図1に用意した見積書モデルでは、得意先項目を顧客モデルから参照します。入力欄の横に用意された「検索」ボタンを押下すると、図2の検索画面が開きます。
図2の検索画面において、検索条件で絞込んだあとに「一覧表示へ」ボタンを押します。
一覧表示画面の左側に並んでいる値(ここでは氏名)を選択します。具体的にはマウスでクリックします。
顧客が選択されます。
モデル項目の型詳細設定ダイアログを開きます。入力タイプに「検索画面」を選択します。
入力フィールド長は次のルールで定められます。
width:100%
が暗黙で設定されます。この項目を検索条件に用いたときも同様のスタイル指定が適用されます。この動作を変更する場合、入力フィールド長を指定してください。選択した内容を解除する場合、項目名の横に用意されたクリアボタン(消しゴムの形をしたアイコン)を押下します。(マウスカーソルをのせると説明文が表示されます。)
選択状態が解除されます。(図7)
モデル項目詳細定義ダイアログの入力制御タブ内に用意された、モデル参照の「クリアボタンを作成する」を無効にします。(図8)
クリアボタンが用意されない例を図9に示します。この場合、一度何かを選択すると、未選択という状態に戻すことはできません。
検索ボタンを非表示に設定すると、本クリアボタンも自動的に非表示となります。
検索画面(サブウィンドウ)の標準の高さと幅を指定できます。初期値は500ピクセルとなっています。
参照先モデルの主キーを直接入力し、値を参照することができます。業務的に、主キーが業務コードとして用いられており、現場の操作者がコード体系を覚えているという場合に有効です。
図12では、商品コードを直接、入力しています。「検索...」ボタンは用意されていません。
商品コードに対応商品名、価格が連動して表示されています。(図13)
複数の商品情報を入力した例です。(図14)
なお、存在しない商品コードを入力すると、保存ボタン押下時にエラーとなります。
入力伝票となる見積書モデルで「商品コード」項目を用意します。(図16)
入力タイプを「検索画面」とします。参照先モデル項目は主キー項目を指定します。ここで主キーは業務コードとしての役割を担っているものとします。
モデル項目詳細定義ダイアログを開きます。入力制御タブ内の「モデル参照(検索)」欄で「値を直接入力できるようにする」を有効にします。同時に「ボタンを表示する」を無効にします。
登録、更新画面(メインウィンドウ)の入力値を、検索画面(サブウィンドウ)の検索値として受け渡すことができます。
例を示します。「営業報告書」モデルの項目「顧客名」は「顧客」モデルを参照しています。
ここで「営業報告書」モデルの項目「職種」の値を(「顧客」モデルの)検索条件として再利用させます。
図18に示すように、職種の欄に予め値を設定し、「検索」ボタンを押下します。
メインウィンドウ(営業報告書)の値が、サブウィンドウ(顧客モデルの検索画面)に渡されていることがわかります。(図20)
顧客モデルの定義を図20に示します。「業種」項目(jobtype)は検索条件として用います。
営業報告書モデルの定義を図21に示します。検索条件として引き渡す「業種」項目(customertype)も、同様に検索条件として指定します。
営業報告書モデルの「顧客名」は、顧客モデルを参照します。入力タイプは検索画面とします。(図23)
ここで、営業報告書モデル(自モデル)内の項目「業種 (customertype)」を、参照先モデル「顧客」の「業種 (jobtype)」と関連づけます。これが図23の絞り込み設定です。
図24では(受け渡す値を保持する)項目名を指定しましたが、固定値を渡すこともできます。(図25)
この例のような文字列型での絞り込み以外にも、モデル参照項目を使った絞り込み設定も行えます。詳細は"他項目の値で選択肢を絞り込む"をお読みください。
検索用サブウィンドウ画面のリセットボタンを非表示とすることができます。
「画面 > 検索・一覧表示 > ボタン表示」の「リセットボタン(検索画面)」を解除します。標準では有効(リセットボタンを表示する)となっています。
例は次のとおりです。リセットボタンが表示されていません。
参照先のデータが削除されていた場合、詳細表示画面には "存在しないデータ" と表示されます。