仕様・制約

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

暗黙オブジェクトrequestやsessionへ値を保存する場合の注意点

暗黙オブジェクト request や session には Wagby 本体がさまざまな値をセットしています。例えば主キーの値や、ストアモデル、プレゼンテーションモデル、各種制御変数があります。

開発者は request.getAttribute(キー名) や session.getAttribute(キー名) で値を参照することができます。参照することは問題ありません。

ただし request.setAttribute(キー名) や session.setAttribute(キー名) で値を保存する場合、キー名がすでに Wagby によって使われていないかどうかを考慮する必要があります。誤って同じキー名で値を上書きしてしまうと、予想外の動作を引き起こします。

この対策として、開発者が内部で利用するキー名に prefix や suffix を付与するルールを設けることを推奨します。例えば "local.customer" や "pkey.myapp" など、"local." や ".myapp" といった特定の文字列を付与するようにします。このようにすることで Wagby が内部で利用する値と重複しないため安全になります。