禁止文字列

最終更新日: 2020年10月22日
R8 | R9

実装イメージ

禁止文字列として、携帯メールアドレスを指定した例です。
ここでは 入力値の後方に「@docomo.ne.jp」という文字列が入っている場合エラーとしています。

携帯メールアドレスが禁止された例

注意

禁止文字列のチェックはサーバチェック方式です。リアルタイムでは行われません。
保存ボタン押下後にサーバ側でチェックされます。

定義方法

  1. 禁止文字列を指定したいモデル項目の詳細定義ダイアログを開きます。
    詳細定義ダイアログを開く
  2. 「入力チェック」タブをクリックして開き、禁止文字列の欄に以下の正規表現式を指定します。
    .*@docomo\\.ne\\.jp
    ご注意ください: 「¥¥」 (半角文字)は上のコードをコピー&ペーストせず、キーボードから直接入力してください。

    ここでの「¥¥」(半角文字)は、
    その次の文字「.」を正規表現ではなくピリオド文字として解釈させるためのエスケープ処理です。
    正規表現の使い方については、以下のサイトに詳しくまとめられていますのでこちらをご覧ください。
    Java正規表現の使い方 - JavaDrive (日本語)

  3. 禁止文字列の指定

禁止文字列の解釈

禁止文字列チェックは登録・更新を禁止する文字列全体を設定するものです。
例えばここで「&」 を指定した場合、「&」のみの登録は行えなくなりますが、「A&B&C」のような文字列は登録できます。
「&を含む文字列」の登録を禁止したい場合は、正規表現で次のように設定します。

.*&.*

ある文字を含むことを禁止する

ある文字を含む文字列を禁止するとき、1種のみの場合は先述の通り

.*&.*
と指定します。
複数種の文字を禁止文字に指定したい場合、例えば
・&
・$
・"
この3文字のいずれかを含む文字列の登録を禁止するには、次のように設定します。
.*[&|$|"].*

複数の禁止文字列を指定する

複数の禁止文字列を指定するときは、各正規表現式をコンマ区切りで列挙します。

.*@docomo¥¥.ne¥¥.jp,.*@ezweb¥¥.ne¥¥.jp,.*@softbank¥¥.ne¥¥.jp
複数の禁止文字列を指定する

警告を出すが、入力は許容する

禁止文字列が入力された場合に警告を表示するのみにとどめ、入力自体は許容する事もできます。
入力欄右側のリストボックスから「警告」を指定します。
(空欄時は、エラーのときは登録できないようになります。)

警告の指定

トラブルシューティング

正規表現式が動作しない

ビルドしたWagbyアプリケーションの実行時ログ(logs/system.log)にエラーが出力されていないかどうかをご確認ください。
ここに "illegal syntax pattern" などの文字列が含まれている場合、式に誤りがあります。

仕様・制約

  • このチェックは「保存」などのボタンを押下したタイミングで、サーバ側で行われます。
  • エラーとなった入力項目は、背景が赤となります。テキストボックスまたは日付時刻リストボックスが対象です。
  • 入力対象ではない項目に対する入力チェックを行うことはできません。
    具体的には計算式で求められる項目や、読み込み専用項目、参照連動項目です。
  • 一覧更新画面(親子モデルにおける、子モデル同時更新画面も含む)では、警告指定は動作しません。