(入門編)インポートの基本操作

最終更新日: 2022年1月21日

インポートの流れ

まず、Excelファイルを使ったモデル・データインポートの流れを簡単に説明します。
以下のような流れでインポートを行っていきます。

Excelファイルの書式

  1. サンプルファイルを用いて説明します。
    こちらからファイルをダウンロードしてください。 ダウンロード
  2. ファイルを開くと、下図のようなデータになっています。
    ファイル書式の説明
    ①モデル項目名 ※必須
      Excelファイルの1行目には、モデル項目の情報を入力します。
    ②モデル名 ※必須
      シート名には、モデル名を入力します。
    ③データ
      2行目以降には、登録したいデータを入力します。

ファイルのインポート

  1. 「運用 > その他」のタブにある「インポート」を選択します。

    運用>その他>インポート
  2. 「ファイル選択」ボタンを押し、sample.xlsxを選択します。

    インポート画面
  3. 「インポートを実行」ボタンを押します。

    インポートを実行する
  4. インポートが完了すると図のダイアログが表示され、モデル画面に戻ります。

    インポート完了ダイアログ

取り込み結果の確認

インポートされたモデルを確認してみましょう。「顧客」モデルの「編集」ボタンを押下します。

顧客モデルの定義

Excelファイルに記入した内容は前述の通りモデル名、モデル項目名に反映されています。
Excelファイル上で定義していない箇所(図の①~⑥)については、以下のように設定されます。

①モデルID

モデルIDはExcelファイルのシート数に応じて1枚目からmodel1、model2…と自動で割り振られます。

②モデル項目「ID」

モデル項目の1行目には "ID" が自動的に追加されます。この項目が主キーとなります。

③各モデル項目のモデル項目ID

モデル項目IDは、item1、item2…と上から自動で割り振られます。

④型

Excelファイルに記入されたデータの特徴から、適当な型が設定されます。
たとえば「会社創業日」のデータはExcelにyyyy/mm/dd形式で記入されていたので「日付・時刻」型が定義されました。

⑤検索設定

アプリケーションの検索機能で、モデル項目を検索対象にするかどうかの設定です。
「ID」以外はすべてデフォルトで検索対象としています。

⑥一覧設定

アプリケーションの一覧表示機能で、モデル項目を表示対象にするかどうかの設定です。
「ID」以外はすべてデフォルトで一覧表示対象としています。

データの取り込み

モデルがインポートできたら、今度はデータをインポートします。
データのインポートはアプリケーションから行うため、まずはビルドを行います。

(1) フルビルドの実行

  1. ビルド種別「フルビルド」を選択し、ビルドを実行します。
    ※インポート後は必ず「フルビルド」にしてください。
    「フルビルド」を行う
  2. ビルドが終わったら「アプリケーション起動」ボタンを押してWagbyアプリケーションを起動後、「ログオン画面を開く」ボタンを押します。
    ログオン画面
  3. ログオン画面が表示されたら、デフォルトで用意されているアカウントでログオンします。
    ユーザID:admin
    パスワード:wagby
    管理者アカウントでログオンする

(2) データの取り込み

  1. システム管理者でログオン後、「管理処理」タブの「インポートとエクスポート」を実行します。
    インポートとエクスポート
  2. インポートフォルダを選択します。ファイルのインポート日時が記載されたフォルダがありますので、そちらを選択します。
    日付時刻を識別子としたフォルダを選択する
  3. 対象モデル「顧客」を選択し、「インポート」ボタンを押下します。
    (読み込むデータの件数は、Excelのデータ行と同じ数になっています。)
    対象データを選択し、インポートボタンを押下する
  4. 確認ダイアログの「OK」を押下します。
    インポートの確認ダイアログ
  5. インポートが終了すると、成功した行数が表示されます。
    これで、データのインポートが完了です。
    インポートの終了

動作確認

  1. メニューから「サービス」タブを選択します。取り込まれた顧客モデルの検索画面へ遷移するためのメニューボタンが用意されています。
    顧客検索画面へ遷移するメニュー
  2. メニューから顧客モデルの検索一覧表示画面へ遷移しました。
    顧客の検索と一覧表示画面
  3. 任意のデータを選択すると、詳細表示画面に遷移します。
    顧客の詳細表示画面
    登録、更新、削除といった基本的なデータ管理機能を備えています。
    更新画面の例

次のテーマ

ここまでの操作で、ExcelファイルをWagbyアプリケーションへ変換する基本的な手順を学ぶことができました。次章は、Excelファイルに事前にいくつかの設定を行うことでモデルIDや項目IDを自動設定する方法を説明します。