日付時刻関数
最終更新日: 2023年7月31日
R8 | R9
二つの時刻型項目の時間差をとります。戻り値の型は時刻型です。なお、24 時間を超過した分は切り捨てられます。
BETWEENTIME
BETWEENTIME(時刻型, 時刻型)
BETWEENTIME(${time1}, ${time2})
BETWEENTIME(日付時刻型, 日付時刻型)
二つの日付時刻型項目の時間差をとります。戻り値の型は時刻型です。なお、24 時間を超過した分は切り捨てられます。
BETWEENTIME(${datetime1}, ${datetime2})
BETWEENTIME(文字型, 文字型)
文字列表記された二つの日付型項目の時間差をとります。戻り値の型は時刻型です。なお、24 時間を超過した分は切り捨てられます。
BETWEENTIME(${datestr1}, ${datestr2})
BOMONTH
BOMONTH(日付)
月初の日付を返します。戻り値の型は日付型です。
BOMONTH(${date1})
BOMONTH(日付, 月数)
月初の日付を返します。指定した月数分だけ前後させます。(第二引数に負数を指定することで、前に移動させることができます。)戻り値の型は日付型です。
BOMONTH(${date1}, 1)
CLEARHMS
CLEARHMS(日付時刻)
日付時刻の時分秒をゼロクリアします。
CLEARHMS(${datetime})
DATE
DATE(日付)
DATE(年,月,日)
年月日で表現される日付を、シリアル値に変換します。ここでシリアル値とは、1900年1月1日を起点(1) とした経過日数です。戻り値の型は整数型です。
例:日付型項目のシリアル値を求める
DATE(${date1})
例 | 動作 |
---|---|
DATE(1900,1,1) | 1 |
DATE(2000,1,1) | 36526 |
なお Excel は 1900 年をうるう年とみなすという仕様です。この関数もその仕様に合わせています。
ワンポイント
この関数を応用して、二つの日付の差を求めることができます。具体的には次のように記述します。
DATE(${date1})-DATE(${date2})
DATEDIF
DATEDIF(日付1, 日付2, 単位)
開始日と終了日との日数差を調べて、指定した単位で表示します。単位は "Y" (年数), "M" (月数), "D" (日数), "YM" (年数表示での端数の月数), "YD" (年数表示での端数の日数), "MD" (月数表示での端数の日数) です。戻り値の型は整数型です。
DATEDIF(${date1}, ${date2}, "Y")
例 | 動作 |
---|---|
DATEDIF(${birth}, TODAY() ,"Y") | 37 (生年月日が 1970/12/9 で、TODAY() が 2008/2/25 の場合) |
DATEDIF(${birth}, TODAY() ,"YM") | 2 (生年月日が 1970/12/9 で、TODAY() が 2008/2/25 の場合) |
ワンポイント
この関数を使うと、「何年何ヶ月」という自動計算を行わせることができます。具体的には次のような式になります。
DATEDIF(${birth}, TODAY() ,"Y") + "年" + DATEDIF(${birth}, TODAY() ,"YM") + "ヶ月"
重要
単位が "D", "YD", "MD" の場合、Excel とは違った値を返すことがあります。これは Excel 側の不具合であることが知られていますので、まったく同じにならないことに留意してご使用ください。
DATESTRING
DATESTRING(日付)
日付型の値を和暦に変換します。和暦の書式は「(元号)NN年M月D日」です。戻り値の型は文字列型です。
DATESTRING(${date1})
DATETIMEVALUE
DATETIMEVALUE(日付時刻を表す文字列)
DATETIMEVALUE(日付時刻を表す文字列, フォーマット)9.2.2
日付時刻を表す文字列を日付時刻型に変換します。第二引数のフォーマットを省略した場合は "yyyy-MM-dd HH:mm:ss" および "yyyy/MM/dd HH:mm:ss" 表記の文字列を指定できます。戻り値の型は日付時刻型です。
DATETIMEVALUE(${timestr})
DATETIMEVALUE(${timestr}, "yyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS")
DATEVALUE
DATEVALUE(日付を表す文字列)
日付を表す文字列を日付型に変換します。"yyyy-MM-dd" や "yyyy/MM/dd" といった表記が利用できます。戻り値の型は日付型です。
DATEVALUE(${datestr})
DAY
DAY(日付)
引数の日付型の値から、日を求めます。(月は 1 から 31 までの範囲です。)戻り値の型は整数型です。
DAY(${date1})
EDATE
EDATE(日付, 月数)
指定した月数分だけ前後した日付を返します。戻り値の型は日付型です。
EDATE(${date1}, 3)
EOMONTH
EOMONTH(日付)
月末の日付を返します。請求日項目に対する支払い期限の設定などに利用できます。戻り値の型は日付型です。
EOMONTH(${date1})
EOMONTH(日付, 月数)
月末の日付を返します。指定した月数分だけ前後させます。(第二引数に負数を指定することで、前に移動させることができます。)戻り値の型は日付型です。
EOMONTH(${date1}, 1)
FISCALYEAR
FISCALYEAR(日付)
入力日付(日付型)に対する「年度」を返します。戻り値の型は整数型です。
FISCALYEAR(${date1})
例 | 動作 |
---|---|
FISCALYEAR(DATEVALUE("2009-1-1")) | 2008 |
FISCALYEAR(DATEVALUE("2009-3-31")) | 2008 |
FISCALYEAR(DATEVALUE("2009-4-1")) | 2009 |
HOUR
HOUR(日付)
引数の日付型の値から、時間を求めます。
