信
- メールのSubject,From,To,CCといった項目を登録するモデル項目を自動計算式に指定することができるようになりました。
- 本文の自動解析機能でセットされる項目以外に必須入力を指定した場合、これまでは入力チェックエラーでメールの登録に失敗していましたが、これを受信できるようにしました。
- メール受信登録ジョブで指定するPOPサーバのポートを任意に指定することができるようになりました。
- メール受信登録ジョブから「失敗時アクション」の設定欄を削除しました。(本設定は活用することがありませんでした。)
ジョブ
- ジョブスケジュールのインポートが成功した時点で、自動的にジョブが有効となります。
- ジョブ実行時にログオン認証が失敗したとき、パスワードエラーカウント処理を行わないようになりました。
- ジョブの処理が失敗しても、ログファイル上に「successfully completed」というメッセージが残るという件を修正しました。
カスタマイズ
- オリジナル処理ボタンを Wagby 定義ファイル上で作成できるようになりました。(従来は自動生成された JSP ファイルを直接、修正する必要がありました。)検索画面、一覧表示画面、一覧表示画面(行毎)、詳細表示画面、新規登録画面、更新画面に任意のボタンを追加できます。ボタン押下時の動作は、これまで通り自動生成された Java ソースコードを拡張してください。
- 自動生成されるアクションクラスのソースコードで、いくつかのメソッドを private 指定から protected 指定に変更しました。カスタマイズ可能範囲が広がります。
外部データベース
- データベースの文字エンコーディングを指定できるようになりました。(従来は UTF-8 を想定していました。)
- データベース接続に関する詳細設定(maxActive, maxIdle, maxWait)を Wagby 定義ファイルで指定できるようになりました。
- 検索条件項目についてのデータベース用インデックスを自動生成できるようになりました。検索性能速度の向上のためのインデックス作成指定を Wagby 定義ファイル上で行うことができます。
- SQL Anywhere 9 を利用する場合、JDBC ドライバは jconn2.jar から jconn3.jar へバージョンアップを行ってください。
同梱されているライブラリのバージョンアップ
- Hibernate を 3.3.2 GA に更新しました。
- JasperReports を 3.7.0 に更新しました。
不具合修正
- WagbyR6.4.3以前に作られたメールテンプレートのデータをインポートした時に不正な動作となる件を修正しました。
- 自動計算で提供される FIND 関数で、開始位置を指定した場合に、文字が見つからないときの処理で Excel 仕様と異なった値を返していました。こちらを Excel 仕様に合わせました。
- Wagby定義ファイルを変更しなくてもInsert/Update系のJavaScriptファイルが更新されることがあるという件を対応しました。
- 外部キーモデルに対する djoin, ddjoin 演算子の結果が、繰り返しコンテナと異なっているという件を修正しました。
- 帳票名にアンダースコアが含まれており、かつ最後のアンダースコアの右側文字列部が同一の帳票名は選択肢として出力されないという件を修正しました。
- MySQL 環境においてジョブ機能実行時にデータベースアクセスエラーが発生することがあるという件を修正しました。
- マスタモデルによる選択肢絞り込み指定を行うとビルドエラーが発生する場合があるという件を修正しました。
- juserを参照しているモデル(データ権限あり)を別画面で参照しているモデルを定義時に、検索ボタンを押下すると実行時エラーになるという件を修正しました。
- 参照連動される項目の参照先モデルと、連動する項目が参照するモデルが異なった場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- 子モデルの外部キー指定に対応する親モデルの項目の型は同じだが、親モデル側がストアモデル参照の場合、画面表示時に実行時エラーになるという件を修正しました。
- 複合キー利用時に、アンダースコアを含む主キーを参照するストア参照項目を隠し項目にすると新規登録画面表示時に実行時エラーになるという件を修正しました。
- ワークフローにおけるフロー状態検索と、ダウンロード画面を同時に設定したときビルドエラーになるという件を修正しました。
- ワークフローにおいて「データ所有者」項目を非表示とするようグループ管理者のチェックを外した場合、ワークフローの「保留フロー検索」で対象データを選択するとエラーメッセージが表示されるという件を修正しました。
- ジョブスケジュールの実行ユーザのパスワードが間違っていた場合でもジョブが実行されることがあるという件を修正しました。
- 一覧表示集計欄表示時、一括○○機能を定義すると、集計項目「合計値」の文字が表示されないという件を修正しました。
- 主キーが日付の項目があるモデルでアップロード更新を行った場合に、更新できず新規登録となってしまうという件を修正しました。
