はじめに
モデルは 1:1, 1:N といった関連(リレーションシップ)を持つことができます。
ここで(参照元モデルの)参照キーには「リストボックス」「ラジオボタン」「チェックボックス」「検索画面」という表現方法が用意されています。
また、複数の参照キーによる絞り込みといった関係もあります。(例:大項目を選択すると、小項目が絞り込まれる。)
この章では、このような一般的な業務用件で利用される参照について説明します。
内容
- (1) 選択肢モデル
- 選択肢モデルとは、数個から数十個の選択肢を管理するために用います。
- (2) リストボックス
- 参照先モデルの値をリストボックス形式で表示します。リストボックスの中から一つの値を選択できます。
- (3) ラジオボタン
- 参照先モデルをラジオボタン形式で表示します。一つの値を選択できます。
- (4) チェックボックス
- 参照先モデルをチェックボックス形式で表示します。複数の値を選択できます。
- (5) 検索画面
- 参照先のデータ量が多い場合には、検索画面を用いた絞り込みが利用できます。
- (6) 参照連動
- モデル参照を行うタイミングで、関連するその他の項目を自動的に参照することができます。Wagby ではこれを参照連動と呼びます。
- (7) チェックボックス(サブウィンドウ)
- 参照先モデルをサブウィンドウから複数、選択します。選択後はチェックボックス形式で表示します。
- (8) チェックボックス(有無フラグ)
- 有/無という状態を管理するチェックボックスを用意することができます。8.1.0
- (9) 参照元のトレース
- 参照元のトレースとは、参照先モデルの詳細画面へ直接、ジャンプ(画面遷移)する機能です。"参照元(から参照先への)トレース" とお読み下さい。
- (10) 参照先のトレース
- 参照先のトレースとは、「どの(参照元)データから参照されているか」を画面上で確認する機能です。"参照先(から参照元への)トレース" とお読み下さい。
- (11) 参照モデル同士の関係性で選択肢を絞り込む
- 一方のモデル参照の値を決めると、関連する別のモデル参照の選択肢を絞り込むことができます。
- (12) 他項目の値で選択肢を絞り込む
- 他項目の値によってモデル参照の選択肢を絞り込むことができます。
- (13) スクリプトを使った選択肢の絞り込み
- スクリプトを使って、複雑な絞り込みを行う例を紹介します。
- (14) サジェスト
- 検索画面で「サジェスト」機能を指定できます。候補を入力すると選択肢が表示されます。
- (15) [例] 参照連動による定型文挿入機能の実現
- 参照連動機能を応用し、固定メッセージを選択・追加しながら文字列を入力するという操作を行うことができます。
- (16) [例] 選択肢の絞り込みを用いて、操作時点での消費税を定める
- 利用者が操作した時点の消費税率を用いて税額を求めます。将来の消費税変更ルールにも対応します。
- (17) 関係性のないリストボックスを計算によって連動させる
- 関係性のない(独立した)2つのリストボックスを計算式によって連動させる方法を紹介します。
参照先モデルを確認する
モデル参照項目の設定を行うアイコンにカーソルをのせると、図1のようなダイアログが表示されます。移動ボタンを押下することで、参照先モデルの内容を表示します。
遷移先のモデル定義に「戻る」アイコンが用意されています。このボタンを押下すると図1に戻ります。