モデルの操作

最終更新日: 2022年4月20日
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モデルの操作

WagbyDesignerを使ったモデルの登録、削除方法を説明します。

モデルを作成する

WagbyDesignerのメニューから「モデル」を選択します。「ユーザ」と「システム」の二つのタブがありますが、新規開発するモデルは「ユーザ」タブに格納します。

図1に示すように、ギアアイコンから「新規モデル」を選択します。図2のように新規モデルの定義画面が開きます。

新規モデルを定義する
新規モデルの定義画面

モデル名の変更

「モデル名」は、画面(およびメニュー)に表示される名称です。
「モデルID」は、データベースのテーブル名および生成されるソースコード内の識別子として用いられます。
モデルIDに日本語(ひらがな、カタカナ、漢数字)を使うことはできません。英数字を使ってください。

モデル名とモデルIDの設定

モデル名やモデルIDの変更は即座にリポジトリに反映されます。ビルドを行うタイミングで、変更された名称を使ってソースコードが再生成されます。

モデルの削除

  1. 「モデル」メニューからモデル一覧を表示します。削除したいモデルを選択します。
    削除したいモデルを選択する
  2. ギアアイコンから「削除」を選びます。
    削除処理を選択する
  3. 確認ダイアログが表示されますので「OK」ボタンを押下します。
    削除の確認ダイアログ
  4. モデルが削除されました。
    モデルが削除された

モデルのコピー

  1. モデル一覧画面を開き、コピーしたいモデルを選択します。
    モデル一覧画面
  2. ギアアイコンの「コピー」をクリックします。
    モデルのコピー実行
  3. コピー対象のモデルの下に、コピーしたモデルが追加されます。
    モデルがコピーされた

ビルド対象の指定

ビルド対象モデルを個別に指定することができます。「ビルド」列のチェックボックスを指定してください。標準はすべてのモデルがビルド対象となっています。

ビルド対象モデルを指定する

ワンポイント

この指定は設計書出力ツールにも反映されます。チェックされたモデルだけが設計書として出力されます。

モデルとテーブルの関係

モデルに対応した(リレーショナルデータベース用の)テーブルが生成されます。

より正確には、モデル定義に対してデータベース用のDDL (create table, drop table) が自動生成されます。このDDLを使って、データベース上にテーブルを作成・削除することができます。DDLの詳細...

モデルIDの命名規則

  • 1 文字のモデルIDを用いることはできません。モデルIDは 2 文字以上として下さい。
  • 先頭は英文字または「_(アンダースコア)」を指定して下さい。
  • 二文字目以降は英文字または「_(アンダースコア)」、半角数字を指定して下さい。
  • 「_(アンダースコア)」と半角数字のみで構成することはできません。
  • XMLの名前として使用できない文字は指定できません。よって、半角カタカナや全角数字、全角英字、記号は使用できません。(XMLの名前として使用できる文字についてはAppendix 使用できる文字をお読み下さい。)
  • 予約語を指定することはできません。(予約語についてはAppendix 予約語をお読み下さい。)
  • すべての定義されているモデルIDはアルファベット大文字小文字を区別せず、アンダースコアを無視した状態で重複しないように指定して下さい。
    例えば「ab」「Ab」「aB」「AB」「a_b」「A_b」「a_B」「A_B」を指定した場合、これらはすべて重複しているとみなされ、エラーになります。
  • モデルIDの末尾に「P」「C」「CP」「L」「LP」「T」「TP」「ULP」を付加したモデルIDを別に作成することはできません。
    例えば「ab」というモデルIDを用意した場合、別モデルIDとして「abp」「abc」「abcp」「abl」「ablp」「abt」「abtp」「abulp」を定義することはできません。
  • 「システム」タブで用意されているモデルIDを指定することはできません。
  • 接頭語が "jfc" ではじまるモデルIDはシステムが将来、利用するために予約されています。指定することはできません。
  • Wagby が内部で使用している以下のモデルIDを指定することはできません。
    • hour_m
    • minute_m
    • movestep_m
    • jpermission_m
    • jprincipal
    • service
    • master
    • 末尾が「_p」「_c」「_cp」「_l」「_lp」「_ulp」で終わるモデル名

モデルの変更と削除

モデルIDの変更

このモデルを参照している他のモデルがあった場合、変更の前に警告ダイアログが表示されます。OKを押下すると、参照しているすべてのモデルに対して、変更後のモデルIDに置換されます。(計算式内の項目も同様です。)

モデルの削除

このモデルを参照している他のモデルがあった場合、削除の前に警告ダイアログが表示されます。このモデル(内の項目)を計算式内で参照している場合も警告対象に含まれます。

OKを押下するとモデルは削除されますが、影響があると示された他のモデルについては、開発者が手動で適切に修正してください。

運用後にモデルIDの変更、削除を行った場合

データの移行もしくは削除を別途、行う必要があります。[詳細...]

システムモデルとユーザモデル

「システム」タブに含まれているモデルは、Wagbyの管理機能で用いるものです。これを「システムモデル」と呼びます。これに対して、開発者が作成したものを「ユーザモデル」と呼びます。[システムモデルの詳細...]

定義できるモデル数の上限

理論上の制限はありません。
WagbyDesignerが利用するメモリを増やすことで、多くのモデルを含むアプリケーションをビルドすることができます。
またWagbyでビルドしたアプリケーションが利用するメモリを増やすことで、大規模なアプリケーションを運用することができます。