実行時にダウンロード項目を指定する

最終更新日: 2022年11月8日
R8 | R9

この機能は「一覧表示(グリッド利用)」で動作します。同画面に「ダウンロード」ボタンを用意することができます。

一覧表示(グリッド利用)画面にダウンロードボタンを用意する

グリッドの機能として、表示されている列を、さらに絞り込むことができます。

表示されている列を絞り込む

同じくグリッドの機能で、列の並びをドラッグ&ドロップで変えることができます。

列の並びを変える

ここで「ダウンロード」ボタンを押下すると、画面の見た目(表示されている列、およびその並び)にあわせて、データがダウンロードされます。

定義方法

  1. 対象モデルの「画面 > 検索・一覧表示」で、「グリッドで表示する」を有効にします。
    (このとき、「検索画面と一覧表示画面を同時に表示する」も自動的に有効になります)
    グリッドで表示する設定を有効にする
  2. 同じ「画面 > 検索・一覧表示」内にある、「ダウンロード」ボタンを有効にします。あわせて「グリッド表示項目のみダウンロード対象とする」を有効にします。
    ダウンロードボタンを有効にする
  3. 「画面 > ダウンロード」タブに移ります。「画面を作成する」を有効にします。
    ダウンロード画面を作成する
    ダウンロード画面を作成すると、自動的にメニューにボタンが追加されます。不要の場合はメニューから削除してください。
    ダウンロードボタンが追加される

設定を共通で利用する

ダウンロード項目の設定をユーザ間で共通利用することができます。
「設定を共通で利用する」機能を用いて、ダウンロードパターンを複数用意できます。

  1. 共通設定の作成にはプリンシパル「プレファレンス共通設定管理」が必要ですので、これを付与したユーザでログオンします。
    プレファレンス共通設定管理プリンシパル

    名称変更のお知らせ

    「プリファレンス共通設定管理」はR9.1.4より「プレファレンス共通設定管理」に名称が変更されます。

  2. プリンシパル「プレファレンス共通設定管理」を持つアカウントでログオンしたら、一覧画面の設定でダウンロードしたい項目を選択します。
    列設定の変更
  3. 変更後、右下の入力欄で共通設定名として「顧客一覧admin設定」と入力し、保存します。(名称は任意です)
    これで共通設定の作成は完了です。
    共通設定を保存する
  4. 次に、別のアカウントでログオンし、一覧画面にアクセスします。
    先の手順で作成した設定が選択できるようになっています。
    ※共通設定を利用する側のアカウント(ここではユーザー2)には「プレファレンス共通設定管理」は不要です。
    保存された共通設定を選択する
  5. 共通設定を選択すると、一覧表示に反映されます。
    その状態で「ダウンロード」ボタンをクリックすることで、表示されている内容が出力されます。
    共通設定を反映した状態でダウンロードボタンを押す
    出力されたファイル

仕様・制約

ダウンロードファイル形式

ダウンロードファイル形式は「画面 > ダウンロード > ダウンロード設定 > ダウンロードファイルのタイプ」の指定に準拠します。標準は「CSV」です。
これを「実行時指定」にすると、選択用のラジオボタンが用意されます。

ダウンロードファイルのタイプの指定
実行時にファイル形式を指定する

繰り返しコンテナ内の項目を一覧表示に含めた場合の動作

繰り返しコンテナ内の項目を一覧表示に含めると、本ダウンロード機能の対象となります。

繰り返しコンテナ「趣味」を用意する

データを入力した例です。繰り返しコンテナに複数行のデータがあった場合、一覧表示画面ではコンマで区切って表示されます。

一覧表示の例

ダウンロードすると下図のような並びになります。コンテナ内の項目単位で、複数列が展開されます。

CSV形式でダウンロードしたとき

繰り返しコンテナの列を移動させた例を示します。

繰り返しコンテナの列「内容」を移動させた

ダウンロードすると次のような列の並びになります。

CSV形式でダウンロードしたとき

未対応の機能

  • 「繰り返しコンテナのみダウンロード」機能には対応していません。

ソート

  • 一覧表示グリッド形式に用意したダウンロード機能で、ソート状態を反映させたい場合は、「グリッド表示項目のみダウンロード対象とする」を有効にしてください。