基本構成

最終更新日: 2021年2月10日
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レイアウトの定義方法

ここでは下図のモデルを例に、レイアウトの定義方法を説明します。

図1 サンプルのモデル定義

画面レイアウトの設計は、モデル定義画面の「レイアウト」タブより行います。

図2 レイアウト定義のためのスクリーンエディタ
タブごとの説明は次の通りです。
Noタブ説明
1 検索 検索画面のレイアウトを編集するスクリーンエディタです。[後述]
2 一覧 一覧表示画面のレイアウトを編集するスクリーンエディタです。[後述]
3 詳細 詳細画面のレイアウトを編集するスクリーンエディタです。
ここで設定したレイアウトは登録・更新画面にも反映されます。このページで説明します。
4 リポジトリ 検索、一覧、詳細タブでレイアウトした情報は、すべてリポジトリに反映されます。リポジトリを直接、操作してレイアウトを定義することもできます。つまりレイアウト定義はスクリーンエディタもしくはリポジトリ編集の両方を行き来しながら設計できる、2-Way方式となっています。

デフォルトでは、各画面のモデル項目はモデル定義と同じ並び順で表示されるようになっています。

ビルドしたアプリケーションは図2と同じレイアウトが反映されます。

図3 ビルドしたアプリケーションの画面

スクリーンエディタの画面とアプリケーション画面の違い

スクリーンエディタは、各項目の「配置」を編集する画面です。
そのため、配色(CSS) や各種ボタン、そして項目の入力フィールド長など実際の見た目はビルドしたアプリケーションで確認します。

項目を横に並べる

複数項目をグルーピングし、横並びで表示するレイアウトです。
下図では、「顧客氏名」と「顧客カナ」項目が「個人情報」というグループとして横並びに表示されています。

図4 横並びの例

設定方法

  1. 「レイアウト > 詳細」タブを開き、左側の設定欄にある「グループ」の「追加」ボタンをクリックします。
    図5 グループの追加
  2. 「追加」ボタンをクリックすると、右側のレイアウト画面部にグループ(パネル)が用意されます。
    図6 グループが用意された
  3. レイアウト画面部のグループをマウスで選択します。
    選択すると、左側の設定欄にある「グループ」の詳細を入力できるようになります。
    図7 グループを選択する
  4. 設定欄の「ラベル」を変更し、Tabキーを押します。
    Tabキーを押すと、レイアウト画面部の名称が変更されます。
    ここでは「個人情報」というグループ名に変更しています。
    図8 グループ名を変更する(1)
    図9 グループ名を変更する(2)
  5. レイアウト画面部に配置された項目およびグループは、ドラッグ&ドロップ操作で配置場所を移動できます。
    「個人情報」グループをドラッグ&ドロップで上部に配置します。
    図10 ドラッグ&ドロップで配置を入れ替える
  6. 「顧客氏名」と「顧客カナ」項目をドラッグ&ドロップで「個人情報」グループ内に配置します。
    図11 項目をグループ内に配置する(1)
    図12 項目をグループ内に配置する(2)
    図13 項目をグループ内に配置する(3)
  7. 再び「個人情報」グループ全体をマウスで選択します。選択すると左側の設定欄が有効になります。
    図14 グループを選択する
  8. 「並び方向」を「横」に変更します。表示比率は自動で設定されます。
    (自動で設定されない場合は、手動で表示比率を設定してください。合計値が100%になるよう設定します。)
    図15 並び方向と比率を指定する(1)

    ワンポイント

    Wagbyの項目配置は絶対座標ではなく、比率で設定します。

    重要

    表示比率が未設定のときは縦並びとして解釈されます。表示比率の設定を忘れないようにしてください。

  9. 表示比率を入力してTabキーを押すことで、レイアウト画面に反映されます。
    図16 並び方向と比率を指定する(2)

