データベースの詳細
最終更新日: 2024年3月18日
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「画面 > その他 > データベースの詳細」を指定することができます。
標準では有効となっています。この場合、モデルに対応するテーブルが作成されます。
次の場合に利用できます。
テーブルを作成し、かつ物理テーブル名を指定した場合、ここで指定されたテーブル名で CREATE TABLE 文を実行します。
テーブルを作成しないとし、かつ物理テーブル名を指定した場合、既存システムのテーブルを操作するようになります。
物理テーブル名に利用できる文字は、ご利用のデータベースの制約に準じます。Wagbyではチェックしていないため、データベースのマニュアルでご確認ください。(例えば MySQL ではテーブル名にハイフン '-' が利用できません。)
異なるモデル A,B をそれぞれ定義したとき、モデルBで「テーブルを作成しない」とし、かつ「物理テーブル名にモデルA」を指定することで、モデルAとBは同じテーブルを共有することになります。(*2)
物理テーブル名にスキーマを含めることはできません。
代案として、データベースの「シノニム」が使う方法があります。例えば Oracle では、シノニムを使って別スキーマのテーブルを別名のテーブルとして扱える仕組みがあります。詳細はご利用のデータベースのマニュアルをご確認ください。
物理テーブル名に日本語テーブル名を指定することができます。[Appendix > DDL > 文字エンコード...]
Wagbyはデータベースから読み込んだ値をメモリにキャッシュします。これによりデータベース操作回数を減らし、パフォーマンスを向上させています。標準ではキャッシュは有効となっています。
本設定を無効にすると、常にデータベースを操作して最新のデータを取得するようになります。パフォーマンスに影響があるため、理由がなければキャッシュは有効とすることを推奨します。
キャッシュを無効にした場合でも、1リクエスト間(WebブラウザとWebサーバ間の通信のやりとり)で発生したデータベースとのやりとりはメモリにキャッシュされます。[詳細...]
ジョブを使ってモデルのキャッシュ情報を定期的に消去することができます。
Wagbyを通さずに直接、データベースの値が変更されても Wagby はこれを検知できません。そのため古い情報がキャッシュとして残ります。運用上、データベースの値と画面上の値が異なることになります。
データベースの値を変更するような運用を想定している場合は、そのモデルのキャッシュを無効としてください。パフォーマンスに影響しますが、不正確な値が画面に表示される問題が解消されます。
Wagby は標準で、SQL文における識別子の区切り文字を設定するようになっています。
詳細は「環境 > データベース > 識別子の区切り文字」をお読みください。
既存テーブルを再利用する場合の注意点をまとめました。
Wagbyで定義したモデルの主キーと、既存テーブルの主キーは必ず一致させてください。
ここが異なった場合、異常動作となります。(技術サポート対象外となります。)
Wagbyで定義したモデルで「必須」とした項目で、実際には既存テーブル(またはビュー)側に NULL が存在していないかどうかを確認してください。Wagby は必須項目では NULL は存在しないという前提であるため、NULL が見つかると正しくデータを取得できず、エラーになります。
既存テーブルで日付を文字列で定義している場合があります。例: yyyyMMdd の 8文字。この場合、Wagby のモデル定義でも文字列とするしかありませんが、日付型の範囲検索やカレンダー補助入力機能が利用できなくなります。回避策として、既存テーブルのビューを定義し、データベースの関数を使って文字列から日付型へ置き換えることを検討してください。ビューで日付項目となっていれば、Wagbyの日付型を利用できるようになります。
概要
テーブルを作成する
この設定を無効にすると、テーブルが用意されません。正確には、利用データベースに対して CREATE TABLE 文を発行しません。(*1)
物理テーブル名
注意
異なるモデルで同じテーブルを共有する
スキーマを指定することはできない
日本語テーブル名を指定する
キャッシュを有効にする
注意
1リクエスト間のキャッシュは常に有効
モデルのキャッシュ情報を定期的に消去する
Wagbyを通さずにデータベースを直接、変更する運用を行う場合
識別子の区切り文字
ロック方式
サブデータベース
既存テーブルを再利用する場合の注意点
トラブルシューティング
主キーの扱い
必須項目の扱い
日付型項目の扱い