- 他のストアモデル参照(検索画面)定義時、参照先の閲覧権限がない場合、サブウィンドウ内に表示されたメッセージのリンク押下からログオンできてしまうという件を修正しました。
- 「選択されなかった項目名の表示」と「参照モデルの絞り込み項目」を組み合わせたときに詳細表示画面、一覧画面で絞り込みが反映されないという件を修正しました。
- マスタ参照項目に自動計算を設定したときに計算式中に指定した項目を変更しても画面がリロードされないという件を修正しました。
- CSVアップロード更新で、入力チェック(警告)機能が動作しないケースがありました。これを対応しました。警告機能が正しく動作し、入力チェックが強化されます。
R6.5 Update 5
[2009.11.20] R6.5 Update 5 を公開しました。次の内容が含まれます。
ワークフロー
- 「差し戻し」の戻り先を設定できるようになりました。「一つ前へ戻す」「申請者へ戻す」のいずれかを選択できます。
- フロー参加者として設定されているフロー以外のデータは、一覧・詳細表示画面に表示されないオプションを用意しました。自分が関係する以外のフローを非表示とすることができます。
- 保留フロー状態一覧表示画面の表示項目を変更することができるようになりました。
- ワークフローモデルのサブモデルでもフロー状態での検索を行なえるようになりました。
- 「開始フロー状態」のみ、「保留フロー状態」のみを表示するプリンシパルをそれぞれ用意し、メニュー表示を分割することができるようになりました。
自動計算
- 条件付 count 関数で条件に合致するレコードがなかった場合に、これまでは空白を表示していましたが、これを 0 と表示するようにしました。
- ISBLANK 関数の引数に日付型を指定できるように修正しました。
- 自動計算式で利用できる join/djoin/ddjoin 演算子について、連結対象文字列が空文字の場合は、区切り文字を出力しないようにしました。
日付処理
- "yyyy.MM.dd" というピリオド区切りの日付も受け付けるようになりました。
権限管理
- 「データ所有者」項目について、システム管理者やグループ管理者ではないユーザでは非表示としました。
不具合修正
- ワークフローの状態を取得する関数である FLOWSTATUS について、合議のノードが入った場合にフロー状態が正常に取得できないという不具合を修正しました。
- 「他項目の値によって入力可/不可にする」の設定で「他項目」として定義した項目が「隠し項目」となっている場合、入力可/不可の制御が効かないという件を修正しました。
- 許容文字種に「スペース」を指定した文字列項目に対して半角空白で検索を行うと「データベースへのアクセスに失敗しました。」というエラーが発生する件を修正しました。
- 自動計算式の記述で、繰り返しコンテナ内のストア参照項目に#id指定を行っても無視されるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内の参照連動項目の先がマスタ参照項目であるとき、max/min/sum/avg/first/last演算子を利用するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- TOSTR 関数の引数に指定した項目がブランクのとき実行時エラーになるという件を修正しました。
- 「検索結果が1件の場合、詳細表示画面に遷移する」を設定時、パンくずの詳細表示のリンクをクリックすると、以前に表示していたデータが表示されるという件を修正しました。
- 集計ビューで、ディメンジョンに「時間」または「日付時間」型を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 登録画面のアクションボタン表示位置を「下」にしたとき、ボタンが上下に表示されるという件を修正しました。
- 複合キーを定義したモデルで「検索結果が1件の場合詳細表示画面に遷移する」設定を行うとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 各画面のメニュー設定欄の「メニュー名」にてメニュー名を指定した場合にビルドエラーが発生することがあるという件を修正しました。
- 外部データベース利用時は、ビルド時の自動エクスポート機能を行わないようにしました。(ドラッグ&ドロップ開発を除く。)この修正によって、テーブル定義が変更された場合に同処理がエラーとなるという件を回避します。
- メール受信登録ジョブで日本語ファイル名の添付ファイルを登録してときにファイル名が文字化けするという件を修正しました。
- メール受信登録ジョブを定義したときにビルドエラーになるという件を修正しました。この不具合は R6.5.1.1/R6.5.1.2 で発生します。
- データ権限利用時にシステム管理者やグループ管理者で代理登録できないことがあるという件を修正しました。この不具合は R6.5.1.1/R6.5.1.2 で発生します。
R6.5 Update 4
[2009.11.5] R6.5 Update 4 を公開しました。次の内容が含まれます。
同梱するライブラリの更新
- 同梱される Java のバージョンを Java SE 6 Update 17 へ変更しました。この Java はいくつかの重要なセキュリティの問題が修正されています。
