数値の集計
最終更新日: 2021年10月20日
日付別かつ対応者別の、製品サポート時間の集計例を示します。メジャーと指定しているのは整数型項目(ここでは時間)です。
対応者で絞込むと、集計ビューの結果も変わります。
集計ビューを用いる「サポート」モデルは次の通りです。
「画面>ビュー>集計ビュー」を開きます。「画面を作成する」を有効にします。
「ページタイトル」は、集計ビューへ遷移するためのボタン名としても利用されます。空白時はボタン名が「集計ビュー1」などとなるため、なるべくページタイトルを設定してください。
「ディメンジョン」の欄に、項目を設定します。今回は二つのディメンジョンを用意します。"対応日付別、対応者別" としています。
「メジャー」のボタンを押下し、どの項目をメジャーとして使うかを指定します。
数値型項目では、集計方法は次のいずれかを指定できます。
集計ビュー用に別途、数値フォーマットを指定する必要はありません。
集計ビューで用いられる数値フォーマットは、メジャー項目でそれぞれ数値フォーマットが指定されている場合、最も複雑なもの(記述フォーマット文字列が長いもの)を採用します。
データによっては集計結果が得られない場合があります。
例えば最大・最小を求める場合で、すべてのデータが未入力(ゼロではない)という場合です。
このようなとき、集計結果は NaN (Not a Number) になります。
一つでもNaNを含む集計結果は、グラフに表示することもできません。
例
設定方法
ここでは数値型項目である製品A,B,C項目の "合計" を算出するとしています。
メジャー毎に集計方法を指定する
指定方法
説明
例
合計
合計を求める。
個数
個数を求める。
平均
平均を求める。
最大
最大を求める。
最小
最小を求める。
積
積を求める。
中央
中央値を求める。
対象が [80,55,90,55,77,64] の場合 "70.5" となる。
最頻
最頻値を求める。
対象が [80,55,90,55,77,64] の場合 "55" となる。
標準偏差
標準偏差値を求める。
対象が [5.0, 6.0, 7.0, 8.0] の場合 "1.2909944487358056" となる。なお対象は2つ以上の要素が必要、これを下回った場合、値は不定 (Double.NaN) となる。
母集団の標準偏差
母集団の標準偏差値を求める。
対象が [5.0, 6.0, 7.0, 8.0] の場合 "1.118033988749895" となる。なお対象は2つ以上の要素が必要、これを下回った場合、値は不定 (Double.NaN) となる。
分散
分散値を求める。
対象が [5.0, 6.0, 7.0, 8.0] の場合 "1.6666666666666667" となる。なお対象は2つ以上の要素が必要、これを下回った場合、値は不定 (Double.NaN) となる。
母集団の分散
母集団の分散値を求める。
対象が [5.0, 6.0, 7.0, 8.0] の場合 "1.25" となる。なお対象は2つ以上の要素が必要、これを下回った場合、値は不定 (Double.NaN) となる。
メジャー
項目の型による自動判定が行われる。数値は合計に、モデル参照や文字列型は合計または個数になる。
数値フォーマットの扱い
集計結果が不定の場合