HOUR(${date1})
ISHOLIDAY
ISHOLIDAY(日付)
引数の日付型の値が休日かどうかを判定します。戻り値はtrue
またはfalse
です。休日判定の基準は、カレンダビューと同じです。
MINUTE(${date1})
MINUTE
MINUTE(日付)
引数の日付型の値から、分を求めます。
MINUTE(${date1})
MONTH
MONTH(日付)
引数の日付型の値から、月を求めます。(月は 1 から 12 までの範囲です。)戻り値の型は整数型です。
MONTH(${date1})
MOVEDAY
MOVEDAY(日付, 日数)
指定した日数分だけ前後した日付を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付型です。
MOVEDAY(${dateitem}, 1)
MOVEHOUR
MOVEHOUR(日付時刻, 時)
指定した時間(時)だけ前後した日付時刻を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付時刻型です。
MOVEHOUR(${datetimeitem}, 1)
MOVEMINUTE
MOVEMINUTE(日付時刻, 分)
指定した時間(分)だけ前後した日付時刻を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付時刻型です。
MOVEMINUTE(${datetimeitem}, 1)
MOVEMONTH
MOVEMONTH(日付, 月数)
指定した月数分だけ前後した日付を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付型です。
この関数は EDATE と同じ動作となります。
MOVEMONTH(${dateitem}, 1)
MOVESECOND
MOVESECOND(日付時刻, 秒)
指定した時間(秒)だけ前後した日付時刻を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付時刻型です。
MOVESECOND(${datetimeitem}, 1)
MOVEYEAR
MOVEYEAR(日付, 年数)
指定した年数分だけ前後した日付を返します。(負数を与えると前に戻ります。) 戻り値の型は日付型です。
MOVEYEAR(${dateitem}, 1)
NETWORKDAYS
NETWORKDAYS(開始日,終了日)
指定された2つの日付の期間に含まれる稼働日(土・日・祝日を除外した営業日)の日数を返します。
休日はWagbyに標準で同梱されている休日モデル(jholiday)を利用します。
NOW
NOWM9.2.2
NOW()
NOWM()
今日の日付時刻を返します。戻り値は日付時刻型です。
NOWMはミリ秒の値を含めて返します。
NOW()
SECOND
SECOND(日付)
引数の日付型の値から、秒を求めます。
SECOND(${date1})
TIME
TIME(時, 分, 秒)
指定された時刻に対応する時間シリアル値(小数)を返します。これは「1」を 24 時間とみなした小数値です。戻り値の型は 8 バイト浮動小数点型です。
23 を超える時間指定は、24 で徐算された剰余が用いられます。
59 を超える分指定は、時と分に変換されます。
59 を超える秒指定は、時、分、秒に変換されます。
TIME(${hour}, ${minute}, ${second})
TIME(時刻型)
時刻型項目の値を、時間シリアル値(小数)に変換します。戻り値の型は 8 バイト浮動小数点型です。
TIME(${timevalue})
TIMEVALUE
TIMEVALUE(時刻を表す文字列)
時刻を表す文字列を時刻型に変換します。"HH:mm" や "HH:mm:ss" といった表記が利用できます。戻り値の型は時刻型です。
TIMEVALUE(${timestr})
TODATE
TODATE(日付時刻型)
日付時刻型を日付型に変換します。
TODATE(${datetime})
TODATETIME9.1.4
TODATETIME(日付型)
TODATETIME(時刻型)
TODATETIME(文字列型)
日付型もしくは時刻型を日付時刻型に変換します。
引数が日付型の場合、戻り値(日付時刻型)の時刻部分は 0:0:0 になります。
引数が時刻型の場合、戻り値(日付時刻型)の日付部分は 1970-1-1 になります。
引数が文字列の場合は DATETIMEVALUE 関数と同じです。
TODATETIME(${date})
TODAY
TODAY()
今日の日付を返します。戻り値は「日付型」です。
TODAY()
TOTIME
TOTIME(日付時刻型)
日付時刻型を時刻型に変換します。
TOTIME(${datetime})
WEEKDAY
WEEKDAY(日付)
日付を曜日に対応する数値に変換します。日曜日が 1 で、土曜日が 7 になります。戻り値の型は整数型です。
WEEKDAY(${date1})
WEEKDAY(日付, 種類)
日付を曜日に対応する数値に変換します。戻り値の型は整数型です。
種類に 1 を指定すると、日曜日が 1 で、土曜日が 7 になります。
種類に 2 を指定すると、月曜日が 1 で、日曜日が 7 になります。
種類に 3 を指定すると、月曜日が 0 で、日曜日が 6 になります。
引数の日付が null の場合は、-1 を返します。
WEEKDAY(${date1}, 1)
例 | 動作 |
---|---|
WEEKDAY(d,1) | 4 |
WEEKDAY(d,2) | 3 |
WEEKDAY(d,3) | 2 |
WEEKNUM
WEEKNUM(日付)
日付がその年の第何週目に当たるかを返します。週の始まりを日曜日とします。戻り値の型は整数型です。
WEEKNUM(${date1})
WORKDAY
WORKDAY(開始日,日数)
ある日付から、指定された日数だけ前後した日付を返します。土・日・祝日を除外し、営業日だけで計算します。戻り値の型は日付型です。
休日はWagbyに標準で同梱されている休日モデル(jholiday)を利用します。
YEAR
YEAR(日付)
引数の日付型の値から、年を求めます。戻り値の型は整数型です。
YEAR(${date1})