不具合修正
- 更新可能なストアモデル参照連動を2つ以上の異なるモデルに行ったときにビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- ワークフローの実行で、合議のノードに承認数および承認処理の情報が正しくセットされないことがあるという件を修正しました。
R6.5 Update 3
[2009.10.30] R6.5 Update 3 を公開しました。次の内容が含まれます。
基本機能
- 巨大なファイルのアップロード処理において、メモリ不足によるエラーを抑制する仕組みを導入しました。
- 参照連動や自動計算処理における画面の再描画において、これまでは該当する項目の背景色を赤くしていましたが、この背景色を変えないというオプションを用意しました。
- 登録・更新時は参照連動だが、検索時にはコンボボックスによる絞り込みを行う、という設定が動作するようになりました。
- 文字列型主キーを持つ親モデルの更新画面で、外部キーによる子モデルの同時更新機能を使用することができるようになりました。
- 「日付時間項目」で、範囲検索かつ検索入力項目を単一としたとき、時間部分の自動補完を行えるようになりました。(これまでは年月日の自動補完までとなっていました。)
- 入力文字数の制限機能を拡張しました。これまでの最大入力数制限に加え、最小制限、範囲制限が行えるようになりました。
外部キー関連モデルの同時更新外部キー関連モデルのコピー登録において、子モデルの一覧更新のコピーボタンの表示制御を細かく指定できるようにしました。
Windows Active Directory との統合
- Windows Active Directory の認証機能を使ってログオンできるようになりました。この機能を実現するため、新たに CAS (Central Authentication Service) を Wagby に同梱しています。
ワークフロー
- ワークフローの状態による検索処理を、ワークフロー適用モデル側でも行えるようになりました。
- 保留フロー状態検索画面において、標準で用意されている検索条件を非表示化できるようになりました。
- ワークフローの新規登録時、ログオンユーザが申請可能な申請フローのみを表示するようにしました。
- ワークフローの承認処理には共通処理の権限が必要でしたが、これを持たないアカウントでも承認を行なえるようにしました。
- 「フロー状態」というモデル名を「フローイベント」へ改名しました。
全文検索
- ファイル型項目について、サジェスト検索用のインデックスファイルを生成しないようにしました。これによってインデックスファイルのサイズが削減されます。
複合キー (ベータ版)
- ストアモデル参照先のモデルが複合キーという形式に対応しました。現行版では次の制約があります。
- チェックボックスに未対応です。
- 絞り込み機能に未対応です。
- CSVアップロード更新、一覧更新、ワークフローに未対応です。
これらの制約ならびに外部キー参照での複合キー対応を継続して進めます。
メニュー制御
- 検索・一覧表示画面で CSV ダウンロード機能を用い、メニューにボタンを表示しないという設定を行えるようになりました。
- メニュー名(大項目名)、メニュー並び順を画面ごとに指定できるようになりました。
帳票
- 一括帳票出力するときExcel詳細帳票のファイル名に項目の値を指定することができるようになりました。
自動計算
- 複数の値を連結する join 演算子について、重複を除去する djoin, ddjoin 演算子を用意しました。
ログオンアカウントのカスタマイズ
- パスワードの文字列長はこれまで「5文字以上」という固定ルールでしたが、これを変更できるようになりました。
- アカウント一覧表示機能において、初期検索を抑制することができるようになりました。
- ログオンアカウント管理機能について、更新画面でのアカウント名変更を行えないようにしました。
マイグレーションツール
- Wagby が対応している外部データベースシステムおよび Microsoft Access (MDB) からテーブル情報を読み込み、Wagby 定義ファイルを半自動生成するマイグレーションツールを同梱しました。
国際化
- JavaScript ファイルの国際化対応を行いました。
Windows 7 での動作確認
- Windows 7 (32bit版) でのビルドならびに動作を確認しました。
不具合修正
- マスタ/ストア参照(ラジオ)を自動計算の対象項目とした場合、IE6/7/8 では計算処理が行われないという件を修正しました。
- 参照連動で画面上の値を再描画したとき、表示項目の高さが変わることがあるという件を修正しました。
- 一覧表示画面にスタイルを設定する場合の条件式に、対象項目とは異なる項目を使った場合に動作しないという件を修正しました。
- 「他項目による入力不可」機能でストアモデル参照(検索画面)が動作しないという件を修正しました。
- マスタモデル参照、ストアモデル参照型で「他項目による入力可不可制御」で「値を保持」するが動作しないという件を修正しました。
