グラフ - 実行時の指定

最終更新日: 2021年11月4日

気象データサンプル

設定方法

ここでは年・月毎の「最高気温」「最低気温」「平均気温」「降水量」を管理する気象データをサンプルとして用います。

気象情報を格納するモデル
  1. 気象情報モデルの「画面>ビュー>集計ビュー」を開き、グラフを設定します。
    ディメンジョン1を「月」に設定し、初期状態を月別グラフとします。
    グラフの種類は「集合縦棒グラフ」を選択します。
    グラフの設定(1)
  2. メジャーは「最高気温」「最低気温」「平均気温」「降水量」の平均値とします。
    グラフの設定(2)

最初の例

ビルド直後の表示は次のとおりです。データはダミーデータを登録済みとします。

ダミーデータ
グラフの初期表示

ディメンジョンとメジャーの切り替え

「詳細設定」タブを開き、「ディメンジョンとメジャーの切り替え」をクリックします。
クリックすると、X軸が月に切り替わります。

ディメンジョンとメジャーの切り替え

グラフの種類(全体)

グラフの種類を指定することができます。この変更は、グラフ全体に及びます。

グラフの種類の指定(全体)

グラフの設定(個別)

  1. ここでは「降水量」だけを個別に設定する例で説明します。
    「グラフ設定」から降水量を選択します。
    降水量を個別に設定する
  2. 「設定」ボタンをクリックします。
    グラフ設定詳細ダイアログ
  3. グラフ設定詳細ダイアログが開きます。
    色、グラフの種類、そして軸を指定できます。降水量は温度と別目盛りとするため「第二軸」を指定します。
    グラフ詳細設定を行う
  4. 降水量だけが折れ線グラフとなりました。
    色も変更され、降水量のための目盛りも用意されました。
    降水量だけが折れ線グラフとなった

詳細設定

「詳細設定」タブではグラフの色、大きさ、フォントサイズなどを指定できます。

詳細設定表示ボタン

グラフ表示色を指定します。青、橙、青緑、赤、紫、緑から指定することができます。

幅と高さ

それぞれピクセル値で指定します。単位は不要です。数値のみを入力します。

フォントサイズ

円グラフ用と、それ以外の二つの設定欄を用意しています。

最大表示文字数

円グラフで有効です。"3" と指定すると3文字まで表示され、4文字目以降は ".." となります。図7に例を示します。

色、幅、高さを変更した例を示します。

色、幅、高さを変更した例

グラフを非表示にする

グラフの表示と非表示を切り替えることができます。「グラフ非表示」ボタンを押下すると、グラフは隠されます。

グラフ非表示ボタン
グラフが隠された

設定を保存する

共通設定

利用者は、グラフの設定を保存することができます。特に管理者は、保存した設定を一般利用者の初期値として共通利用させることができます。

共通保存設定ボタン

管理者がグラフを設定し、「共通設定」として保存した例です。

共通設定として保存した

グラフ設定

一般利用者および管理者が保存したグラフ設定は「グラフ設定」モデル内に保存されています。
このモデルは通常、一般利用者が閲覧・更新することはありません。システムが自動的に管理するように設計されています。
管理者のみ、このモデルの内容を確認できます。

グラフ設定モデル

設定したグラフの情報が保存されています。

設定したグラフ情報

共通設定の利用

一般利用者でログオンすると、管理者が共通設定として保存したグラフ設定を初期値として再利用することができるようになっています。

共通設定を利用した

一般利用者はさらに、この設定を変更して、個別の設定を行うこともできます。(変更した設定は「グラフ設定」モデルに保存されますが、その利用者専用となります。)

初期状態に戻す

個別設定から共通設定に戻す場合は「初期状態に戻す」ボタンを押下します。

初期状態に戻す
初期状態に戻す(2)

この操作により個別設定が削除され、共通設定が再び利用されるようになります。

共通設定を削除する

システム管理者権限をもったアカウントでログオンします。管理処理メニューから「グラフ設定」を開き、共通設定フラグがtrueとなっているデータを削除します。

共通設定を削除する

ディメンジョンの並び替え

モデル参照項目をディメンジョンに指定した場合、データの並び順は参照モデルのソートルールで指定した並び順になります。このとき、グラフのX軸の並びを指定することができます。

ディメンジョンの並び替えを行わない 説明
無効 [標準] グラフのX軸を(表示する値部分の)数字として並べ替えます。
有効 集計表の並びとグラフのX軸の並びが合致します。

あらかじめ月マスタを用意します。テストのため、月の登録を奇数と偶数に分けています。

ディメンジョンの並び替えを行う

内部では、登録データ順に主キー(ID)が割り当てられるため、次のデータが登録されることになります。

ID
1000 1
1001 3
1002 5
(以下、略)

集計ビュー画面を表示した例です。ディメンジョンはモデル参照のID値(1000,1001,...)で並べ替えられます。

X軸の標準は「(値部分を)数字として並び替える」ため、グラフは次のようになります。

ディメンジョンの並び替えを行わない - 無効

この設定を有効にすると、集計画面と同じく、参照先モデルのID値による並び替えが行われます。

ディメンジョンの並び替えを行わない - 有効