スクリーンエディタの設定内容を保存する

左側の設定欄の上部にある「レイアウト設定保存」ボタンをクリックし、編集内容を保存します。
この操作により、リポジトリに反映されます。

重要

「レイアウト設定保存」ボタンをクリックせずに他の画面に切り替えた場合、これまでの編集内容は破棄されます。ご注意ください。

図17 レイアウト設定を保存する

項目を縦に並べる

項目を縦に並べた例を図20に示します。

図18 項目の縦並び

設定方法

先述の横並びの設定と同じようにスクリーンエディタ上でグループをクリックし、グループの並び方向を「縦」とします。
縦並びの場合、表示比率は無視されます。

図19 並び方向の指定

ワンポイント

並び方向のデフォルト設定は「縦」になっています。

横並びと縦並びを組み合わせる

縦並びのグループと横並びのグループを組み合わせて、下図のようなレイアウトにすることができます。

図20 横並びレイアウトと縦並びレイアウトの混在

画面サイズを変えてみる

画面レイアウトは比率で設定するため、画面サイズを拡大・縮小してもレイアウトイメージは変わりません。

図21 Webブラウザの画面サイズを小さくした例

ワンポイント

このため、異なる画面解像度のPCやタブレットで閲覧しても、ほぼ同じ画面イメージで操作することができます。

隠し項目の扱い8.5.2

隠し項目の設定は詳細画面と登録・更新系画面でそれぞれ用意されています。

更新系、詳細画面両方とも隠し項目の場合(以下の条件に合致する)にのみ「レイアウト>詳細」設定画面の隠し項目欄に配置されます。

  • 「入力制御>隠し項目」の全画面か、登録、更新、コピー登録の全てがチェックされている。
  • 「出力制御>詳細画面>共通」の隠し項目にチェックされている。

更新系、詳細画面どちらか一方のみ隠し項目設定されている項目は、項目が薄く表示されます。

配置されている項目を隠し項目欄へドラッグアンドドロップする

レイアウト設定画面に配置されている項目を隠し項目欄へドラッグアンドドロップしてレイアウトを保存すると、次のようになります。

  • 「入力制御>隠し項目」の全画面がチェックされます。
  • 「出力制御>詳細画面>共通」の隠し項目にする、がチェックされます。
  • レイアウト名、表示順がクリアされます。

隠し項目欄に配置されている項目をレイアウト設定画面へドラッグアンドドロップする

レイアウト設定画面の隠し項目欄に配置されている項目をレイアウト設定画面へドラッグアンドドロップしてレイアウトを保存すると、次のようになります。

  • 「入力制御>隠し項目」の全画面、登録、更新、コピー登録が解除されます。
  • 「出力制御>詳細画面>共通」の隠し項目にする、が解除されます。

ドラッグ&ドロップ操作について

ドラッグ&ドロップがうまくいかない場合

スクリーンエディタ上でドラッグ&ドロップの操作がうまく行えないときは、ドラッグ後、一度領域の外に出してから置きたい位置へドロップすると移動できます。

ドラッグ&ドロップ操作のコツ

複数のグループを作成後、グループを移動する場合

グループをドラッグし、他のグループの上を通過するとグレーの枠線内のエリアがドロップ可能なエリアと認識されなくなり、ドラッグしているグループのアイコンが赤になります。
アイコンが赤色の時はドロップできません。
この場合も上記と同様に、ドラッグしているカーソルを一度枠線の外に出してから戻すとグレーの枠線内が黄色で表示されるようになります。
あわせて、ドラッグしているグループのアイコンがドロップ可能であることを示す緑になります。

項目を追加したときの対応

すでにレイアウトを調整したモデルに新たに項目を追加・削除したとき、追加した項目はレイアウト未設定のため標準では画面の最下部に配置されます。

項目の追加や削除を行ったときは再度、レイアウト設定画面を開き、項目を適切に配置したあと「レイアウト設定保存」ボタンを押してください。

注意

繰り返しコンテナ項目を追加した場合、レイアウトによってはコンテナの表示が崩れる場合があります。これは追加された項目がレイアウト上、画面の最下部に配置されるため、繰り返しコンテナ部が見た目上、分断されるためです。

上記説明の通り、レイアウト設定画面で「レイアウト設定保存」ボタンを押すことで適切に配置されます。