- 外部キー関連モデルの同時更新機能において、子モデル側でコピーしないという設定を行っている項目もコピーされてしまうという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内の参照連動型に対してjoin関数を使用するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- 参照連動項目を利用したとき、参照先項目の型がストア参照(コンボ)の場合、画面描画時にエラーが発生するという件を修正しました。このエラーは R6.5 Update 2 のみで発生します。
- CSVアップロード更新時に、主キー列の存在をチェックしない設定を行っているにも関わらず主キーの存在がチェックされてしまうという件を修正しました。
- 外部キー連携時に、親モデル側で子モデルに関する自動計算(count演算等)を行った場合、子モデル側で、親モデルの情報を転記(参照連動)する指定が機能しなくなるという件を修正しました。
- 項目名(英語)にアンダースコアが含まれていると、自動計算関数が機能しなくなることがあるという件を修正しました。
- Oracle 11g で時間型項目を利用したときに実行時エラーが発生することがあるという件を修正しました。
- 別画面検索のウインドウに、プレファレンスで選択したフォントサイズが適用されないという件を修正しました。
- 登録・更新画面で「オプション表示機能(日付)」を用いたとき、入力エリアの幅を指定すると表示レイアウトが崩れることがあるという件を修正しました。
- 四則演算を指定した自動計算項目が存在する場合に、参照連動項目の値が参照先モデルに保存されないことがあるという件を修正しました。
- ログオンアカウント管理機能について、パスワード以外のアカウント情報を更新した場合でもパスワード更新日の情報が更新されてしまうという不具合を修正しました。
- ログオンアカウント管理機能について、アカウント一覧画面をサブウィンドウで表示するとパンくずが記録されてしまうという不具合を修正しました。
- ログオンアカウント管理機能について、あるアカウントでパスワード変更画面を開いた状態で、同じアカウントで別のウィンドウを使ってログオンを行い、パスワード変更画面を開くと「エラーが発生しました」画面へ遷移するという不具合を修正しました。
- ブラウザに IE を利用したとき、モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能が使われた項目で、参照元項目にチェックボックスを指定しているときに、すぐに反映されないという件を修正しました。
- ブラウザに IE を利用したとき、カレンダビュー画面へのパンくずのリンクをクリックしても何も起こらないことがあるという件を修正しました。
- CSVダウンロード画面を作成しない時に、ストアモデル参照(検索画面)の項目をアップロード更新で更新できないという件を修正しました。
R6.5 Update 2
[2009.9.30] R6.5 Udpate 2 を公開しました。次の内容が含まれます。
基本機能
- 繰り返しコンテナ内の参照連動項目の検索を行えるようになりました。
- 繰り返し項目の参照連動(表示のみ)に対応しました。
- 一覧表示項目についてもスタイル指定を行えるようになりました。
- データベース上にテーブルを作成しないマスタモデルを作成できるようになりました。
- モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能で、参照先項目がチェックボックスの場合にも対応しました。
- モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む機能で、参照連動項目での絞り込みにも対応しました。
- 初期値の表示処理を改善しました。従来、画面再描画しないと初期値の表示が行われない箇所がありましたが、登録・更新画面遷移時に表示されるようになりました。
- R6.5 で加わった JavaScript/CSS 高速化について、キャッシュ時間を指定できるようになりました。これを「0」とすると、キャッシュは行われなくなります。
- R6.5 で加わった JavaScript/CSS 高速化について、運用後に再ビルドを行った場合のブラウザのキャッシュクリア処理が不要となりました。
サジェスト入力
- サジェスト入力を有効にしたとき、「検索...」ボタンを非表示にする設定を追加しました。
- サジェスト入力欄の長さを変更できる設定を追加しました。
ワークフロー
- ワークフローの状態をワークフロー適用モデル側の一覧表示画面に表示させるための関数 FLOWSTATUS を用意しました。
- ワークフローの承認、差し戻し、却下ボタン押下時に確認メッセージを表示するようになりました。
- フローパターンのコピー登録を行えるようになりました。
- フロー状態モデルの「登録画面へ」ボタンを非表示としました。
- Wadget 部に表示される保留フローの表示方式を改善し、申請者毎に保留フローを表示できるようになりました。また、表示処理にキャッシュ機能を組み込み、パフォーマンスを改善しました。
- ワークフローの申請/却下/承認/差し戻し処理後に表示されるメッセージを「ワークフロー処理は正常に行われました。」へと変更しました。
