設定ファイルの変更または環境変数で接続先データベースを切り替える

最終更新日: 2023年1月18日

設定ファイル

Wagbyアプリケーションが利用するデータベース接続情報は次のファイルに記載されています。

R8.5.7〜/R9.0.3〜

設定 対応する設定ファイル 設定場所
接続URL wagbyapp\conf\catalina.properties WAGBY_DATASOURCE_URL
ユーザ名 WAGBY_DATASOURCE_USERNAME
パスワード WAGBY_DATASOURCE_PASSWORD
最大接続数 WAGBY_DATASOURCE_MAXTOTAL
未使用接続の最大数 WAGBY_DATASOURCE_MAXIDLE
最大待ち時間 WAGBY_DATASOURCE_MAXWAITMILLIS

R8.0.0〜R8.5.6, R9.0.0〜R9.0.2

2つのファイルに設定が記述されています。修正する場合は両方、対応してください。

  • webapps\$(APPNAME)\META-INF\context.xml ファイル
  • webapps\$(APPNAME)\WEB-INF\export\conf\initdb.xml ファイル
※ プロジェクト識別子 $(APPNAME) の標準は "wagby" です。
設定 対応する設定ファイル 設定場所
接続URL wagbyapp\webapps\$(APPNAME)\META-INF\context.xml Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のurl属性
ユーザ名 Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のusername属性
パスワード Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のpassword属性
最大接続数 Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のmaxActive属性
未使用接続の最大数 Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のmaxIdle属性
最大待ち時間 Resource/@name="jdbc/jfc" 要素のmaxWait属性

catalina.propertiesを修正する8.5.7/9.0.3

conf/catalina.properties を直接、編集することができます。修正後、Wagbyアプリケーション (wagbyapp) を再起動してください。

環境変数で切り替える9.1.4

OSの環境変数を設定します。次の設定を行うことができます。

  • WAGBY_DATASOURCE_DRIVERCLASSNAME
  • WAGBY_DATASOURCE_URL
  • WAGBY_DATASOURCE_USERNAME
  • WAGBY_DATASOURCE_PASSWORD
  • WAGBY_DATASOURCE_MAXTOTAL
  • WAGBY_DATASOURCE_MAXIDLE
  • WAGBY_DATASOURCE_MAXWAITMILLIS

Windows OS の場合、ユーザ環境変数/システム環境変数いずれも利用できます。

環境変数で切り替える8.5.7〜/9.0.3〜9.1.3

  1. customize/tomcat/conf/フォルダを作成します。このフォルダ内にmycatalina.propertiesを作成します。内容は次のようにします。
    org.apache.tomcat.util.digester.PROPERTY_SOURCE=org.apache.tomcat.util.digester.EnvironmentPropertySource
  2. ビルドします。mycatalina.propertiesの内容がconf/catalina.propertiesの末尾に追加されます。
  3. OSの環境変数を設定します。次の設定を行うことができます。
    • WAGBY_DATASOURCE_DRIVERCLASSNAME
    • WAGBY_DATASOURCE_URL
    • WAGBY_DATASOURCE_USERNAME
    • WAGBY_DATASOURCE_PASSWORD
    • WAGBY_DATASOURCE_MAXTOTAL
    • WAGBY_DATASOURCE_MAXIDLE
    • WAGBY_DATASOURCE_MAXWAITMILLIS
    Windows OS の場合、ユーザ環境変数/システム環境変数いずれも利用できます。

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