未入力値の検索

最終更新日: 2021年6月22日
R8 | R9

文字列型、数字型、日付型の項目について、「未入力」を検索することができます。

文字列型への適用

図1は「氏名かな」項目に "未入力を検索" オプションを適用した例です。

図1 文字列型項目に未入力を検索オプションを適用した例

数値型項目への適用

図2は「価格」項目に "未入力を検索" オプションを適用した例です。範囲検索と併用することができます。

図2 数値型項目に未入力を検索オプションを適用した例

定義方法

モデル項目詳細定義の「検索制御>共通」内にある「未入力値を検索する」を有効にします。(図3,図4)

図3 未入力値を検索する設定(文字列型)
図4 未入力値を検索する設定(数値型)

範囲検索条件入力欄のレイアウト

標準は「均等割り付け」となっています。(図2の実行例は「均等割り付け」です)

図5 範囲検索条件入力欄のレイアウトの指定

検索値の初期値を未入力値とする

未入力値のデータ(つまりnull)を検索条件の初期値に設定することができます。初期検索でnullのデータを抽出できます。

定義方法

検索条件表示時の初期値に関数 NULLSEARCH() と記述してください。

図6 NULLSEARCH関数

制約

  • この関数は検索条件の初期値でのみ指定できます。外の設定欄(自動計算など)では利用できません。
  • 他の関数との組み合わせはできません。(例えば IF 関数との組み合わせは行えません。)単独でご利用ください。
  • 数値、日付型の場合、範囲検索との併用はできません。範囲検索を解除してご利用ください。

仕様・制約

本機能は次の場合には利用できません。

  • 必須入力項目
  • 繰り返し項目
  • モデル参照項目(チェックボックス)

モデル参照項目(リストボックス、ラジオボタン)には「未選択項目を用意する」を設定してください。

検索条件を入力した場合

"未入力値を検索する" を有効にした状態で検索条件に値を指定することは矛盾します。 両方を満たす結果はありえないため、この場合は「データなし (0件)」となります。

検索条件を隠し項目にした場合

"未入力値を検索する" チェックボックスは「チェックされていない」状態になります。そのため、未入力値を検索する指定は常に無効となります。これは意図しない動作のため、未入力値を検索する機能を有効にした項目は、隠し項目としては使わないようにしてください。