- ワークフローの申請・承認処理等でエラーが発生した場合、フロー状態モデルの登録画面が表示されていましたが、これを詳細表示画面へ遷移するように修正しました。
- ワークフロー設定検索画面において、検索条件のモデル名に選択肢「すべて」を用意しました。
全文検索
- 全文検索の結果に対しても「前へ」「次へ」ボタンを利用できるようになりました。
- 全文検索処理を実行後にメニューに遷移した場合、検索条件&一覧表示がクリアされるようになりました。(通常検索の仕様と合わせました)
自動計算
- 数値演算関数を追加しました。ATAN, ACOS, ASIN, ATAN2, CBRT, MAX, MIN, IEEEremainder, SINH, COSH, TANH, HYPOT, LOG1P, RINT, SIGNUM が利用できます。
- count 演算子で、一覧表示内の項目中に存在する選択肢が「一つも選択されていない」という条件を記述できるようになりました。
集計ビュー
- 文字列型項目をメジャーに指定できるようになりました。入力された全ての文字列を横に展開して、カウントを取る集計文字列の行うことができます。
メニュー
- メニューに戻ったとき、最後に開いていたサブメニューを表示するように改善しました。
Wadget
- セッションタイムアウトが発生すると Wadget 部にログオン画面が表示されてしまう件を改善しました。
メール送受信
- メール受信における本文の自動解析機能において、値部の開始区切り文字と終了区切り文字を変更できるようにしました。
- メール受信後に自動計算式および参照連動が適用されるようになりました。
見た目の変更
- 標準で用意された画面名やボタン名を変更する方法を用意しました。例えば、検索ボタンの文言を「検索の実行」から「検索を行なう」へ一括して変更するといったことができるようになります。
- 自動生成された HTML ファイルに含まれていた fieldset/legend 要素を div 要素へと置換し、CSS によって見栄えを用意するようにしました。これによってブラウザが異なると見出しの表示位置がずれる(IE 系は左寄せだが、Google Chrome や Safari だと中央になる)という件が改善され、すべて左寄せに統一されます。
- Google Chrome, Safari で横並び項目の縦幅が揃わないという件を改善しました。
Wagby 定義ファイル
- 主キーに指定した項目の型を変更すると、必須チェック指定が解除されるという仕様を変更しました。項目の型を変更しても主キーに関する設定は維持されます。(必須チェックを解除する場合は、開発者の方で明示的に対応してください。)
- 郵便番号型から文字列型へと型を変更したとき、住所項目名を消去するようにしました。
- メール受信設定で、モデル項目名の入力を補完できるようになりました。
- メール送信のタイミング設定について、メール設定シートの起動条件の選択肢の文言「ボタン押下時」を「処理完了時」へ修正しました。
- repository.xml の表示処理において新たに「外部キー」という列を設け、ストアモデル参照と区別できるようにしました。
Wagby ビルダ
- 「キャンセル」ボタンの位置を変更し、使い勝手を向上させました。
運用支援
- Wagby が利用しているリレーショナルデータベースを再起動したときは Wagby 自体もあわせて再起動させる必要がありましたが、これを自動で再接続できる設定を用意しました。
- いったん運用開始した後に project_env.xls を変更し、プレファレンス画面での「ユーザによる切り替え」を不可とした場合、全アカウントに影響が及ぶようにしました。(これまでは、各アカウントがプレファレンスを保存していた場合は、これが優先されていました。)
同梱するライブラリの更新
- Java のバージョンを 1.6.0_16 へ更新しました。
不具合修正
- Windowsのサービスに登録した時に、JVMの永続世代ヒープメモリサイズの設定が反映されないという件を修正しました。本不具合は R6.5 のみで発生します。
- Wagby 定義ファイルのモデル項目定義シートにて、「項目ヘルプ」-「入力フィールド」の「内容」が表示されないという件を修正しました。本不具合は R6.5 のみで発生します。
- Wagby 定義ファイル中に全角スペースを入力しても、半角スペースに置き換わってしまうという件を修正しました。
- Wagby 定義ファイルにおいて、同名のモデル項目を定義した後に片方を削除するとモデル項目定義(リポジトリ)が削除されてしまうという件を改善しました。
- Wagby 定義ファイルにおいて、ストア参照(検索画面)型の参照先モデルの主キーを省略かつコード値を直接入力できるようにする設定を行うと定義ファイルのチェック処理でエラーになるという件を修正しました。
- Wagby 定義ファイルのメニュー定義において、色名を直接指定する機能が動作しないという件を修正しました。
- 帳票専用画面で「帳票出力」ボタンを押下しても画面が再描画されるだけで帳票が出力されないという件を修正しました。本不具合は R6.4.2 以降の Wagby で発生します。
- 「他項目による入力不可」機能でストアモデル参照(検索画面)が動作しないという件を修正しました。
