基本的な書き方
最終更新日: 2022年3月23日
R8 | R9
項目毎に初期値を設定できます。画面と、値の種類、具体的な設定値を指定します。
各画面における初期値設定のタイミングは次のとおりです。
指定できる初期値の種類は次のとおりです。
関数を用いる場合、必ず「四則演算」を指定してください。これを忘れるとコンパイルエラーになります。
計算式中にモデル参照項目を用いる場合、この項目がDB保存有りとなっているかどうかで取得できる値が変わります。
DB保存の項目を式に含めたとき、DBに格納されている値を利用します。DB保存しない項目の場合、整数型項目は0、文字列型項目は空白として扱われます。
REQUESTやSESSION関数を使うと、別画面(または別システム)からパラメータを受け取り、初期値として設定することができるようになります。
この表記は、Wagby とは異なるシステムで用意された Web フォーム(例:PHP や Perl などで用意したフォーム)から Wagby へ POST するといったケースで用いられることを想定しています。
初期値の設定欄に代えて、スクリプトを利用することもできます。スクリプトの「ヘルパ > 登録」および「ヘルパ > 更新」のタイミングで値をセットしてください。
次のケースではスクリプトを利用します。
定義方法
画面の指定
タイミング
説明
登録画面表示時
「登録画面へ」ボタンをクリックしたときに新規登録画面に初期値が設定されます。
登録時
新規登録画面で、データを登録するタイミングで(「保存」ボタンがクリックされた時に)初期値が設定されます。データベースには新規登録画面での入力にかかわらず、初期値として指定された値が格納されます。
更新時
更新画面で、データを更新するタイミングで(「保存」ボタンがクリックされた時に)初期値が設定されます。データベースには更新画面での入力にかかわらず、初期値として指定された値が格納されます。
詳細画面表示時
詳細画面の表示直前に初期値がセットれます。詳細画面では、データベースに格納されている値にかかわらず、初期値が設定された状態で表示されます。(なお、更新画面を開いた直後も本設定が反映されます。)[注意点...]
検索画面表示時
検索画面で検索条件の項目に初期値が設定されます。範囲検索が指定されている場合は、検索条件の下限項目(「〜」の左側)に初期値が設定されます。
検索画面表示時
(範囲検索の上限項目)検索画面において範囲検索が指定されている場合、検索条件の上限項目(「〜」の右側)に初期値が設定されます。
検索時
検索画面からデータを検索するタイミングで初期値を設定します。範囲検索が指定されている場合は、検索条件の下限項目(「〜」の左側)の初期値となります。
検索時
(範囲検索の上限項目)検索画面からデータを検索するタイミングで初期値を設定します。範囲検索が指定されている場合、検索条件の上限項目(「〜」の右側)の初期値となります。
種類の指定
種類
説明
(省略時)
このモデル項目の型になります。(文字列、数値、日付...)
文字列(ランダム)
モデル項目の方が文字列の場合に利用できます。(詳細...)
ログオンID
モデル項目の方が文字列の場合に利用できます。(詳細...)
所属グループ
(準備中)
四則演算
計算式を使って値を設定します。項目名は Wagby ルールによって置換されます。関数を用いることもできます。
Javaコード
Javaコードを直接、埋め込みます。代入の右辺に相当するコードになります。
※ この設定は過去バージョンとの互換性のために残っています。この設定に代わって、登録画面表示のスクリプトをご利用ください。
初期値が設定されるタイミング
タイミング
順序
自動計算式との関係
登録画面表示時
初期値->モデル参照解決->計算式
初期値の値を自動計算式に適用することができる。(逆に、参照関係を解決した後の値や、自動計算結果を初期値としてセットすることはできない。)
詳細画面表示時
検索画面表示時
登録時
モデル参照解決->計算式->初期値
データベースに保存する直前に初期値がセットされる。(初期値を指定した項目に対する自動計算式やアップロード更新の値は、初期値によって上書きされる。)
更新時
式にモデル参照項目を含める場合
別画面または別システムとの連携
ワンポイント
スクリプトを利用する