グラフ - 実行時の指定

最終更新日: 2020年3月14日
R8 | R9

気象データサンプル

定義方法

ここでは年・月毎の「最高気温」「最低気温」「平均気温」「降水量」を管理する気象データをサンプルとして用います。

図1 気象情報を格納するモデル

初期状態は月別グラフ(集合縦棒グラフ)とします。

図2 グラフの設定(1)

メジャーは「最高気温」「最低気温」「平均気温」「降水量」の平均値とします。

図3 グラフの設定(2)

最初の例

ビルド直後の表示は次のとおりです。データはダミーデータを登録済みとします。

図4 ダミーデータ
図5 グラフの初期表示

ディメンジョンとメジャーの切り替え

はじめに「ディメンジョンとメジャーの切り替え」を指定します。X軸が月に切り替わりました。

図6 ディメンジョンとメジャーを切り替える

グラフの種類(全体)

グラフの種類を指定することができます。この変更は、グラフ全体に及びます。

図7 グラフの種類の指定(全体)

グラフの設定(個別)

ここでは「降水量」だけを個別に設定する方法を紹介します。「グラフ設定」から降水量を選択します。

図8 降水量を個別に設定する

グラフ設定詳細ダイアログが開きます。

図9 グラフ設定詳細ダイアログ

色、グラフの種類、そして軸を指定できます。降水量は温度と別目盛りとするため「第二軸」を指定します。

図10 グラフ詳細設定を行う

降水量だけが折れ線グラフとなりました。色も変更され、降水量のための目盛りも用意されました。

図11 降水量だけが折れ線グラフとなった

詳細設定

「詳細設定 表示」ボタンを押すと、グラフの色、大きさ、フォントサイズなどを指定する欄が用意されます。

図12 詳細設定表示ボタン
図13 詳細設定欄が表示される

各設定について説明します。

グラフ表示色を指定します。青、橙、青緑、赤、紫、緑から指定することができます。

幅と高さ

それぞれピクセル値で指定します。単位は不要です。数値のみを入力します。

フォントサイズ

円グラフ用と、それ以外の二つの設定欄を用意しています。

最大表示文字数

円グラフで有効です。"3" と指定すると3文字まで表示され、4文字目以降は ".." となります。図7に例を示します。

色、幅、高さを変更した例を示します。

図14 色、幅、高さを変更した例

グラフを非表示にする

グラフの表示と非表示を切り替えることができます。「グラフ非表示」ボタンを押下すると、グラフは隠されます。

図15 グラフ非表示ボタン
図16 グラフが隠された

設定を保存する

共通設定

利用者は、グラフの設定を保存することができます。特に管理者は、保存した設定を一般利用者の初期値として共通利用させることができます。

図17 共通保存設定ボタン

管理者がグラフを設定し、「共通設定」として保存した例です。

図18 共通設定として保存した

グラフ設定

一般利用者および管理者が保存したグラフ設定は「グラフ設定」モデル内に保存されています。このモデルは通常、一般利用者が閲覧・更新することはありません。システムが自動的に管理するように設計されています。管理者のみ、このモデルの内容を確認できます。

図19 グラフ設定モデル

設定したグラフの情報が保存されています。

図20 設定したグラフ情報

共通設定の利用

一般利用者でログオンすると、管理者が共通設定として保存したグラフ設定を初期値として再利用することができるようになっています。

図21 共通設定を利用した

一般利用者はさらに、この設定を変更して、個別の設定を行うこともできます。(変更した設定は「グラフ設定」モデルに保存されますが、その利用者専用となります。)

初期状態に戻す

個別設定から共通設定に戻す場合は「初期状態に戻す」ボタンを押下します。

図22 初期状態に戻す

ディメンジョンの並び替え

モデル参照項目をディメンジョンに指定した場合、データの並び順は参照モデルのソートルールで指定した並び順になります。このとき、グラフのX軸の並びを指定することができます。

  • 「ディメンジョンの並び替えを行わない」が無効の場合[標準] - グラフのX軸を数字として並べ替えます。(図20)
  • 「ディメンジョンの並び替えを行わない」を設定する - 集計表の並びとグラフのX軸の並びが合致します。(図21)
図23 ディメンジョンの並び替えを行なう
図24 ディメンジョンの並び替えを行わない