- 「検索結果が1件の場合、詳細表示画面に遷移する」機能とウィザード機能の併用が行えないという件を修正しました。
- コンテナ内のストアモデル参照連動で参照元項目がコンテナ外にあり、他のストアモデルの参照の絞込条件を指定して選択肢の先頭のみを表示するが○の場合に、参照連動項目に値がセットされないという件を修正しました。
- コンテナ内のストアモデル参照連動で参照元項目がコンテナ外にある場合にビルドエラーが発生するという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内の参照連動項目について、参照元が変更されたときに更新されないことがあるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内のストア参照(検索)項目に更新権限を設定したとき実行時エラーが発生するという件を修正しました。
- ラジオボタン型項目で「選択されたなかった項目名の表示」を設定した場合、未選択の場合は何も表示されないという件を修正しました。
- カレンダビュー利用時、カレンダビューからの新規登録では日付の初期値が設定されるが、通常の新規登録ボタン経由だと日付の初期値が設定されないという件を修正しました。
- ストアモデル参照項目の初期値の値を指定しているが、種類を指定しない場合にビルドエラーが発生することがあるという件を修正しました。
- 参照モデル名に記述しているモデルと同じモデル名を記載し、検索条件に指定した場合、一覧表示などの検索条件にはなりますが、別画面の検索条件とはなりません。しかし検索条件に表示されてしまっていたという件を修正しました。
- 全文検索機能を利用したとき、一括処理ボタンが動作しないという件を修正しました。
- サジェスト機能を利用したとき、詳細画面上に用意されている「一覧表示へ」ボタンが無効になるという件を修正しました。
- 繰り返しコンテナ内のストアまたはマスタコンボ項目を検索条件に指定し、検索画面での表示をチェックボックスに設定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- マスタモデル参照、ストアモデル参照型で「他項目による入力可不可制御」で「値を保持」する設定が動作しないという件を修正しました。
- IE では、いくつかのボタンアイコンの形がずれて表示されることがあるという件を修正しました。
R6.5 Update 1
[2009.8.7] R6.5 Update 1 を公開しました。次の内容が含まれます。
既存テーブルとの連携強化
- データベースのテーブル名・カラム名を別途、指定することができるようになりました。
CSVアップロード更新
- 繰り返し項目・繰り返しコンテナ項目を CSV アップロード更新に対応させました。
- 送信されたファイルを処理中に不正な状態(例:ファイルが消失した、ダブルクォーテーションの整合性が取れていない、など)が発見された場合、その時点で処理を停止するようにしました。(エラー行の前までは更新されます。エラー行以降は処理がスキップされます。)
ワークフロー
- フローパターンの一覧表示の初期表示数を 10 から 30 に変更しました。
- 代理設定機能の文言について「代理承認者設定」を「代理者設定」へ、項目名の「代理承認者」を「代理者」へ変更しました。
全文検索
- 検索ボタンの位置を、入力欄の横へ配置するようにユーザーインタフェースを変更しました。
- サジェスト用のインデックスファイルと、全文検索用のインデックスファイルの生成ルールを変更しました。これによって検索ノイズの発生量を削減させました。
- サジェスト用のインデックスファイル生成において、最大長を 64 文字としました。これによってインデックスファイルのサイズを抑制しました。
Wagby定義ファイル
- R6.5 に用意された定義一覧の確認機能において、定義ファイルの最終更新日付も表示されるようになりました。
国際化の強化
- 英語リソースを利用した場合、インポートエクスポート画面のボタンが押下できないという不具合を修正しました。
- 事前に用意されていた HTML ファイルの国際化対応を図りました。
- ヘルプボタンを押下ときの表示メッセージの国際化対応を図りました。
インターネット接続ライセンス
- デフォルトログオン利用時に、各画面パーツの非表示設定を行えるようになりました。
見積作成機能
- これまで採用していたファンクションポイント法に基づく金額表示から、ジャスミンソフトが提唱する「MDC 方式」の算出根拠となる項目数算出表示に変わりました。
同梱するライブラリの更新
- JavaScript ライブラリ Dojo を 1.3.2 へ更新しました。
- Excel 帳票出力ライブラリの Apache POI を 3.1-FINAL へ戻しました。
不具合修正
- 繰り返し項目、繰り返しコンテナ内の文字列型項目も全文検索が行えるようになりました。こちらは R6.5 の新機能ですが、出荷後に不具合が発見され、修正しました。
- テーブル名、カラム名の前後に付与される区切り文字(ダブルクォーテーションなど)をつけないオプションを用意しました。こちらは R6.5 の新機能ですが、出荷後に不具合が発見され、修正しました。
