ワークフロー

最終更新日: 2023年3月30日

はじめに

ワークフローを設定したモデルは、登録したデータについて「申請」「承認」「決裁」といったイベントを管理することができるようになります。Wagbyのワークフローの概念を図1に示します。

Wagbyワークフローの全体イメージ
ルート
ワークフローは申請ではじまり決裁で終了します。この一連の経路をルートと呼びます。
ノード
ワークフローのルートにおける、それぞれの承認ポイントです。もっともシンプルな「申請->承認」というルートは「順次, 順次」の2ノード構成となります。
フローパターン
ワークフローの流れを指します。例えば「順次, 順次」の 2 ノードの場合、二人が承認すれば良い、という流れを意味します。 標準のフローパターン以外にも、自由に定義することができます。[詳細...]
フロー参加者
ワークフローの各ノードにおける承認者を指定します。承認者はユーザやグループを指定します。[詳細...]
フローイベント
ワークフローの進行とともに、すべてのイベントが記録されます。[詳細...]

設定手順

ワークフローは次の手順で設定します。

Wagbyワークフローの設定イメージ

Designerの設定で「(このモデルの)ワークフローを有効にする」をチェックしてビルドします。
ワークフローの動作に関する設定は、すべてビルドされた Web アプリケーションで行います。

内容

(1) モデルにワークフローの設定を行う
「年休申請」モデルを題材にした設定方法を説明します。
(2) フローパターンの設定を行う
Wagby では標準的なフローパターンが用意されています。「順次」と「合議」を組み合わせた独自のフローを設計することもできます。
(3) フローの参加者を設定する
フロー定義に参加者を設定します。参加者は Wagby のログオンアカウントまたはグループを指定します。
(4) モデルにワークフロー設定を紐づける
ワークフローを利用するモデルに、どのワークフロー設定を使うかを指定します。
(5) ワークフローを開始する
Wagby の通常の操作に従ってモデルの新規作成を行います。すると画面の下部にワークフローの動作を示すナビゲーション情報が表示されます。
(6) 申請したワークフローの状態を確認する
「開始フロー状態」を検索することで、自分が申請したワークフローが現在、誰の承認待ちになっているかを知ることができます。
(7) 承認すべきワークフローを確認する
「保留フロー状態」を検索することで、自分が承認すべきワークフローを調べることができます。一括承認を行うこともできます。
(8) スマートフォンでワークフローを申請、承認する
スマートフォンでワークフローの申請や承認を行うことができます。
(9) ワークフローイベントでメールを送信する
ワークフローイベント「申請」「承認」「差し戻し」時にメールを送信することができます。
(10) プリンシパルを利用したワークフローの制御
プリンシパルを利用してワークフローを制御することができます。

仕様・制約

  • ワークフロー開始後は、そのモデルのワークロー設定(フローパターン、フロー参加者設定)を変更することはできません。
  • ワークフローと一覧更新を同時に使用することはできません。フローを開始したモデルは更新ができないように制御しているためです。