管理処理メニューから「システムログ閲覧」を選びます。
「ログ日付」「タイプ」「キーワード」といった条件で絞込み表示を行うことができます。標準は「タイプ」が "ERROR" となっています。
表示される「メッセージ」は128文字までです。それ以上の文字がある場合は末尾に "...(see system.log file)" が付与されます。
ログには「タイプ」という概念があります。Wagby では次の 5 つのタイプが用意されています。
タイプ | 説明 |
---|---|
INFO | 正常処理時のメッセージです。 |
ERROR | エラー処理時のメッセージです。処理は中断されたことを示します。 |
WARN | 警告を意味します。処理は続行されています。 |
FATAL | 致命的なエラーを意味します。アプリケーションの再起動が必要です。 |
DEBUG | デバッグメッセージです。開発者向けに用意されています。 |
次の例は「タイプ」を "INFO" とし、かつキーワードに "ログオン" という文言があるログを絞り込んだ例です。
当日のログファイルは wagbyapp\logs フォルダに「system.log」として出力されます。
過去日のログファイルはファイル名に日付が含まれています。これにより、過去のログもすべて確認することができます。
Wagby はログファイルの自動削除を行いません。ログファイルの削除は管理者の判断で、手動で行ってください。
Wagby は通常運用ではログファイルの削除を行いませんが、再ビルドやシステムの入れ替え作業を行うと、ログファイルは削除されます。具体的には次のような場合です。
ログファイルの長期保管を行うため、再ビルドやシステム入れ替え時には既存の logs フォルダを手動でバックアップしてください。
zip 圧縮したログファイルも閲覧することができます。ディスクスペースの節約につながります。
日付時刻 [ログレベル クラス名 メソッド名] (アカウント@ホスト名またはIPアドレス|ブラウザ) 画面名|イベント名
例を示します。
2017-04-04 09:00:00 [INFO jp.jasminesoft.jfc.controller.DbShowListBaseController perform_db] (admin@0:0:0:0:0:0:0:1|Chrome) showListCustomer|Search
日付時刻は yyyy-MM-dd HH:MM:ss で表現されます。西暦年月日と時分秒です。
ログレベルは "INFO", "ERROR", "WARN", "FATAL", "DEBUG" が用意されています。
クラス名は、このログを出力した Java のクラスです。メソッド名は、クラス内のメソッドです。
アカウントは、「@」の後に操作端末のホスト名(ホスト名が不明の場合はIPアドレス)が付与されます。ただしシステムレベルのログの場合、この値は省略されます。
ブラウザは BROWSERTYPE 関数が返す値と同じです。 画面名は SCREENID 関数と同じです。 イベント名は EVENT 関数と同じです。
R7.10.3 まではブラウザの情報がありません。
日付時刻 [ログレベル クラス名 メソッド名] (アカウント@ホスト名またはIPアドレス) 画面名|イベント名