- グループ更新画面で有効期限を設定し、グループを無効としてもアカウント追加画面で無効になったグループが選択肢として表示されてしまうという不具合を修正しました。
- Excel 帳票機能において、一覧帳票のプレースホルダ置換対象行に数式や数値を記述すると帳票出力に失敗するという不具合を修正しました。(こちらは R6.5 で Apache POI を 3.2 へバージョンアップしたために発生しました。)
- ワークフロー参加者にグループを指定しない場合、ログファイルに ERROR ログが出力されるという件を修正しました。
- 全文検索を有効にしたモデルの検索画面で、カレンダー補助入力画面や別画面検索が動作しなくなるという件を修正しました。
- 外部キーによる連携関係のあるモデルで全文検索・サジェストが動作しないケースがあるという件を修正しました。
- Google Chrome, Safari で (JavaScript による) 必須入力チェックなどが動作しないという件を修正しました。
- IE 7 を用いたとき、ボタン押下すると一瞬、ボタンの位置がずれてしまうという件を修正しました。
- IE でフローパターン設定画面で合議のノードを追加時、ノード名入力後フォーカスを外さず保存するとノード名が登録(反映)されないという件を修正しました。
- 構築した Web アプリケーションを Windows のサービスから起動すると、ワークフローが動作しないという件を修正しました。
- 集計ビューのグラフ描画において、「縦棒グラフ」を選択したときのみグラフの種類が切り替わらないという件を修正しました。
- コンテナ内のストアモデル参照項目名が、参照先モデル名と同じ場合にビルドエラーになるという件を修正しました。
- IE以外のブラウザでカレンダビューの条件エリアに縦スクロールバーが表示されないという件を修正しました。
- 一覧更新画面で、偶数行にマウスカーソルをあてたとき、表示がずれるという件を修正しました。
- モデルの関係性で「他のストアモデルの参照」の選択肢を絞り込む設定を行ったとき、コピー登録画面では選択肢が表示されないという件を修正しました。
- ライセンスキー適用後も、Wagby ビルダを起動した初回の表示画面では体験モードと表示されるという件を修正しました。
- アカウント更新画面で自分自身のアカウントに対して「次回ログオン時にパスワードを強制変更させる」のチェックを入れ、保存ボタンを押下すると権限エラー画面に遷移するという件を修正しました。
- エクスポートデータを使ってバックアップからの復元処理を行った場合、順序(seq テーブル)の値が復元前の状態のままとなってしまうという件を修正しました。
- ワークフローの「順次->合議->順次」パターンで、合議ノードで全員承認してもフローが流れないという件を修正しました。
R6.5
[2009.7.17] R6.5 を公開しました。次の内容が含まれます。
チュートリアル
- チュートリアルを更新しました。Wagby 定義ファイルのモデル参照方法に関する新方式を説明していますので、既存ユーザーの方は是非ともご一読ください。
基本機能
- 画面描画処理が 2 倍以上、高速化されました。
- 帳票出力ボタン、メール送信ボタン、登録・キャンセルボタンの名称変更や条件式による表示制御を行えるようになりました。権限による表示制御も行えます。
- 繰り返しコンテナの追加・挿入・削除ボタンの名称変更や条件式による表示制御を行えるようになりました。権限による表示制御も行えます。
- ラジオボタン型項目でも「選択されなかった項目名の表示」を指定できるようになりました。
Wagby 定義ファイル
- モデル参照機能を用いる場合に、参照先モデル名を選択できるようになりました。入力セルをダブルクリックすると選択ボックスが表示されます。
- モデル参照機能を用いる場合に「参照モデルの主キー」の入力を省略できるようになりました。
- モデル定義情報の一覧表を Web ブラウザで閲覧できるようになりました。
- 複数の Wagby 定義ファイルで同名のモデル名を使っていた場合、早期にエラーチェックを行うようになりました。
- モデル名が 20 文字を超えていた場合でもモデル名の変更が行えるようになりました。
ワークフロー
- 内部のエンジンを全面的に書き直しました。パフォーマンスと安定性が向上しています。
- 代理承認、代理申請が行えるようになりました。
- 標準で用意している「フローパターン」について、これまでの 5 パターンから 11 パターンへ拡張されました。
- 「合議」のルールを柔軟に指定できるようになりました。M 人中 N 人の承認が必要、という指定を行うことができます。
- 決裁時に、決裁時メールと承認時メールの送信制御を細かく行えるようにしました。
- システム管理者がすべてのフロー状態を確認できる機能、ならびに任意のフロー状態を削除できる機能を提供しました。
- 申請フロー選択コンボを必須項目としました。
- 申請ノードのフロー参加者にグループを設定しても、申請対象グループ外のユーザがデータを登録可能な場合、これまでは申請可能となっていました。これを不可とするようにしました。
- 差し戻しまたは却下されたワークフローを削除するとデータベースアクセスエラーが発生する件を修正しました。
