juserモデルの基本
最終更新日: 2020年12月18日
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これらの定義済み項目の変更・削除を行うことはできません。
juserモデルに「メールアドレス」項目を追加した例を図1に示します。
詳細画面では、メールアドレス部分はリンクになっています。
「アカウント」項目の直下に「メールアドレス」項目を用意する例を示します。挿入したい位置をチェックし、ギアアイコンから新規を選びます。(図3,図4)
入力欄が用意されます。(図5)ここでチェックを手動で解除します。
用意されている項目
項目名 項目ID 説明 サブモデル
アカウント
userid
主キー項目です。juserモデルは他の多くのモデルから参照されます。
○
所属グループ
jgroupid
所属グループ項目でチェックをつけたグループの主キーが格納されます。所属グループはデータ権限やワークフローで利用されます。チェックボックス方式のため、実際の値は物理テーブル juser$jgroupid に格納されます。
○
現在のパスワード
passwdNow
この値を閲覧、操作することはできません。
×
新規パスワード
passwd
この値を閲覧、操作することはできません。
×
新規パスワード(確認用)
passwd2
この値を閲覧、操作することはできません。
×
パスワード強制変更
compulsoryChange
このフラグを有効にすると、次回の最初のログオンで新規パスワードの入力処理が強制されるようになります。[詳細...]
×
名前
name
ログオンが成功すると、画面右上部に表示されます。
○
アカウントロック情報
valid
通常は空です。ログオン時パスワードの入力ミスでロックされている場合は、Wagby が自動でロック時の日時をセットしています。ここに値がセットされると、このアカウントはロックされ、ログオンできなくなります。
○
表示優先度
level
juserを参照するモデルで指定することができます。
○
パスワード更新日時
passwdChangeDate
最後にパスワードを更新した日時が記録されます。[参考:パスワード有効日数]
×
パスワード更新フラグ
passwdChangeFlag
compulsoryChange項目と同じ目的で用いています。システム内部で管理している値のため、通常は変更しないようにしてください。
×
パスワード入力エラー数
passwdErrrCount
パスワード入力を間違えた回数が記録されます。ログオンが成功すると、この値はクリアされます。[参考:アカウントロック]
×
過去のパスワード
oldPasswds
過去に利用したパスワードの履歴を管理するテーブル juser$old_passwds が用意されます。運用中にパスワードを変更するごとにレコードが追加されます。
×
プリンシパル
jprincipalId
プリンシパル項目でチェックをつけたプリンシパルの主キー(数値)を格納するテーブル juser$jprincipal_id が用意されます。
○
最終ログオン日時
lastLogonDate
最後にログオンした日時が記録されます。
○
アバター画像
avatarImage
アバター画像ファイルが格納されます。
○
ログオンルール
rule
IPアドレスによるログオン制限を行う場合に利用します。juser$rule。
○
プリファレンス
(項目IDは不可視)
"メニュー > 共通処理 > プレファレンス" で設定したものが格納されます。内部では juser$preference_item テーブルが用意されています。
-
項目を追加する
実行例
定義方法
「メールアドレス」項目を用意しました。項目IDは「mailaddress」とします。検索と一覧もそれぞれ有効にします。
「メールアドレス」項目は文字列型ですが、メールアドレス属性を付与しておきます。
注意
juserモデルを変更するとテーブル構造が変わります。ビルドの前にWagbyアプリケーションを起動していた場合は、停止させてからビルドを行ってください。
アバター画像
アカウントごとにアバター画像を設定することができます。
アカウントの新規登録(または更新)時に、アバター画像ファイルを登録します。ファイル形式は png としてください。
登録すると、自動的にサイズが 25x25 ピクセルに縮小されます。
ログオンすると、アバター画像が表示されます。
仕様・制約
- juserモデルは性質上、カスタマイズできる範囲は制限されています。特に認証・認可に関わる部分は修正することができません。それでも、いくつかの項目を拡張することはできるようになっています。
- juserモデルは他の多くのモデルから参照されます。例えばワークフローやジョブ機能ではjuserのuserid項目を格納する項目があります。運用開始後にjuserモデルの変更を行う場合は、既存データの変換を行う必要が生じる可能性がありますので、ご注意ください。
外部システムから直接、juser テーブルに値を設定する場合
- アカウント (userid) 項目は主キーであるため必須です。
- 所属グループを指定する場合は、juser$jgroupid テーブルへ値を登録してください。グループの主キー(数値)を格納します。
- プリンシパルを指定する場合は、juser$jprincipal_id テーブルへ値を登録してください。プリンシパルの主キー(数値)を格納します。