- 開始フロー状態検索画面の検索結果から詳細画面へ遷移したとき、エラーが発生することがあるという件を修正しました。
全文検索
繰り返し項目、繰り返しコンテナ内の文字列型項目も全文検索が行えるようになりました。(本機能について出荷後、不具合が発見されました。こちらは R6.5 Update 1 版で解消されます。)
- 添付文書の全文検索が行えるようになりました。
- 全文検索インデックスを定期的に更新するジョブを用意しました。
- カレンダビューおよび集計ビューを使用するモデルと併用できるようになりました。
ウィザード
- ウィザード画面における「前へ」「次へ」ボタンを非表示化するオプションを用意しました。
カレンダビュー
- カレンダビューのタイトルに繰り返し項目を指定できるようになりました。
ジョブ
- 同じ種類のジョブを、起動時間を変更して複数、登録することができるようになりました。
- エクスポートジョブでは通常、実行の前にメンテナンスモードへの切り替えが行われますが、これを抑制させるオプションを用意しました。
- メール受信ジョブで、メールサーバおよび接続ユーザ、パスワード情報を Wagby 定義ファイルではなくジョブパラメータとして指定できるオプションを用意しました。
Wadget
- 「お知らせWadget」で対象データがない場合に「お知らせはありません。」と表示されるようになりました。
- プロジェクト定義ファイル project_env.xls に指定したデフォルト表示が反映されないという件を修正しました。
- Wadget の選択状態が画面遷移後に記憶されないという件を修正しました。
CSVアップロード更新
- ストアモデル参照項目のルールを変更しました。IDと項目内容の両方が指定された場合は、項目の内容で更新されます。IDのみの場合はIDで更新されます。項目の内容のみの場合は項目の内容で更新されます。(従来は両方が指定されていた場合はIDで更新していました。)
複合キー対応
- 複合キーを指定したモデルで、一括削除画面を利用できるようになりました。
見た目の変更
- ページタイトル部の背景を変更しました。
- R6.4.2 で追加された「フォントサイズ変更アイコン」について、従来の「A」文字に代わり「小・中・大」アイコンを用意しました。Wagby の国際化対応フレームワークの枠組みに則り、Web ブラウザの言語モードによってアイコンの自動切り替えが行われます。
運用支援
- 「このアプリケーションについて」画面で、メモリーについての情報も表示されるようになりました。
外部データベース対応
テーブル名、カラム名の前後に付与される区切り文字(ダブルクォーテーションなど)をつけないオプションを用意しました。(本機能は出荷後、動作しないパターンが発見されました。こちらは R6.5 Update 1 版で解消されます。)
同梱するライブラリの更新
- JavaScript ライブラリ Dojo を 1.3.1 へ更新しました。
- Apache Tomcat のバージョンを 6.0.20 へ更新しました。いくつかの脆弱性に対応しています。
- その他、いくつかのライブラリを更新しています。詳細は「Wagby に同梱されているソフトウェアリスト」をご確認ください。
不具合修正
- 自動計算式に join 演算子を指定したとき、区切り文字を指定するとビルドエラーになるという件を修正しました。
- "メイリオフォント"を使用したときに、テキストボックスのサイズが異常に長くなるという件を修正しました。
- ウィザードの「前へ」「次へ」ボタンの配置を"上"に指定しても詳細表示画面で上に表示されず下に表示されてしまう件を修正しました。
- 一括処理用のチェックボックスが表示されていると簡易集計欄の表示がずれるという件を修正しました。
- 「活用のヒント - URL 型を使ってファイル共有を行う」にて、IE を利用した場合に日本語文字列の表示が行えなくなったという件を修正しました。本不具合は R6.4.4 にて発生します。
- ウィザード画面と繰り返しコンテナを組合せた画面では、印刷形式画面の表示時にエラーが発生するという件を修正しました。
- モデル定義のメール受信機能で添付ファイルを利用する設定を行ったが、受信メールに添付ファイルが存在しない場合にエラーになるという件を修正しました。
- ファイル削除ジョブの mdate 指定が正しく解釈されない場合があるという件を修正しました。
- CSVダウンロードで「繰り返し項目を含まないすべて」と指定した項目であっても、出力データに繰り返しコンテナのデータが含まれるという件を修正しました。
- 外部データベースに MySQL/DB2 を利用した場合、お知らせWadgetが動作しないという件を修正しました。
- ストアモデル参照項目が存在しないデータを指しているときにも、ナビゲーションリンクが出力されているという件を修正しました。
- テキストエリアを参照連動の対象としたとき、再描画されないという件を修正しました。
- 「参照連動項目を表示のみの検索条件に指定する」の設定を行った場合、定義ファイル変換時にエラーが発生するという件を修正しました。本不具合は R6.4.2 から R6.4.4 の Wagby で発生します。
- 「全クリア」ボタンでストア参照(コンボ)項目に関連する参照連動項目の値がクリアされないという件を修正しました。